【いせれべ】異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する16感想・ネタバレ

【いせれべ】異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する16感想・ネタバレ

どんな本?

作家の名前で予備知識無しで買った記憶がある。

「小説家になろう」で「進化の実」を知ったのは作者さんは高校生だったからな・・
文章の書き方が凄く面白くて進化の実を読んでいたが、このタイトルは知らなかった。

この作品の作者さん、美紅さん。
私の印象ではストライクゾーンでは勝負しないタイプだと思ってる。

でもネタのキレが良いので食い付いてしまうw

そう感じている進化の実がアニメ化して、、、

そしてこの「#いせれべ」がアニメ化している。

進化の実の作画と比べると期待出来そう。
というより段違いじゃないか?

モフモフなナイトとアカツキ、声が渋いウサギさんも素晴らしい。

アニメは、シエルまでは行かないかな、、

読んだ本のタイトル

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する16 ~レベルアップは人生を変えた~
著者:美紅 氏
イラスト:桑島黎音  氏

gifbanner?sid=3589474&pid=889458714 【いせれべ】異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する16感想・ネタバレBookliveで購入gifbanner?sid=3589474&pid=889059394 【いせれべ】異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する16感想・ネタバレBOOK☆WALKERで購入gifbanner?sid=3589474&pid=890540720 【いせれべ】異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する16感想・ネタバレ

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あらすじ・内容

全人類を魔の手から救った少年――次は傲慢たる『古の神々』に鉄槌を下す。

地球を支配せんと復活した『古の神々』との戦いに挑む天上優夜。そんな中、海外留学生に選ばれた優夜は、異国の地で有名映画監督にスカウトされてしまい……。ユウヤ・テンジョウ、まさかのアクション俳優デビュー!

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する 16 ~レベルアップは人生を変えた~

プロローグ

優夜は霊冥から地球の神々について聞き、神々が滅んだが神兵の出現から生存の可能性を感じる。現実に戻るとサーラに話を伝え、彼女は復讐の機会を待ちながら優夜の家で暮らすことにする。

第一章  提案

サーラが優夜の家で暮らし始めた頃、ジョシュア王子は反王政勢力の活動に苛立ち、対策を指示。優夜は学園長の提案で佳織と共に留学を決意し、サーラも同行することに決まる。

第二章 留学

優夜と佳織は飛行機で目的の国に到着。歓迎パーティーで革命軍の襲撃に遭うが、優夜は敵を制圧しジョシュアを救出。神々はサーラの力を恐れ、神獣ベヒモスを復活させる。

第三章  パーティー

優夜は映画撮影現場で女優を救い、歓迎パーティーに参加。革命軍の襲撃を受けるが、優夜が対処し事態は収束。サーラの星力を察知した神々が動き出す。

第四章  映画撮影

テロリスト事件後、優夜は映画撮影に参加し成功する。神獣ベヒモスが復活し、神々は世界に津波を引き起こす。優夜は映画出演を断り、学園に戻る。

第五章  地球の神々

優夜は神々と戦い、神獣ベヒモスの反乱で勝利する。帰国後、亮たちは優夜の活躍を称え、クリスマスパーティーを計画。優夜は映画監督からの誘いを断る。

エピローグ

神々を倒した後、ベヒモスを「ドン」と名付け家族に迎える。帰国した優夜は新たな家族と再会し、未来から来た青年が現れて彼を連れて行こうとする。

感想

物語は、優夜が地球を救った後、再び神々に挑むところから始まる。
神々は地球を支配しようと復活し、優夜はその脅威に立ち向かう。
優夜は霊冥から地球の神々の歴史を聞き、神々が人類によって滅ぼされたことを知る。
その後、現実世界に戻り、サーラと共に神々の復活に備える。

優夜は平穏な学園生活を送りながら、突如として交換留学の提案を受ける。
彼は佳織と共に留学を決意し、異国の地へと向かうことになる。
留学先では、ジョシュア王子が佳織を妃に迎えようとするが、その計画は優夜によって阻止される。
さらに、優夜は有名映画監督にスカウトされ、アクション俳優としての新たな道を歩み始める。

物語の中で特に印象に残ったのは、神々との戦いの呆気なさだった。
優夜は多くの神兵を倒し、最終的に巨大な神獣ベヒモスをも退ける。
ベヒモスは優夜の神力が神々より高いので、呆気なく支配権が優夜に移ってしまった。
そしてヘビモスは、神々の命令を拒み、逆に神々を倒して全滅させてしまう。
その後、優夜はベヒモスを「ドン」と名付け、新たな家族として迎え入れる。
この展開には驚かされたが、同時にいつものパターンかとも思ってしまった。
ナイトが可愛ければそれで良い。
シエルが優夜限定で純粋無垢であれば良い。
アカツキ?その辺でダラけてるのが可愛いんじゃないか!(力説)

佳織を巡るジョシュア王子の行動も興味深かった。
彼は最初、佳織に執着するが、優夜に助けられた直後に心変わりしたのだが、この変化が劇的過ぎて別人と思ってしまうほどの手のひら返しに違和感が凄かった。

さらに、映画監督との出会いとその強引なスカウトも面白いエピソードであった。
監督の他人の話を聞かない態度には、思わず笑ってしまった。

美羽が映画の撮影中に巻き込まれる事故も、物語の中で優夜のトラブル体質が異常レベルなんだと強い印象を残した。
優夜のアクションシーンの撮影は凄かったようだが、優夜じゃなかったら死者が出ていたと思うと、監督の自信満々な態度がシュールに思えてしまう。

この物語は、優夜の急激な成長と彼が直面する数々の困難(本人無自覚)を描いており、読者に多くの感動と笑いを提供する一冊であった。
神々との戦いや留学生活、映画デビューといった多岐にわたるエピソードが詰まっており、飽きることなく読み進めることができた。
未来に拉致られた優夜活躍に大いに期待したい。

過去(現代)にヒロイン(未来人)を連れてくるのかな?

最後までお読み頂きありがとうございます。

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アニメ

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ウサギ師匠!!!声が渋い!

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動くナイトがカワイイ!!

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アカツキもキュート!

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OP

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フィクション ( Novel ) あいうえお順

備忘録

プロローグ

天上優夜は霊冥から、かつて地球に君臨していた神について聞く。霊冥によれば、その神々は人類に滅ぼされたが、地球自体が神秘的な力によって無から生まれたものであるという。さらに、地球が生命体を生み出した瞬間に霊冥が誕生したことを告げられ、優夜は驚愕する。

霊冥は、古の神々が地球の支配を目指し、その対抗としてサーラという存在が生まれたと語る。ムーアトラ大陸は神々との戦いで消滅し、現在の地球の形が形成されたが、優夜の話から滅んでいない可能性が示唆される。

霊冥は妖力と霊力を使って地球を調査し、神力の残滓を確認するが、神そのものの存在は感じ取れないと伝える。優夜は、神兵が出現した以上、何らかの原因が存在することを認識し、警戒を続けることを誓って現実世界へ帰還する。

優夜が冥界から戻ると、レクシアとサーラが出迎えた。サーラは目を覚ましたばかりで、優夜は冥界で聞いた話を彼女に伝えることにする。

優夜はサーラに、彼女がかつて地球の神々と戦い、ムーアトラ大陸の人々によって封印されたこと、そしてその大陸が現在は存在しないことを告げた。さらに、神々も同時に滅んだが、最近の神兵の出現から神々がまだ生きている可能性があると説明する。

ルナは、神々が力を隠しているかもしれないと推測し、サーラは神々に対する復讐心を抱く。サーラは神兵を倒し続けることで神々をおびき寄せる意図を示すが、優夜は彼女に自分の家でしばらく暮らすよう提案する。レクシアとルナも賛同し、サーラはその提案を受け入れることにした。

サーラは優夜の家で療養しながら、復讐の機会を待つことを決意する。

ある日の昼下がり、超人気モデルの御堂美羽は所属する芸能事務所『スタープロダクション』の社長に呼び出された。社長室には社長と黒沢が待っており、美羽に一枚の映画ポスターを手渡した。その映画は興行収入百億円を超える作品を次々と生み出す有名監督の最新作であった。

黒沢は社長とその監督との個人的な繋がりにより、事務所から一人映画に出演させる機会を得たと説明した。社長は美羽に映画出演を命じ、美羽は驚きながらも、演技経験がないことを理由に辞退しようとした。しかし、スケジュールの都合で他に適任者がおらず、美羽に白羽の矢が立てられたのだった。

社長は美羽に、もっと広い世界で活躍するための良い機会であると説得し、監督からも演技経験は不要と聞いていると告げた。美羽は戸惑いながらも、社長の指示で他の仕事を全てキャンセルされ、海外での撮影に向けて準備を進めることになった。

こうして、美羽の映画出演が正式に決定し、彼女は新たな挑戦に向けて動き出すことになった。

第一章  提案

サーラが優夜の家で暮らし始めた頃、ジョシュア王子は執事のジェームズと話していた。ジョシュアはカオリを自国に招待することを目的にしており、彼女を迎える準備を進めていた。しかし、反王政勢力が活動を活発化させているという情報が入る。

ジョシュアは交換留学の期間中に反王政勢力に邪魔されることを危惧し、貴族たちの強引な権力行使が原因で反王政勢力が王族体制に牙を向けていることに苛立つ。ジェームズに対し、カオリが来るまでに反王政勢力を捕まえるよう最優先で指示を出し、ジェームズはそれを受け入れた。

サーラが優夜の家で順応し始めた頃、優夜は王星学園での帰りのHR後、ため息を吐いていた。平穏を望む優夜だったが、校内放送で学園長室に呼ばれる。

学園長室に到着すると、そこには佳織と司が待っていた。司は、佳織に留学の提案が来ていることを説明し、優夜も一緒に留学することを提案する。佳織は、留学先の学園が彼女に婚約を求める人物によって出資されていることを伝えようとしたが、佳織が話を遮り、優夜も一緒に留学することを強く希望する。

司は、優夜が外国人とのやり取りに慣れていることや、彼の活躍が学園の知名度を上げたことを理由に挙げた。優夜は、将来の経験として留学を前向きに受け入れることを決意し、佳織と共に留学することを承諾した。

こうして、優夜の留学が決定した。

優夜が学園長室から退出した後、佳織は一息つき、優夜が留学を引き受けたことに安堵した。佳織は、ジョシュアが婚約を申し込んできたことを優夜に伝えたくなかったため、留学の真相を隠した。

その夜、優夜は自宅で留学の話を皆に伝えた。レクシアは一緒に行きたいと駄々をこねたが、留学には佳織と優夜だけが行くことが決まっていた。サーラは自分も同行したいと申し出、神々を追うために優夜と行動を共にしたいと説明した。

サーラの説得力ある言葉に優夜は悩んだ末、サーラも同行することを承諾した。サーラは姿を消す能力を示し、向こうでの活動に問題がないことを証明した。こうして、優夜の留学にはサーラも同行することとなった。

優夜の留学の話が進んでいる頃、近未来的な衣装を着た青年が街中を歩いていた。周囲の視線を浴びながら、青年は高祖父を探すために剣の共鳴音を頼りに歩を進めていた。彼は未来から来ており、自分の世界を救うために過去に来ていた。

翌日、優夜はクラスメイトに留学の話を伝えた。皆は驚きつつも、優夜の留学を応援する気持ちを示した。留学が急な話で、一週間後に出発することが決まっていたため、亮が送別会を提案し、皆で遊ぶことになった。優夜は、送別会をしてもらうことに感謝しつつも、皆と楽しむことを決意した。

優夜の留学の話が進む中、放課後に亮、慎吾、楓、凜、雪音の五人が集まってくれた。行き先を悩んでいたが、楓の提案でカラオケに行くことに決まった。亮の熱唱から始まり、皆が順番に歌い、楓や凜の歌声に驚きつつ、楽しい時間を過ごした。

優夜も参加し、彼の選んだ「だんごブラザーズ」が意外な選曲で皆を爆笑させた。送別会は皆の歌声と笑いで満ち溢れ、楽しく過ぎていった。

留学前日、優夜が準備をしていると、レクシアとルナが手伝いに来た。レクシアは大きな鞄を用意したが、優夜はアイテムボックスのスキルがあるため不要と伝えた。レクシアはナイトたちを連れて行くことを提案するも、優夜はそれを断った。

結局、優夜は転移魔法で必要な時に帰れることを説明し、準備は無事に終わった。ルナは優夜の準備がほとんど不要だったことに呆れたが、レクシアは納得しつつも手伝えなかったことを残念に思っていた。

優夜が留学の準備をしている頃、留学先の国では反王政を掲げるテロリスト集団が動き始めていた。リーダーの男は仲間たちに準備の進行状況を確認し、数日後に第一王子が留学生を招くパーティーが襲撃の好機であることを伝える。

この国では上流階級と平民の格差が非常に大きく、集まった者たちはその格差に苦しんできた。彼らは貴族たちの権力を打破し、平等な社会を実現するために革命を計画していた。リーダーは、日本からの留学生が第一王子に気に入られたために招かれたという情報を確認済みであり、歓迎パーティーが襲撃の機会であると確信していた。

こうして、優夜が知らないところで陰謀が進行していた。

優夜の留学当日、彼は佳織と共に飛行機で目的の国に到着した。空港では、佳織の妹である佳澄が出迎え、優夜がハイジャック事件で彼女を助けたことを思い出す。佳織は優夜がその場にいなかったと誤魔化し、佳澄を納得させる。

その後、第一王子ジョシュアが現れ、佳織を迎えに来たと言う。ジョシュアは佳織に婚約を申し込んでいたが、彼女は断っていた。ジョシュアは優夜にも厳しい態度を見せるが、佳織が毅然とした態度で対応する。

佳織の家で留学生活を送ることが決まっており、優夜は感謝の意を示す。佳織はハイジャックの件で感謝を述べ、三人は佳織の家へと向かった。

優夜は佳織たちの立派なタワーマンションに到着し、圧倒されながらも歓迎された。佳織の母、佳弥からジョシュア王子が歓迎パーティーを開くとの招待状を受け取り、優夜も参加することになる。

サーラを迎えに一度日本に戻り、再びマンションへ戻る。サーラと共に街を散策していた際、大きな爆発音が聞こえ、サーラと共に現場へ向かう。そこでは映画の撮影が行われており、女優オリヴィアが爆発音に驚いてビルから落ちかけるが、優夜が彼女を救出する。

周囲からヒーローのように称賛される中、優夜はその場から急いで立ち去り、次の行動に備えるのだった。

優夜が映画の撮影現場で女優を救っている頃、佳織は母佳弥と妹佳澄と久しぶりの団欒を楽しんでいた。佳織はジョシュアからの求婚を断ったことや、優夜が留学に同行する経緯を説明する。

佳澄は以前、飛行機のハイジャックで優夜に助けられたと主張するが、佳織はその話を否定しつつ、優夜と一緒にいると安心することを述べた。佳弥は、佳織が優夜に好意を持っていることに気づき、からかうように質問する。佳澄も優夜に興味を示し、姉妹で優夜を巡って軽い口論となる。

その様子を見て、佳弥は穏やかな笑みを浮かべていた。

第三章  パーティー

優夜が映画撮影現場でトラブルに巻き込まれた後、【同化】のスキルを使って見物人から身を隠し、家に戻った。サーラさんも神々が来ないと判断し、帰宅に賛成した。お祓いが必要かもと思いつつ、家で過ごしていると、歓迎パーティーの出発時間が来た。サーラさんは家に残し、優夜は準備を整えた。

スーツを着た優夜は佳織に会い、淡い青色のドレスに身を包んだ彼女の美しさに見とれた。佳織も優夜の凛々しさに感動していた。佳澄と佳弥も二人の姿を褒め、佳澄はジョシュアを悔しがらせると言った。

パーティー会場への移動はジョシュアが手配した高級車で行くことになり、優夜はその待遇の厚さに驚いた。

優夜と佳織はジョシュアが用意した車でパーティー会場に到着した。会場はアルセリア王国の宮殿のような白亜の城で、豪華な雰囲気に圧倒された。ジョシュアが歓迎する中、優夜は周囲の注目を浴び、佳織に誘われてダンスを披露した。

しかし、突如として会場は革命軍と名乗る武装集団に襲撃された。ジョシュアは人質に取られたが、優夜は【天鞭】を使って敵を制圧し、ジョシュアを救出した。その後、警察と特殊部隊が到着し、事態は収束した。優夜と佳織は無事に脅威から逃れ、ジョシュア様も救出された。

優夜とサーラが街を探索していた頃、サーラの『星力』を神々が察知した。サーラの力が回復することを恐れた神々は、神獣の封印を解くことを決意する。彼らは太平洋のど真ん中で神獣を復活させようとし、神獣の力を半分でも強力にするために姿を変えることを計画した。神々は力を注ぎ、海から神獣が現れ始める。さらに、神々は宇宙の人工衛星を破壊し、巨大な津波を引き起こし、世界に衝撃を与えた。優夜の知らぬところで神々が動き出したのである。

優夜が留学に出発した日の日本で、近未来的な衣装を纏った青年が優夜を捜していた。彼は偶然、優夜の知り合いである晶に出会い、優夜が留学に出発したことを知る。次に、青年は亮たちと出会い、再び優夜の情報を求めたが、詳しい出発時間は分からなかった。突然、青年は道路に飛び出した子供を救出し、亮たちはその姿に優夜を重ねた。青年は亮たちに別れを告げ、再び優夜の手掛かりを追い求めた。

亮たちと別れた青年は学園に向かう途中で一息ついていたが、再び「優夜さん?」と呼ばれ、驚く。声の主は青髪の不思議な少女メルルだった。彼女も優夜に似ている青年を見て驚いたが、すぐに誤解が解けた。青年はメルルに優夜の居場所を尋ね、留学のために日本を離れることを知る。そこに白衣の沢田先生が現れ、青年が優夜を探していることを知り、メルルに青年を優夜の家に案内するように頼んだ。こうして、青年はメルルの案内で優夜の家に向かうこととなった。

優夜がテロリストと戦っている頃、日本の優夜の家ではレクシアが退屈そうにしていた。ルナはレクシアの態度に呆れていたが、レクシアはユウヤがいない寂しさを訴えた。そこでユティがクリスマスというイベントについて話すと、冥子がその説明を補足し、クリスマスがプレゼントを贈り合う行事であることを説明した。レクシアはその話に興味を持ち、クリスマスの準備を始めることに決めた。ルナは金銭の心配をするが、レクシアはユウヤに頼めばいいと考えた。こうして、優夜の不在中にクリスマスの準備が進むことになった。

第四章  映画撮影

テロリストの襲撃から数日後、学園が臨時休校となり、優夜も事情聴取を受けることになった。理由は、彼が一人でテロリストたちを制圧し、人質を救ったためである。優夜は王族の感謝を受けるため宮殿に招かれ、国王とジョシュアから感謝の言葉を受けた。ジョシュアは自身の未熟さを認め、優夜と佳織に謝罪した。国王はテロリスト事件の影響で短くなった留学期間を補填する提案をし、優夜と佳織に相談を促した。これにより、テロリスト襲撃事件は一段落した。

未来から来た青年がメルルの案内で優夜の家を訪れる。ユティが出迎えるが、優夜がすでに留学に出発していたことを知り、青年は落胆する。その後、青年は家の中にいたレクシアとルナにも驚かれるが、事情を説明せずに去っていった。一方、テロリストの件が一段落した後、佳弥の提案で優夜と佳織、佳澄たちはテニスをすることに。佳織は運動が苦手で、試合中もミスが多く、佳澄は苦戦する。結局、佳織のテニスの腕前は上達せず、試合は混乱のまま終わるのだった。

神々が復活させた神獣ベヒモスが太平洋に現れるが、不完全な復活でありながらもその力は健在である。神々はこのベヒモスを用いてサーラを消し去り、この星を支配しようとする計画を進める。数日後、優夜は王族との謁見を無事に終え、予定通り留学を終えて帰国することを決める。学園ではクラスメイトたちが優夜をヒーローとして迎えるが、彼が特殊部隊の一員であるという噂が広がる。優夜は否定しきれず、そのまま噂を受け入れる形となる。そんな中、映画監督が優夜を訪れ、映画出演を強引に勧める。学校を早退させられた優夜は、監督に連れられていく。

封印を解かれた神獣ベヒモスは、神々に操られることに不満を抱いていた。ベヒモスには感情や理性があり、かつて神々の「遊び」として人間を殺すことを強制され、そのことで深い苦しみを感じていた。封印されて安堵したものの、再び神々に復活させられ、身体も象のように変えられていた。神々の力が弱まっていることを感じ取ったベヒモスは、一縷の希望を持ちながらも、自分を救ってくれる存在を切望していた。

優夜は映画監督に無理やり撮影現場に連れてこられ、廃工場でアクションシーンの撮影をすることになった。初めての演技で不安だったが、美羽の救出シーンを演じることに。同じく初演技の美羽と共に撮影に挑むが、工場が本当に崩壊するというアクシデントに見舞われる。しかし、優夜は見事に対応し、撮影は成功した。監督から次回作の出演を依頼されるが、優夜は学生生活との両立が難しいと断る。オリヴィアから名刺を渡され、将来の演技に興味を持つなら連絡するよう勧められる。

第五章  地球の神々

優夜は映画撮影に巻き込まれた後、有意義な留学生活を送っていた。テロ事件が大きなニュースとなったが、優夜に関する情報は広まらず平穏な日々を過ごしていた。しかし、帰国の準備をしていると、神々の軍勢が突然襲来する。サーラは力を使って空間を隔離するが、神々はサーラの力を削ぐために人々を襲撃する策略をとった。優夜はサーラを守るため神々と戦い、多くの神兵を倒す。神々は切り札として巨大な神獣ベヒモスを召喚するが、ベヒモスは神々の命令を拒否し、逆に神々を倒した。こうして、神々との戦いはあっけなく終わりを迎えた。

優夜が神々と戦っている間、王星学園では亮たちが退屈さを感じていた。優夜がいないことが原因であると気づいた彼らは、彼の帰国を楽しみにしつつ、優夜の海外での活躍について話していた。特に、SNSで話題になった優夜がオリヴィアを救出する動画に驚き、彼の成長と活躍を誇りに思っていた。

亮は優夜と佳織の帰国祝いを兼ねてクリスマスパーティーを提案し、楓や凜、慎吾も賛成したが、晶だけはバイトのため参加できなかった。彼らは晶のことをあまり知らないことに気づきつつも、来年は晶も交えて遊ぼうと決意し、パーティーの計画を進めるのだった。

エピローグ

優夜が神々との戦いを終えた後、神獣ベヒモスが彼の指示を聞いて大人しくなった。サーラは、優夜の持つ《神威》の力が、ベヒモスに対する支配力を持っていると説明した。神々を倒したベヒモスを殺すことを考えたサーラであったが、彼女はベヒモスもまた神々の被害者であることを認め、最終的に許した。

優夜は、ベヒモスをどうするか考えたが、ベヒモス自身が優夜について行く意思を示した。優夜はベヒモスに『大小変化の丸薬』を与え、小さくさせた後、新たな名前「ドン」をつけた。

こうして、優夜はドンという新たな家族を迎え入れ、神々との戦いに終止符を打った。

優夜は神々を倒した後、ドンを家族に迎え、サーラとドンを日本の家に送り届けた。その後、優夜は佳織と共に飛行機で帰国した。帰宅すると、レクシアたちが迎えてくれたが、サーラとドンは疲れて眠っていた。ドンは家族として皆に紹介され、すぐに溶け込んだ。

その後、サーラは神々への復讐を終えたことから優夜に恩返しをしたいと述べ、彼の家に住むことを決意した。レクシアは優夜がいない間に彼に似た人物が訪ねてきたことを伝えた。

その時、家のインターホンが鳴り、優夜が対応すると、近未来的な衣服を纏った青年が現れた。青年は優夜に未来に来てほしいと頼み、突然彼を連れて行こうとした。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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