どんな本?
この本に出合ったきっかけは、たまたま本屋でこのシリーズの一冊目を見つけ、興味を持ったのが最初でした。
タイトルや表紙のデザインが目を引き、一度手に取ってみると、異世界やモノづくりといった要素が盛り込まれていて、読むのが楽しそうだと感じました。
また、ファンタジー要素が強いのも私の好みでした。
あとがきを見て「小説家になろう」というサイトで連載されているのを初めて知りました。
続巻を読み進めるうちに、キャラクターたちの成長や物語の展開にどんどん引き込まれ、シリーズを追いかけるようになりました。
そして、MFブックスさんのホームページを見ていると、このシリーズの最終巻が発売されることを知りました。
長い間、この物語のファンであった私としては、最終巻を読まないわけにはいきません。
すぐに予約をして、発売日には手に入れて一気読みしました。
それぞれのキャラクターに感情移入しながら読んでいたので、最終巻を読むのはとても感慨深かったです。
長い間、一緒に冒険をしてきたかのような気持ちになりました。
シリーズを通しての愛着や、物語の結末を知りたいという強い気持ちがあったからです。
読んだ本のタイトル
春菜ちゃん、がんばる? フェアリーテイル・クロニクル 10
著者:埴輪星人 氏
イラスト:ricci 氏
あらすじ・内容
モノづくり異世界ファンタジーのパイオニア、ここに完結!
重要な話があるとアルフェミナに呼び出され天界へとやってきた春菜。彼女はそこで、アルフェミナの巫女であるエアリスが宏のもとに嫁ぐことによって、アルフェミナと宏の繋がりが強くなり、神の力が浸食し合って最悪どちらかが乗っ取られてしまうという、衝撃の事実を知る。同時に、エアリスの中からアルフェミナの神威を排除すれば回避できるとも教えられるのだが、その方法が『春菜とエアリスが何度かエッチをする』という、思わず赤面したくなる内容で……。
春菜ちゃん、がんばる? フェアリーテイル・クロニクル 10
『フェアリーテイル・クロニクル』、『春菜ちゃん、がんばる?』と続いてきた本シリーズもついに完結! 異世界と日本を股にかけたモノづくり&恋物語も最終局面へ。全方位に奮闘し続けた春菜のがんばりは成就するのか? Web版から大幅加筆でお贈りする最終巻!!
感想
春菜はアルフェミナから天界に呼び出されます。
そこで彼女は、アルフェミナの巫女であるエアリスが宏と結婚することにより、二人の間に大きな問題が起こることを知ります。
具体的には、アルフェミナと宏の神の力が争い、最悪の場合どちらかが乗っ取られてしまうという事態が予測されています。
しかし、その危機を回避する方法が、春菜の神の力を浸透させるため、エアリスと裸で抱き合ったりして親和性を高める事が必要だと知らされます。
他に方法は無いのかと検討した結果。
春菜の神の力をエアリス、澪、アルチェムに流して親和性を高める事で解決します。
その後、日本では真琴がコミケに参加します。
彼女はかつての仲間たちと再会し、昔の事件や、真琴が引きこもりになった理由などの過去の出来事について話します。
また、以前から真琴のファンであった謎のお嬢様が、真琴を引きこもりにせた者たちを制裁していたことも判明します。
物語は時が経ち、中学生だった澪が成人式を迎えます。
そして、前作フェアクロで約束していた。
澪を交えて居酒屋のチェーン店で一般的な飲み会をするのですが、、
澪が期待していた、薄い焼酎やチープなおつまみは世間の荒波で生存出来ておらず。
かなり高品質な料理が出て来て澪はガッカリします。
それを苦笑いしながら見るフェアクロの仲間達。
それからさらに2年後。
宏、春菜、澪、エアリス、アルチェムの5人は結婚します。
それぞれの民族に合わせた結婚衣装を着て式を上げますが、、
そこで、誰が司祭役をするのかと問題が勃発します。
今まではエアリスが司祭をしていましたが、そのエアリスの結婚。
検討の末、元巫女で宏の眷属となったローリエにさせる事となります。
そうして、結婚式を終えて初夜を迎えますが、、
宏のトラウマの完治にはまだまだ時間が掛かる事が判明します。
それから一気に時間が経って20数年が経ち。
春菜と真琴が、春菜の家で雑談しながら後々に何があったのか説明してくれます。
春菜と宏は50を超えてもまだ子供がいません。
彼らは永遠の命を持っているため、普通の人々とは違う感覚で生活を送っています。
物語の終盤では、達也の子供であるカスミが登場し、彼女がもう30歳になっていること、2人の子供の母になっていることが明らかにされます。
さらにその下の子達の話になりますが、物語には登場してないので彼女達の歴史を感じる説明になってました。
最後は、真琴、達也が寿命で死んでも落ち込むなと言われながら。
2人とも亜神となっているので、死後に神になる可能性もあると言って物語は終わります。
あぁ、コレは至るな。。
この物語は、異世界と日本の両方で繰り広げられるモノづくりと恋愛の物語でした。
春菜の努力と冒険、そして彼女たちの友情と愛を中心に、さまざまな出来事が描かれています。
最終巻では、春菜たちのこれまでの冒険がどのような結末を迎えるのか、そして彼らの未来はどうなるのかが描かれていました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
フェアリーテイル・クロニクルシリーズ
その他フィクション
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