読んだ本のタイトル
#後宮の烏
著者:#白川紺子 氏
あらすじ・内容
後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという――。時の皇帝・高峻は、ある依頼のために烏妃のもとを訪れる。この巡り合わせが、歴史を覆す「禁忌」になると知らずに。 【目次】翡翠の耳飾り/花笛/雲雀公主/玻璃に祈る
(以上、Amazonより引用)
感想
アニメ化するとは知らずに読み始める。
後宮にいる烏妃。
呪殺、祈祷、失せ物探し。
頼まれれば何でも請け負うのが役目の妃だという。
ただし代償が必要でもあった。
呪殺は生命が代償。
祈祷は財産が必要。
失せ物探しは応相談。
そんな不思議な力を持つ巫女を前の王朝が廟を作り、今の王朝になっても外に出すのも何なんので、巫女に烏妃という地位を与えて後宮に囲っていた。
そこに最近皇帝になった高峻が彼女に翡翠の耳飾りに取り憑いた幽鬼の正体を探ってほしいと頼んで来た。
ただ烏妃は世代交代したばかりで当代の烏妃の柳寿雪は、先代の皇太后の命令で滅ぼされた一族の生き残りだった。
ただ偶然に生き残り、先代の烏妃に才能を見出されて教育を受けた寿雪。
幼く人買いに捕まっていた彼女を見付け出したのは、、
現在、皇帝の遣いすら追い出す門番になっている星星なのか?
あの丸っこいのが??
閑話休題
その過去のせいで彼女は極力他人と交流する事を避けており普段はツンケンしており。
前の王朝から後宮に囲われており、世間を知らない高齢の先代から言葉を習ったせいで、言葉使いが旧いものだからやたらと目立ってしまう寿雪。
現皇帝の高峻は、何故かそんな個性的な寿雪に執着する。
烏妃は夜伽をしないというのに、、
むしろ、神の遣いとしての扱いなのに執着してしまう。
しかも、彼女の過去を、、
彼女の本当の髪の色が何故銀色なのを知っておきながら、、
新皇帝の高峻は表の世界では権力闘争をして、自身の母親を殺した皇太后幽閉し。
最後の方ではやっと政治的にケリが付いたので皇太后を処刑。
その皇太后の幽鬼がまた悪さをするのも何ともドロドロとしている。
そんな高峻と寿雪を中心に紡がれる物語だが。。
周りの登場人物も謎が多い。
花笛から登場している妃の1人として居ながらも、高峻に保護されており。
色々と決着が着いた後は、寿雪を妹のように可愛がる雲花娘。
たまたま寿雪が侍女のフリをして殿から出た時に出会い、後々に寿雪のお付きの侍女になる九九。
常に高峻の側にいる衛青。
以外の登場人物は要注意だと一巻を読んだ時点での感じたが、、
その予感は当たっているのだろうか?
2巻を読んでみよう。。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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