小説感想(ネタバレ)「機動戦士ガンダム I 」ララーが‥

小説感想(ネタバレ)「機動戦士ガンダム I 」ララーが‥

どんな本?

『機動戦士ガンダム I』は、1979年に放映された日本サンライズ制作のロボットアニメ『機動戦士ガンダム』の劇場版三部作の第1作である。本作は、宇宙世紀0079年を舞台に、人類が宇宙に進出した時代の地球連邦軍とジオン公国軍の戦争を描く。主人公アムロ・レイが、連邦軍の新型モビルスーツ「ガンダム」に乗り込み、戦争の渦中で成長していく姿が描かれる。

主要キャラクター
• アムロ・レイ:地球連邦軍の少年兵であり、ガンダムのパイロット。内向的だが高い技術力を持つ。
• シャア・アズナブル:ジオン公国軍のエースパイロットで、「赤い彗星」の異名を持つ仮面の男。
• ブライト・ノア:地球連邦軍の若き士官で、ホワイトベースの艦長を務める。
• セイラ・マス:ホワイトベースのクルーで、看護師として乗船しているが、実はシャアの妹である。

登場するモビルスーツ(MS)

RX-78-2 ガンダム(アムロ・レイ)

  • 識別番号:RX-78-2
  • 活躍
    • サイド7の戦闘でアムロが初めて搭乗し、ザクII(ジーン機)を撃破。
    • その爆発によってコロニーの外壁が破壊される。
    • シャア・アズナブルのザクIIと交戦し、その機動力に翻弄されるも撃破には至らず。
    • ルナツー戦ではペガサス隊の主力として戦闘。
    • テキサス・コロニーではララァ・スンのエルメスと交戦し、ニュータイプ能力を覚醒させる。
    • 最終的にビーム・サーベルでエルメスを撃破するが、ララァの死に動揺。

MS-06 ザクII(ジーン機)

  • 識別番号:MS-06
  • 活躍
    • サイド7の軍事施設へ潜入し、新型モビルスーツを発見。
    • 独断で攻撃を開始するも、アムロのガンダムに迎撃され、ビーム・サーベルで撃破される。

MS-06 ザクII(デニム機)

  • 識別番号:MS-06
  • 活躍
    • サイド7の偵察任務でジーン機と共に行動。
    • 連邦軍の新型モビルスーツを発見後、ジーンの攻撃を止められず戦闘に巻き込まれる。
    • ガンダムのビーム・ライフルの爆風に巻き込まれ、損傷し撤退。

MS-06S ザクII 指揮官用(シャア・アズナブル機)

  • 識別番号:MS-06S
  • 活躍
    • サイド7でガンダムの戦闘力を分析するため出撃。
    • 3倍の速度を活かし、ガンダムを翻弄するも決定打を与えられず撤退。
    • ルナツー戦でペガサスを追撃し、ブリッジ破壊を狙うが、アムロのガンダムと交戦。
    • テキサス・コロニーではエルメスと共に出撃し、ニュータイプの可能性を追求。
    • 最後の戦闘でララァを失い、撤退を決断。

MS-06F ザクII(デニム部隊)

  • 識別番号:MS-06F
  • 活躍
    • ムサイから出撃し、ペガサス部隊と交戦。
    • アムロのガンダムと戦うも、ビーム・ライフルで撃破される。

MAN-08 エルメス(ララァ・スン機)

  • 識別番号:MAN-08
  • 活躍
    • サイコミュ兵器「ビット」を使用し、遠隔攻撃でガンダムを圧倒。
    • アムロとのニュータイプ的な感応を通じて戦闘を行うが、最終的にビーム・サーベルで撃破される。

      関連機体
      FF-X7 コア・ファイター(アムロ・レイほか)
      • 識別番号:FF-X7
      • 活躍
        • ペガサスでの訓練に使用され、ラルフ中尉の指導のもと候補生が操縦を学ぶ。
        • アムロがガンダムのコア・ブロックシステムとして使用し、戦闘後の脱出にも活用。

ムサイ(シャア・アズナブル艦)

  • 識別番号:不明
  • 活躍
    • サイド7襲撃の母艦として登場し、シャアが指揮を執る。
    • ルナツー戦ではペガサスを追撃するも、損傷を受け撤退。

ペガサス(地球連邦軍)

  • 識別番号:SCV-70
  • 活躍
    • ガンダムの母艦として登場し、各戦場を転戦。
    • ルナツーで補給を受け、独立部隊としての活動を開始。
    • サイド7脱出後もシャアのムサイと交戦しながら逃走。

ガウ攻撃空母(ガルマ・ザビ)

  • 識別番号:不明
  • 活躍
    • ガルマ・ザビの指揮のもと、ペガサスを攻撃するが、作戦は失敗。
    • ペガサスのメガ粒子砲によって撃墜され、ガルマが戦死。

物語の特徴

本作は、従来の勧善懲悪的なロボットアニメとは一線を画し、戦争の現実や人間ドラマを深く描写している点が特徴である。モビルスーツ同士の戦闘シーンだけでなく、登場人物たちの葛藤や成長が丁寧に描かれ、リアリティのある世界観が構築されている。また、ニュータイプという人類の進化をテーマに据え、SF要素も豊富に盛り込まれている。

出版情報
• 著者:富野 由悠季
• イラスト:美樹本 晴彦
• 出版社:KADOKAWA
• レーベル:角川スニーカー文庫
• 発売日:1987年10月22日
• ISBN:9784044101015

『機動戦士ガンダム I』は、1981年3月14日に劇場公開された。その後、VHS、DVD、Blu-rayなどのメディアで発売されており、現在も視聴可能である。また、関連書籍やコミカライズ、プラモデルなど、多岐にわたるメディア展開が行われている。

読んだ本のタイトル

機動戦士ガンダム I
著者:富野由悠季 氏
イラスト:美樹本 晴彦 氏

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あらすじ・内容

アニメ界の巨星・富野由悠季がみずから描く、全てのはじまり
宇宙世紀0079。宇宙植民地群サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を仕掛けてきた。ジオン軍優勢のまま膠着した戦況下、連邦軍の反攻作戦が始まる──。唯一無二のガンダム小説、ついに電子版で登場!!

機動戦士ガンダム I

感想

本巻は、アニメ版の『機動戦士ガンダム』を小説化した作品である。
アムロは最初から軍に徴用されており、ジオンの奇襲の混乱の中、ガンダムのパイロットとして戦いに挑む。

シャアやセイラなどの人物も変化が加わっていた。

実況の進行は速く、空間戦闘の激しさが素直に表現されている。

主要キャラクターの変化

アムロは、原作とは異なり、初めから軍人として軍組に組み込まれていた。

シャアは後のシリーズに比べると、より感情的な面が強く描かれていた。

セイラもシャアを止めるための努力を続けるが、その歩みは少しずつずれていた。

戦いの歴史性

本作の特徴は、ガンダムの戦いを歴史の一部として描いていた。

ジオンの戦略やガルマの死亡は、アニメ版とは異なる展開を見せていた。

ペガサスが落ち、ララァも早期に戦死するなど、変化の大きさが相違いを強調している。

文体の特徴

本書の文体は独特であり、難解に感じられた。

ただし、一度はまると深い浸透感をあたえてくれた。

総括

アニメ版と比較すると、主人公や主要人物の立場が大きく変化していた。
実際に詳細な戦争が描かれているため、ガンダムの世界観を深く理解できた。
しかし、第一巻の時点で大きな変化があり、続編がどういう方向に進むのか気になる。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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備忘録

PART 1  サイド 7

ラルフ中尉の訓練

ラルフ中尉は、五人のパイロット候補生を前に怒鳴り散らしながら、パイロットにとって計器よりも自身の眼が重要であると叩き込んでいた。しかし、候補生たちは飢えに意識を奪われており、彼の言葉に集中することはなかった。艦が慣性飛行に入ると、七人の正規パイロットがコア・ファイターを用いた離着艦訓練を開始し、候補生たちは指揮所でその様子を見学させられた。ただの見学ではなく、パイロットよりも先に手順を怒鳴り出すことが求められ、声が小さければラルフ中尉の義手による制裁が飛んだ。無重力の艦内で殴られれば突起物にぶつかり、最悪の場合、三日間の休養を余儀なくされた。

ペガサス艦内の規律と候補生の試練

ペガサスでは、出撃やガンダムの受領よりも、まず候補生たちが艦やコア・ファイターに慣れることが求められていた。艦内の軍規に従い、彼らは徹底的な訓練を受けた。正規パイロットたちはすでに宇宙空母トラファルガーで実戦経験を積んでおり、わずか三度の訓練でペガサスでの離着艦技術を習得した。その後、候補生たちは実物のコア・ファイターに初めて乗り込み、プレ・フライト・チェックを行った。ラルフ中尉も先導役として発艦し、候補生たちは彼について行く形で発進した。

宇宙空間での訓練飛行

ラルフ中尉の指示のもと、六機のコア・ファイターが隊列を組んで飛行した。アムロは左前方を旋回するラルフ機の赤いランプを目標に操縦を行い、宇宙の静寂の中に広がる星々の輝きを目にした。しかし、彼の耳にはミノフスキー粒子の干渉による雑音や、ペガサスとラルフの交信、他の候補生たちの呼びかけが響いていた。ラルフは「雑音の中から必要な情報を選び出せ」と指導し、さらに、着艦時には計器に頼らずワイヤーを目視で識別するよう命じた。だが、宇宙空間では距離感の把握が難しく、レーザー・サーチャーとコンピューター制御なしでの着艦は困難だった。

着艦訓練とラルフ中尉の指導

アムロは慎重に操縦し、ワイヤーに引っ掛けて無事に着艦したが、ラルフ中尉は計器に頼る姿勢を批判した。彼の指導は厳しく、電源が切れた場合に計器が役に立たないことを強調した。訓練の後、ラルフ中尉はアムロに向かって義手を振り下ろしたが、アムロは間一髪で回避した。しかし、その動きが逆にラルフを苛立たせ、彼はアムロを固定させた上で四回の往復ビンタを浴びせた。その後、一時間の休憩と食事が命じられ、候補生たちは急いで食堂へ向かった。

シャアの偵察任務

一方、シャア・アズナブル少佐は、ムサイ艦のブリッジで静かにサイド7への接近を見守っていた。ドレン中尉の報告によると、サイド7の建設は開始から二年半ほど経過し、軍の駐留部隊も存在している。シャアは、新型艦がサイド7へ向かっていることに注目し、それが地球連邦軍のV作戦、すなわちモビルスーツ開発計画と関連している可能性を示唆した。彼は慎重に情報を分析し、連邦軍がモビルスーツを完成させたのではないかと推測した。

デニム中尉の偵察とザクの侵入

デニム中尉とジーン少尉は、二機のザクを駆り、サイド7のコロニー内へと潜入した。彼らは慎重に接近しながらも、コロニー内の状況を調査した。貨物用ハッチを利用して内部に侵入した彼らは、コロニー内の軍事施設を発見し、そこにあるモビルスーツの存在を確認した。デニム中尉は、リフトで運ばれる赤い機体やトレーラーに積まれた白いモビルスーツに注目し、それが連邦軍の新型兵器であると認識した。

ザクの攻撃とアムロの決断

デニムとジーンは、サイド7の軍事施設を攻撃し、リフトで運ばれていたモビルスーツを破壊した。さらに、コロニー内の防衛部隊との交戦が始まり、ペガサスの艦内にも警報が鳴り響いた。アムロは戦闘の混乱の中で、放置されていたガンダムを発見し、直感的にコクピットへと乗り込んだ。彼はこれまでのシミュレーション訓練を思い出しながら、ガンダムを起動させた。

アムロの初陣とザク撃破

ガンダムを操るアムロは、ビーム・サーベルを抜き放ち、目の前のザクに斬撃を加えた。攻撃は成功し、ザクのエンジンが爆発してコロニーの外壁を吹き飛ばした。爆発の衝撃でアムロのガンダムも弾き飛ばされ、住宅街に墜落した。デニム中尉のザクも爆風に巻き込まれ、彼は撤退を決意した。

戦闘の余波とアムロの覚悟

アムロは戦闘の余波を感じながら、自分が戦場に身を投じたことを実感した。ザクの爆発によってコロニーが損傷し、多くの民間人が被害を受けた。戦場の惨状を目の当たりにしながらも、アムロは生き残るために戦うことを決意した。初めての実戦で圧倒的な破壊力を見せつけたガンダムの力に戸惑いながらも、彼の戦いは始まったのである。

PART 2  サイド 7脱出

シャアの葛藤と戦略

シャアはコロニーの爆発を目にしながら、己の信頼の欠如を痛感していた。彼の目的は単なる戦果ではなく、ザビ家への接近による昇進であった。父ジオン・ダイクンの死後、ザビ家が公国を樹立し、共和派を追放した歴史は、彼の中に復讐の炎を宿らせた。十五歳でジオンへ戻り、シャア・アズナブルの名を得て士官学校に進んだ彼は、デギン・ザビの末弟ガルマと親交を結んだ。戦争が始まると、それは彼にとって単なる権力掌握の手段となった。戦局の膠着はザビ家の体制を揺るがし、彼にとっての好機となるはずだったが、連邦の官僚主義にも頼る気はなかった。

戦場での判断

ムサイがサイド7に接近する中、シャアは命令違反を犯したデニム中尉を収容した。デニムの偵察により、連邦の新型モビルスーツの映像が手に入り、シャアはさらに偵察を進める決断を下した。デニムを伴い、サイド7への潜入を試みた彼は、混乱の中でさらなる情報収集を目論んだ。その一方、アムロは避難民の救助と機体の搬入に追われていた。彼の指揮をとるブライト・ノアは、新米兵たちを統率しつつ、戦局を見極めていた。

シャアとセイラの邂逅

セイラ・マスは通信班の一員として、戦闘の混乱の中、極秘書類を焼却処分していた。移動中、彼女は赤いノーマルスーツを着た男の姿を発見し、直感的に拳銃を構えた。その男こそシャア・アズナブル、すなわち彼女の兄キャスバルであった。彼の正体を知らぬまま銃を突きつけたセイラだったが、シャアは容易にその隙を突いて反撃した。彼女の瞳を見た瞬間、シャアは彼女がアルテイシアであることを確信した。しかし、戦闘の最中、シャアは撤退を余儀なくされ、セイラとの対話の機会を失った。

ガンダムと赤い彗星の対決

シャアはムサイへ帰還しながらも、ガンダムの性能を見極めるため、デニム中尉のザクと共に出撃した。彼の操る赤いザクは圧倒的な速度で迫り、アムロはその動きに恐怖を覚えた。しかし、ガンダムの性能とアムロの直感的な操縦が、それに対抗した。デニムのザクが撃破された瞬間、シャアはガンダムの戦闘能力を認めざるを得なかった。彼自身も弾丸を使い果たし、撤退を余儀なくされた。

撤退と余韻

アムロは戦闘後も興奮が冷めやらず、戦闘空域を彷徨った。ペガサスへの帰還命令を受け、着艦するとブライトは彼の戦果を称えた。一方、シャアはムサイに戻り、ドレン中尉と共に戦況を分析していた。サイド7での戦闘は彼にとって大きな転機となり、特にセイラとの再会は想定外の出来事だった。彼は戦術の誤りを反省しつつ、静かに呟いた。「認めたくないものだな。若さ故の過ちというものを……」

PART 3  キャルフォルニア・クラッシュ

ユノーの移動とルナツーの誕生

宇宙世紀0035年、小惑星ユノーを月軌道まで運ぶ計画が実施され、10年後に定着した。ユノーは鉱物資源の採取とスペースコロニーの地面材として利用されることになり、やがて「ルナツー」と呼ばれるようになった。宇宙世紀0067年、サイド7の建設が決定すると、ルナツーは月と正対する軌道へと移動させられた。しかし、この時点で既に地球連邦軍の宇宙軍基地としても機能していた。

ジオン公国の開戦と一週間戦争

サイド7の建設が始まると間もなく、ジオン公国は地球連邦に宣戦布告した。戦争の緒戦でジオンはサイド1、4、2、5を同時に攻撃し、百数十のコロニーを一挙に殲滅した。この戦いは「一週間戦争」と呼ばれる。ルナツーもミサイル攻撃を受け、地上施設のほとんどが破壊された。地球連邦軍の艦艇の三分の一が撃沈される中、唯一の例外はサイド5に駐留していたレビル艦隊の抵抗であった。

ルウム戦役と勢力の拡大

レビル艦隊を殲滅できなかったジオンは、残存戦力の大半を投入し再攻撃を仕掛けた。これに対し、地球連邦軍も全力で迎え撃ち、人類史上初の大規模宇宙艦隊戦「ルウム戦役」が勃発した。その結果、サイド5のコロニーを含め、両軍の艦隊の大半が壊滅した。戦後の8か月間で、地球連邦軍はルナツーの再建と艦隊の整備に注力し、ジオンは宇宙の覇権を確立すべく拠点の拡大を進めた。

キャルフォルニアとジオンの監視体制

ジオンの拠点の一つに「キャルフォルニア」があった。これは黄道面に対し30度の傾きを持つ高高度人工衛星で、ジオンの偵察部隊が駐留していた。彼らの任務は地球連邦軍の動向を監視し、ルナツーへの攻撃を回避するために常にランダムな軌道をとり、空域にはミノフスキー粒子を散布していた。ある日、シャア少佐から「連邦のV作戦」の情報が届き、キャルフォルニアの実質的指導者であるガルマ・ザビ大佐がその作戦への介入を決定した。

ガルマ・ザビの決断とペガサスの動向

ガルマ・ザビは、シャアの情報提供により、自らの名を上げる機会と捉えた。彼は興奮しながら基地司令ゾム少将に命じ、ガウ空爆機を発進させた。一方、連邦軍の新造艦ペガサスはルナツーとサイド7の間を航行していたが、シャアの率いるムサイの牽制を受けた。その結果、ペガサスは迂回を強いられ、戦力的に不利な状況へと追い込まれていった。

ペガサス内部の混乱と戦況の変化

ペガサス艦内では負傷者の手当てが続いていた。フラウ・ボウは重力ブロックで治療活動に奔走しながら、戦況の混乱を目の当たりにした。戦闘の余波で孤児となった子供たちを保護しつつも、彼女の心はアムロの安否を案じていた。一方、ブリッジではブライト少尉が指揮を執り、セイラ・マスとリュウ・ホセイたちが戦況の分析を進めた。

シャアとアムロの交戦

戦闘が激化する中、ムサイからシャアのザクが発進し、ペガサスの迎撃に向かった。シャアの狙いはペガサスのブリッジとエンジンであったが、その進路を阻んだのはアムロの操るガンダムであった。二人の戦いは激しく、一進一退の攻防が続いた。シャアはガンダムの予測不能な機動に驚愕し、モビルスーツ戦の概念を覆す戦闘力に直面した。

ガルマの突撃と最期

一方、ガルマはガウ攻撃空母を指揮し、ペガサスへの突撃を試みた。しかし、ペガサスは想定外の敏捷な回避行動を取り、逆にガウ空爆隊が撃墜されていった。最後の手段として、ガルマは自らのガウをペガサスに突撃させようとするも、メガ粒子砲の直撃を受け爆散した。その瞬間、彼は「ジオン公国に栄光あれ」と叫んでいた。

シャアの策略とペガサスの危機

ガルマの死を目の当たりにしたシャアは、冷静に撤退を決定した。彼はガルマの死を利用し、ザビ家内部の勢力争いに影響を与えることを見越していた。一方、ペガサスのクルーはルナツーへの帰還を目指しながらも、依然としてムサイの追撃を受けていた。最終的にブライト少尉はムサイとの決着をつけるため、戦闘態勢を整える決断を下した。

PART 4  ニュータイプ

マチルダとの出会いとアムロの想い

マチルダ・アジャン中尉は、赤みがかったショートカットの髪と透き通る青い瞳を持つ女性将校であった。ルナツー補給第二十八部隊のミデア輸送艦艦長であり、補給任務のためペガサスに駐留していた。アムロは、彼女の声や容姿に惹かれ、一目惚れをしてしまった。学生であった彼は、これまで補給部隊の将校と接する機会がなく、マチルダとの出会いは特別なものであった。

補給と整備の混乱

ルウム戦役以降、軍も民間も慢性的な人手不足に陥っており、兵士たちは多くの仕事を兼任せざるを得なかった。アムロたちパイロット見習いも例外ではなく、ルナツー到着後すぐにモビルスーツの整備作業を命じられた。マチルダ部隊は修理部品を運び入れるとすぐに撤収し、続いてウッディ大尉率いる工作隊がペガサスに取りついた。そのため、艦内は整備兵と工作隊の手順争いで騒然となった。アムロは、仲間たちとともに被弾したガンダムのチェックや弾薬補給を進めた。ハヤトはモビルスーツ全体の状態を把握する能力に長けており、アムロに対し装甲の脆さを指摘した。

フラウ・ボウとの会話と悲報

アムロは、民間人の避難状況を確認するためにセイラ・マスに連絡を取った。彼女の冷たい態度に違和感を覚えつつも、避難民のいる場所を教えてもらい、フラウ・ボウと通信を試みた。モニターに映った彼女は、アムロを見るなり涙を流し、母と祖父がザクの攻撃で命を落としたことを告げた。アムロは、動揺しながらもフラウを励まそうとしたが、彼女の悲しみを完全に癒やすことはできなかった。

レビル将軍との対面

ルナツー基地司令ワッケイン大佐の執務室に招かれたアムロたちは、レビル将軍と対面した。彼は、アムロの名を呼び、鋭い視線を向けた。レビルはジオン公国の戦争の経緯を語り、ジオン軍の大量虐殺やコロニー落とし作戦について説明した。そして、南極条約の締結によって戦争が膠着状態に陥ったことを指摘した。レビルは、「ジオンに兵なし」との演説を通じて連邦軍の士気を高めたが、戦争を終結させる機会は失われた。

ニュータイプの可能性

レビルは、ニュータイプという概念について語り、アムロたちの戦績が従来の兵士とは異なることに言及した。彼は、ジオン公国がニュータイプの存在を否定していることから、彼らが既にニュータイプを実戦に投入している可能性を示唆した。そして、アムロたちの戦果を分析し、「ニュータイプが実在するならば、それを利用すべき」と述べた。アムロたちは、自分たちが特別な存在であるという事実を受け入れがたかったが、レビルの言葉には説得力があった。

ペガサス部隊の独立と昇進

レビル将軍は、ペガサスを第十三独立部隊として正式に編成し、星一号作戦への参加を命じた。また、アムロを含む乗組員たちは昇進し、彼も少尉の階級を与えられた。ワッケイン司令は、「諸君以降のニュータイプを探すのは骨が折れる」と述べ、彼らが新たな時代を担う存在であることを暗に示した。

セイラの決意と兄への想い

セイラ・マスは、軍事教練の経験を評価され伍長に昇格したが、戦争への関与には複雑な感情を抱いていた。彼女の父、ジオン・ズム・ダイクンは、かつてコロニーの自治権を主張し、ジオン共和国を建国した人物であった。父の死後、ザビ家が支配を強めたが、セイラの兄キャスバルはそれを快く思わず、ジオン奪還のために戦う道を選んでいた。彼女は兄の戦いを止めるため、連邦軍に身を置く決意を固めた。

フラウ・ボウとの別れと約束

アムロは、フラウ・ボウと再び会話を交わした。彼女は避難民収容所で暮らしながら、子供たちの世話をしつつ、自立の道を模索していた。戦時下でファッションの勉強を続けるのは難しいため、車の整備士の資格を取ると決めていた。アムロは、そんな彼女を気遣い、「戦争はいつまでも続かない」と励ました。フラウ・ボウは、アムロの指に自分の小指を絡め、「あてにしていい?」と問いかけた。彼は、「僕もフラウ・ボウをあてにしている」と応じ、互いに支え合う関係を確認した。そして、彼女が「好きよ」と小さく呟いた瞬間、アムロは初めてこれが恋であると気づいた。

PART 5  ジオン

デギン・ザビの苦悩とガルマへの想い

デギン・ソド・ザビ公王は、かつてジオン・ズム・ダイクンから政権を奪い取ったが、今ではギレンの影に隠れた傀儡に過ぎなかった。彼の希望は末子ガルマであり、その率直な性格に母ナルスの面影を見ていた。ガルマは士官学校入学のニュースをきっかけに国民の人気を集め、デギンは彼の存在がギレンの支配を抑える手段となるのではないかと考えた。しかし、その希望はガルマの死によって絶たれた。

ガルマの国葬とデギンの絶望

キシリア少将の促しでデギンは国葬の場へと向かった。二十万人の群衆が「ザービ!」と叫び、コロニー全体を揺るがすほどの足踏みを響かせた。彼はその熱狂を目の当たりにし、「この世論があればギレンを倒せたのではないか」と考えた。壇上には巨大なガルマの肖像が掲げられ、デギンは亡き妻ナルスがこの事実を知らずに逝ったことを唯一の救いとした。

兄弟間の対立とギレンの冷徹な計算

ドズル・ザビ中将は、シャアの処遇についてキシリアと意見を交わした。彼はガルマの死を悼み、シャアを左遷することで責任を取らせたつもりであったが、キシリアは「有能な人材を無駄にできない」と述べ、シャアを引き取る意思を示した。その一方で、ギレンはデギンを既に無用の存在と見なし、彼が密かにダルシア首相と接触していることを警戒していた。ギレンにとってデギンは、もはや障害でしかなかった。

ギレン・ザビの演説と国民の熱狂

ギレンは演壇へと進み、群衆を前に壮大な演説を行った。彼はジオン・ズム・ダイクンの理念を引き合いに出し、「宇宙の民こそが人類の新時代を築くべき存在である」と力説した。ガルマの死をも政治的に利用し、「彼はジオン公国のために死んだのだ」と訴えた。その言葉に国民は熱狂し、ますます戦意を高めていった。

シャアの左遷とキシリアの思惑

ガルマを守れなかった責任を問われ、シャアはドズルの命令で軍を追われた。しかし、キシリアは彼の有能さを見込み、親衛隊を通じて接触を図った。彼女はシャアに「ニュータイプの研究に協力せよ」と命じ、サイド6のフラナガン機関へ派遣した。そこでは、新たな兵器「モビルアーマー・エルメス」と、その制御に必要な「サイコミュ」システムが開発されていた。

ララァ・スンとの再会とニュータイプの可能性

フラナガン機関に到着したシャアは、そこでララァ・スンと再会した。彼女は戦災孤児として苦しい生活を送っていたが、その中で驚異的な才能を開花させていた。シャアは彼女の能力を目の当たりにし、サイコミュの可能性に確信を抱いた。ララァの力は、従来の兵士とは一線を画すものであり、ニュータイプとしての資質を示していた。

シャアの決意とララァの未来

シャアはフラナガンと協力し、ララァをニュータイプ部隊のパイロットとして育てる決意を固めた。しかし、彼の中にはザビ家への復讐という別の目的も存在していた。ララァもまた、シャアに深い信頼を寄せていた。彼女は過去の辛い経験を振り返りながらも、「中佐と一緒にいられることが嬉しい」と語った。シャアは彼女の言葉に微笑みながら、「人生とは奇妙なものだ」と呟いた。

PART 6  テキサス・ゾーン

ジオン公国の喪と決起

ズム・シティでのガルマ・ザビの葬儀が大規模に行われ、市民の叫びが響いた。アムロは、敵であるはずのガルマの写真に恐ろしさを感じず、自ら撃墜した敵の指揮官を実感できなかった。一方で、ニュース解説者はジオン公国の衰退を示唆した。ブライト中尉は、連邦軍の戦艦ペガサスが間もなく出撃し、ジオン公国の要塞を攻略する作戦に加わることを告げ、兵たちに覚悟を促した。

出撃と別れ

アムロは出撃前、フラウ・ボウとテレビ電話で会話した。フラウは彼の無事を祈ったが、アムロは「必ず帰る」と断言した。その直後、カイ・シデンに急かされ、戦艦ペガサスへと向かった。艦内は新任兵の補充で混乱し、戦争の準備が整っているとは言えなかった。

戦闘準備と訓練

艦隊は月のグラナダ攻略を目指し、訓練を重ねた。アムロはガンダムの性能とGMの比較を行い、その長所と短所を認識した。また、模擬戦を通じて、連携の重要性を学んだ。艦隊全体としては、戦闘指揮官の講義を受け、戦術の改善を図るも、現場の混乱は否めなかった。

ニュータイプの概念とアムロの疑念

アムロとセイラは、ニュータイプの概念について語り合った。アムロはジオン・ダイクンの思想には理解を示しつつも、ギレン・ザビの支配体制を否定した。一方、セイラはニュータイプが人類の未来を導く存在であると信じていた。アムロはその考えを完全には理解できなかったが、共感を覚えた。

ジオン軍の動きとシャアの野望

ジオン軍では、マ・クベがシャアの行動に不満を抱きつつ、彼の動向を警戒していた。一方、シャアはララァとともに新型兵器エルメスのテストを行い、ニュータイプの可能性を模索していた。ララァはシャアへの忠誠を示しながらも、彼の冷徹な内面を感じ取っていた。

戦闘開始とペガサスの迎撃

第十三独立艦隊はマ・クベの艦隊と遭遇し、交戦に入った。アムロはガンダムで敵モビルスーツを撃墜しながらも、戦闘の苛烈さを痛感した。カイやリュウも奮戦したが、リュウ・ホセイが戦死し、仲間たちは衝撃を受けた。

戦後の混乱と新たな戦い

リュウの死に対し、ハヤトは動揺し、カイと衝突した。アムロは次の戦いに備えるため休息を取るが、すぐに新たな敵が迫る。グラナダからのジオン艦隊の動きが察知され、ペガサスは次なる戦闘へ向かう。しかし、彼らはまだシャアのザンジバルがテキサス・ゾーンに潜んでいることを知らなかった。

PART 7  ララァ

戦力分析と戦況の判断

マ・クベは、ザクのパイロットからの報告を総合し、敵の戦力を推測した。ウラガン中尉は、連邦軍のモビルスーツの性能がザクの倍とは考えにくいと指摘し、損害の多さに疑問を呈した。マ・クベはウラガンの発言を遮り、観音菩薩像を持参すべきだったと考えた。その像の穏やかな表情が、乱れた思索を落ち着かせるのに役立つはずだった。彼は、偵察作戦で連邦の艦隊に遭遇した自身の軽率さを悔いた。

敵戦力の推測と対応策

マ・クベは、連邦軍のモビルスーツの数を推定し、シャア・アズナブルの情報を元に、敵の搭載数を六機から八機と判断した。敵のパイロットは熟練者ではなく、性能が倍でも戦力としては限られると推測した。そして、ザンジバルに出動要請を出すよう指示を下した。彼の予測は的中し、アムロは出撃命令を受けることとなった。

アムロの出撃と戦闘の準備

セイラは、ブライト中尉がワッケイン司令に抗議していたことをアムロに伝えた。ブライトはハヤトを出撃させる案を拒否し、アムロを選んだ。その信頼に驚いたアムロは、出撃準備を整えた。彼は装備を確認し、ガンダムの射出に臨んだ。

戦場の混乱とニュータイプの疑問

ハヤトは、戦場での自らの立場に疑問を抱いた。彼とカイはガンキャノン要員として後方に回されていた。ハヤトは、ニュータイプという概念について理解できず、アムロがそれに該当するのか確信を持てなかった。彼は、ニュータイプが単なる超能力者の集団ではなく、人類の進化の一環であるならば、戦争がなくなる可能性を考えた。しかし、ジオンがニュータイプ部隊を編成していることを知り、その考えに疑問を持った。

ガンダムの偵察と敵の待ち伏せ

アムロは索敵任務に従事し、ガンダムで艦隊の進路をトレースした。彼は左前方にテキサス・コロニーを視認し、その向こうに敵の存在を感じ取った。突然のビーム砲撃を受け、機体を回避させたが、バズーカが衝撃で吹き飛ばされた。敵艦隊は三隻で構成され、猛烈な攻撃を仕掛けてきた。アムロはムサイを撃破したものの、ザクの奇襲を受け、右腕に被弾した。

ララァとの遭遇と感応

アムロは、テキサス・コロニー内で謎の少女を発見した。彼女のエメラルド・グリーンの瞳は、セイラのものと似ており、不思議な感覚を抱かせた。彼は少女と視覚的に交流し、ニュータイプとしての可能性を強く感じた。ララァと名乗るその少女は、アムロに対して「遅すぎた」と訴えた。そして、すでにシャアを愛してしまったことを告げた。その感応は、アムロの思考を混乱させた。

シャアの介入と対立

シャア・アズナブルがララァを連れ去り、二人の接触は断たれた。アムロは、シャアの登場によりララァの心が揺れ動いたことを痛感した。彼は、ニュータイプ同士の理解が戦争の壁を越えられる可能性を考えたが、それはシャアという存在によって断ち切られた。

戦場の混乱と決断

アムロは戦闘を続け、ザクを撃破したが、ララァの姿を失うことへの恐怖を抱いた。一方で、シャアはアムロがニュータイプであることを確信し、自らの立場に危機感を抱いた。ニュータイプの可能性と、戦争の現実が交錯する中、アムロはララァを追い求めてテキサス・コロニーへと進んだ。

ニュータイプの可能性と戦争の現実

アムロは、ララァとの接触が自身の認識を大きく変えたことを実感した。戦争の最中で芽生えたニュータイプ同士の共感が、果たして未来に何をもたらすのか。彼の中で、新たな覚醒が始まろうとしていた。

PART 8  はじまり

ペガサスのコロニー侵入と攻防

ブライト中尉はペガサスを単独でコロニーに侵入させた。ミノフスキー粒子の影響でガンダムからの通信は途絶えていた。ミライ少尉はペガサスの位置を危険と判断し、反対側の港へミサイル攻撃を指示した。ザンジバルは直撃を免れたものの、戦闘の激化を避けるために艦載機を発進させた。ペガサスも迎撃を開始し、戦闘は一層熾烈になった。

シャアとガンダムの遭遇

アムロはコロニー内で四機のザクを見送ると、シャアの赤いザクを発見し、攻撃を仕掛けた。シャアは咄嗟に回避したものの、機体の右脚を損傷した。両者は互いの力量を認めつつも戦闘を続けた。シャアはザクの機体性能の限界を感じながらも、ヒート・ホークを振るい、アムロの攻撃をかわしつつ反撃した。しかし、アムロの機動力はシャアを上回り、激しい戦いの中でザクは次第に追い詰められていった。

セイラの決意とシャアとの再会

セイラはシャアとの接触を求めてコロニー内を急いだ。戦闘の最中、シャアのザクが損傷し、不時着したところを目撃した。セイラはシャアに対し、ジオンを離れるよう説得したが、シャアはそれを拒否した。彼はニュータイプの概念に取り憑かれ、ジオンでの使命を果たすつもりだった。セイラは兄を止めることができず、シャアは彼女の前から姿を消した。

ララァの参戦とエルメスの戦闘

ララァは戦局を変えるべくエルメスで出撃した。彼女のサイコミュ兵器「ビット」は高い精度で攻撃を繰り出し、アムロのガンダムを圧倒した。しかし、アムロの意識は覚醒し、敵の攻撃の軌跡を直感的に捉えるようになった。ビットを撃墜することで戦闘の均衡は崩れ、ララァは動揺を隠せなかった。彼女はニュータイプとしての能力を最大限に発揮しながらも、アムロとの思惟の交流に戸惑っていた。

アムロとララァの交錯する思惟

アムロとララァの間に交わされた思惟は、戦闘を超えた新たな認識へと繋がった。アムロはララァを戦いから救おうとしたが、彼女はすでに逃れられぬ運命にあった。ララァの思惟はアムロと融合し、互いの存在を深く理解した。しかし、それは同時に悲劇の幕開けでもあった。

ララァの最期とアムロの絶望

ガンダムのビーム・サーベルがエルメスのコクピットを貫き、ララァの命は消え去った。アムロは彼女を救うことができなかった自責の念に苛まれ、絶望の中でガンダムは撃破され、彼自身も戦場から弾き飛ばされた。コロニーの崩壊とともに戦場は混乱し、ペガサスも瀕死の状態となった。アムロは意識を失いながら、ニュータイプの未来を夢見た。

戦いの終焉と新たな時代の兆し

戦闘は終結し、ペガサスとザンジバルの戦いも決着を迎えた。シャアは戦場を後にし、アムロは新たな可能性を胸に秘めながら眠りについた。人類はまだ戦争の只中にあったが、ニュータイプという新たな進化の兆しが確かに生まれつつあった。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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