中世ヨーロッパ風の世界が舞台。
異世界なのでファンタジー要素もある。
平民として、日本人としての常識が基本のマインに貴族の常識を教えていってくれる神官長フェルディナンド。
高い魔力をトロンべ討伐の際に大勢に示したことで、その能力・知識を独占しようとマインを拉致する企みも出て来て、彼女を狙う貴族から逃れるために、神殿に籠ることになった。
後々のキーマン、ジルヴェスターも登場。
あと、アニメ化もしている。
読んだ本のタイトル
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いⅢ」
著者: #香月美夜 氏 イラスト: #椎名優 氏
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あらすじ・内容
騎士団の前で強大な魔力を見せつけたことで、マインは貴族の間で注目を集めていた。だが、我関せずとばかりに、本を作る情熱は高まるばかり。より多くの人々に安価で本を届けられるよう、印刷技術を向上させていく。その結果、マインの利用価値を狙う者が出現。危険を察知した神官長は、彼女を神殿に匿うことにする。家族と離れた、マインの長い冬籠り生活が始まるのだった。誰もが本を読める世界へ――。その始まりを告げる「金属活字」の完成。厳しい寒さを乗り越え生まれる、マイン一家の新しい「命」。春の訪れと共に、今後の未来を予見するビブリア・ファンタジー転換の章! 書き下ろし番外編×2本収録!
感想
この頃から守護騎士のダームエルが側に付いて居たんだな。
ただ、会話は平民と貴族って感じ。
次の部、「領主の養女」の時には会話が全く反対になってしまうからなかなかに面白い。
それに、マインを養女にする。
自称青色神官ジルヴェスターも出て来た。
何気に孤児院の子供達と上手く付き合えるのが、、
彼の精神的幼さが垣間見える。
本ではマイン工房の長として印刷技術の確立に動く。
繊細な金属加工が得意な鍛冶師ヨハンのパトロンになり金属活字を作らせ、印刷技術を100年くらいワープさせて本の量産化の技術が揃い出す。
そこで大興奮したマインが「グーテンベルク」と称号をヨハンに贈る。
活版印刷を発明した偉人ヨハネス・グーテンベルクに由来するらしい。
(wiki調べ)
そんなマインをめぐって、神殿長を中心に貴族達が胎動する。
領地の魔力不足で平民でありながらも豊富な魔力を持つマインを拉致しようと暗躍する者も出てくる始末。
下町は危険なので、神殿に籠るしかなくなったマイン。
元々、家族を大切にするために貴族を避けて青色神官になったマイン。
その決意も虚しく、残り2年で貴族の養女になるしかないことが決定。
結局は貴族になるしかないのね。
でも、神殿長に捕まるよりも遥かにマシなのが、、、
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同シリーズ
本好きの下剋上 シリーズ
兵士の娘
神殿の巫女見習い
領主の養女
貴族院の自称図書委
女神の化身
その他フィクション
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