どんな本?
『Dジェネシス ダンジョンが出来て3年』は、之貫紀 氏による日本のライトノベル。
この物語は、世界各地に「ダンジョン」が出現してから3年後の世界を描いている。
主人公の芳村は、元々は社畜として働いていたが、ある偶然からダンジョン探索者の世界ランキング1位になる。
彼は退職し、ダンジョンに潜ることを決意するが、手に入れた未知のスキルに振り回され、ダンジョン攻略の最前線に関わることになる。
この作品は、投稿小説サイト「小説家になろう」で2019年6月1日から投稿が開始され、その後KADOKAWAのエンターブレインレーベルより2020年2月から刊行されている。
また、『月刊コンプエース』で平未夜 氏の作画により漫画化され、連載が開始されている。
読んだ本のタイトル
Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 08
著者:之貫紀 氏
イラスト:ttl 氏
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あらすじ・内容
神聖な木を守り 森を支配する偉大な王 VS ダンジョン初心者な研究員!
代々木ダンジョンの21層で不思議なオレンジを手に入れたDパワーズ。
Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 08
研究者・佐山は、その調査のためにDパワーズに同行を依頼する。
再び訪れた21層で、森の奥にあった特別な木の枝を折ってしまった佐山は、図らずもエリアボスの標的となってしまう!
佐山を助けるべく芳村と三好が考えた方法とは――
備忘録多めの感想
表紙は四角い人こと斎賀課長と、Dパワーズ専任の鳴瀬女史。
場所はJDAのオフィス?
シーンは、電話は三好からかかって来て斎賀課長が顰めっ面してるのかな?
鳴瀬姉妹で彼女の方が姉ってのが意外だった。
女優の斎藤涼子が新しいドラマの役作りためにピアノを学ぶ事となった。
彼女は音大の准教授、中路郁子にピアノの基本を学が、楽譜を読めないにも関わらず、見た演奏を完璧にコピーする特異な才能を発揮。
ただ、ペダルを踏んでる所を見てなかったので何か違和感がある。
それでも、一回演奏する姿を見ただけでミスした所まで完全にコピーしてしまった。
ピアノを弾くために一所懸命やっていた中路からしたら、斎藤という存在が恐ろしく感じてしまった。
一方で、Dパワーズはダンジョンで収穫したオレンジの調査を農研機構にお願いしたら。
調べる者によって調査結果が変わってしまう。
再現性のない検証に郷をにやした農研機構は、ダンジョンにオレンジを回収するために。
農研機構の研究者、佐山が農研機構から派遣される事となった。
彼を連れてオレンジを発見した21階層まで護衛をしながら潜って欲しいと依頼され。
その佐山と契約を結ぼうしたが、Dパワーズの依頼料が異様に高額で。
さらに守秘義務の金額がバカにならないほど高かった。
潤沢な予算が無い機構が依頼を取り下げようとした時。
WDAのアーガイル博士が乱入して来て、彼の提案により代金をアーガイル博士が持つ事で21階層までの護衛依頼が決まる。
そして、Dパワーズ、農研機構の佐山。
WDAのアーガイル博士とその秘書のシルクリーと潜るのだが、、
アルスルズが自動的にモンスターを狩るため、ピクニックのような気軽なダンジョンウォークとなってしまった。
そんな状態で、Dパワーズとそのメンバーたちは、ダンジョンの8層で豚串を購入し、10層でカヴァスたちの活動に注目しながらダンジョン内を気軽に進む。
また、代々木ダンジョンの18層が観光地化していた。
ここでアーガイル博士とシルクリーが記念撮影を楽しんでいたりもする。
そうして21層に到達し、湿地帯にある美しい風景を楽しみながら釣りをしたりと観光地のようにバカンスをする。
佐山はオレンジの枝以外にも好奇心旺盛に彼方此方調べ回ってダンジョンから地上に帰還して依頼は終わる。
そして、佐山がダンジョン内で採取したオレンジの木が一夜にして巨木に成長し、チェーンソーで切っても再生(リポップ)する現象が起こる。
この現象は農研機構やダンジョン庁の関心を集め、ダンジョン種による侵略行為としての扱いが議論される。
つくば市で魔結晶が消失する事件が起こり、近所の農家のミカンが季節外れに実り。
収穫するとリポップする事も確認された。
その現象に、ダンジョン庁や農水省の職員達が動き出す。
ダンジョン庁の職員、名塚なつかと農水省の三橋は、この問題に対処するために現地を訪れ。
彼らは食品衛生法上では扱いが難しいこの現象に対し、原発事故時の食品出荷制限のようなフレームで処理する案を有力視していた。
最終的には雅尊みかん園に自粛要請を行い、収穫禁止を求め。
名塚は三谷に、みかんの収穫が魔結晶の消失と関連があることを説明し、収穫続行が窃盗の容疑になる可能性があると警告した。
農研機構の佐山は、異常なみかんの枝について相談しにDパワーズの事務所を訪れた。
接ぎ木された枝が日本中に配られ、大量の実を短時間で生産する可能性があり、京都の木津川で魔結晶が消失したことが判明。
これが農業や経済に大きな影響を与える可能性があることが話され、どのように対応すべきかが議論される。
ダンジョン管理課は、セーフエリアと大学入試の二次試験に関連する事務で忙しく動いており、黒いモンスターに関する多くの通報を受けたが、Dパワーズが21階層に向かっていると知る、斎賀課長は黒い影は大きい犬だと言い張り、混乱を回避しようとする。
アルスルズが世間にデビュー!
Dパワーズ一行は、ダンジョンの十八層に到達し、佐山が森の王との最終戦に臨む。
彼は森の王との一騎打ちに備え、三好が設置した兵器「桃ちゃん」という装置を使用して森の王の動きを制限しようとする。
佐山は緊張しながらも、森の王を足止めするためにリモコンを操作し、計画通りに行動する。
戦いが進む中、佐山はRPG-7という武器を使用し、森の王にダメージを与えることに成功。
しかし、森の王は頑強で、佐山は限界まで追い詰められる。
その緊迫した状況の中、佐山は意を決して、最後のリモコンを押し、森の王を黒い光に還元した。
この勝利により、「Rex Mortuus Est, Vivat Rex(王は死んだ、王に栄あれ)」という言葉が響き渡り、新たなる王の誕生を告げた。
佐山は新しい王として認められ、彼の魂は森を守る存在となる。
最後に、彼がこれからどのような生活を送るのか、彼の行く先が新たな森となるのかという疑問が提起され、物語は終わる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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