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読んだ本のタイトル
あたしは星間国家の英雄騎士!2巻
著者:三嶋与夢 氏
イラスト:高峰ナダレ 氏
あらすじ・内容
試作実験機アタランテ、開発中止!?
あたしは星間国家の英雄騎士!②
幼い頃に見た領主様に憧れて「正義の騎士」を目指す少女エマ。試作実験機「アタランテ」のテストパイロットである彼女は、母艦の軽空母「メレア」の改装のため第七兵器工場へと訪れる。メレアの「里帰り」を歓迎する第七兵工場のスタッフだけど、第三兵器工場のスタッフであるアタランテ開発チームとは険悪な様子。「マッド・ジーニアス」と呼ばれる変わり者の技術者も現れて――
「この機体は駄目ね。欠陥機だから、降りた方がいいわよ」
アタランテ開発中止の危機に!? さらにアタランテを狙う組織も暗躍し……!?
落ちこぼれの少女騎士が成り上がる「星間国家」英雄譚、待望の第2幕!!
感想
星間国家アルグランド帝国のバンフィールド伯爵家に所属する若き騎士エマ。
彼女の夢は幼い頃からの憧れ、領主のリアム様のような存在になることだった。
しかし、彼女の初の実戦で宇宙海賊の討伐に失敗し、バンフィールド伯爵領の辺境のエーリアス惑星へと左遷されてしまう。
そこでエマは古参だがやる気のない部隊の隊長として任命される。
訓練もしないでダラダラしている部下たちをやる気にさせようとするが空回り。
さらにエマは、リアムの気まぐれで配備された、試作実験機「アタランテ」のテストパイロットとしても活動していた。
ある日、彼女は母艦のメレアの改装のために第七兵器工場を訪れることに。
この工場はメレアを製造したメーカーなので改装を担当していたが、エマがパイロットを務めるアタランテは実は第三兵器工場の製品であった。
そのため、二つの工場スタッフ間には緊張が走る。
さらに、技術者として「マッド・ジーニアス」と称されるニアスも登場し、事態はより複雑化してゆく。
そんな悪環境の中でアップデートしたせいか、アタランテの操縦性が悪くなり。
前回は上手く行ったオーバーロードに、機体が負荷に耐えられずに自壊。
そんな事が起こったせいで、アタランテの開発は急遽中止の危機に立たされる。
というのも、機体がエンジンのわりに貧弱という欠陥という判定を受けたためだ。
これに関して、第三兵器工場は開発から手を引く姿勢を見せるのだが、、
開発の依頼主の領主リアムが事態を面白く思わず、第七兵器工場のニアスを開発に参加させることにする。
この結果、ニアスはエマの操作アシストを全く必要としない操縦技術に目を付け、彼女とアタランテの関係に新たな展開が待ち受けていた。
さらに、アタランテを狙う謎の傭兵団も出て来て。
ニアスがリアムのために製造した、ラクーンの特別機が奪われてしまい、アタランテに襲いかかる。
そのアタランテは、ドワーフの手で特殊素材を使用したフレームで強化。
さらに戦闘中にニアスの手で操作のシステムをエマ用にカスタムしてもらい、最初は操縦に苦戦していたエマは最終的には黄金のラクーンを圧倒。
不利を悟って傭兵は撤退して、アタランテ強奪の危機からは去ったのだが、、
何故、強奪されそうになったのかは謎のまま。
いったい誰が、何のためにアタランテを強奪しようとしたのか、、
全体的な所は謎のまま次巻へと続く。
ニアスが別人のように冷淡だ。
リアムには、ヒドインの残念枠と言われているニアスがこの巻ではクールで出来る女になっている!
それにしても、第七も当時は没落していたとは言え貴族に、他人とのコミュニケーション能力が破綻していると評価したニアスを営業に派遣したよな、、
ニアスの首が飛んでたかもしれないのに。。
星間国家の生命の軽さ恐るべし!
最後までお読み頂きありがとうございます。
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