どんな本?
ベル・クラネルに根差す
”始まりの英雄”の物語が遂に書籍化!
その主人公のアルゴノゥトが、こんなに道化だったのか、、
逃げ足の早いナンパ野郎で、皆んなの笑顔が大好きな男。
でもその笑顔の裏は、、
話が進めばわかるのかな?
読んだ本のタイトル
アルゴノゥト前章 道化行進 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚
著者:大森藤ノ 氏
イラスト:かかげ 氏
あらすじ・内容
『アルゴノゥト』
アルゴノゥト前章 道化行進 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚
『神の恩恵』など存在しなかった、古代初期を舞台にした物語。
今も数々の説話として受け継がれる、一人の男の英雄譚。歴代の英雄の中でも、圧倒的にひ弱で、冴えない英雄。しかし彼を『始まりの英雄』と呼ぶ者もいる。
何故、アルゴノゥトは『始まりの英雄』などと呼ばれるのか?
これは、とある滑稽な男の話。
不相応な望みを持ち、幾多の思惑に翻弄され、それでも愚者を貫いた一人の道化の物語。
さぁ、『喜劇』を始めましょう。
感想
ダンまちの登場人物、ベル、ティアナ、春姫が好きな物語。
ティアナがベルとミノタウロスとの一騎討ちを見てから呼ぶようになった渾名”アルゴノゥト”。
その物語が、、
ゲームのシナリオだったらしいが、その物語が文庫になった。
主人公のアルゴノゥトの見た目はベル・クラネルと同じ白髪に赤目。
性格はベルとは対極なメス兎に飛び掛かるオス兎のようなナンパ野郎だった。
本書では道化と呼んでいるが、、
これはそう装っているのか?
そんなアルゴノゥトの義妹のフィーナ。
血の繋がりは一切無いのに2人が兄妹となった関係は謎のまま。
どうやら2人で色々な村を転々としていたような事をフィーナは言っている。
そんな兄妹をある程度受け入れてくれていた村で、アルゴノゥトがドン・キホーテのように風車を相手に暴れても住民は苦笑いで済ませてくれた。
だが、王都で功績を上げた者を真の英雄と認めてくれると聞いたアルゴノゥトは王都へ旅立つ。
狼人ユーリ
その旅の途中で、ダンまちのベートのように、弱い者を蔑む狼人のユーリと出会うのだが、、
アルゴノゥトは人懐こくユーリに絡んで懐に入り込んでしまう。
でも、ユーリがフィーナを侮蔑したら文句を言うくらいのメリハリはある。
そんな3人は共に王都に向う。
かなりアルゴノゥトが足を引っ張っていたが、、
そして王都に行って英雄の選出を行う行事に参加するのだが、、
バトルロワイヤル
いきなり参加者全員でバトルロワイヤルをさせられる。
それをアルゴノゥトが避けタンクとなり相手を引き付け、フィーナが魔法を撃って襲ってくる連中を撃退する。
そんなアルゴノゥトを見て腹を立てたドワーフのガルムスが襲い掛かり、フィーナが魔法を放つがガルムスは倒れなかった。
そんなガルムスに付け狙われて襲われて続けたアルゴノゥトは、、
残りが10人になるまで粘って英雄候補となる。
残ったのは、アルゴノゥトとフィーナ、襲っていた故郷を取り戻すため英雄になろうとしているドワーフのガルムス。
同族を王都の庇護下に置くために英雄になろうとしている。
共に王都まで旅をした狼人のユーリ。
歌のネタを集めるために来たエルフの吟遊詩人リュールゥ。
男女どちらかわからない。
謎のアマゾネスのエルミナ。
そして残りは人族の4人組だった。
そんな10人に国王から”街に逃げた出した姫を見つけて来い”と言われてアリア姫と聞いたアルゴノゥトは容姿の詳細を聞かないで街に飛びてしまった。
近くにいた人族の4人組に聞いたらヘスティアの容姿を言うが、彼女はいまだ天界におり下界には居ない。
アリアとデート
そんな彼は運良く操作対象の姫アリアを発見する。
そうして、アリアと映画”ローマの休日”のようデートして街を歩く。
ついでに、アリアをワザと目立たせて追っ手の兵士達を誘導して彼女を宿命から逃がそうとしたが、、
彼等の前にアマゾネスのエルミナか現れた。
彼女は国王の配下だった。
そのエルミナの攻撃をやり過ごして逃げた。
そこにフィーナと合流して彼女を巻き込んで逃走するが、、
フィーナにアルゴノゥトがアリアを見ろと言うと、フィーナにとってアリアがど真ん中の好みだったらしくアリアを”お姉さま”と呼ぶようになる。
なかなかにこの兄妹は業が深いw
そんなアルゴノゥトは普通なら100を救うために1を切り捨てるのを1も救うと言う。
コレがどうも彼の信条のよう。
そうしてフィーナと共に逃亡しようとしたのだが、、
結局は包囲されて姫自身が自ら投降して終わる。
そして、アリアが父王に懇願してアルゴノゥトは無罪放免となったが、戦争に参加せよと父王から命じられる。
そうして戦場で王都が安全だと言われている将軍が暴れる。
将軍はミノタウロスだった。
そのミノタウロスは封印する鎖で縛られて操られていたが、そのミノタウロスを縛る鎖は王族の血を必要とする鎖だった。
現在、王族として残っているのは父王とアリア姫のみ。
そんな最後の王家の女性のアリアを父王は、ミノタウロスの生贄に捧げようとした。
それに恐れて震えているアリア姫。
そんな理不尽にアルゴノゥトは姫を生贄から解放しようとしてたら、、
父王から妨害されてしまう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
5期制作決定
ダンまち5期やります!!!
— 大森藤ノ (@fujinoomori) November 4, 2023
皆さん、本当にありがとうございます✨✨✨#ダンまち#ダンまち10周年#danmachi pic.twitter.com/DSMAotRoQq
同シリーズ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア
アストレア・レコード
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ
その他フィクション
Share this content:
コメントを残す