どんな本?
種族底辺・メンタル最強女子の、迷宮サバイバル!
迷宮を出たら魔王に追われて。。
魔王と和解して、、、亜神となり。
魔王軍幹部へとなる。
この女子、ホントにメンタル強い。
読んだ本のタイトル
#蜘蛛ですが なにか? Ex2
著者:#馬場翁 氏
イラスト:#輝竜司 氏
あらすじ・内容
初代支配者たちはいかに生まれたか? 「蜘蛛」ファン必見の過去編!
システム崩壊後、魔王アリエルを訪れたソフィアとラースに語られる過去とは!? 書き下ろし小説、輝竜司先生の描き下ろしイラストに加え、孤児院メンバーのキャラクター設定や過去の店舗特典SSも収録!
蜘蛛ですが、なにか? Ex2
巻からのあらすじ
魔王と女神を救うため、世界の害悪エルフ族のポティマスを排除した魔王一行。
あとは女神サリエルを救うだけと思ったら、、
管理者Dが放っておくはずがない。
『女神を犠牲にして人類を救う』か『人類の半分を犠牲にして女神を救う』か。
全人類に突如迫られた選択で、世界中大混乱!
魔王、神言教、黒龍、勇者、そして「白」は各々の信念をかけ、クライマックスバトル!
最後はタイトルを回収して終わった「蜘蛛ですが、なにか?」の過去編。
感想
魔王アリエルが無力だった時の話が半分。
その後、過去編の主要キャラの紹介があって特典SS集って感じだった。
本編が終わって、システムから助けた神のサリエルはシステムに酷使されたせいで限界だったのでギュリグリとアリエルが看取って亡くなる。
そして全てをやり切ったアリエルはパペットタラタクト達に介護されながら余生を楽しんでいる。
そんな、ところにラースとソフィアが訪ねて来て雑談をしている中で、ゴブリンは種族として生き残れるのだろうかと話になり。
日本のファンタジーのゴブリンとこの世界のゴブリンの齟齬の話になり。
元ゴブリンのラースに、この世界のゴブリンが何故武人のようにとなったか。
その原因となったゴブの話をする。
ポティマスの実験の被害者キメラの1人だったゴブは肌の色が緑色で、背が低く短命だった。
普通の人と外見が違う彼は社会に生き残る事ができず、キメラの子供達が保護されている孤児院に静かに暮らしていたのだが、、
サリエルが女神Dが作ったシステムに入りシステムが稼働して世界が変わり。
社会が変わり食糧難になった世界への救済措置として、Dが食用可能な魔物を産み出して世界にばら撒いた。
そんな魔物に囲まれた戦闘力を持たない孤児院の子供達を逃すため。
ゴブは囮となり死亡する。
その時にアリエルから借りた。
サリエルから受け取った花を押し花にした栞を握り締めて。
その彼の行動(カッコつけ)が、システムに介入して現在の武人気質のゴブリンへとなったとアリエルは予想している。
ラース自身もその風習は知っており、そのゴブの行動は、仲間のために行動した賞賛する行動で一部でも彼の行った事が自分たちの風習に残ってる事に感じ入る。
その後、ソフィアの吸血鬼の話になる。
初代魔王フォドゥーイの話になる。
ただ、彼の事はアリエルは直接見たわけではなく伝聞になるが、ソフィアに語って聞かせる。
Dがシステムを導入する前から財界で魔王と呼ばれていたフォドゥーイ。
彼が雇っていた傭兵の1人が吸血鬼に噛まれて理性を失い。
その毒牙がフォドゥーイにも及んだのだが、彼だけが理性を残して吸血鬼化した。
そして、フォドゥーイは人類を吸血鬼へ変えて吸血鬼になった連中に吸血鬼を増やせと命令する。
吸血鬼になった人はやりたく無いのにフォドゥーイの命令で嫌々ながら周りの人を吸血鬼化して行く。
本人もそれを喧伝してるからタチが悪い。
そんな初代魔王フォドゥーイを倒したのは初代勇者と呼ばれている、孤児院出身のクラだった。
アリエルに編み物を教え、最初の頃は戦闘力が無かったが彼の目が魔眼となり魔物を弱体化させてクラは魔物を斃す事が出来た。
そしてクラは戦力を持ち、怪我人は初代聖女のナタリーが、死者には蘇生が出来た院長が行ったが、、
院長は力を行使し過ぎたせいで、最後の1人を生き返させたらそのまま亡くなってしまった。
それでも、そんな彼等に助けを求める人々。
そして彼等はクラを勇者とナタリーを聖女と呼ぶようになる。
襲い来る吸血鬼達。
そんな吸血鬼との戦いは圧倒的に人類が不利。
起死回生を狙ってクラは、全ての吸血鬼の元フォドゥーイを倒すためクラは単独で彼に戦いを挑む。
最後には限界を感じていたフォドゥーイは世界のため、システムに取り込まれているサリエルのため、システムに魂を捧げて終わる。
そしてクラは、当時は弱かったアリエルの元に帰り。
彼女の膝に縋り付きながら愚痴を溢す。
そんな初代勇者と魔王の話。
想定していた話と違い微妙な顔をするソフィア。
そんなアリエルの昔語り。
そして、その後に描かれる主要キャラの設定集。
システム稼働後の動きがなかなかに泣ける。
皆んな必死に生き残ろうと、世界を良くしようと頑張っていたんだな、、、
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
蜘蛛ですが、なにか? シリーズ
その他フィクション
Share this content:
コメントを残す