中世ヨーロッパ風の世界が舞台。
異世界なのでファンタジー要素もある。
第一部。
日本で本の虫だった女子大生が、地震で本の下敷きになって死亡(多分)
次に目覚めたらファンタジーな世界の下町の門番兵の娘として目覚める。
貧しく、衛生面も最悪。
身体は魔力が大きいせいで貧弱。
チョット作業したり、興奮したらぶっ倒れる始末。
さらに彼女に必須アイテム本が高価で手が出ない。
なら創れば良いじゃないかと、、
そんな彼女は幼馴染のルッツと共に紙を作り、髪を綺麗にするリンシャン、髪飾りの製法をべノン商会に売り、紙作りの支援を受けて紙の量産体制を作ろうとしたが、彼女の魔力が身体を蝕み瀕死になってしまう。
本来なら貴族に隷属して延命するのだが、それを良しとせず大好きな家族と過ごし死ぬ事を決意したが、、
神殿で図書館を見付けた結果、神殿の巫女見習になる事を決意。
そこで平民である事がアダとなり、孤児と変わらない灰色巫女見習になる処だったが余りにも高圧的に言う神殿長にブチギレ、魔力で威圧して昏倒させ灰色巫女見習案は却下。
交代で出て来た神官長と交渉の末、貴族と同じ青色巫女見習として、通いで神殿に入る事が決まる。
第二部。
神官長直属の神殿の青色巫女見習として神殿に通う事になったが、下町との常識が違い過ぎた。
神官長、神殿長に付けられた側仕えとの常識の擦り合わせに苦労する。
さらに神殿の部屋が無いので欲しいと神官長に言ったら、孤児院の院長室を与えられたのだが、、
その孤児院の過酷な飢餓状況を知り、孤児たちに食べ物を自己の力で獲得する事を教え、さらに自身でお金を稼ぐ方法、紙作りを教える。
何気に孤児院の孤児達を本作りに巻き込み、絵を描くのが上手い灰色巫女を側仕えに追加して、遂に絵本を完成させる。
順風満帆と思ったのは束の間、神官長と共に騎士団の要請で赴いたトロンベ討伐の際に、貴族の目の前で貴族達を遥かに超える魔力を持ってる事を知られてしまい、拉致られそうになる。
それを恐れて神殿に籠っていたが、他領の貴族が神殿にまで押し入って来た。
その貴族を手引きしたのは、マインに威圧されて気絶させられた事を恨んでいる神殿長だった。
何とか撃退したのだが、、
平民が貴族を攻撃したと言われて、正式に拘束されそうになる。
だが、以前お忍びで来た領主に渡された、養女になる契約に印を付けた事によりマインは貴族になっていた。
その結果、神殿長は公文書偽装で極刑。
マインはローゼマインとなり神殿長に就任する。
そして、第三部。
貴族のローゼマインとなったが、いきなり領主の養女にはなれなかった。
上級貴族のカルステッドの第三夫人(故人)の娘という事にして、神殿で密かに育てられていた事にした。
そんな経歴を携えてローゼマインは領主の養女になった。
でも、貴族の世間は神殿とも下町とも違っており特に貴族のご婦人方と上手くやって行けるかは不安材料だったが、、
フェルディナンドをダシにして、お茶会を了解してリサイタルを開催。
さらに、フェルディナンドの肖像画を印刷してパンフレットを作成。
結果、貴族のご婦人方の心をガッチリ掴んでローゼマインは貴族社会で確固たる地盤を得る。
貴族として初めての冬。
冬籠りの部屋で一緒になった子供達に絵本とカルタを与えて無自覚に勉強をさせる。
それは歳上の学院生達よりも神の名前限定だが、、
読んだ本のタイトル
#本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女Ⅳ」
著者:香月美夜 氏
イラスト:椎名優 氏
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あらすじ・内容
春は恋が芽生える季節!ローゼマインの側近や専属達が何だか色めき立って、衣装を作ったり、お披露目したりと華やいだ様子。
神殿の工房では新しい印刷機もついに完成し、本作りは広がりを見せていく。絵本に、楽譜、騎士物語等、様々な本を販売するにまで到った。
今後の領地内における印刷業の拡大を見据え、まずは製紙業を広げることに。ローゼマイン一行は紙の作り方を教えたり、新素材の研究をするため、イルクナーへ向かう。
少しずつローゼマインを取り巻く環境が改善される一方、現領主の姉が来訪したことで、エーレンフェストには不穏な空気が流れ始めるのだった。
第三部完結へ向けて貴族達の想いが交錯する、ビブリア・ファンタジー転変の章!
大増書き下ろし番外編2本+椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!
感想
ハリセン製造、水汲みポンプ作成。アンゲリカの説教剣(cvフェルディナンド)爆誕。
ブリギッテの実家、イルクナーは紙の生産拠点として重要になって来た。
マイン工房イルクナー支店も発足。
そして、他領からはエーレンフェストの元領主候補で、アーレンスバッハの第一夫人ゲオルギーネの来訪によって、没落したエーレンフェストの元第一夫人派閥が息を吹き返す。
その派閥の1人、青色巫女見習いのマインの護衛を放棄し、傷を負わせた罪で処刑されたシキコーザの母親が暗躍し始める。
そして、その派閥はエーレンフェストを混乱させ、アーレンスバッハのゲオルギーネに戻って貰おうと暗躍する。
その派閥達に育てられたヴィルフリートが、あまりにもおバカ過ぎて、ゲオルギーネの暗躍に助力してローゼマインのハリセンが炸裂する。
それに頭を抱える領主夫婦達。。
何気に気苦労が多い。
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同シリーズ
本好きの下剋上 シリーズ
兵士の娘
神殿の巫女見習い
領主の養女
貴族院の自称図書委
女神の化身
ハンネローレの貴族院五年生
その他フィクション
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