小説「凡人転生の努力無双 3 夏合宿編」 感想・ネタバレ

小説「凡人転生の努力無双 3 夏合宿編」 感想・ネタバレ

どんな本?

本作は、努力を重ねて凡人から最強へと成長する少年の痛快無双譚である。主人公のイツキは、幼馴染のアヤが魔法を使えなくなったことを知り、問題解決のために「夏合宿」へ参加する。そこで新たな魔法《共鳴》を習得し、アヤの魔法を封じた元凶と対峙する。数百年にわたるおぞましい計略に巻き込まれたアヤを救うため、イツキは古の魔法を操る敵と戦う。二人の絆が新たな魔法を呼び起こし、さらなる高みへと飛躍する物語である。

主要キャラクター
イツキ:主人公。赤ちゃんの頃から努力を重ね、凡人から最強へと成長する少年。
アヤ:イツキの幼馴染。魔法が使えなくなる窮地に陥り、イツキと共に問題解決に挑む。

物語の特徴

本作の魅力は、主人公イツキの絶え間ない努力と成長、そして幼馴染のアヤとの深い絆にある。二人の協力によって新たな魔法を生み出し、困難を乗り越えていく姿が描かれている。また、数百年にわたる計略や古の魔法など、壮大なスケールのストーリー展開も読者を引き込む要素となっている。

出版情報
• 出版社:KADOKAWA
• レーベル:電撃文庫
• 発売日:2025年1月10日
• ISBN:9784049159134
• 価格:770円(税込)
• ページ数:328ページ

読んだ本のタイトル

凡人転生の努力無双
~赤ちゃんの頃から努力してたらいつのまにか日本の未来を背負ってました~

著者:シクラメン 氏
イラスト:夕薙 氏

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あらすじ・内容

二人一緒なら、負ける気がしない。さらなる高みへ飛躍する《夏合宿編》!「実はね、私……魔法が、使えなくなっちゃったの」
 幼馴染のアヤが、窮地に陥っていることを知ったイツキ。
 問題を解決する糸口を探すため、2人は「夏合宿」へ!
 さっそく人を救う魔法《共鳴》を習得したイツキは、その力でアヤの魔法を封じた元凶に対面。
 彼女が数百年にわたって仕組まれたおぞましい計略に巻き込まれていることを知り――。

 アヤを守るためにイツキは敵と相対するが、老獪な《魔》の振るう古の魔法で絶体絶命に!?
 しかし2人の想いが新たな魔法を呼び起こす!

 努力を積み重ね凡人から最強へ至る少年の痛快無双譚。
 アヤとの絆でさらなる高みへと飛躍する、夏合宿編!

凡人転生の努力無双3 ~赤ちゃんの頃から努力してたらいつのまにか日本の未来を背負ってました~

感想

序章 答え合わせ

  • 面接官の質問:主人公は「人生の山と谷」を問われるも答えられなかった。
  • 平坦な人生:主人公は特別な経験や努力を欠いた自分の平凡さに気付く。

第一章 田舎に行こう!

  • 旅の目的地:イツキたちは寂れた町を訪れ、不審なモンスターの情報を得る。
  • 喫茶店での遭遇:黒いスーツのモンスターと対峙し、思考誘導魔法に苦戦。
  • モンスター撃破:イツキは魔法を駆使してモンスターを倒し、魔法の新しい手法に驚く。

第二章 共に鳴れ

  • 新築の家:イツキは東京で家族と新居に移り住む。
  • アヤの魔法の異常:魔力の循環が停止したアヤが専門家の調査を受ける。
  • 夏合宿の計画:イツキは「共鳴」を学ぶために合宿参加を決意。

第三章 一年生、夏

  • 富士山麓の合宿:イツキは共鳴の基礎「縁術」を短期間で習得。
  • アヤの異常:焦燥感からアヤの導糸が暴走し、彼女の体が覆われる異常事態に陥る。
  • 神域での共鳴:アヤを救うため、イツキは白雪先生と共に共鳴を試みる。

第四章 ジレンマ

  • 氷雪公女の精神世界:アヤの精神世界で氷雪公女と遭遇。
  • 氷雪公女の過去:村の破壊や自身の孤独な過去を共有し、イツキに祓いを頼む。
  • 共鳴の成果:契約魔法で氷雪公女をアヤと共存させる形に。

第五章 呪いの再誕

  • 蟲の正体と戦闘:ハルナガが蟲であることが発覚し、無限再生の力に苦戦。
  • 複合魔法の発動:「冰月」によりハルナガの力を封じ、最終的に祓うことに成功。
  • 新たな契約:氷雪公女との契約が成立し、アヤを守る存在となる。

断章 春霞

  • 少女の上京:東京への憧れから上京し、大学生として新生活を始める。
  • 掲示板の怪異:不気味な現象に巻き込まれるも少年に救われる。

幕間 夢の残り火

  • アカリの異常:アカリの正体がブリキのオモチャであることが判明。
  • イツキへの執着:過去の事件を背景に、イツキへの接触計画が進行する。

総括

イツキの成長と絆
物語全体(3巻まで)を通じて、イツキの成長が丁寧に描かれていた点が印象的。
前世では平凡で無力感に包まれていたイツキが、自分の限界を超えて努力する姿には心を動かされた。
また、アヤとの絆が深まり、一緒に困難を乗り越える展開は感動的であった。

氷雪公女の悲劇と希望
氷雪公女の過去が明かされるシーンでは、彼女が抱えてきた苦しみが胸に迫った。
特に、彼女が村を守るために耐え続けた姿には同情を禁じ得なかった。
その元凶であった祓魔師ハルナガ蟲としての正体を現し激闘の末、アヤとの共鳴で「冰月」という魔法を生み出し、ハルナガを討伐した時はホッとした。

合宿での成長と試練
イツキが合宿で共鳴の技術を習得し、実践でその力を発揮する様子は見どころである。特に、導糸を用いた魔法の描写は緊張感に満ちており、物語の世界観を深く感じられた。
また、アヤと氷雪公女が同調して魔法を使えるようになる展開には驚きつつも、彼女の成長を感じさせられた。

次巻への期待
物語の最後に残されたニーナのトラウマの伏線や新たな敵の存在が、次巻への期待を膨らませる。イツキのさらなる試練にどう立ち向かうのか、そしてどのように成長していくのかが楽しみである。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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備忘録

序章  答え合わせ(前世?)

就職活動の集団面接にて

面接官が「人生を折れ線グラフにした時、一番の山と谷を教えてください」と質問を投げかけた場面であった。質問に戸惑う主人公の横で、最初に答えた女性は高校2年生での県大会レギュラー入りを「山」、大学3年生での怪我を「谷」と説明した。流れるような口調と準備された内容に面接官も満足した様子であった。

アメフト経験者の自信に満ちた回答

続いて答えた体育会系の男性は、「谷は無く、今が一番の山」と断言した。大学でアメフト部の部長を務め、チーム運営に挑戦した経験を語った。課題分析やPDCAサイクルを用い、部員をまとめた具体例を挙げる彼の自信に満ちた発言は、面接官だけでなく主人公にも印象を残した。

自分の番が訪れるも答えられず

面接官が主人公に視線を向け、「最後にお願いします」と促した瞬間、自分の人生を振り返るが、主人公には山も谷も思い当たらなかった。高校時代は帰宅部、大学ではサークルやアルバイトにも打ち込まず、特別な努力や経験がなかったと気付く。記憶を遡る中で感じたのは、自分の人生がどこまでも平坦であるという事実だけであった。

直線のような人生

主人公は何かを必死に語ろうとするが、言葉が見つからず沈黙が続いた。山のような嬉しい出来事も谷のような悲しい出来事もない、自分の人生が直線的であると悟った瞬間、自身の空虚さに向き合うこととなった。



第一章  田舎に行こう!古びた町への旅と目的地の到着

七月中旬、イツキとニーナ、イレーナは古びたバスで寂れた町へ向かっていた。道中、車窓からは空き家が点在する景色が広がり、道は老朽化が進んでいた。バスは揺れ、三人は小旅行に疲れを感じながらも目的地に到着した。イレーナの仕事を見学するための訪問であり、イツキは妖精魔法の習得に向けた実戦を学ぶ機会を得ようとしていた。

不審なモンスターの情報と町の異常

目的地では、黒いスーツを着たモンスターに関する話が語られた。このモンスターは子供たちに不釣り合いな質問を投げかけ、その後行方不明者が増加したという。既に百二十人以上の行方不明者が出ており、モンスターの階位が高いことが推測された。町の静けさと住民の無関心が目立つ一方で、異常事態が進行している事実が明らかになった。

喫茶店での遭遇とモンスターの正体

喫茶店で休憩している間に、店主がモンスターであることが判明した。思考誘導魔法により、イツキたちは正常な判断を失いかけたが、ニーナの助けで危機を回避した。店主の姿から黒いスーツをまとったモンスターが現れ、不気味な言葉を投げかけながらイツキたちに襲いかかった。

モンスターとの戦闘と撃破

イツキは「露穿」や「析雷」といった魔法を駆使し、イレーナの支援を受けながらモンスターを撃破した。モンスターは最後まで狂気じみた言葉を発しながら消滅し、その後、イレーナが後処理を迅速に進めた。

新たな魔法への驚きと課題

モンスターが用いた思考誘導魔法は電子端末を利用した新しい手法であり、イレーナも初めて遭遇するものであった。この魔法の存在が報告される必要性が語られ、魔法の進化に対する警戒が示された。

事件後の日常と反省

事件を終えた後、イツキは新たな課題と向き合う決意を新たにした。ニーナとの友情が深まり、夏休みの予定に「夏祭り」を加えることとなった。疲労の中、イツキは次の成長のために努力を重ねることを誓った。


第二章  共に鳴れ

新築の家と家族の集合

イツキが東京に戻ると、半壊した自宅が新築されていた。和風建築の新居で家族写真を撮ることになり、霜月レンジがカメラ係を務めた。写真を撮られることに慣れないイツキはぎこちなさを見せたが、母親の指示で家の中へ入ると、新しい家の木の香りが漂っていた。

家族との新生活と日常会話

新しい家での生活は、イツキにとって快適であった。レンジはイツキに最近の魔法練習について尋ね、イツキはニーナから妖精魔法を学んでいると答えた。その会話の中で、レンジがニーナの過去に思いを馳せるような仕草を見せたが、詳細を語ることはなかった。

アヤの魔法の異常

アヤが魔法を使えなくなったことを告白する場面では、彼女の困惑と不安が浮き彫りになった。レンジの説明によれば、魔力の循環が凍結したような状態で、魔力の流れが完全に停止していた。この異常に関しては専門家の助けが必要であり、夏合宿で調査が進められる予定となった。

夏合宿への誘いと「共鳴」の話題

レンジはイツキに祓魔師の夏合宿への参加を提案した。合宿では「共鳴」という特殊な魔法を学べる機会があると説明された。「共鳴」は傷を癒やし、人を助ける力を持つが、直接モンスターを祓う力がないため、軽視されることも多いという。

ヒナと生成りへの懸念

話題はヒナの「生成り」の再発リスクにも及び、イツキは妹を守るために「共鳴」を学ぶ重要性を再認識した。イツキの中で、アヤの魔法の異常を助けたいという気持ちや、ヒナを守る覚悟が合宿参加の決意を固めるきっかけとなった。

決意と新たな挑戦への準備

最終的に、イツキは「共鳴」を学ぶために夏合宿への参加を決めた。レンジや父親からの期待を受け、イツキの夏休みに新たな挑戦の計画が加わった。これにより、物語は次の展開に向けて進み始めた。



第三章  一年生、夏

車内の目覚めと富士山の景色

イツキが車内で目を覚ますと、窓の外に富士山が広がっていた。父親の運転する車で、二人は祓魔師の夏合宿の開催地、富士山麓へ向かっていた。途中、父親からパンを勧められたイツキは、カレーパンを口にしながら日本の風景と、自身が前世で過ごした日本との違いを考えていた。父親から「共鳴」が不人気な技術だと聞かされるが、イツキはその理由を深くは考えず、合宿で新しい友達を作ることを目標にしていた。

合宿所への到着と部屋割り

高速道路を降りてしばらく進むと、広い駐車場と緑色の屋根の建物が見えてきた。そこが合宿所であった。イツキは荷物を手に建物へ向かい、エントランスで管理人から案内を受けた。部屋は父親と二人部屋であったため、四人部屋での相部屋を期待していたイツキは少し驚いた。館内のルールや施設の説明を受けた後、父親と別れ、指示された第二視聴覚室へ向かった。

白雪先生との出会いと共鳴の授業

視聴覚室に到着したイツキを待っていたのは、小柄な女性講師の白雪ルリであった。転びながらも明るく自己紹介する彼女に、イツキは少し困惑しつつも共鳴の授業を受け始めた。白雪先生は共鳴の基礎である「縁術」と「調術」について説明しながら、導糸を使った実演を行った。彼女の説明を聞きながら、イツキは共鳴の技術が単に魔法を教えるだけではない、人助けの可能性を秘めていることに気づいた。

縁術の練習と成功

イツキは白雪先生の実演を見た後、自身で縁術の練習を開始した。当初は導糸を使いこなせず、感覚を掴むのに苦戦したが、妖精魔法の練習で身につけた経験を活かして挑戦を続けた。やがて、導糸を虹色に輝かせる縁術の基本に成功し、白雪先生から称賛を受けた。先生が用意したりんごとその模型を使い、共鳴の効果を確認することにも成功した。

調術の課題と挑戦

続いて、イツキは調術に挑戦した。異なる性質を持つ野球ボールとりんごを共鳴させる必要があり、魔力の波長を調整する難しさに直面した。白雪先生は、実際の人助けでは同じような条件下で共鳴を行う必要があることを説明し、調術の重要性を強調した。イツキは繰り返し練習しながら、共鳴の真価を学び取ろうとしていた。

調術の失敗と昼食の時間

イツキは調術の練習に挑戦したが、午前中の間に成功することはなかった。白雪先生はそれでも励まし、縁術を短時間で習得したイツキなら調術もすぐにできるようになると伝えた。昼食は合宿所の食堂で取ることとなり、イツキは導糸を使って高い位置にある料理を取り分けた。白雪先生はイツキの魔力量の多さに驚きつつ、自身が第二階位であることを打ち明けた。食事中、先生は共鳴を学んだ理由として「特別になりたい」という気持ちを語ったが、深くは触れなかった。

図書室での再会とアヤの状況

昼食後、イツキと白雪先生は図書室でアヤと再会した。アヤは魔力が動かず魔法が使えない状況にあると説明したが、特に新しい情報はなかった。白雪先生は共鳴を通じて原因を探ろうとアヤの手を取り、縁術と調術を試みた。しかし、共鳴は途中で拒絶され、精神世界への接続も遮断されてしまった。白雪先生はこの現象を、アヤの中に何らかの存在が干渉している可能性が高いと推測した。

精神世界での探索とモンスターとの戦闘

一時的にアヤの精神世界に入ったイツキと白雪先生は、田舎の村のような風景でアヤを探し始めた。導糸を頼りに進むと、石階段と神社が見つかったが、道中で奇妙なモンスターに遭遇した。イツキは冷静に魔法を駆使してこれを撃退し、神社の境内へ到達した。神社にはアヤがいたが、牢屋のような格子が彼女を閉じ込めており、さらに謎の声により精神世界から追い出される形となった。

共鳴の困難と新たな方針

現実世界に戻ったイツキと白雪先生は、アヤの共鳴が完全に拒絶されていることを確認した。先生はアヤの魔力が何者かに抑えられているようだとし、憑依型モンスターではない別の存在の影響を示唆した。アヤの記憶から、青森の神社で村のような場所を訪れたことがあると分かり、それが事件の鍵になる可能性が示唆された。

共感を深めるための提案

白雪先生は、イツキとアヤの共感を深めることで共鳴の成功率を高めると提案した。同じ時間を共有し、思い出を作ることで絆を強める「共感」の手法を取るべきだと述べた。イツキはアヤと仲良くすることを誓い、白雪先生の案に従う決意を固めた。最後に、白雪先生は二人に思い出づくりの一環として、夏合宿の定番であるレクリエーションへの参加を提案した。

第四章  ジレンマ

白雪先生と父親の再会

白雪先生とともに建物の外へ出ると、父親が荷物を持ちながら見送る生徒たちの姿が目に入った。父親の新しい赤いリュックに目を留めつつ、イツキとアヤは現状を説明する。アヤとの共鳴やレクリエーションについて話すと、父親は彼らを預かることを快諾し、白雪先生は「神域」を準備するために退場した。

樹海へのトレッキングの準備

父親はレクリエーションとして樹海を通るトレッキングを提案した。地図とコンパスを渡し、道順を説明する。途中、モンスター「第一階位の〝魔〟」についての話題が出るが、巡回する祓魔師たちにより安全が確保されていると父親は保証した。その後、二人はトレッキングに向けてスタート地点に進んだ。

モンスターとの遭遇

トレッキングの道中、イツキとアヤは第一階位のモンスターに遭遇した。声で誘い込むモンスターに対し、イツキが魔法「風刃」で対処し、無事に祓うことができた。続く道中では、アヤが魔法の仕組みや導糸の使い方に興味を持ち、イツキから基礎を学んでいった。

アヤの未知の魔法発動

見習い祓魔師たちの失敗により生じた濁流に巻き込まれそうになった瞬間、アヤが突如として氷の魔法を発動し、濁流を凍らせた。これにより、彼女がこれまで使えなかった魔法を突然発現させたことが判明する。しかしアヤは自身の力に戸惑い、動揺した。

父親とレンジの分析

煙を上げて救援を求めると、父親とレンジが駆けつけ、アヤの状態を確認した。アヤの魔法について、彼らは憑依や生成り、呪具との共鳴などの可能性を挙げたが、具体的な原因は判明しなかった。その後、白雪先生の神域での共鳴による確認と、分家「神無月」に情報を求める方針が決定された。

バーベキューの一幕

合宿所に戻り、生徒たちとともにバーベキューが始まった。白雪先生は一人で席を取っていたが、イツキたちが加わり、和やかな雰囲気で食事を楽しんだ。祓魔師の過去や合宿の目的についての話題も出たが、レンジの空元気が場を支える中、イツキとアヤの絆が深まる場面もあった。

アヤの決意とイツキの配慮

アヤは自身の突然の魔法発現に戸惑いながらも、イツキに追いつきたいという思いを語った。一方で、イツキはアヤの身体に起きた異変についての可能性を考えつつ、彼女を安心させるために敢えて真実を隠した。食事の準備をしながら、二人は穏やかな時間を過ごした。

アヤの導糸異変

バーベキューの席での交流

イツキとアヤが戦利品をテーブルに持ち帰ると、白雪先生が一人で肉を焼いていた。父親とレンジが他の祓魔師たちに招かれて離席していたことを白雪先生が説明しつつ、アヤと談笑する。そこに、中学生のアカリが現れ、先ほどの水の魔法の失敗について謝罪した。自己紹介が交わされる中、アカリはイツキを「神童」として持ち上げる一方、アヤに対しても興味を示した。

階位に関するアカリの発言

アカリはアヤに導糸の練習内容やモチベーションについて質問した。アヤは「イツキに追いつきたい」と正直に答えたが、アカリは「階位の隔絶」を指摘し、半ば冷たい態度で話を切り上げた。その後、アカリは場を去り、白雪先生が「台風のような人」と評した。

アヤの不安と導糸の異常

アカリの発言が影響し、アヤは階位の重要性について悩み始めた。「第三階位でもイツキに追いつけるのか」と白雪先生に問い詰めるが、明確な答えは得られなかった。アヤは焦燥感と葛藤を抱え、徐々に感情を爆発させる。そして、突如として青白い導糸が全身から噴き出し、彼女を覆い尽くす異常が発生した。

アヤの危機と白雪先生の判断

異変に気づいたイツキがアヤに手を伸ばすが、その手は凍りついてしまう。白雪先生がイツキを制止しつつ治癒魔法で手当てを行い、アヤの状態を「成りかけ」と断定した。アヤの体は完全に導糸で覆われ、姿が見えなくなる。白雪先生は荒療治として神域への運搬を提案し、状況の収拾を図るべく他の祓魔師たちを呼び寄せた。

アヤと氷雪公女の精神世界

アヤの危機と神域への運搬

アヤはその場に倒れ、触れたものすべてを凍らせる異常な状態に陥った。白雪先生の指示で祓魔師たちが導糸を使い、彼女を簡素な結界「神域」に運んだ。結界の中、白雪先生はイツキに共鳴の準備を促し、アヤを救うための強制的な共鳴を試みた。

共鳴で見た異様な東京

共鳴によってイツキの視界に広がったのは夜の東京であった。しかし、その街並みは全て停電しており、暗闇に沈んでいた。イツキと白雪先生は半透明の糸を頼りに進むが、突如、異形のモンスターが現れる。導糸を駆使して対処した後、再び糸を追って進んだ。

霜月邸と氷雪公女の登場

糸の先にあったのはアヤの家、霜月邸であった。そこには冷気を纏う氷雪公女が現れ、彼女がアヤの精神世界に巣くう存在であると判明する。彼女は第六階位の力を持ち、イツキたちを圧倒する冷気と攻撃を繰り出した。イツキは隕星や導糸を駆使して応戦するが、氷雪公女はその猛攻を耐え抜き、状況は膠着状態に陥った。

氷雪公女との交渉と対峙

氷雪公女は人間の祓魔師たちの傲慢さに憤り、イツキたちを追い詰めた。彼女の言葉には共鳴の危険性や精神世界の繊細さが含まれており、イツキはその指摘に動揺する。しかし、氷雪公女の圧倒的な力を前にしてもイツキは反撃を続け、ついに彼女との直接対決を決意した。

イツキの賭けとさらなる共鳴

イツキは氷雪公女との共鳴という危険な賭けに出た。その結果、彼は雪に覆われた別の精神世界にたどり着く。そこではアヤに似た少女が現れ、彼女を花嫁として「冬の主」に差し出す儀式が行われようとしていた。この世界に現れた青年祓魔師の助言を受けつつも、イツキは状況を受け入れず、儀式の阻止と冬の主の討伐を決意した。

冬の主との戦闘と真実の発覚

イツキは冬の主と思われる巨大な猿型のモンスターと戦い、容易に討伐する。しかし、その後、青年祓魔師の正体がモンスターであることを突き止める。青年はアヤの中で何かを企てており、イツキは再び激戦に突入した。

アヤ似の少女の懇願と新たな展開

激闘の末、アヤに似た少女が現れ、青年祓魔師の討伐をイツキに懇願した。彼女は青年がアヤを生贄にして外に出ようとしていると告げ、イツキにアヤを救う手段として青年を討つよう訴えた。その瞬間、イツキは再び新たな精神世界へ引き込まれるのだった。

残痕  香り高く舞えよ蝶

雪と冬の象徴的な物語

雪と冬への嫌悪

主人公は雪、夜、そして冬が嫌いであった。降り積もる雪に埋もれる恐怖、闇に潜む未知の存在への怯え、冷たさが体を蝕む感覚が嫌悪の理由であった。さらには、自分の名前に「冬」を連想させる意味が込められていることにも複雑な思いを抱いていた。

母の教えと村の厳しい現実

貧しい生活の中で、母は「お天道様が見ている」という言葉を口にし、自分を律することで救いを信じていた。しかしその年、春は訪れず雪が降り続き、食糧も尽き果てていった。村が極限状態に追い込まれた中、都から来た法師が「冬の主を鎮めるためには生贄が必要」と告げた。

生贄としての運命

村の子どもの中で選ばれたのは、主人公であった。不思議な力で「見えてはいけないもの」が見えることから、彼女は村人たちに疎まれていた。母は嫁入り道具として残していた白装束を渡し、娘を送り出した。法師に連れられた先の洞窟で、彼女は雪女の肉を無理やり食べさせられた。

法師の陰謀と苦痛の日々

法師の真の目的は不死を手に入れることであり、妖の力を取り込む実験を繰り返していた。主人公は法師の指示で妖を食べ続け、次第に自分が人間ではなくなっていく恐怖を抱えた。それでも村を守るために耐え続けたが、ある日、意を決して洞窟から脱出した。

帰還と絶望の真実

村に戻った彼女が見たのは、荒廃した故郷だった。家族や村人は全て死に絶えており、その原因が自分であることを法師から告げられる。彼女が雪女を食べたことで「冬を呼ぶ体」となり、村全体を破壊してしまったのだ。

法師の暴虐と封印

法師は彼女をさらなる呪いの対象として利用するため、彼女を石に封印した。自分の恨みを抱えたまま、彼女は封印された状態で長い年月を過ごし、やがて神社の御神体として扱われるようになった。

アヤとの出会いと決意

アヤという幼い少女が神社を訪れたとき、彼女は自分を信じてくれるその姿に救われた。だが、アヤの中で法師の呪いが成長し、事態は悪化していく。彼女はアヤを守るために力を尽くし、共鳴を拒絶し続けたものの、自らの力不足を痛感した。

最後の祈りとイツキの答え

過去をすべて共有した彼女は、イツキに自分を祓うように頼んだ。イツキはその願いに応え、「僕が祓う」と力強く答えた。彼女の中で初めて救いの光が差し込んだ瞬間であった。


第五章  呪いの再誕

対決の幕開け

吹雪の中、主人公イツキは目を覚ました。氷雪公女の記憶を見た後、彼は祓魔師ハルナガの正体が「蟲」であることを理解した。ハルナガは村での呪いや氷雪公女への虐待の元凶であった。イツキはその事実を知り、祓う覚悟を固めた。

激しい攻防と蟲の正体

ハルナガは術を駆使し、圧倒的な力でイツキたちを追い詰めた。水流や形代を操るその技は極めて厄介であったが、氷雪公女の力とイツキの導糸による攻撃で一時的にハルナガを拘束した。しかし、ハルナガは「命を増やす術」を用い、倒れても何度でも蘇る特性を持っていた。

新たな危機と共鳴の始まり

イツキは「朧月」などの魔法を駆使して攻撃を繰り返したが、ハルナガの無尽蔵の命に対抗する決定打を見つけられず、状況は悪化していった。さらに、ハルナガの術「蝕」が赤黒い液体で周囲を覆い尽くし、合宿所さえも沈み始めた。絶体絶命の状況下で、イツキはアヤの力を借りる決断を下す。

友情と信頼による反撃

アヤは自分も戦いに加わりたいという強い意志を示し、イツキは彼女の申し出を受け入れた。二人は導糸を共鳴させ、新たな複合魔法を試みる。イツキの「夜」とアヤの氷の力が融合し、かつてない規模の攻撃が可能となった。ハルナガに対して最後の反撃を仕掛ける準備が整った。

決意と新たな戦術

イツキとアヤは力を合わせ、ハルナガを祓うための新たな魔法を構築した。巨大な力を持つハルナガに対し、二人の共鳴は最後の希望となる。果たして彼らの絆が、破壊的な力を持つハルナガに打ち勝つことができるのか、戦いの行方は次第に緊迫した。

白雪先生の復活と授業の再開

白雪先生は倒れていた状態から立ち上がり、イツキに対して再び共鳴の授業を行った。彼女は共鳴の特性を説明し、魔力を封じる方法をイツキに示唆した。その一方で、晴永が放った魔法「陽光」を鏡で分散させることでその攻撃を防いだ。

新たな魔法「冰月」の発動

イツキとアヤは導糸を重ね、氷雪公女の力を借りて新たな魔法を作り出した。生成された氷の魔法は晴永の形代や術を凍結し、彼の身体を完全に封じ込めることに成功した。「冰月」と名付けられたこの魔法は、晴永の再生能力を封じ、最終的に彼を完全に祓う結果となった。

晴永の遺宝と反省

晴永が消えた後、イツキは彼の遺宝を回収した。その遺宝は晴永が不死を求めるために犠牲にしてきた多くの命の象徴とも言えるものであった。イツキは晴永の行動に反面教師としての教訓を見出し、強さの追求における人間性の重要さを再確認した。

アヤとの友情の確認

戦いを終えたイツキとアヤは互いに謝罪し合い、改めて友情を深めた。アヤはイツキに対し、自分も協力できる存在であることを示し、イツキも彼女を信じる決意を固めた。二人の関係は以前よりも強固なものとなった。

氷雪公女と契約魔法の提案

イツキは氷雪公女を祓うのではなく、アヤを守る存在として受け入れたいと白雪先生に相談した。先生は「契約魔法」を提案し、それを通じて氷雪公女がアヤを守る形で共存できるよう計画を進めた。氷雪公女も契約に同意し、イツキたちはその手続きを見守るため、祓魔師たちに合宿所を任せることとなった。

父親とレンジとの合流と氷雪公女の説明

避難活動を指揮していた父親と祓魔師見習いの集団に合流したイツキたちは、簡易的な休息を取った。その後、合宿所が晴永の魔法で損傷していたため、用意されていたテントを使用して野営地で宿泊した。夜が更け、イツキは父親とレンジに氷雪公女について説明した。父親はすぐに受け入れたが、レンジは三時間以上にわたる話し合いを経てようやく同意した。

契約魔法の準備と成立

白雪先生は墨を硯で磨り、魔力を込めて契約陣を作成した。契約文言を記した紙と幾何学的な模様を用意し、契約内容を氷雪公女と確認した上で、彼女が人に危害を加えないことと、アヤの許可があるときのみ外に出る条件で契約が成立した。契約の儀式が完了すると、氷雪公女はアヤに戻り、全てが整った。

白雪先生の秘密と相伝魔法の話

契約が終わり、夕食に焼き肉を楽しんでいたイツキたちは、白雪先生の復活の秘密について聞いた。彼女は「神降ろし」と呼ばれる降霊術を使い、歴史上の偉人である白雪姫の力を借りていると明かした。その力により瀕死状態から蘇生することや魔法を返す鏡を生み出すことが可能であるという。また、イツキの家系にも相伝魔法が存在することが明かされたが、その詳細は後日教えられる予定となった。

氷雪公女との対話と感謝

バーベキューの後、アヤを通じて氷雪公女がイツキに話しかけた。彼女はかつてイツキを危険視していたことを謝罪し、逆にアヤを守るために尽力したイツキへの感謝を述べた。イツキは彼女の努力を称え、アヤを守ってくれたことに対して感謝を伝えた。氷雪公女は涙を流しながら、自身の孤独な過去と報われなかった思いを語ったが、イツキの言葉によってその頑張りが認められたことで救われたと感じた。

最後の涙と新たな一歩

氷雪公女はイツキの言葉に感極まり、涙を流しながら感謝の気持ちを表現した。彼女がこれまで積み重ねた苦難と努力が報われた瞬間であった。イツキは彼女に泣く権利があると考え、これを機に新しい未来を築いてほしいと願った。その思いの中で物語は静かに幕を閉じた。


断章  春霞

上京の決意と受験生活

地方都市で生まれ育った少女は、東京への憧れと地元の閉塞感から上京を決意した。高校時代、受験勉強に励みながら東京の雑踏や景色を夢見て過ごした結果、志望校に合格した。両親の反対も合格通知をきっかけに和らぎ、晴れて大学生として東京で新生活を始めることができた。

初めての一人暮らしと日々の発見

母親と共に生活必需品を揃え、一人暮らしを始めた少女は、その静けさや不便さに戸惑った。家事の大変さやアルバイトの必要性に気づき、初めて卵焼きを焦がした経験に落胆した一方で、母親への感謝を抱いた。期待していた一人暮らしは孤独を伴い、友人との通話時間が増える日々を過ごしていた。

役所での初手続きと新生活の実感

大学入学を前に転入届を提出するため、少女は区役所を訪れた。初めての手続きに緊張しながらも職員の助けを借りて無事に手続きを終え、自分が東京都民になった実感を得た。役所を後にした少女は、新たな生活への期待と不安を胸に掲示板を目にする。

掲示板の異変と謎の少年の助け

掲示板に貼られていた「区民への八のお知らせ」を読んだ瞬間、不気味な声と共に異様な出来事が起きた。掲示板から飛び出した腕に捕まれ、助けを求めたが周囲の人々は少女に気づかなかった。窮地の中、一人の少年が現れ、怪異を退けた。その少年の不思議な行動と姿に少女は驚きつつ、助けられたことへの感謝を伝えた。

春の風と新たな一歩

助けてくれた少年は何事もなかったかのように家族と共に去り、その後ろ姿を見送る少女の周囲では、春の桜が風に揺れていた。恐怖と安堵が入り混じる中で、少女は東京での生活に対する不思議な幸福感を抱き、改めて上京して良かったと思うに至った。


幕間  夢の残り火

インターフォンの音と少女の登場

夏休みの昼下がり、インターフォンの音が鳴り響き、金髪と黒髪が混じった髪の少女アカリが玄関を勢いよく開けた。そこには置き配された段ボールがあり、中身は中古のタブレットであった。彼女はそれを手にリビングに戻り、インストール済みの通話アプリを起動した。

タブレット越しの会話と劇団の謎

タブレット越しに複数の声が響き、アカリは参加した合宿や「氷雪公女」の存在について話した。声の主たちはイツキと氷雪公女、さらには他の子どもたちを御伽の国に連れて行く計画を語った。アカリはその会話に応じつつ、イツキと友達になる提案を受け入れた。

異形の正体と惨劇の痕跡

アカリは「服を脱いでも良いか」と問うと、彼女の皮膚がぺらりと剝がれ、その正体はブリキのオモチャであることが明らかになった。周囲には惨劇の痕跡が残され、父親らしき男性の蕩けた肉、母親の魚の開きのように裂かれた身体、そして大量の虫たちが徘徊していた。それらすべてが快楽のために行われた行為であった。

イツキへの執着と計画の発展

皮を脱ぎ捨てたブリキのオモチャは「イツキと友達百人を作る」と叫び、彼の元に向かう決意を固めた。その背景には、半年前のイギリスで起きた百鬼夜行事件の影響が隠されていた。その事件で唯一生き残った少女の存在と、第六階位の行方不明が語られ、計画は新たな段階へと進んでいった。

同シリーズ

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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