どんな本?
「この素晴らしい世界に爆焔を!」は、暁なつめによるライトノベルのスピンオフ作品で、アニメ化もされている。
この作品は、最強の魔法に憧れる一人の少女、めぐみんの物語を描いている。
物語は、紅魔の里という場所で始まる。
ここに住む紅魔族は、紅い瞳と生まれつき高い知力と魔力を持っていた。
その中に、紅い爆焔の魔法に魅了された少女がいた。
彼女の名はめぐみん。彼女は魔法学園・レッドプリズンに入学し、あの日見たあの熱を、輝きを、最強の魔法を、自分のものにすることを願っていた。
アニメ「この素晴らしい世界に爆焔を!」は、2023年4月5日(水)よりTOKYO MXほかにて放送が開始された。
この作品は、めぐみんが真の仲間たちと出会うまでの物語を描いている。
後に稀代の大魔法使いとも、極めて頭のおかしい爆裂魔法使いとも呼ばれる、一人の少女の物語が幕を開ける。
この物語は、めぐみんが最強の魔法使いになるための旅を描いている。
読んだ本のタイトル
この素晴らしい世界に祝福を!スピンオフ この素晴らしい世界に爆焔を!
著者: 暁なつめ 氏
イラスト: 三嶋くろね 氏
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あらすじ・内容
大人気「この素晴らしい世界に祝福を!」のスピンオフが大幅加筆で書籍化!
「上級魔法を習得してこそ一人前。爆裂魔法はネタ魔法」そんな紅魔の里の教訓とは裏腹に、めぐみんは爆裂魔法習得を目指し、勉学に励んでいた。ある日、学校から家に帰ると妹のこめっこが謎の黒猫を抱えていて!?
この素晴らしい世界に祝福を!スピンオフ この素晴らしい世界に爆焔を! めぐみんのターン
感想
紅魔族の里に住む少女、めぐみんが主役の物語。
めぐみんは爆裂魔法を習得することを夢見ているが、その過程で様々な困難や試練、そして友情に出会う。
フードを深くかぶった魔法使いが爆裂魔法で黒い獣を退治する場面から始まる。
この魔法使いとの出会いが、めぐみんの魔法使いとしての道を歩むきっかけとなった。
その後、めぐみんは学校での日常や、同級生のゆんゆんとの競争、そして彼女たちを取り巻く紅魔族の集落の日々が書かれている。
めぐみんとゆんゆんの関係は、競争を通して強くなっていく。
彼女たちはお互いをライバルと見なしながらも、深い絆で結ばれている。
ゆんゆんは、めぐみんが目指す爆裂魔法の危険性を心配するが、同時にめぐみんの夢を支えるために力を尽くす。
紅魔族の里では、邪神の封印が弱まりつつあるという危機が迫っていた。
めぐみんとゆんゆんは、この危機に直面し、里を守るために立ち上がる。彼女たちは、自分たちの力を信じ、困難に立ち向かう。
物語の結末では、めぐみんがついに爆裂魔法を習得し、その圧倒的な力で里を脅かすモンスターの群れを一掃。
この戦いを通じて、めぐみんは自分の中に眠る力と、仲間との絆の大切さを再認識する。
そして、彼女は紅魔族の里での経験を胸に、新たな旅立ちへと踏み出す準備をする。
エピローグでは、めぐみんが未来を占ってもらうシーンが描かれる。
そこで占い師は、めぐみんがアクセルという街に行き、素晴らしい仲間たちと出会う未来を予見する。
しかし、詳細な結果は明かされず、めぐみんの未来にはまだ多くの冒険が待っていることを示唆して終わる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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アニメ
PV
同シリーズ
その他フィクション
備忘録
プロローグ
フードを深くかぶった人物が静かな声で魔法を唱え、その魔法の威力は凄まじく、周囲を破壊し尽くす。主人公が追われていた黒い獣も、その魔法によって吹き飛ばされた。魔法の影響は広範囲に及び、主人公の遊び場やおもちゃも失われた。この魔法の破壊力は、見たことがないほど強大だった。
魔法を唱えた人物は、主人公のもとへ歩み寄り、怪我がないか尋ねる。その人物の外見や、強調される体の特徴に主人公は驚き、どうすればそのようになれるのかを尋ねる。自身が諦めないという強い意志を持ちながら、その人物に憧れる。魔法使いとなり、巨大な力を手に入れることを夢見る主人公だが、目の前の人物からは、その魔法を使わない方が良いと助言される。
その人物は、封印が解かれた場所について、他に大人がいなかったかを尋ね、封印の欠片が失われていることに気づく。主人公が欠片をおもちゃとして使っていたことに驚き、その危険性を説明する。そして、黒い獣を再び眠らせるために魔法を使用し、主人公に何か願いがあるかを尋ねる。
主人公は、世界征服や巨大な力を求めるが、それらは叶えられないと断られる。最終的に、失われたおもちゃの欠片を見つけることを願う。しかし、魔法使いはもっと大きな願いを叶えたいと申し出るものの、主人公は最初の魔法を教えてほしいと願い出る。
第一章
ある朝、教室で担任が出席を取る光景が描かれる。
全員の出席が確認された後、ゆんゆんと呼ばれる生徒の名前が一人遅れて呼ばれる。
この学校は紅魔族の集落にあり、子供たちは12歳になると魔法使いの修行を始める。
生徒たちは上級魔法を習得することを目指し、スキルポイントを貯めている。
テストの結果、三位以内の生徒にはスキルアップポーションが与えられ、めぐみんが一位になる。
彼女は既に上級魔法を覚えるほどのスキルポイントを持っているが、彼女の目標は別の魔法にある。
冒険者カードを見ながら、爆裂魔法を習得したいという強い願いを持っていることが明かされた。
授業が終わり休み時間になると、ゆんゆんがめぐみんに声をかけ、昼食の勝負を挑む。
二人は毎日のように勝負をしており、この日もめぐみんが勝負内容を決定する。
その後、二人は保健室で身体測定を受けるが、めぐみんは再びゆんゆんに勝利する。
次の授業では担任がプリンを食べながら魔法の説明を行い、めぐみんは特に「爆裂魔法」に興味を示す。
しかし、担任は爆裂魔法に対して否定的な意見を述べる。
国語の授業では、めぐみんが低い点数を受け、ゆんゆんも満足いく答えができず、担任からは二人とも期待外れの評価を受ける。
授業の最後には、紅魔族にとって文法や言葉が重要である理由が強調され、生徒たちは将来的に通り名を考えることが求められる。
学校の前広場で担任が特別な授業を行う。戦闘の訓練として、何が最も大切か生徒たちに問う。
冷静さや破壊力などさまざまな答えが出るが、担任は「格好良さ」が最も重要だと示す。この概念を実演し、生徒たちにペアを組んで名乗りとポーズの研究を指示する。
一方、めぐみんは体育の授業を休むために体調不良を装うが、担任には許されず、最終的に保健室へ行くことに。
担任の実演中に予期せず強い雨が降り始め、授業が中断する状況になる。
ゆんゆんがめぐみんにお昼の弁当を半分だけあげることになったが、めぐみんはそれを全て食べてしまった。
その後、学校では突然の大雨が降り出し、担任はそれを邪神の仕業だと発表した。
午後の授業は中止となり、生徒たちは校内で自習することになった。
めぐみんは図書室で「爆裂魔法の有用性」を含むいくつかの本を読み、その魔法に対する自分の想いを再確認した。
その間、ゆんゆんは友達作りに関する本を読んでいた。その後、クラスメイトとの小さなトラブルが発生したが、担任が登場して解決へと導いた。
担任は邪神の封印が解けかけていることを告げ、生徒たちに集団での下校を指示した。
七年前に邪神の封印が解けかけたことがあったという話がクラスで広まっていた。
その時、流れの魔法使いが邪神を再封じたという。
授業終了後、めぐみんとゆんゆんは一緒に帰ることになり、途中でお茶をすることにした。
二人は喫茶店で軽食を取りながら、互いの好みや友達との関係について話し合った。
その後、めぐみんが帰宅すると、妹のこめっこが戦利品を誇らしげに見せた。
こめっこが捕まえてきたのは黒い子猫で、めぐみんはその世話をすることになった。
教室でめぐみんが新しく飼い始めた黒猫を使い魔として紹介し、クラスメイトたちはその可愛さに夢中になった。
しかし、担任は動物の持ち込みを禁止しているため、めぐみんはこの猫が自分の一部であると主張するが、担任は許可しなかった。
結局、担任は猫をクラスで飼うことを許可し、猫には「クロ」という名前がつけられた。
後日、めぐみんとゆんゆんは鍛冶屋で小物を見に行き、ゆんゆんは銀色の短剣を気に入った。
家に帰ると、めぐみんの妹こめっこが新しいおもちゃで遊んでいると言ったが、それが何かは明かされなかった。
めぐみんは、こめっことクロを風呂に入れた後、質素な夕食を済ませて自室に戻る。
階下では家族の活動が聞こえるが、めぐみんはクロを抱きながら、過去に会ったある人物に頼まれたおもちゃを探したことを思い出す。
暗い部屋で、クロの愛らしい瞳を見ていると、なぜかその人物を思い出す。
めぐみんは、自分の今後について、学校に通い、妹の面倒を見るという変わらない日常を送るだろうと考えていた。
第二章
ある晴れた朝、めぐみんは学校に入ると、ゆんゆんから勝負を挑まれる。
ゆんゆんは新しく手に入れた銀色の短剣を見せびらかし、機嫌が良さそうだ。
勝負の条件として、めぐみんが負けたらゆんゆんの言うことを一つ聞くことになり、ゆんゆんはその短剣を使った勝負を提案されるが、すぐに断る。
結局、めぐみんはゆんゆんからの弁当をもらい、お昼を共にする。
その後、二人は上級魔法を覚えるために必要なスキルポイントについて話し合い、めぐみんが爆裂魔法を覚えるためにはあと4ポイントが必要であることが明らかになる。
授業が始まると、担任からモンスター狩りの任務があるため、生徒たちは午後は自由に帰宅するか自習をするよう告げられる。
その日の昼休み、めぐみん、ゆんゆん、ふにふら、どどんこは一緒に昼食を共にし、恋バナで盛り上がるが、その会話は現実とはかけ離れている。ゆんゆんは前世での恋人について地味ながらも優しい相手を望むと述べるが、他の三人からは地味だと言われてしまう。
また、めぐみんは自分の前世が破壊神であったため恋人がいなかったと述べる。
最終的に、めぐみんはゆんゆんの弁当を全て食べてしまい、ゆんゆんから半分という約束を破ったことを指摘される。
学校から帰る道中、めぐみんはゆんゆんに友達ができたことをからかいながら、お互いに将来を心配する会話を交わす。
突然、靴屋の息子であるぶっころりーに出会い、彼は最近モンスターが活発化していることを話す。
彼は、紅魔族随一の靴屋の後継者として自己紹介し、ゆんゆんと名乗り合うが、ゆんゆんは恥ずかしそうに応える。
家に帰っためぐみんは、泥まみれのこめっこから、父宛ての魔道具の注文書を受け取る。
注文書は、めぐみんの父の魔道具作りの技術を高く評価する内容だったが、めぐみんは父が作る魔道具の質を知っているため、注文者を冷やかしと疑う。
注文書には、アクセルという街からのものだと書かれているが、めぐみんは店の所在地や店主の名前に疑問を抱く。
台所でこめっこと料理の準備をしていると、鍋から奇妙な音がし、クロが中で震えているのを見つける。
こめっこはクロを太らせてから食べようとしていたが、めぐみんはもう少し待つことを提案する。
週に一度の休日に、めぐみんは学校の弁当をもらえないため、朝食を抜こうとするが、妹のこめっこに起こされ、一緒に朝食を食べることになる。
こめっこは、めぐみんが好きでないシャケをクロに与えようとする。
一方、家は常に貧しく、めぐみんの父が作る魔道具は売れないため、食料が乏しい。
めぐみんは、里で食料を調達しようとするが、途中でクロをかじろうとするこめっこを止め、代わりに貢物を得ようと計画する。
近所のぶっころりーに食べ物をせびり、成功する。
後日、学校でゆんゆんと腕相撲の勝負をすることになり、クロの食事を賭ける。
めぐみんは、ゆんゆんの良心をつけ込んで勝利を収め、クロの分の食事も確保する。
担任が率いる里周辺のモンスター駆除の後、比較的安全な環境での野外実戦授業が計画される。
生徒たちは三人グループかペアを作り、レベル上げのための「養殖」に挑むことになった。
めぐみんはゆんゆんと組もうとするが、あるえからの誘いを受ける。
その間に、ゆんゆんはクラスメイトのふにふらとどどんこにグループへの参加を促され、結局彼女たちと組むことになる。
校庭に集合後、生徒たちは担任からの指示で、動けなくなったモンスターにトドメを刺す訓練を受ける。
武器は見た目に反してハリボテであり、軽いことが明かされる。
ゆんゆんはトドメを刺すことに躊躇し、代わりに推されたどどんこも同様に躊躇する。
その際、あるえが注意を引く強そうなモンスターを発見し、めぐみんたちはその対応に追われることになる。
担任が率いた里周辺のモンスター駆除後、未知のモンスターによる襲撃が発生し、めぐみんたちはそのモンスターから逃走する。
このモンスターは特定の生徒、特にめぐみんを狙っていたが、担任が駆けつけて事態は収束する。
その後、担任は邪神の封印が弱まっているという状況下での再封印作業のため授業を中止し、生徒に集団帰宅を指示する。
一方で、めぐみんとゆんゆんの間では、新しくできた友情に関するやりとりがあり、互いにライバルでありながらも友人であることの複雑な感情を見せる。
しかし、めぐみんのいたずらによって、ゆんゆんは感情的になり、めぐみんに襲い掛かる。
ゆんゆんとめぐみんは、授業中に争い、体育の戦闘訓練で更に対立する。
担任の質問に対し、ゆんゆんは「仲間」の重要性を、めぐみんは「火力」の重要性を主張し、担任からは共に低評価を受ける。
訓練で実際に対決する際、めぐみんはゆんゆんが攻撃できないようクロを使って戦術を変え、ゆんゆんを翻弄する。
授業後、二人は家路でまたしても争い、ゆんゆんの友人関係について話し合う。
その途中、不審な行動をする近所の靴屋の息子に遭遇し、彼から相談を持ちかけられる。
家に戻ると、めぐみんは食べ物とおもちゃが大量にあることに驚き、こめっこが「紅魔族随一の魔性の妹」として振舞ったことを知る。
第三章
めぐみんとゆんゆんはぶっころりーの相談を受けるために集まり、その前にボードゲームで遊ぶ。ゲームはめぐみんが勝利し、ぶっころりーが遅れて現れる。
ぶっころりーは好きな人ができたと相談し、その相手は紅魔族の美人で占い師のそけっとであることが明かされる。
ぶっころりーはめぐみんとゆんゆんに、そけっとの好みのタイプを探るよう依頼する。
彼らはそけっとの店を訪れるが、直接聞くことに躊躇する。最終的に、ぶっころりーは占い代を工面することを決意する。
ぶっころりーの相談で、めぐみんとゆんゆんは高値で取引されるモンスターの狩りに出る。
一撃熊を狙うが、ぶっころりーの魔法により一撃熊がめぐみん達に気づき、襲い掛かってくる。
ぶっころりーは隠れていたが、一撃熊を退治する。
その後、ぶっころりーは好きな人、そけっとに印象を残そうと、風の魔法で彼女を舞い上げるが、これが失敗に終わり、めぐみんとゆんゆんに怒られる。
結局、そけっとの好きな色が分かっただけでも良しとするが、彼女の気を引くことには失敗する。
ぶっころりーは、めぐみんとゆんゆんに協力を求めながら、彼の想い人であるそけっととの関係を進展させようと試みる。
彼らは、昼食を取りながら作戦を練るが、そけっとが森に入っていることを知り、彼女を助けに行くことに決める。
そけっとは森で一撃熊と戦っており、ぶっころりーも魔法で介入するが、誤ってそけっとを巻き込んでしまう。
結果、ぶっころりーの行動が誤解を招き、そけっとから決闘を申し込まれる事態になる。(哀れ)
ぶっころりーは、自分の未来の恋人について占ってもらおうとするが、占いで何も見えない結果となり、落胆する。
そけっとはぶっころりーのために無料で占うことを提案し、その過程でぶっころりーの過去の行動や森での騒動が誤解であったことが明らかになる。
結局、ぶっころりーはそけっととの関係を進展させることはできず、ぶっころりーの想いは実らないまま終わる。
めぐみんとゆんゆんはこの一連の出来事を見守り、最終的には日常へと戻る。
第四章
ぶっころりーは、失恋のショックから立ち直り、里で自警団「対魔王軍遊撃部隊」を組織していた。
一方、ゆんゆんはめぐみんに友達の関係について相談する。
その内容は、友達が経済的に困っている時にお金を貸すことについての悩みであった。
めぐみんは、単にお金を貸すのではなく、他の方法で助けるべきだとアドバイスする。
その後、勇者候補が里に来ているという噂が流れ、ゆんゆんはその人物に関心を示す。
しかし、勇者候補は近日中に里を離れる予定だと知り、残念がる。
里では、邪神の下僕と思われるモンスターが目撃されており、再封印の準備が進められている。
過去には里の先祖が邪神をわざわざこの地に封じた歴史があった。
ゆんゆんは、ふにふらとどどんこからのお金の借り手になり、学校へ向かっているところをめぐみんが見かける。
ふにふらの弟の薬代を集めるために、ゆんゆんが彼女たちにお金を貸していたが、実際にはふにふらの弟は病気ではなく、ゆんゆんは騙されていた。
めぐみんはこの事実を指摘し、自分なら他の方法で助けると言う。
翌日、魔道具作製の授業でめぐみんは高難易度の病治療ポーションを作成することに挑戦する。
その過程でカモネギを使うことになり、ゆんゆんがその可愛らしさからカモネギを殺すことに反対するが、めぐみんはカモネギのネギのみが必要だった。
しかし、めぐみんは結局カモネギを絞めてしまい、レベルアップする。
放課後、めぐみんはふにふらとどどんこを校舎裏に呼び出し、ゆんゆんから騙し取ったお金を返すよう迫る。
めぐみんは彼女たちに自作の病治療ポーションを渡し、これをゆんゆんに返済する名目で、実際にはゆんゆんから無理やりお金を巻き上げた行為を非難する。
めぐみんはふにふらとどどんこに警告し、ゆんゆんとの間に何もないことを強調するも、ふにふらとどどんこは彼女たちの関係をからかう。
その後、めぐみんはゆんゆんにお金を返し、二人で帰宅する途中、ゆんゆんはめぐみんがふにふらの弟のために何か行動を起こしたのではないかと疑う。
そして、ゆんゆんはめぐみんを食事に誘う。
めぐみんとゆんゆんは食事を終えて帰り道につき、その途中で公園に立ち寄る。
めぐみんは、食後の運動としてゆんゆんに軽くいじられつつも、互いに過去や未来について語り合う。
めぐみんはゆんゆんに対し、自身が爆裂魔法を学ぶ理由を語り、それは幼少期に魔獣から救われた記憶が強く影響していることを明かす。
また、卒業後は旅に出る計画を持っていることも話し、ゆんゆんとの未来についても触れる。
公園でカモネギと遭遇した際、ゆんゆんはカモネギを優しく扱うが、めぐみんはそれを食用として捕獲し、二人の間で再び小競り合いが起こる。
ゆんゆんとめぐみんは、日が暮れた後も諍いを続けながら帰路につく。
めぐみんが捕らえたカモネギを夕食として持ち帰る道すがら、ふたりは相手をからかい合う。突然、紅魔の里に非常の鐘が鳴り、空にはモンスターの群れが現れる。
この状況を、里の大人たちが何とかするだろうとめぐみんは推測するが、ふたりは念のためめぐみんの家に避難することにする。
ゆんゆんを自宅に泊めることを提案するめぐみん。
しかし、家に近づくと、家のドアが破壊されているのを発見し、めぐみんは妹の安否を心配する。
第五章
めぐみんとゆんゆんは、破壊された自宅に入り、モンスターと対峙する。
そのモンスターをゆんゆんが短剣で刺し、めぐみんが止めを刺すも、モンスターは黒い煙となって消え去る。
この間にもこめっこ(めぐみんの妹)の安否が不明であり、ふたりは彼女の捜索を始める。
その後、外で鞄を引き裂いていた別のモンスターと遭遇し、その中からめぐみんの飼い猫クロが現れる。
クロを助けようとするが、モンスターはクロを捕まえて飛び去ってしまう。
めぐみんはこめっこが「おもちゃ」で遊んでいると話していたことを思い出し、その「おもちゃ」が邪神の封印のパズルである可能性に気付く。
めぐみんとゆんゆんは邪神の墓で、こめっことモンスターが対峙する場面に遭遇する。
モンスターが新たに複数現れ、ゆんゆんは中級魔法「ライトニング」を使用してモンスターを撃退する。
めぐみんは上級魔法を使うか迷うが、ゆんゆんの行動によって決断を先延ばしにし、二人でこめっこを守ることを選ぶ。
こめっこは姉の決断を支持し、共に戦うことを決意する。
ゆんゆんは中級魔法「ブレード・オブ・ウインド」を使い、空中のモンスターを撃退する。
めぐみんは自分も中級魔法で戦うことを決意し、こめっこも戦いに参加しようとする。
新たに現れたモンスターに対し、ゆんゆんは「ファイアーボール」で反撃し、全滅させるが、その過程で魔力を使い果たし、めぐみんが背負って逃げる。
途中、多数のモンスターが現れるが、めぐみんは上級魔法を使おうとするも、冒険者カードを見て笑い出す。
彼女のスキルポイントが爆裂魔法を習得するのに十分であることに気づく。
めぐみんはついに爆裂魔法を習得し、空中のモンスター群を一撃で仕留めた。
この魔法の詠唱中、めぐみんは魔力の漏れ出しや詠唱による変化を体験し、緊張感の中で成功させる。魔法発動後、その圧倒的な破壊力にゆんゆんも驚愕する。
数日後、騒動の収束と共に、めぐみんとゆんゆんは学校を卒業することになるが、爆裂魔法使用の禁止令が出される。その後、封印されていた「名も忘れ去られた傀儡」と「復讐の女神」の封印が解ける事件が発生し、ゆんゆんはこれをめぐみんの魔法のせいだと考える。
しかし、里の大人たちは違う解釈をし、二人が学校を卒業する。
その後、クロの扱いについて話し合い、めぐみんは使い魔として正式に「ちょむすけ」と名付ける。
エピローグ
めぐみんは里の占い師、そけっとに呼び出され、その目的が自身の未来を占うことだと知らされる。
そけっとはめぐみんがアクセルという街に行き、困難の末に素晴らしい仲間たちと出会う未来を占う。
しかし、そけっとは詳細な占い結果については明かさず、めぐみんの将来大きなことを成し遂げることだけを示唆する。
また、里に災厄が降りかかることとその際のめぐみんたちの関与を予見するも、具体的な情報は提供しない。
店を出る際、めぐみんは不安に思いつつも、爆裂魔法を世界に証明する目的を胸に、未来に向けて歩みを進める決意を固める。
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