小説【モン肉】「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2 」感想・ネタバレ

小説【モン肉】「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2 」感想・ネタバレ

どんな本?

『モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件』は、異世界ファンタジーの物語である。
物語の主人公は、ファルーン国の王子であるマルスである。
彼は城の食事にが盛られていることを恐れ、城を出て森でモンスターを狩り、その肉を食べる生活を送っていた。
ある日、彼は赤髪の美女カサンドラと出会い、彼女の弟子となる。

物語は、マルスがカサンドラの指導の下、剣術や魔法を学びながら、モンスターの肉を食べることで成長し、毒への耐性を身につけていく様子を描いている。
彼は徐々に力をつけ、王位を巡る陰謀に巻き込まれながらも、持ち前の勇気と知恵で困難を乗り越えていく。

物語の魅力は、ユニークな設定と多様なキャラクターである。主人公マルスの成長物語や、彼を取り巻く仲間たちとの絆、そして権力を巡る策略や陰謀が、読者を惹きつける。
剣と魔法の世界での冒険と、モンスターとの戦いが繰り広げられ、緊迫感と興奮に満ちた展開が楽しめる作品である。興味を惹かれる方には、一読の価値があると思える。

読んだ本のタイトル

モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2
著者:駄犬 氏
イラスト:  氏

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あらすじ・内容

大国撃破の熱狂が冷めやらぬファルーン王国。
そこにドルセンが誇る五天位の一人、「狂乱の皇女」カーミラが単身乗り込んできた。
その眼前に立ちはだかったハンドレッドの剣術指南役・ヤマトは、戦いの最中に「この方はマルス王が娶るのがふさわしい」と思いつく。
当然の如くマルス以外の意見は全員一致し、フラウとカーミラによる「正妃の座をかけた頂上決戦」の舞台は着々と整っていくのであった――。

モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2

感想

主人公マルスが治めるファルーン王国は、大国ドルセンを打ち破った後、その熱狂に包まれていた。
しかし、そんな中、ドルセンの五天位の一人でドルセンの皇族でもある「狂乱の皇女」カーミラが、単身でファルーンに乗り込んでくる。
彼女の目的は、マルスを斃して、ファルーン王国の征服であった。

だが彼女の前に立ちはだかったハンドレッド4位のヤマトに敗北したカーミラは、外交を考えてマルスと結婚することなり。
正妃フラウとその座をかけた戦いを繰り広げることになったが、敗北して第二妃となりフラウを”お姉さま”と呼ぶようになる。

その後の生活は、彼女にとって過酷であったが、素養があったせいか、次第に彼女はファルーンの風土に染まり、力こそがすべてであるという価値観を受け入れていった。
また、カーミラは戦いに敗れたが、その経験を通じて成長し、彼女の提案により新たな妃を増やすための武闘会が開催されることとなった。

この武闘会では、多くの妃候補が集まり、力を競い合った。
その中で、師匠カサンドラが登場し、ファルーン王国の第三妃に選ばれるという突飛な展開を迎えた。
カサンドラは、強力な剣士であり、その力を持ってフラウ、カーミラを抑えて妃の中で1番強い立場となる。
ちなみに年齢差は白竜との戦闘で氷漬けにされていたせいで、歳を取っていない。

一方で、ドルセンではクーデターが起こり、たまたま普通の肉を食べに行ったマルスはその渦中に巻き込まれてしまう。
彼は反乱軍に対して戦い、最終的にはドルセン王を救出するが、王は逃亡中に怪我が元で命を落としてしまう。
亡くなる間際、ドルセン王はマルスに王位を託し、カーミラの子を次期ドルセン王に指名して。

物語の終盤、マルスはファルーンでの統治を続けながら、新たにドルセンの統治も手掛けることになった。
彼はカーミラとの間に生まれた子供を育てつつ、ファルーンとドルセンの繁栄はガマラスに丸投げして、脳筋なハンドレッドを相手に無双する日常に戻る。
食生活は改善されず、相変わらず生肉を食しているが。

そんな中、宗教色の強い国がマルスの食生活が悪魔的だと圧力をかけるようで、マルスの安寧はまだまだ先だと思われる。

この物語は、力を追求する者たちの葛藤や、異なる価値観を持つ者たちが共存するための試みを脳筋に力で解決する様が描いている。

力を持つ者たちが更なる力を求め、モンスターの肉を食い。
その先駆者であるマルスが、絶大な力で秩序を築き上げ。
その過程を追いかけながら、ファンタジー世界での群雄割拠が繰り広げられていく。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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フィクション(novel)あいうえお順

備忘録

Prologue

カーミラという女性が豪華な馬車に乗っていた。その馬車の装飾は過剰で、彼女は悠然とくつろいでいた。彼女は侍女にファルーンについて尋ね、力ある者が王位に就くのは当然であると語った。カーミラはファルーンのハンドレッドを侮り、噂を信じなかった。彼女の性格は悪く、暴君的な強さを持っていた。カーミラはファルーンの王城に向かっており、馬車は進み続けた。

CAPTCHA.1 MAD QUEEN

1.ヤマト

ヤマトという男がハンドレッドに参加していた。彼は30歳近くで、ハンドレッド内では年長であった。元々はファルーンの田舎で剣術を教えていたが、ハンドレッドに興味を持ち王都に来た。年齢のためモンスターの肉に慣れるのに時間がかかったが、努力の末ランキングを上げ、剣技の知識と教える能力が高いことから「先生」と呼ばれていた。ヤマトは剣技を習得する才能を持ち、マルスに信頼されていた。彼はマルスの野心を支持し、彼を世界最高の剣士にすることを目標とした。

2.カーミラ

カーミラは白いドレスをまといファルーンの王都を歩いていた。ゼロス王の政変後、貴族が街から消えたため、彼女は異彩を放っていた。カーミラはゼロス王に会うために城へ向かい、ドルセンの五天位の一人であると名乗り、力を試すために来たと語った。彼女は扇子を振り騎士たちを吹き飛ばし、城内に入った。彼女は次々と騎士たちを倒し、青の騎士団団長ブレッドを打ち倒した。カーミラは王城を制圧し、ゼロス王と対面する準備を整えたのである。

3.狂乱の皇女

ブレッドは『ソニックブレード』で負傷したが、耐えた。カーミラの攻撃を避けるため、ヤマトが現れた。彼はカーミラの評判を知りつつ戦った。カーミラは怒り、攻撃を続けたが、ヤマトは防ぎ続けた。ヤマトはカーミラの欠点を指摘し、囚人用の腕輪を外し彼女を無力化した。ヤマトはカーミラを生け捕りにする命令を受けており、彼女を帰すつもりはなかった。カーミラは彼の実力を目の当たりにし、危険を感じた。

4.意外な処遇

カーミラは末の姫として王族であり、魔法と剣の才能を持ち、魔眼も持っていた。彼女は自分がドルセン国の王にふさわしいと考え、過大評価していた。戦場での独断専行と敵兵の虐殺から『狂乱の皇女』と呼ばれた。兄が王位を継ぎ、カーミラは五天位の地位を与えられた。彼女は不満を抱いたが支持者はいなかった。ファルーンとの戦争でドルセンが敗北し、カーミラはゼロスを倒してファルーンの王になることを目指した。彼女はヤマトに敗北し、彼の強さを悟った。

5.王妃の戦い

マルスはカーミラと結婚することを提案されたが、彼はフラウと結婚しており、カーミラの地位に問題があると考えた。ガマラスはカーミラを正妃にすることを主張し、彼女を「ドルセンの不良債権」と呼んでファルーンに引き取ることを提案した。ガマラスは結婚がファルーンとドルセンの関係を改善すると主張した。最終的にフラウとカーミラが正妃の座をかけて戦うことが決まった。フラウは勝利した場合、カーミラに「お姉さま」と呼ばせる条件を付けた。ドルセン王は驚き、マルスは状況を受け入れるしかなかった。

6.容赦のない女

カーミラとフラウの試合が始まった。フラウは落下したが体勢を整え、カーミラは魔力を帯びた日傘で攻撃した。フラウは雷撃で応戦し、カーミラの黒いドレスは魔法耐性があった。フラウは降参を拒否し、巨大なスケルトンドラゴンを召喚した。カーミラはドラゴンの攻撃を避けながら日傘で反撃し、最終的にドラゴンの頭部を破壊した。フラウは強力なサンダージャッジメントを放ち、カーミラは負けを認めて倒れた。フラウの勝利が宣言され、カーミラは「お姉さま」と呼ぶことを約束した。

CAPTCHA.2 Monster Selection Tournament

7.カーミラの晩餐

カーミラはファルーンに文化をもたらすことを決意し、食文化の改善に取り組んだ。彼女はドルセンから料理人を招き、宮廷料理人にする計画を立てた。初めての夕食でモンスターの生肉が供され驚き、オグマから強制されて食べた。彼女は体調を崩し、食文化の改善を決意した。マルスは彼女の意見に賛同し、人間らしい食事を望んでいた。彼はカーミラがこの国の食文化を変えてくれることを期待し、彼女を励ました。

8.カーミラの生活

カーミラはファルーンに嫁いでから過酷な日々を送っていた。毎食モンスターの肉を食べさせられ、体調を崩していた。夜の務めをこなしつつ、魔獣の森での鍛錬にも挑んだ。彼女は死に物狂いで戦い抜き、成長を実感しながらも過酷な生活に直面していた。彼女は王を意のままに操ろうとしたが、失敗した。ヤマトとの戦いで成長を感じつつも、彼の強さに圧倒され、敗北した。カーミラはこの過酷な生活に直面し続けることとなった。

9.美味しく食べよう

カーミラはファルーンの食事の改善を提案した。彼女はモンスターの肉を調理すべきだと主張し、オグマたちは反対した。ルイーダの支援を受け、料理人ザブロと共にモンスターの肉を調理した。数か月後、カーミラは料理をマルスに試食させようとしたが、オグマが拒んだ。最終的にザブロの料理はファルーン全土に広がり、名物となった。カーミラの提案はファルーンの食文化の発展に貢献したが、マルスは普通の料理を食べることができなかった。

10.妃の条件

ファルーン国で新たな妃を選ぶ選考会が開催され、多くの妃候補が集まった。マルスは気まずさを感じつつ、師匠が参加していることに驚き、彼女に全財産を賭けることを宣言した。選考会は武闘会として行われ、ミネルバの質問により場の空気が凍ったが、カーミラが重力の魔眼で屈服させた。最終的に立ち上がった8名が選ばれた。マルスは城の裏手で師匠と再会し、彼女が結婚を望んでいることに戸惑った。

11.妃候補選考会

ファルーンの妃候補選考会が行われた。ミネルバ対レイアはミネルバが勝利し、師匠対ノーアでは師匠が圧倒的な力でノーアを降参させた。準決勝でミネルバと師匠が対戦し、師匠が勝利した。シーラ対カレンの試合ではシーラが勝利した。決勝で師匠がシーラを倒し、マルスの第三妃に決定した。マルスは師匠に逆らわないことを心に決めた。選考会後、カレンを除く他の候補はカーミラが召し抱え、直属の部隊が結成された。

12.カサンドラ

シーラは第四妃として迎えられた。カーミラは妊娠中でも部隊の鍛錬に力を注いでいた。師匠カサンドラはファルーンでの生活を楽しみ、ハンドレッドと練習試合を行った。魔獣の森の探索やモンスターの肉の普及について話し合い、ファルーンの地理的条件や文化が影響していることが示唆された。ドルセン国の弱体化が周辺諸国の動きを活発化させた。師匠はマルスに意味深な言葉を残し、彼の運命に関心を寄せていた。

13.シーラ

シーラはバルカンのガライの娘であり、剣術を学び双剣の技を身に付けた。彼女は冒険者となり、ドルセン国の五天位に誘われたが、家督を弟に譲ることを決意した。ファルーンの妃候補選考会に参加し、決勝まで進んだがカサンドラに敗北した。第四妃に選ばれたシーラは祖国のために善処しようと考えた。マルスとの結婚に戸惑いながらも、ファルーンの過酷な生活に直面していた。彼女はモンスターの肉ばかり食べさせられることに後悔していた。

CAPTCHA.3 Violence Solves Everything

14.ドルセンの政変

マルスはファルーンの食事に不満を感じ、ドルセンで肉料理を食べるため旅立った。ベルセの街では反乱が起きており、マルスは反乱軍を倒しドルセン王を救出した。王はマルスに感謝したが、マルスの目的は肉料理を食べることだった。彼はファルーンに戻り、カーミラにドルセンの政変を伝えた。カーミラは反乱を鎮圧するためパレス騎士団と共にドルセンに向かい、息子レオンを次期ドルセン王にしたいと希望した。マルスは複雑な思いを抱えながらも、それに応えることを決意した。

15.ベルセの街

ファルーン軍がカーミラの指揮のもとベルセに迫り、城壁の兵士たちは動揺していた。ジュウザが城壁に侵入し、抵抗する兵士たちを斬り捨て、ワンフーが城門を突破した。ゴドウィン伯が指揮するイーリス軍もファルーン軍に対抗しようとしたが、ヤマトに敗れた。ファルーン軍の強さを見せつけられ、アランのクーデターは崩壊した。ハンドレッドの存在はファルーンの強さを象徴し、新たな秩序を予感させるものだった。

16.ドルセン攻略

イーリス軍の援軍が王都ベルセに迫るが、オグマを含むハンドレッドが行く手を阻んだ。オグマの剣技と仲間たちの強さに圧倒され、イーリス軍は壊滅した。ドルセンのアランは玉座の間で防御を試みたが、カーミラに斬り伏せられた。カーミラは力によって王位を奪取し、その非情さと決断力を示した。彼女はファルーンでの過酷な生活を経て力を求め、その結果として王位に立った。力の支配が物語を支配し続けたのである。

17.会談

マーヴェ教国でイーリス王とバルカン王がファルーンの脅威を教皇に訴えた。イーリス王はモンスターの肉を食べることを強いられていると説明し、バルカン王はモンスターの軍団化を警告した。キエル魔道国のマトウ師はファルーンの危険性を提示し、教皇はファルーンを制約する方針を支持した。イーリス王はファルーン王を「魔王の疑いがある」とし、討伐軍の組織を提案した。教皇は賛同し、ファルーンへの圧力が高まることとなった。

Epilogue

マルスはベルセの街に入り、カーミラがドルセンの支配者として迎え入れられた。五天位にジークムンドを据え、街の住民たちは恐れて戸を閉ざしていた。ファルーンと同様の体制が導入され、イーリスとバルカンの軍は退却した。マルスはレオンを連れて訪れ、彼の戴冠式のために来た。カーミラはレオンにドルセンの指輪を渡し、マルスは彼が良い王になることを信じた。彼は普通の肉が食べられないことを心配していた。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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