どんな本?
『この素晴らしい世界に祝福を!』は、暁なつめ 氏による日本のライトノベルで、イラストは三嶋くろね 氏が担当。
ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、
INTRODUCTION(アニメ この素晴らしい世界に祝福を!)
交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。
「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない?
1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」
「……じゃあ、あんたで」
RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!
……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難問は、
なんと生活費の工面だった!
さらに、トラブルメーカーの駄女神・アクア、
中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、
妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、
能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになって、カズマの受難は続く。
そして、そんなある日、カズマ達パーティはついに魔王軍に目をつけられてしまい―――!?
平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?。
この作品は、異世界転生、ファンタジー、コメディといったジャンルに分類され、2012年から2020年までの間に全20巻(本編17巻+短編集3巻)が刊行された。
また、このライトノベルはアニメ化もされており、2023年4月より第三期が放送される。
この作品は、平凡な冒険者カズマが過ごす異世界ライフを描いている。
読んだ本のタイトル
この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま
著者: 暁なつめ 氏
イラスト: 三嶋くろね 氏
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あらすじ・内容
累計1900万PV!「小説家になろう」で話題沸騰の作品がついに書籍化!
ゲームを愛する佐藤和真は女神を道連れに異世界転生。大冒険が始まる……と思いきや、衣食住を得るための労働が始まる。「安定」を手にしたい和真だが、女神が次々問題を起こし、ついには魔王軍に目をつけられ!?
この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま
感想
普通ではない死にかたをした青年・カズマが、女神・アクアによって異世界へと導かれる物語である。
カズマは異世界での新しい生活をスタートさせるが、彼が選んだ異世界での唯一の持ち物は、なんとアクアそのものだった。
この選択により、アクアもまた異世界に連れて行かれることになる。
二人は魔王をたおすために異世界生活を始めるが、日銭を稼ぐ労働をしてたのに爆笑。
その後、冒険を始めるのだがアクアが巨大カエルにパックリと食べられて大苦戦。
仲間がいないと危険だと仲間を募集したら、1日に1回の爆裂魔法しか使えない魔法使い・”めぐみん”や、貴族令嬢でドMの変態クルセイダー・”ダクネス”が仲間に加わる。
しかし、彼らの冒険はなかなか上手くいかない。
キャベツが空を飛んだり、冒険者たちが予想外のトラブルに見舞われたりと、日常はドタバタとした出来事でいっぱいだった。
それでも彼らは、各々の残念な特性を活かしながら、困難を乗り越えていく。
物語の中で、カズマたちは湖の浄化などの様々なクエストをこなしていくが、中でも魔王の幹部であるデュラハンによって街が脅かされるエピソードは見どころの一つ。デュラハンはダクネスに死の呪いをかけるが、直後にアクアの力で浄化され、放置していたら「人でなし!」とアンデットのデュラハンに言われたのが笑え。
その後に、呪いで死んでると思ったダクネスを見てフリーズしてしまうのも面白かった。
その後、戦闘でデュラハンは奮闘するが、カズマのスキルで首を盗まれ。
首でサッカーをされて討伐されてしまう。
魔王軍の幹部を討伐したのだから多額の報酬を貰えるのかと思ったら・・・
アクアのやらかしで多額の負債を抱えてしまうのも面白い。
この作品は、一見するとただのコメディファンタジーのように見えるが、仲間たちの絆や、困難を乗り越えるための努力が描かれており、読んでいると自然と彼らを応援したくなる。
また、異世界での生活がコミカルに描かれており、キャラクターたちの個性が際立っている。
読み進めるうちに、予想外の展開に何度も驚かされるが、それがまたこの物語の魅力の一つである。
彼らの冒険はまだまだ続くが、彼らがどのように魔王をたおし、異世界での生活を豊かにしていくのか、次の展開を楽しみに待つ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
プロローグ
佐藤和真は死後、女神アクアによって異世界転生の選択肢を提示される。
しかし、アクアの説明によれば、彼の死は大型トラックではなく、トラクターに驚いてのショック死だったという。
そして、アクアからの提案は異世界での新しい人生、ただし、その異世界は魔王によって危機に瀕している。
佐藤和真は、この提案に乗り、異世界への転生を選択する。
彼が異世界に持っていく一つの”もの”として選んだのは、なんとアクア自身だった。
この選択により、アクアもまた異世界に連れて行かれることになり、二人は魔王を倒すための旅に出ることになる。
(ああっ女神さまのパロディ。
アクアがヴェルダンディ様の、、
何か怒りが込み上げて来たw)
第一章
異世界に転生した主人公と女神アクアが、冒険者ギルドで登録手続きを行う。
石造りの街と中世ヨーロッパのような景観、獣耳やエルフの存在に興奮する主人公。
一方、アクアは異世界に来た事実に戸惑い、泣き叫ぶ。主人公は冒険者ギルドでの登録を希望するが、初期装備や登録手数料がないため困惑する。
アクアは近くにいたプリーストから手数料を借りてくるが、彼女が女神であることを信じてもらえず、さらに違う宗派だったために苦労する。
主人公は冒険者として、アクアはアークプリーストとして登録されるが、主人公のステータスは平凡で、アクアのステータスが非常に高いことが発覚する。
女神アクアの高ステータスに周囲が驚き、主人公は思う通りに事が進まず戸惑うが、異世界での冒険者生活が始まる。
主人公とアクアは異世界での平凡な労働者としての生活を送っていた。
日々の仕事を終え、日当を受け取った後、二人は大衆浴場へ行き、その後食事を共にする。
(馴染んでるw)
彼らは普通の労働者として働き、安全な土木作業のバイトに勤しむ一方で、冒険者としての装備も持っていない現状に不満を感じている。
主人公は異世界に冒険を求めて来たのに、今の生活に疑問を持ち始め、アクアに魔王を討伐するために送られてきたことを思い出させる。
アクアはそれに気づき、二人は明日からレベル上げを始めることを決意する。
しかし、その決意を固める声が周囲に迷惑をかけ、他の冒険者に注意される。
それでも二人は冒険に向けて希望を持ち、期待を胸に眠りにつく。
青空の下、主人公は巨大なカエル型モンスター、ジャイアントトードに追われている。
アクアは武器を持たず、危険な状況にあっても主人公を助けようとしない。
ジャイアントトードはその巨体で牛を超え、人里にまで現れるほどの危険な存在であるが、金属を嫌うため適切な装備があれば対処可能とされている。
アクアはカエルに飲み込まれそうになり、主人公が助けに入るも、最終的にはアクアがカエルを倒そうとするが効果がなく、主人公がカエルを倒してアクアを救う。
アクアは自身の信者に対する信仰心を守るため、カエルと戦う決意を固めるが、再度カエルに飲み込まれてしまう。
主人公は再びアクアを救出し、危険なカエルとの戦いを終える。
街に戻った主人公とアクアは、冒険者ギルドでカエル肉の唐揚げを食べながら、仲間を募集することにした。
彼らは冒険者ギルドで、魔王討伐のための強力な仲間を上級職限定で募集したが、長時間待っても誰も来なかった。
主人公が募集条件を下げようと提案した時、紅魔族の少女、めぐみんが現れた。
めぐみんはアークウィザードを名乗り、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操ると自己紹介したが、彼女が食事をしていないことが判明し、主人公たちは彼女に食事を提供することにした。
紅魔族は高い魔力を持つことで知られ、めぐみんも強力な魔法使いであることが確認されたため、主人公たちは彼女を仲間に加えることに決めた。
主人公たちは満腹になっためぐみんを連れてジャイアントトードへのリベンジに挑み、めぐみんは爆裂魔法で一匹のカエルを倒したが、魔法の後で動けなくなる。
アクアとめぐみんが身を挺してカエル二匹を足止めし、主人公がとどめを刺す。
クエスト完了後、めぐみんは他の魔法は使えず爆裂魔法しか愛せないと告白し、主人公は彼女の手を引き剝がそうとするが、めぐみんは強くしがみついて離れない。
周囲からの誤解を受ける中、めぐみんは主人公に捨てないでほしいと懇願し、最終的に主人公は彼女を受け入れることにした。
ジャイアントトード討伐クエストの完了報告をした後、主人公は粘液まみれのアクアとめぐみんを浴場へ送り、自らは報酬を受け取る。
この世界では、モンスター討伐によるレベルアップやスキルポイントの獲得が可能であることに驚きつつ、生活の厳しさやホームシックに陥る。
その時、女騎士がパーティー募集をしていると知り、加入を希望する。
彼女は美人だが攻撃が全く当たらず、盾代わりになりたいと願う。
主人公は彼女の加入をためらうが、彼女は粘液まみれになることすら望むほどの特異な性質を持つことが明らかになる。
最終的に主人公は、彼女もポンコツであることを悟りつつも、パーティーに加えることになる。
第二章
カエル討伐の翌日、主人公たちはギルド内の酒場で遅めの昼食を取っていた。
主人公は、スキルの習得方法についてめぐみんに尋ねると、冒険者は他人からスキルの使用方法を教わる必要があることを知る。
めぐみんは爆裂魔法を教えることを申し出るが、スキルポイントが不足していることが明らかになる。
その後、アクアに便利なスキルの提供を依頼するが、宴会芸を教わることになり、がっかりする。
そこへ盗賊スキルを持つクリスが現れ、主人公に盗賊スキルを教えることを提案する。
主人公はクリスから「窃盗」スキルを習得し、クリスとの賭けに挑む。
主人公は成功してクリスの下着を盗んでしまい、その結果、クリスから逃げることになる。
主人公がスキルを覚えた後、ギルドの酒場に戻ると、アクアが《花鳥風月》を使って人々を楽しませていた。
その際、アクアは芸を二度同じ場で披露することを拒否し、一部の客からは物質的な報酬よりも食事を奢られることを好む様子を見せていた。
この間に、主人公は盗賊スキルを使って再びクリスの下着を盗むが、その事実をダクネスが公にし、周囲から冷たい視線を浴びる。
クリスはダンジョン探索に出かけることにし、ダクネスは残ることを選ぶ。
その後、緊急クエストとしてキャベツの収穫が告げられる。
この世界のキャベツは飛び、収穫の時期が近づくと動き回るため、冒険者たちはキャベツを追いかけることになる。
アクアはこの独特のキャベツの振る舞いを説明し、主人公はこの珍妙な事態に呆れながらも、日本に帰りたいとホームシック気味になる。
キャベツ狩りが終了した後、ギルドではキャベツを使った料理が振る舞われ、参加した主人公たちはキャベツの美味しさに驚いていた。
ダクネスは自身の不器用さを語りつつも、防御に長けていることを強調し、めぐみんは爆裂魔法でキャベツやモンスターを一掃したことを誇った。
また、主人公は敵を素早く捕捉し、潜伏と敵感知スキルを駆使してキャベツを収穫し、魔力を使い果たしためぐみんを助けた。
アクアは主人公に「華麗なるキャベツ泥棒」という称号を冗談めかして授けた。
この一連の出来事を経て、ダクネスが正式にパーティーの一員となった。
彼女は攻撃がほとんど当たらないが、防御は得意で、モンスターの群れに突っ込むことを好む性質が明らかにされた。
アクアとめぐみんは彼女の加入を歓迎し、パーティーが豪華な顔ぶれになったと自慢した。
主人公はレベルが上がり、《片手剣》スキルと《初級魔法》スキルを習得したが、スキルポイントの消費に落ち込んだ。
その後、主人公はアクアを連れて武具ショップに向かい、自身とアクアの装備を見直すことにした。
アクアは自分の羽衣が神具であり、高い防御力を持つと主張し、主人公が冗談でその羽衣を売ると言うと、本気で心配する場面もあった。
冒険者ギルドでダクネスとめぐみんは、新たに装備を整えた主人公の姿を見て感想を述べた。主人公は以前のジャージ姿から一新し、革製の胸当てや金属製の篭手、すね当てを身に着け、冒険者らしい外見になった。
この変化は、アクアからのファンタジー感を損なうという苦情を受けたことに起因する。
また、主人公は片手剣を携え、魔法剣士のようなスタイルを目指している。
初クエストの話題になると、ダクネスはジャイアントトードの討伐を提案するが、アクアとめぐみんは過去にトラウマを抱えているため強く反対した。
そこで主人公は、クエストに行くことを皆に伝え、アクアを除くメンバーで手頃なクエストを探しに行く。
その間、主人公はアクアとの会話で、アクアの役立たずぶりを指摘し、自らの生活改善策として日本の物を売るビジネスを提案する。
アクアは泣き出し、主人公は満足するが、アクアのレベル上げを助けるため、ダクネスの提案でアンデッド討伐クエストを検討する。
ダクネスは鎧がなくても自身の硬さに自信を持っていたが、主人公は彼女のマゾヒスティックな発言に困惑する。
アクアは、主人公が彼女の参加を促そうとする中、テーブルに顔を伏せて泣き疲れて眠ってしまっていた。
冒険者たちは、夕方になると墓場近くでキャンプをしながらバーベキューを楽しみ、夜を待った。
彼らの今回のクエストは、共同墓地に出現するアンデッドモンスター、ゾンビメーカーの討伐である。
ゾンビメーカーは質の良い死体に乗り移り、ゾンビを操る悪霊の一種だ。
夜が深まると、アクアは墓場で大物のアンデッドが出そうな予感を口にする。
墓地に到着し、リッチーのウィズ(大物)と遭遇。
ウィズはリッチーでありながら、迷える魂たちを天に還すための魔法陣を使用していた。
アクアはウィズを攻撃しようとするが、主人公はアクアを制止し、ウィズの話を聞く。
ウィズはこの墓地の魂たちがお金がないために適切な供養を受けられずに彷徨っているため、定期的に天に還りたがっている魂を送ってあげていると説明する。
ウィズがこの行為を続ける背景には、街のプリーストたちが金儲けを優先し、共同墓地の供養を怠っているという事実があった。
主人公はウィズの行為に理解を示すものの、ウィズの魔力によって死体が勝手にゾンビとして目覚める問題に触れ、その解決策を模索する。
墓場からの帰宅途中、アクアは不満を抱えていた。彼女はリッチー、ウィズを見逃すことについて納得がいかなかった。
しかし、彼女はこれから毎日、迷える魂の浄化のため定期的に墓場を訪れることになった。
この決定はウィズが人を襲ったことがないという理解のもと、メンバー全員の同意を得ていた。
ウィズから受け取った名刺を見ながら、主人公はウィズが街で普通に生活していることに驚き、ウィズが営む小さなマジックアイテムの店について語られる。
ウィズの存在は、主人公の異世界観を揺るがすものだった。
めぐみんは、リッチーとの戦闘が避けられたことを幸運と語り、リッチーの危険性について説明する。
アクアはウィズに対抗するために名刺を要求するが、主人公はアクアを連れていくべきか迷う。
最後に、ゾンビメーカー討伐のクエストが失敗に終わったことが明かされる。
第三章
ギルドの酒場で、主人公は相席した男から魔王軍の幹部が近くの古城を乗っ取ったという話を聞いていた。
主人公はネロイドのシャワシャワを飲みながら、この話が自分たちには関係ないと考えている。
彼は情報収集の重要性を理解しており、さまざまな冒険者から有益な情報を得ていた。
廃城に近づかない方が良いというアドバイスを受け、主人公はパーティーのテーブルに戻る。
そこで、アクア、ダクネス、めぐみんから変な目で見られているが、ただ情報収集していただけである。
活き作りの野菜スティックに手を出そうとするも、野菜が逃げる珍現象に遭遇する。
その後、主人公は自分のレベルアップについて、どのスキルを覚えるか仲間たちと相談しようとするが、彼らのスキル振りにはまとまりがなく、チームとしてのバランスが悪いことを嘆く。
ダクネスは防御系、めぐみんは爆裂魔法系に特化しており、アクアに至っては話を遮られてしまう。
主人公はパーティーのまとまりのなさに移籍を考えるほどのフラストレーションを感じてしまった。
緊急のキャベツ狩りクエストから数日後、報酬が支払われ、ダクネスとめぐみんはその金でそれぞれ鎧と杖を強化した。
しかし、アクアがキャベツではなくレタスを多く捕まえてしまい、報酬が思ったより少なくなったため、カズマにお金を借りることになる。
この際、カズマは報酬を利用して、いつまでも馬小屋での暮らしから脱却し、拠点を手に入れることを望む。
しかしながら、新たなクエストを探すも、魔王の幹部が街の近くに住み着いた影響で、高難易度の仕事しか残っていなかった。
そのため、冒険者たちは高難易度の仕事に苦戦するか、アクアのようにバイトを探す状況に追い込まれた。
魔王軍の幹部であるデュラハンが、街の近くの城に住みついたことで、周辺のクエストが激減し、冒険者たちは仕事に困る状況になった。
この間、めぐみんは毎日爆裂魔法を放つため、デュラハンの城を標的にしていた。
ある日、デュラハンが耐えかねて街の正門前に現れ、めぐみんが毎日城に爆裂魔法を放っていたことを非難した。
めぐみんは、デュラハンに対して爆裂魔法を放ち続けたのは、彼をおびき出す作戦だったと主張したが、デュラハンはアクアに死の呪いをかけると脅迫する。
ダクネスが身代わりとなり、呪いを受けるが、実際にはダクネスに何も起こらなかった。
それでもデュラハンは、呪いを解くために自身の城に来るよう挑戦を投げかけ、去って行った。
デュラハンの呪いによって一週間後の死が宣告されたダクネスを救うため、めぐみんはデュラハンに直接対決を挑むことを決意する。
しかし、カズマはめぐみんだけでなく自分も同行することを提案し、さらに潜伏スキルを使って敵を回避しながら進む作戦を立てる。
その後、アクアがデュラハンの呪いを解除し、一件落着する。
数日後、アクアは金欠に悩まされていたため、クエストを求めてギルドへ行くが、提案したクエストが危険すぎるとカズマに却下される。
代わりに湖の浄化のクエストを見つけるが、カズマはアクア一人で浄化できると思い、協力を渋る。
しかし、アクアが半日かかると聞き、カズマはアクアを助けることを決意する。
街の水源である湖の水質が悪化し、モンスターのブルータルアリゲーターが住み着いていたため、アクアは湖の浄化を行うクエストを受ける。
カズマの提案でアクアを鋼鉄製のオリに入れて湖に沈め、浄化魔法を使用させることで安全に浄化作業を進める。
アクアは当初不安を感じつつも、自身が水の女神であることを信じて作業に取り組む。
しかし、ブルータルアリゲーター達にオリを囲まれ、攻撃される中で浄化魔法を連呼するものの、恐怖で泣き出す。
最終的に浄化は成功し、モンスター達が去った後、アクアはトラウマを抱える結果となり、街までオリごと運ばれることを望む。
カズマたちはアクアに報酬の全額を譲り、彼女をオリに入れたまま街に運ぶ。
街に帰ってきた一行は、アクアがオリに引き籠もりながら街中を引き回され、アクアが「ドナドナ」を歌うせいで注目を浴びる。
その後、ミツルギという男が登場し、ブルータルアリゲーターでも破壊できなかったオリの鉄格子を容易く捻じ曲げ、アクアに手を差し伸べる。だが、アクアは御剣を忘れていた。
ミツルギは、アクアに強力な魔剣グラムをもらったと主張。
ミツルギは、アクアを女神として尊敬し、彼女と一緒に魔王を倒すことを願うがアクアは拒否。
さらにめぐみん、ダクネスに勧誘をかけるが彼女達からも拒否されてしまう。
その後、カズマと勝負することになるのだが、勝負はカズマが不意打ちでスキル「スティール」で魔剣を奪い、素手になったミツルギを打ち負かす形で終わる。
アクアはギルドでオリの弁償を巡って職員と揉めるが、最終的にミツルギから弁償費用を受け取り、そのことでホクホクし。
ミツルギは敗北を認めつつも、カズマに魔剣の返還を求めるが、カズマは”売り払ったから無理”とそれを拒否。
その後、アクアはダクネスとめぐみんに自らが女神であることを打ち明けるも、信じてもらえない展開になる。
最後には緊急事態が発生し、カズマのパーティーが名指しで呼ばれてしまう。
第四章
正門前に駆けつけたカズマとその仲間たちは、デュラハンを含む多数のアンデッドと対峙する。
デュラハンは、カズマたちが城に来ない理由を問いただし、特にめぐみんが城に爆裂魔法を撃ち込んでいたことに怒りを露わにする。
その事をカズマは知らず、アクアとめぐみんは、その行動を認めつつも、デュラハンの挑発に乗り抗議する。
デュラハンは、アクアたちに仲間を見捨てたと責め、自身が真っ当な騎士だったと述べていたら、、
無事なダクネスを発見してフリーズする。
そのスキに、アクアがデュラハンに「ターンアンデッド」の魔法をかけると悲鳴を上げ、魔法が効いている様子を見せる。
アクアはさらに強力な「セイクリッド・ターンアンデッド」を使い、デュラハンを苦しめるが本来なら消滅するのに苦しんでるだけだった。
デュラハンは自分の不死の体に自信を持っていたが、アクアの魔法により苦痛を感じ、その場に転がる。
アクアの魔法で苦しんだデュラハンは、部下のやアンデット達にに街の住民を皆殺しにするよう命令する。
アクアはデュラハンの魔法が効かないことに動揺し、カズマは状況をどう収束させるか考え込む。
アンデッドナイトが街に侵入し、冒険者たちが対応に追われる中、アクアはなぜかアンデッドナイトたちに集中して追い掛け回される。
デュラハンのベルディアはアクア一人にアンデッドナイトが集まる様子に焦りを露わにし。
アクアはターンアンデッドの魔法がアンデット達に効かないことが判り、カズマに助けを求める。
カズマはアクアを利用して、アンデッドナイトを街の外へと誘導する計画を立て。
街の外に出た瞬間、カズマの合図でめぐみんが爆裂魔法を放ち、アンデッドナイトの群れを一掃する。
街の正門前には巨大なクレーターができ。
この威力に、周囲は静寂が広がる中、魔力を使い果たして倒れためぐみんは、勝利を宣言し、カズマに背負ってもらう。
アクアは爆裂魔法の余波で口の中に砂を詰められてしまい、不満を漏らし。
冒険者たちからは歓声が上がり、めぐみんの活躍を称賛する声が聞こえる。
カズマとめぐみんはその歓声に応えつつ、ベルディアのもとへと向かう。
ベルディアは配下を全滅させられたことに憤慨し、自らカズマたちと戦うことを宣言する。
ベルディアが冒険者たちに襲われるも、一斉に攻撃を躱し、逆に冒険者たちを斬り捨てる。
その際、ダクネスはベルディアの前に立ち塞がり、攻撃を受け止めるも、攻撃はほとんど当たらず、鎧に傷を負うだけであった。
一方で、ベルディアは自分の首を空に投げ上げ、戦場全体を見渡す戦法で冒険者たちを圧倒する。
カズマは、盗賊たちによる「スティール」の試みも効果なく、ダクネスの危機を前にして絶体絶命の状況に陥る。
しかし、彼はベルディアが水を避けたことからヒントを得て、再び「クリエイト・ウォーター」で水を作り出し、ベルディアを攻撃する計画を立てる。
その行動により、ベルディアは攻撃を中断し、戦況に変化が生じた。
カズマと他の魔法使いたちはベルディアに対して水魔法を使用するが、攻撃が当たらない。
その場に現れたアクアはカズマに水の女神としての力を見せることを宣言し、「セイクリッド・クリエイト・ウォーター」という強力な水魔法を使用する準備をする。
ベルディアはアクアの魔法の威力を感じ取り、逃げようとするが、ダクネスに阻まれる。
アクアが大量の水を生み出す魔法を唱えた瞬間、ベルディアは退路を塞がれてしまう。
アクアは自称する通り洪水級の水を発生させ、ベルディアを含む周囲の人々を押し流した。
混乱の中、カズマはベルディアにスティールを使い、彼の頭を奪う。
奪った頭を使って冒険者たちはベルディアの頭でサッカーを始める。
その間にダクネスはベルディアに大剣で大きな一撃を加える。
アクアは「セイクリッド・ターンアンデッド」の魔法でベルディアを浄化し、彼は消滅する。
戦いが終わった後、ダクネスはデュラハンとなった騎士への祈りを捧げ、自分をからかっていた冒険者たちの死を悼んで、彼等にも思いを伝えたが、実は生きていたことを知り恥ずかしさを感じる。
後になって、アクアは蘇生をしたと申し出るが、それがダクネスにとっては恥ずかしい責め苦になり、彼女は「死にたい」と呟く。
エピローグ
ベルディア討伐の翌日、カズマは将来について考えつつ冒険者ギルドへと向かった。
彼はこれからは危険を避けて安全に暮らすことを決意していた。
ギルドではベルディア討伐の報酬として特別報酬がパーティーに支払われることになり、カズマたちは金三億エリスを受け取ることになった。
しかし、その直後にアクアが召喚した大量の水で街に被害を与えてしまい、その弁償金として三億四千万エリスが請求される。
最終的に報酬と弁償金が相殺され、カズマは再び金に困ることになる。この事態に、カズマは魔王討伐を決意し、理不尽な世界からの脱出を誓う。
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