小説「金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 3」感想・ネタバレ

小説「金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 3」感想・ネタバレ

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どんな本?

主人公の三鷹悠真は、家の庭で湧く『金属スライム』を退治することで得た驚異的な力を持っていた。
しかし、ダンジョンを発見したら役所に報告しないといけなかったのに、悠真は親にも秘密にしてダンジョンを攻略。
その辺の魔力測定器では図り切れない魔力を獲得してしまう。
それが原因で探索者育成機関を退所となってしまう。

それでも彼は探索者としての夢を捨てきれず、ダンジョン企業『D-マイナー』に就職することに。
ここで彼は数々の困難に立ち向かう。

一つは、彼の魔力が強過ぎて数値が0と表示されること。

しかし、実はこれは彼の力が測定器の容量を超えていたためのエラーで、実際の数値は46万5200、

世界最高の炎帝アルベルトの数値8600をはるかに上回るものだった。

茨城の赤のダンジョンでのイレギュラーな魔物との戦闘では、彼はその強さを発揮するが、その手柄を別の探索者に横取りされてしまう。

WEB小説投稿サイト「カクヨム」で読んでいたことが、この本との出合いのきっかけだった。
そこで探索者の物語に引き込まれていたので、書籍化されると知ったときは本当にうれしく。
発売を知ってすぐにkindleで予約。
この物語には特別な魅力があると感じていて、商業用の本として手に取れるというのは、とても待ち遠しく感じていた。

読んだ本のタイトル

金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 3 ~金スラしか出ない極小ダンジョンの攻略者~
著者:温泉カピバラ 氏
イラスト:山椒魚  氏

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あらすじ・内容

最強なのは、絶対に秘密……のハズでした(バレました)。

誰にも気づかれずに退治しまくった『金属スライム』由来の規格外な力で、衝撃的な探索者デビューを果たした三鷹悠真。
入社したダンジョン企業の社長に連れられ、悠真が向かったのは……マッドサイエンティスト・アイシャの研究所。ずっと秘密にしてきた悠真の能力が、ついに彼女にバレてしまい――
「君は本当にとんでもない逸材だよ、悠真くん!!」「……え」
悠真の怪物的な戦闘力を巧みに利用しながら“黒のダンジョン”の最深部へと探索を進めていくアイシャ一行だったが――
「悠真くんは……私の想像を遥かに超えた存在だったんだね」
彼女の暴走(研究)によって、悠真は新たな覚醒を遂げる!

金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで3 ~仄暗き迷宮の支配者~

感想

『金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 3』は、主人公の悠真が黒のダンジョンを冒険する物語である。
この物語では、悠真が神崎とアイシャという二人の専門家に能力を知られ、共に黒のダンジョンへの探索を進めることになる。
彼らの目的は、悠真の隠れた力を探ることと、黒のダンジョンに隠された謎を解明することである。

物語は、悠真が黒のダンジョンで特殊な魔鉱石「黒鋼」を摂取し、その結果として異常な力を手に入れることから始まる。
この力を活かして悠真はダンジョン内での様々な強敵と対峙し、自身の技術を磨いていく。
彼の力は次第に増大し、「黒鋼の王」としての名を馳せることになる。

ダンジョンの探索は困難を極め、多くの危険が伴う。
悠真、神崎、アイシャはダンジョンの深層へと進む中で、数々の試練と遭遇する。
その中で悠真は自らの力を駆使し、ピンチを切り抜けながら成長していく。
一方で、悠真を支える神崎とアイシャも彼の成長に貢献し、彼らの関係性も深まっていく。

最終的に、悠真たちはダンジョンの最深部に到達し、そこで「黒鋼の核」と呼ばれる強大な力を秘めた魔鉱石を発見する。
この核を中心に繰り広げられる激しい戦闘の末、悠真はダンジョンを制覇し、その存在を消失させることに成功する。
これが悠真の功績となるかは不明。

しかし、物語はそこで終わらない。
悠真がダンジョンを消失させたことで、海外では新たな動きがあり、彼をマナ上昇率が無い無能力者として追い出した探索者育成機関【STI】では新たな卒業生が誕生していた。
彼らもまた、悠真と同じようにダンジョンに挑むことになる。

物語全体を通じて、悠真は多くの困難を乗り越え、自身の運命を切り開く。
そして、彼の周りの人々もまた、彼の冒険を通じて成長し、新たな一歩を踏み出すことになる。
『金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 3』は、挑戦と成長、友情と裏切り、そして勇気と希望に満ちた物語である。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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「金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 3

その他フィクション

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フィクション(novel)あいうえお順

備忘録

プロローグ

テルアビブにある国際ダンジョン研究機構の本部で、イーサン・ノーブルとその助手クラークが地下の施設を訪れる。
彼らが入った部屋には、世界中から集められた魔宝石や魔鉱石が展示されている。
イーサンは特に魔鉱石に興味を示し、最近の研究である「黒のダンジョン」に関連するため、再び魔鉱石を観察したいと考えている。
壁に埋め込まれたガラスケースには、特別な施錠がされており、その中には人を確実に殺すと言われる「悪魔の魔鉱石」と呼ばれる黒い金属の塊が展示されている。

第一章  黒のダンジョン

アイシャが悠真の異常なマナを主張するが、神崎はその主張を信じられず、機械の故障を疑う。
アイシャは神崎に強く詰め寄り、悠真の出所について問い詰めるが、神崎はその言葉を一蹴し、話には乗らないと宣言して部屋を出る。
アイシャは信じ難いことを認めつつ、悠真に魔法を使わせることで真実を確かめることを提案するが、神崎はそれも拒否して去っていく。

神崎が遅く帰宅し、夕方まで寝た後、風呂に入る。夕食時に舞香に問われるが、曖昧に答えるだけである。
翌日、悠真が出社し、神崎は気になっていたアイシャの言葉を確かめるため、悠真にマナの測定結果を伝える。悠真は喜び、舞香も関与し、神崎は悠真に魔宝石を飲ませる。
舞香が魔宝石を用意し、悠真はそれを摂取する。
神崎は、悠真にダンジョン以外でも魔法が使えると偽り、試すよう促す。悠真は試みるが、当初は失敗する。
しかし、最終的に小さな水球を作り出し、神崎はその現象に驚愕する。それは、地上で魔法が使えないという既存の常識に反する出来事である。

その日の午後、神崎はアイシャの研究所に行き、アイシャに悠真が本当に魔法を使ったことを報告する。
アイシャは、悠真の持つ莫大なマナが国際的な問題になる可能性があると指摘する。
神崎は混乱し、普通に生活したいだけだと訴えるが、アイシャはさらなる問題があると言い、悠真の詳細なマナのデータを示す。
データから、悠真が魔宝石を摂取していることが明らかになる。
この発見により、アイシャは悠真が重要な研究対象になるとし、彼を研究所に呼ぶ計画を立てる。
神崎はこの事態に戸惑いながらも、アイシャの計画に従うことにする。

早朝、電車に乗り会社に向かう悠真は、車窓から外を見ながら物思いにふけっている。
社長や田中も、庭にできた穴が世界で一番深いダンジョンだという話は、ただの噂話だと言っていた。
それよりも、会社で魔法を使った後、田中と共に「青のダンジョン」に行き、魔法の練習をしたことが重要だ。
ダンジョン内の方が魔法が使いやすく、田中に褒められる。続く日もダンジョンで練習をし、魔力はまだ弱いが、水球の大きさを変えるなどの練習を楽しんでいる。
ただ、会社で魔法が使えたと話すと、田中には笑い飛ばされてしまう。
もう少しで「水の魔力」が向上し、「赤のダンジョン」での活躍も見込まれるため、悠真は期待に胸を膨らませている。

出社した悠真は、神崎からアイシャの所へ一緒に行くことを提案される。
これまで「青のダンジョン」に行くと思っていた悠真は意外に思いつつも、最近の身体測定のデータが出たと聞き、詳しい情報を聞くために二つ返事で承諾する。
自分のマナ指数やその他の詳細について理解を深めることを望んでいる。

神崎と悠真は東京の大田区にある研究所へ向かう。
研究所は外観が町工場のようで、内部も質素だが、アイシャが待っていた。
アイシャは、悠真に身体測定の異常な結果があったことを告げ、彼が大量の魔鉱石を摂取していることを明かす。
悠真は困惑し、何も隠していないと弁解するが、アイシャと神崎からの疑問が続く。
アイシャは悠真に、秘密を守ると約束する契約書にサインするよう求める。
契約は彼らの秘密を保護する内容で、万一漏れた場合は賠償金が発生すると説明される。
悠真はこの提案に承諾し、契約書にサインする。
アイシャはさらに悠真の異常なマナについて詳しく調べたいと願い出るが、具体的な秘密や詳細についてはまだ表面的な説明にとどまる。

アイシャは神崎に対して、悠真のマナが極めて高いことを隠すよう強く警告する。
彼女は、悠真が公に高いマナを持つことが知られれば、大企業が彼を引き抜こうとするだろうと説明する。
さらに、アイシャは自分の特殊なマナ測定器でしか測定できないが、他の企業が測定方法を開発することも可能だと指摘する。
アイシャは、悠真の能力が公になることで自己の利益や研究に悪影響が出ることを恐れ、神崎に悠真のマナについて秘密を保つよう脅迫する。
その後、アイシャは悠真のいる部屋へ戻り、何事もなかったかのように振舞う。

神崎は舞香と田中に、「黒のダンジョン」への急な調査依頼を報告する。
彼は悠真を連れて行く理由として、悠真の魔力が低いため、魔法が効きにくいこのダンジョンが適していると説明する。
一方、田中は舞香と共に「青のダンジョン」でアイオライトの採取を行うことになる。神崎は以前から黒のダンジョンの調査を先延ばしにしていたが、ついにその調査を受け入れる決断をする。理由は、これ以上断ると不満を買う可能性があるからである。
神崎は悠真が世界最大のマナ保有者であるかもしれないと考え、その真偽を確かめるために調査に臨むことにする。

悠真たちが横浜駅に到着する。
目の前には、災害をもたらしたことで有名な「黒のダンジョン」が存在する。
国により激甚災害と認定されたこのダンジョンは、周辺の復興支援とともに封鎖が進められ、今では防衛省が管理する要塞が設置されている。
アイシャはダンジョン入口で待っており、神崎と悠真はその入口へと向かう。
彼らはアイシャの護衛任務も兼ねているため、神崎は嫌そうな表情をしている。
建物内で手続きを済ませ、彼らは「黒のダンジョン」の入口であるドーム型ホールへと案内される。
アイシャは、このダンジョンを「深淵」と呼び、愛着を感じている様子である。
神崎と悠真は先のことを思い、溜息をつく。

神崎、悠真、アイシャの三人は「黒のダンジョン」の一階層を探索している。
岩壁に囲まれた洞窟は薄暗く、光源がほんのりと灯されている。
社長である神崎は以前もこのダンジョンに来たことがあり、その経験から一層ごとに魔物の存在が探索の障害となっていることを語る。
今回の目的地は十階層であり、その階層の魔物は非常に強力であるとされる。
魔物は馬鹿力で体が非常に硬く、魔法も効かないため、ダンジョンは人気がない。

一方、アイシャはこの「黒のダンジョン」の研究を続けており、彼女の研究は世界的にも評価されている。
三人はダンジョン内を進む中で、悠真が特定の魔物を倒す実験を行う。
しかし、魔物は想像以上に硬く、悠真は苦戦を強いられる。
神崎は力任せに魔物を倒すが、それでは悠真の実験の意味がなくなってしまう。
最終的には、神崎が強すぎる力で魔物を倒してしまい、悠真は再び魔物を探す必要に迫られる。

アイシャは悠真の基礎体力に不満を示し、悠真も自身の力だけでは魔物を倒すのが困難だと述べる。
そこでアイシャは悠真に「金属化」を提案し、これにより悠真は全身を鋼鉄に変えてダンゴ虫を容易に倒すことができるようになる。
さらに、魔物からのドロップ品である「魔鉱石」を確保するために、連続して魔物を倒す実験を行う。
アイシャは悠真の「金属化」した姿に興奮し、悠真が魔物を倒すたびに「鉄」の魔鉱石が確かにドロップすることを確認する。
悠真はさらに多くの魔物を倒し続け、アイシャは大量の魔鉱石を得ることに成功する。
最終的にアイシャは興奮し、さらに多くの魔物を倒して更なる魔鉱石を得ようと悠真たちに追い詰める。

悠真たちは十階層まで下り、金属のムカデや大きな蛇の魔物を倒した後、ビジネスホテルで休息を取る。
悠真は全身が痛み、ベッドで休むが、次の日もダンジョンに挑戦することを決意する。
翌日、アイシャは二十階層まで進むと宣言し、悠真と神崎は不安を抱えつつも彼女に従う。
黒のダンジョンの魔物は異質であり、パワーと防御力に優れているため、悠真と神崎は魔物を捕まえ、慎重にダメージを与えて魔鉱石をドロップさせる方法で対処する。
特にゴーレムとの戦いは困難を極め、土のゴーレムは再生能力を持ち、金属のゴーレムは非常に強力であるため、悠真は苦労しながらも何とかこれを倒す。
この過酷な状況で悠真たちは、一層の経験と成長を重ねていく。

週末の夜、横浜のビジネスホテルの一室で悠真たちが集まる。
アイシャはテーブル上に多くの魔鉱石を並べ、その種類と数を誇る。
悠真はこれ以上の魔鉱石の収集に疑問を呈するが、アイシャはそれらを研究所で分析することを提案する。
驚く悠真に対し、アイシャは彼に魔鉱石を食べて体の変化を調査することを求め、悠真はその多さに戸惑う。
研究所に戻った彼らは体力測定を行い、悠真は多くのテストに耐える。
アイシャは悠真に鉄の魔鉱石を食べさせ、彼の筋力増強を目指す。

週末の夜、横浜のビジネスホテルで悠真たちは集まる。アイシャはテーブル上に鉱石を並べ、その量を誇る。
悠真の疲れにもかかわらず、アイシャはさらに鉛の鉱石を試すよう要求する。
悠真は著しい疲労を感じつつ、鉛を含む多くの鉱石を摂取し、再度体力測定を行う。
続く日々でも、視力測定や動体視力測定などが行われ、悠真は大量の鉱石を食べ続ける。
持久力のテストの後、アイシャは悠真の身体能力が僅かに改善されたと報告するが、悠真はその微小な改善に絶望する。
次にアイシャはさらに深いダンジョン層への挑戦を計画し、神崎は格闘技の訓練を始めることを決定する。
悠真はこれに対し、より一層の努力を誓う。

黒のダンジョン三十階層で、神崎と悠真は巨大な岩の魔物から逃げる。
悠真は「金属化」を使い、岩の魔物に正拳突きを行い、魔物を破壊するが、その衝撃で壁に激突し、動けなくなる。
無事であった悠真は立ち上がり、その後、探索を続行し、三十二階層まで進むが、それ以上進むことはできない。

その夜、アイシャはビジネスホテルで研究について考え、過去に受けたメールを思い出す。
このメールは「オルフェウスの石板」に関連した変化と、新規に出現した「黒のダンジョン」についての情報を求める内容であった。
アイシャは悠真の持つ異常な能力とダンジョン内での活躍を秘密にしておく決意を固める。

翌朝、悠真は神崎に指示された厳しい体力トレーニングを実施する。
その後、アイシャは悠真にニトログリセリンを加工したものを使う提案をする。
これは魔物に対抗するためのものであるが、悠真はこの危険な方法に懸念を示す。
さらに、アイシャは「血塗られた鉱石」と呼ばれる危険な魔鉱石を悠真に見せ、これにより「黒のダンジョン」の探索が一層困難になることを示唆する。

第二章  鋼鉄の猿

アイシャは悠真と神崎に、「血塗られた鉱石」という有害な魔鉱石の話をする。
この鉱石は筋力を一時的に強化するが、効果が切れると体が壊れ死に至ることがある。
この鉱石の危険性により、各国政府はその情報を隠蔽し、黒のダンジョンの統制を強めた。
アイシャは悠真にこの鉱石を使ってほしいと提案するが、悠真は拒否する。
その後、アイシャは大金を提示して悠真を説得しようとする。
悠真は金額には動じるが、危険性を理解しており、結局はその使用を拒否する。

アイシャ、悠真、神崎は東京の研究所で「血塗られた鉱石」の実験を行う。
アイシャは悠真に魔鉱石を摂取させ、その効果を観察する。
悠真は渋々魔鉱石を摂取し、特に変化がなかったが、しばらくすると全身に力が湧き上がり始める。
その後、アイシャの指示で「金属化」能力を発動し、体力測定を行う。
測定結果は、悠真の筋力が顕著に増加していることを示すが、他の運動能力の向上は見られない。
その後、「血塗られた鉱石」の効果を利用し、更なる体力測定を試みるが、悠真の体からは異常な湯気が立ち昇り、測定器具を破壊するほどの力が発揮される。
アイシャはこの能力の継続時間を延ばすために、鉱石が生み出される横浜のダンジョンの五十六階層まで取りに行くことを提案するが、悠真はそれに反対する。
最終的に、アイシャの熱心な提案により、彼らは再びダンジョンに向かうことになる。

横浜に到着した悠真たちは、その日はホテルに宿泊し、翌朝「黒のダンジョン」攻略のための準備をする。
アイシャが違法なルートで入手したと思われる大量のニトログリセリンを携えて、三人はダンジョンの中層を目指す。
一方、悠真の実家には幼馴染の楓が訪れていた。
楓は悠真の母に挨拶し、悠真がダンジョンでの仕事に没頭していることを聞く。
悠真の母は悠真が過去に学校を退学したことや仕事の継続可能性に不安を表すが、楓は悠真のやる気を信じて励ます。
楓は悠真に負けないようにがんばる決意を新たにして帰路につく。

金属化した悠真がピッケルを振るい、ゴーレムと交戦するが、ゴーレムの強大な力に押される。その強さは、以前遭遇したデカサラマンダーを上回るものだった。ピッケルで何度も攻撃を試みるが、ゴーレムはなかなか倒れない。最終的に神崎が攻撃に加わり、悠真が爆発装置を使用してゴーレムの頭を破壊することでなんとか倒す。

神崎とアイシャがゴーレムから得た魔鉱石の希少な〝純銀〟について議論し、最終的には悠真がそれを摂取する。
摂取後の効果は顕著ではなかったが、アイシャによると筋力、敏捷性、持久力が微量に向上しているはずだという。
悠真と神崎は魔物たちとの戦いを続けながら、目的の五十六階層を目指す。
途中で強大なヴァーリンと遭遇し、戦闘は更に激しくなる。
悠真は一時的に強化された能力を駆使し、ヴァーリンを倒すことに成功するが、その後の敵の数の多さに圧倒されそうになる。

最終的に悠真は、能力の時間制限や敵の数の多さに苦しむが、なんとか生き延びる策を見つけ、神崎と共に窮地を脱する。

悠真、神崎、アイシャは、ヴァーリンがいる五十六階層から逃げ、上の階層に上がった。
疲労困憊の三人は、無事に魔鉱石を二つ回収するが、ダンジョン脱出が困難な状態だった。
悠真の『金属化』の時間も終わり、神崎の魔力も尽きている中、アイシャは自信満々に爆弾を活用して脱出する計画を説明する。

悠真が不安を表明してもアイシャはアルミテープと石を使って爆弾を調整し、神崎がそれを高く放り投げる。
爆弾は石が地面に接触すると爆発し、周囲の魔物を引き寄せる。
その隙に三人は脱出し、二十個以上の爆弾を囮に使いながら、各階層を戦わずに下がっていった。

最終的にダンジョンの出口に到達し、自衛隊が管理する屋内へ帰還する。
医務室へ運ばれた三人は、なんとか生き残ったことに安堵する。

『黒のダンジョン』から帰還した翌日、悠真は横浜のホテルで目を覚ます。
昨日は自衛隊の医務室で治療を受けた後、ホテルに戻っていた。神崎と休息の話をしていると、アイシャが部屋に入り、即座に再びダンジョンへ行くことを提案する。
疲れが残る二人を気にせず、アイシャは彼らを引っ張りだす。

ダンジョンの一階層で、アイシャは悠真に昨日手に入れた魔鉱石を飲ませ、その能力をテストする。
悠真は鉱石を飲んでから「超パワー」を使い、岩壁を破壊する。
アイシャはそのパワーを測定し、昨日の能力が予想外に早く解除された原因を探る。

アイシャは悠真にさらに力を込めて攻撃するよう指示し、より強いパワーが発揮された際には継続時間が短くなることを発見する。
続いて、悠真は自身の新しい能力を実演する。
彼は自分の体からトゲを出し、これがカウンター攻撃に利用できることを示す。

その後、アイシャはさらに五十六階層に行き、更に多くの魔鉱石を取る計画を立てる。
神崎はこの提案に激怒するが、アイシャは一週間で悠真を鍛える計画を提案し、最終的に神崎はこれを受け入れる。
一週間の特訓を経て、悠真はさらに強くなることを期待されている。

ホテルに戻った悠真は、神崎が作成したトレーニングメニューを受け取る。
このメニューには腕立て伏せ、腹筋、スクワット各100回を含む一日三セットの筋トレ、朝夕の5キロランニング、二時間の格闘技訓練、そして毎日のダンジョンでの戦闘と魔鉱石の収集が含まれている。
この厳しいスケジュールに、悠真は驚愕し不安を感じる。

訓練は直ちに始まり、筋トレ後の格闘技訓練では神崎が指導を行う。
続いてダンジョンでの実戦訓練が行われ、悠真は自身の能力「金属化」を用いて魔物と戦う。
彼は新たに「金属鎧」と名付けた自分の戦闘形態を使い、魔物を次々に倒す。戦いの後は運動であり、帰路にもランニングをする。

翌日も悠真はアイシャと神崎による更なる訓練と能力分析に励む。
悠真はさまざまな形態に変化できる「液体金属化」能力を持ち、それを活用して戦闘技術を磨く。
アイシャは悠真の能力に新たな名前を付け、彼の戦闘適応能力に満足する。

悠真は「金属鎧」の状態で岩のゴーレムと戦い、トゲを使って攻撃し、最終的には剣でゴーレムを倒す。
これにより、以前は爆弾や「超パワー」が必要だった三十六階層まで、それらを使わず到達し、ゴーレムを短時間で倒すことに成功する。
戦いの後、神崎と悠真はダンジョンから「銀」の魔鉱石を回収し、ホテルに戻る。

ホテルでアイシャはその魔鉱石に興奮し、悠真の身体能力の計測を行う。
計測には筋力、敏捷性、持久力の検査が含まれ、悠真はそれらに協力する。
測定後、アイシャは「魔鉱石」による身体強化が加算か乗算かを議論する理論を悠真と神崎に説明し、さらに悠真の体重が「金属鎧」状態で大幅に増加することから、その変化についても興味を示す。

結果として、悠真は一週間の厳しい訓練とアイシャの評価を経て、五十六階層に再び挑むことが決定する。
アイシャは悠真の現在の能力で任務をクリアできると確信し、悠真と神崎もその計画に同意する。

悠真、神崎、アイシャは『黒のダンジョン』五十六階層に到着し、鋼鉄の体を持つ魔物ヴァーリンとの戦闘に臨む。
悠真は「金属化」能力と「血塗られた鉱石」の力を活用してヴァーリンに対抗し、一体一体と戦いながら魔鉱石を回収する戦略を展開する。
戦闘は激しさを増し、悠真はピッケルを使った攻撃で複数のヴァーリンを倒すが、数の多さに苦戦する。

一方、神崎も戦いに加わり、ヴァーリンたちを引きつけながら悠真に魔鉱石を飲み込む時間を稼ぐ。
悠真は神崎の援護の下、七つの魔鉱石を飲み込み、再び「金属化」能力を発動させて戦闘に臨む。
二人の連携により、ヴァーリンたちを次々と倒していく。

神崎は魔物ヴァーリンに攻撃を加えるが、ダメージがないため困難を感じている。
その際、悠真がハンマーを使ってヴァーリンを次々に倒し、討伐数が目標の二十に達する。
アイシャはこれ以上魔鉱石を集める必要がないと判断し、作戦の終了を宣言する。
しかし、アイシャはさらに下の階層に挑戦することを提案し、悠真は続行を決断する。

次の階層で、彼らは巨大な岩のゴーレムに遭遇する。
アイシャは悠真がこのゴーレムを倒せると信じ、悠真は戦闘に挑むが、ゴーレムの強さに圧倒される。
アイシャは「火事場の馬鹿力」と呼ばれる状態を引き出すことで、悠真がゴーレムに対抗できると考える。
悠真はこの方法でゴーレムに再挑戦し、攻撃が若干効いていることに気づく。
再びアイシャは悠真の戦いを肯定し、悠真は自分の限界を超える力を試みることを決意する。

悠真はゴーレムとの戦いで自らの力を全て込めた正拳突きを放つ。
この一撃でゴーレムの腕が破壊され、その勢いで悠真は追撃を続ける。
悠真は速さと力を利用してゴーレムを圧倒し、最終的には巨大な斧でゴーレムの頭を粉砕する。
ゴーレムは完全に動きを止め、砂へと変わる。
この戦いを通じて、悠真はリミッターを解除し、自身の力をさらに引き出すことに成功する。
戦いの後、アイシャは悠真の成長を褒め称え、悠真自身もその力を実感する。彼らは戦いを終え、ダンジョンを出ることを決める。

夜、ホテルの部屋で、悠真と神崎は疲労困憊のためトレーニングをせずに休むことに決める。
翌朝、アイシャの部屋で悠真は大きな銀の魔鉱石を食べるよう言われるが、自分のマナ指数について疑問を持つ。
アイシャは悠真のマナ指数が十分高いと説明し、魔鉱石を食べることでさらに強くなるべきだと促す。
しかし、アイシャが悠真に与える情報は事実と異なり、悠真がこれまで摂取した魔鉱石のマナ指数の総量は予想外に高かった。
アイシャはその事実を隠し続ける様子を神崎は驚愕しながら見る。

第三章  王の力

悠真が銀の魔鉱石を摂取し、その効果をアイシャによる筋力測定で確認する。
筋力が55%、敏捷性が41%、持久力が37%向上していることが判明する。
アイシャはこれまでの摂取した魔鉱石の効果も示し、悠真の強化が進んでいることを説明する。
しかし、神崎はアイシャの提案に疑問を抱き、黒のダンジョンの最下層を目指す計画に反発する。
アイシャは特定のダンジョンの特性を説明し、安全に最下層に至る可能性があることを主張するが、神崎は不安を隠せない。
アイシャは契約の縛りを利用して神崎を説得し、悠真と共にダンジョン探索を始めることになる。

千葉にあるD-マイナーの事務所で、青のダンジョンから戻った田中が、青の魔宝石として知られるアイオライトをデスクの上に置いた。
田中はバッグから12個のアイオライトを取り出し、依頼された分の魔宝石が揃ったことを伝えた。
舞香は笑いながら、社長と悠真が無事であるか田中に尋ね、社長から連絡がないことを順調の証と考えていた。
二人は悠真の新人としての体験について話し合い、悠真が黒のダンジョンで戦っているかもしれないと推測したが、実際は社長が戦って悠真が見学していると推測していた。

一方で、悠真は神崎と共に黒のダンジョンの42階層で戦っており、魔鉱石の力を使って魔物を倒していた。
彼は液体金属の能力を使ってピッケルを巨大なハンマーに変え、魔物を粉砕していた。
悠真はこの力を自在に扱えるようになり、さらに技術を向上させるためにピッケルの改良を求めていた。
アイシャは悠真の能力に感謝し、彼が黒のダンジョンの謎を解明する鍵になると考えていた。
アイシャの研究テーマは黒のダンジョンの役割を探ることであり、悠真にその解明を手伝ってほしいと頼んでいた。

悠真たちは九十一階層に到達し、魔物の数が減ってきたことに気付いた。
しかし、神崎は警戒を怠らず、岩陰に身を隠す場面もあった。
二人が目撃したのは体長三十メートルの黒い水牛のような魔物で、その巨大さに驚いた。
さらに下の階層では、ヘラクレスオオカブトのような巨大な魔物や数百匹の黒いコウモリが天井に張り付いている光景を目にした。
九十五階層では、巨大な人影が岩壁に背中を預けて座る様子を見たが、その存在はゴーレムをはるかに超える大きさであり、動いているかのような寝息も確認された。
極めつけは黒竜の出現で、アイシャはその生態を観察しようと試みたが、神崎はそれが危険であると判断し、彼女を引きずってその場を離れた。
アイシャは黒竜が魔宝石のブラック・ダイヤモンドを落とすかもしれないと興奮していたが、悠真と神崎はそんな化物に関わりたくないと呆れ返っていた。

悠真たちは『黒のダンジョン』九十八階層に到達し、そこは何階もの階層を貫くような広大な空間であった。
洞窟は赤白いモヤに覆われ、不気味な雰囲気を漂わせていた。
彼らはこのダンジョンを守る最後の守護者、深層のダンジョンのラスボスがいると確信していた。
アイシャは、万が一守護者を倒してしまった場合、ダンジョンが消滅する可能性があると語り、悠真と神崎は警戒しながら進んだ。
赤白いモヤの中で動く巨大な影を確認し、その場を離れようとしたところ、帰り道が消失していることに気づく。
帰路が断たれ、前には強大な敵がいる中で、アイシャはその魔物を倒せば出口が見つかる可能性があると述べた。
悠真は『液体金属化』能力を駆使し、キマイラとの対決を決意する。
アイシャは、その魔物が非常に強力であることを説明し、悠真の『液体金属化』能力が唯一の対抗手段かもしれないと指摘した。
悠真は戦いを挑み、キマイラの攻撃に耐えながら再び立ち向かう決意を固めた。

悠真はキマイラの攻撃に再び立ち向かい、数十本の脚を斬り払い、ピッケルで蛇腹に重い一撃を加える。
激しい攻防の中、悠真は『液体金属』を用いてさらに巨大なハンマーを作り、キマイラの顎を打ち抜いた。
悠真はキマイラを地面に倒し、その胴体に重い一撃を加えた。
キマイラが大口を開けて嚙みつこうとするも、悠真はそれをかわし、キマイラは地面に激突する。
悠真はその隙にキマイラの体を駆け上がり、剣を振り下ろす。
しかし、倒れたキマイラの体が黒々とした液体になって再生を始める。
アイシャは、深層の魔物が『超回復』の能力を持っているため物理攻撃が効かないことを説明する。
キマイラは傷一つなく再生し、完全に元の姿に戻る。
悠真はキマイラの再生能力に対抗できる手段がなく、物理的なダメージが解けると生身の状態で一撃で殺される可能性がある。

悠真はキマイラとの戦いで再び敗北を感じ、絶望していた。
キマイラは全身が甲殻に覆われ、複数の脚と巨大な鋏を持つカニの姿に変化しており、その防御力は以前よりも高まっていた。
悠真のピッケルの攻撃は全く効果がなく、キマイラの鋏による反撃で悠真は壁に叩きつけられた。
神崎はキマイラの変身能力に驚愕し、アイシャは悠真が勝つ可能性がないことを説明していた。
悠真は再度挑戦し、ジャンプしてピッケルを振り上げるが、鋏で弾き飛ばされてしまう。
液体金属が解除され、普通のピッケルに戻ると、悠真は力を失い、意識が遠のいていった。
その間、悠真の体は膨らみ、メタルグレーの球体に変貌していき、キマイラと同じ大きさの金属塊となる様子が描かれている。

悠真はキマイラとの戦いで一度は敗北し、球体に包まれてしまったが、その中で変化を遂げていた。
神崎とアイシャはこれを目の当たりにして、悠真がマナを質量に変えていると考えた。
アイシャは悠真の異常なマナ指数や能力が「エレベーター式ダンジョン」によるものだと推測し、悠真が強力な魔物を倒せた理由を説明する。

悠真はその後、金属の巨人として再び現れ、キマイラに圧倒的な力で挑んだ。
キマイラは形を変えて攻撃を試みるが、巨人は容易くこれを打ち破り、最終的にキマイラを完全に破壊した。
その過程でキマイラの体が液体に変化し、再びコブラの形に変わったが、巨人はそれをも制圧し、最終的に完全に潰してしまう。
この圧倒的な力の展示により、巨人はキマイラを倒し、その存在を消滅させた。

神崎とアイシャは悠真がキマイラを圧倒する様子に驚愕していた。
キマイラは何度も形を変えて攻撃を試みるが、悠真の変身した鋼鉄の巨人は、それらを次々に打ち破っていた。
巨人の力は非常に大きく、キマイラの再生能力をも上回る破壊力を見せつけていた。
アイシャは、鋼鉄の巨人が戦闘を通じて体を変化させることがキマイラだけでなく、悠真にも可能であることを示唆した。

戦いの最中、キマイラは再び体を液体に変えて再生しようと試みたが、その形状は次第に異形と化していった。
アイシャはキマイラの再生力が限界に達していることを指摘し、神崎はその状況に緊張を隠せなかった。
最終的に、悠真の鋼鉄の巨人はキマイラを完全に破壊し、その体を砂に変えてしまった。
この圧倒的な戦いの中で、巨人はキマイラとの戦闘に適応しつつ、強大な力を解放し続けていた。

キマイラが砂となり、消え去った後、神崎とアイシャは大きな安堵と驚きを感じていた。
鋼鉄の巨人であった悠真は元の人間の姿に戻り、無事だが意識不明の状態であった。
地震が起こり、ダンジョンの消失が進む中、二人は悠真を背負って脱出を試みる。
彼らは上階に続く坂道を使い、苦労しながらも脱出に成功し、ダンジョンの完全な消滅を目の当たりにする。
この出来事は、日本政府とマスコミによって大々的に報じられ、世界中で注目を集めることとなった。

エピローグ

九月某日、探索者育成機関【STI】において、卒業式が行われた。
厳しい訓練を乗り越えた卒業生六十四名の中には、天沢ルイ、神楽坂シオン、一ノ瀬楓も含まれていた。
校長の野々村が式辞を述べ、訓練生たちはプロの探索者として新たなキャリアをスタートする準備ができていると強調された。
式典は体育館で行われ、様々な企業関係者も出席していた。
天沢ルイは卒業証書を授与され、答辞を述べ、日本がダンジョン探索で欧米に追いつくことを目指す決意を表明した。
この発言には会場から大きな歓声が上がり、総代としての彼の挨拶には万雷の拍手が送られた。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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