どんな本?
フェルディナンドが旅立ったエーレンフェストの冬は重い。騒乱を好む「混沌の女神」のようなゲオルギーネに関する密告があったことで粛清が早められた。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身1」
一方、貴族院の三年生になったローゼマインは喪失感を振り払うように、忙しく動き回る。寮内では旧ヴェローニカ派の子供達が連座を回避できるように説得し、院内では領主候補生の講義初日が開始。文官コースの試験に、新しい上級司書との出会い、専門コースの専攻など、一年前とは立場も環境も激変した日々へ突入していく。
次第に「らしさ」を取り戻す中、神々のご加護まで大量に得て、ますますローゼマインの暴走は止まらない!?
「わたしの本好きウィルス、皆に広がれ!」
読んだ本のタイトル
#本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身3」
著者: 香月美夜 氏
イラスト: 椎名優 氏
あらすじ・内容
ダンケルフェルガーとのディッター勝負で倒れたローゼマインが目を覚ます。諸問題は解決したものの、乱入した中央騎士団にトルークを使われた可能性が浮上した。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身3
その対応は大人達に任せつつ、本人は領地対抗戦の準備に取りかかる。様々な領地や王族との社交が次々と始まるのだった。
けれど、ローゼマインの心はどこか落ち着かない。それもそのはず。対抗戦の夜にフェルディナンドがエーレンフェストのお茶会室に宿泊予定なのだ。
「わたくし、フェルディナンド様を全力でお迎えします!」
待ちわびた再会に成人式の奉納舞と、イベント目白押しで相変わらずの大激走!
前巻からのあらすじ
ダンケルフェルガーとの嫁とりリッターでの決闘。
賞品はローゼマインとハンネローネ。
ダンケルフェルガーが勝ったらローゼマインがダンケルフェルガーの跡取りに第一夫人として嫁ぎ。
エーレンフェストが勝ったらハンネローネがエーレンフェストの跡取りの第二夫人として嫁ぐ事になる。
本人そっちのけで盛り上がるリッターだが、、
下馬評はダンケルフェルガーの圧倒的有利。
実際にリッターが始まったらダンケルフェルガーの猛攻にエーレンフェストは防戦一方。
ローゼマインの前まで相手が攻め寄せて来て、側仕え達も気絶してしまった。
そんな時、、
感想
ダンケルフェルガーとの嫁取りリッターで、回復薬を大量摂取したせいでローゼマインは寝込んでしまう。
肝心のリッターの結果は、、
エーレンフェスト:
「第三者が介入した時点でリッターは中止。」
ダンケルフェルガー:
「何が起ころうと、神聖な勝負は勝負。
こちら側の宝(ハンネローネ)がエーレンフェスト側に行ったのでダンケルフェルガーの負け。」
お互いの認識に齟齬があるせいで、領地対抗戦の際にダンケルフェルガーの婦人との茶会を設けるのだが、、
誓約書がダンケルフェルガー側から突然出て来たりと、エーレンフェストとの認識の差がより深刻になり。
しかも、それをエーレンフェストに伝えていないと第一婦人が知ると、、
キレた。
そのせいで、ダンケルフェルガーの嫡子であるレスティラウトが作成した絵が没収されて、エーレンフェストに譲られる。
それに意気消沈するレスティラウトが哀れ。
それ以外の領地対抗戦では、アーレンスバッハのディートリンデが展示している。
ライムント作成の録音する魔導具を埋めたシュミルのヌイグルミを欲しがり、周りが遠回しに遠慮しろと言ってるのに気が付かない。
それで譲るのだが、、
そんな時に、展示しているシュミルからローゼマインの本の宣伝が流れてアーレンスバッハの展示で、エーレンフェストのCMが流れてしまう騒動が起きてしまう。
領地対抗戦の晩にフェルディナンドがエーレンフェストへの束の間の帰還。
ローゼマインと調合をしたり、マットレスの長椅子で寝たりしてリラックスする。
最後にマインとリヒャルダに「ありがとう」って言って去って行く。
もうそう簡単には会えないフェルディナンドとの束の間の再会。
リヒャルダも涙目。
そんな別れをしてアーレンスバッハ側に行くと、、
ディートリンデがワガママ放題。
卒業式の舞でピカピカになる酷さにドン引きするが、、
それを見た中央の神殿の者が、ディートリンデがツェントの資格を持つと言う。
あの頭が残念な令嬢が、ツェント?
どんな悪夢だそれ?
それで余計に増長するディートリンデがまた、、
王族を伴侶にすると言ってるのが何とも頭が軽い、、
最後の方では、ヴィルフリートは側近達の言葉に踊らされて変な方向に話が向かって行く。
元々がヴェローニカに育てられるからな、、
情報の取得の仕方、分析がずさん過ぎる。
何でそうなるのか。。
でも、ジルヴェスターもそうだったんだよな?
凄く似てるし、、
ならエーレンフェストのアウブは大丈夫か?
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
本好きの下剋上 シリーズ
兵士の娘
神殿の巫女見習い
領主の養女
貴族院の自称図書委
女神の化身
その他フィクション
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