小説【モブから】「モブから始まる探索英雄譚 7」感想・ネタバレ

小説【モブから】「モブから始まる探索英雄譚 7」感想・ネタバレ

春休み中、海斗はダンジョン探索やイベントに参加し、パーティーメンバーとの結束を深める。
海斗と春香は次々と訪れるアトラクションで楽しい一日を過ごし、お化け屋敷でさらに距離を縮める。
帰宅後、海斗はバルザードの修理やダンジョン探索に集中し、仲間との連携を強化する。
海斗は次の週末の探索場所を検討し、仲間たちの体調に注意しながら次の冒険に向けて準備する。
海斗は春休み中に様々な経験を積み、次の冒険に向けて意気込みを見せる。

どんな本?

モブから始まる探索英雄譚』は、海翔 氏によるライトノベル作品で、HJ文庫から刊行されている。
また、てりてりお 氏がコミカライズしておりヤングチャンピオンにて連載中だが、同じ設定とキャラクターで全く違う話になっている。
また、2024年7月からTVアニメが放送されるが、ラノベ、漫画の何方をっ採用されてるのか不明。

物語は、ステータスも低くいわゆるモブキャラである高校生・高木海斗が主人公。
彼はダンジョンで毎日スライムを狩り、クラスのマドンナである幼馴染に憧れながらせっせと小遣稼ぎをするふつうの探索者だった。

読んだ本のタイトル

モブから始まる探索英雄譚7巻
著者:海翔 氏
イラスト:あるみっく  氏

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あらすじ・内容

レイドバトルで大活躍!

エリクサーを求めて着々と階層を進める海斗たち。今後のための経験として、複数パーティでレイドボスに挑戦する、冒険者ギルド主催の大規模レイドバトルに参加することに。恐る恐る参加した彼らだが、思った以上にパーティの知名度が上がっていたらしく他の冒険者からの注目の的に!海斗のせい(?)で様々な修羅場をくぐった経験や、サーバントたちの存在によりどうやらその実力は噂以上に上がっていたようで――。 レイドバトルで活躍せよ! 大人気現代ダンジョンファンタジー第7巻!

モブから始まる探索英雄譚 7

感想

本巻では、海斗たちが難病のヒカリンのためにエリクサーを求めてダンジョンの階層を着実に進めていく。
冒険者ギルド主催の大規模レイドバトルに参加することになり、複数のパーティと協力してエリアボスに挑む。
彼らの実力は他の冒険者からも注目され、期待される中、レイドバトルでの活躍が描かれる。

ヒカリンのために下層を目指す海斗たちの冒険がさらにスリリングに展開する中、友情や成長が丁寧に描かれた作品となっている。
特に、エリクサーを求める彼らの旅が一層深まることで、物語に新たなタイムリミットという緊張感が加わった。

下層へ行くために、冒険者ギルド主催の大規模レイドバトルは本作の大きな見どころ。

海斗たちは「黒い彗星」として知られ、その実力が他の冒険者からも高く評価され。
他のパーティをサポートする海斗を”イケメン”だったと噂する。

特に、海斗のサーバントたちの存在が注目されており、レイドバトルでの活躍により彼等にも二つ名が付いてしまう。

レイドバトルでは、六つのパーティが協力してエリアボスに挑むシーンが非常にスリリングで、時間が経つと増えて行くモンスターを相手に各パーティとの連携と戦略が見どころ。

物語の中盤では、学年末テストと春香とのデートが描かれ、海斗の学生生活も充実していることが伝わる。
春香とのデートシーンは、彼らの関係がさらに深まる様子が微笑ましく、殺伐としたダンジョンの探査の憩いとなる。

特に、春香とのテーマパークでの冒険や、リアルホラーハウスでの恐怖体験が印象的で、後にこのホラーハウスで出会った存在に似たモンスターにダンジョンで出会うのが笑えてしまう。

また、ダンジョン内でのバーベキューや、新たなモンスターとの戦闘シーンも興味深く。
特に、ペガサスのモンスターミートを使ったバーベキューはユニークで、彼らの探索の一環として楽しむ様子が描かれていた。

モンスターとの戦闘シーンでは、ケンタウロスやユニコーン、下級龍との戦いが描かれ、彼らの成長と戦闘技術の向上が感じられた。

物語の終盤では、海斗たちがミノタウロスとの激戦を繰り広げ、最終的には勝利を収めるシーンが非常に印象的。

特に、キングミノタウロスとの戦いでは、彼らの連携とサーバントたちの力が発揮され、見ごたえのある戦闘が繰り広げられいた。
この戦いを通じて、海斗たちの絆と実力が一層強化される様子が描かれており、さらなる深層のモンスターの強さがどの程度だと思うと、ちょっと強すぎる気もしてしまう。

総じて7巻は、海斗たちの成長と冒険が一層深化した魅力的な作品で。
ヒカリンの病気を治すため、エリクサーを求める攻略の中での友情、冒険、成長が巧みに描かれており、共感と感動を与えてくれる。
次巻への期待が高まるとともに、海斗たちのさらなる冒険を楽しみにしてくれる。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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その他フィクション

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フィクション(novel)あいうえお順

アニメ

PV

【公式】HJ文庫・HJノベルス・コミックファイア
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備忘録

プロローグ

二年前に出現したダンジョンの調査について、ダンジョン探索隊の隊長である葛城侑史がテレビ番組に出演している。
世界各国が競って軍隊を投入し、日本では自衛隊を中心に探索隊が結成されている。
葛城はその中心メンバーであり、子供たちの憧れの的となっている。
主人公である海斗は、葛城が自分の学校の運動会に来ていたことを知り驚き、葛城の娘が同じ学校に通っていることを知ってさらに興奮している。
海斗は葛城を自分のヒーローと崇拝し、将来は自分もダンジョン探索隊に入り、ヒーローになることを夢見ている。

第一章  黒い彗星はイケメン?

十四階層を探索中のパーティは、モンスターとの交戦中に他のパーティが大量のモンスターに囲まれている状況に遭遇する。
救援を決断し、奇襲をかけて敵を減らすも、敵モンスターが増殖する特性を持っており、苦戦を強いられる。
パーティの連携で増殖するモンスターを撃退し、救援に成功した。
助けたパーティから増殖するモンスターについて情報を得るが、詳細は不明であり、肌の色が少し異なることが分かった。
救援後、パーティは速やかに探索を再開し、増殖するモンスターには再び遭遇しなかった。

週末に充実したダンジョン探索を終えた月曜日、登校すると隼人から「黒い彗星」が超絶イケメンと話題になっていることを聞かされる。
土曜日に助けたパーティがSNSで「黒い彗星は超絶イケメン」と投稿したことが広まり、隼人や真司たちの間で話題になっていた。
海斗はその評判に困惑するが、クラスメイトたちは楽しんでいる様子であった。
その後、ギルドの日番谷から十五階層の隠し部屋に出現したエリアボスの討伐依頼があり、報奨金百万円を提示される。
海斗たちは初のレイドバトルに興味を持ち、挑戦を決意。
週末までに十四階層を踏破するため、平日もダンジョン探索を進めることにした。
探索中、シルとルシェの活躍もあり順調に進み、あいりやベルリアもその役割を果たしている。

水曜日の昼休み、海斗は真司から前澤さんと付き合い始めたことを聞かされる。
真司は指輪を贈ったことがきっかけで前澤さんと付き合うことになったと話す。
海斗はその話を聞いて驚きつつも、真司の幸運を祝福したが、自分がアシスト役に回ったことに少し寂しさを感じた。
その後、クラスの噂で海斗と春香が結婚するとの話が広まっていることを知り、困惑する。隼人はテンションが高く、海斗に合コンを提案するが、海斗は戸惑うばかりだった。週末、海斗はパーティメンバーと共に十五階層に到達し、幻獣との戦闘に挑んだ。
強力な金色の豚に苦戦しながらも、仲間の助けを得て討伐に成功。
金豚との戦いで飛ばされた海斗は、サーバント達のサポートで無事回復。
彼らはそのまま十五階層の入り口まで戻り、地上へと帰還した。

第二章  レイドバトル

翌日、海斗はギルドへ向かい、十五階層到達を報告し正式に依頼を受けた。
集団戦には五パーティが参加し、土曜日に連携を深めつつ隠しダンジョンの扉まで進み、日曜日にエリアボスに挑む計画である。
ドロップアイテムはギルドが買取り、均等配分される予定。
ギルドでの用を済ませた海斗は、学年末テスト前日に春香と一緒に勉強するため、春香の家を訪問。
緊張しつつも春香のママに紹介され、一緒に勉強を開始。
春香の部屋で勉強するが、春香との距離が気になり集中できない場面もあった。
春香のママからも話しかけられ、緊張しながらも勉強を進めた。
翌日のテストでは、春香のアドバイスが役立ち、手応えを感じた。
テスト初日が終わり、春香と再び勉強することに決まり、今回は海斗の家で勉強を行った。
母親に話しかけられつつも勉強を続け、テストを乗り切ることができた。
放課後、ダンジョンに潜り魔核を集めることに専念した。
サーバントたちから春香との関係を疑われつつも、テスト勉強に専念したことを伝えた。

海斗はスライムを倒して必要な魔核を集め、イベント当日を迎えた。
六つのパーティが集まり、エリアボスを攻略するためにギルドに集合。
中には、以前救ったパーティも参加しており、彼らは海斗のパーティに特別な関心を示していた。
パーティはダンジョン内で連携を深めながら進み、移動中にモンスターと遭遇するが、交戦は少なかった。
後方を進んでいた海斗たちは、ケンタウロスのようなモンスターと対峙する。
ベルリアが敵に挑み、海斗はサポートに回るが、ベルリアは自信を持って戦闘に臨んだ。

ベルリアは魔核銃を使いケンタウロスを撃破し、その戦いぶりは他のパーティの注目を集めた。
エリアボス攻略のために集まった六つのパーティは、ダンジョン内を進みながら、連携不足に苦労したが目的地に到達。
帰還後、ギルド職員が翌日の戦いについて説明するも、具体的な連携方法に不安が残る。
海斗の提案で戦略を確認し、各パーティに担当エリアが割り振られたが、全体的に即興的な対応が求められることとなった。
海斗のパーティは左端を担当し、翌日に備えて準備を進めた。

主人公は、ミノタウロスとのレイドバトル前夜、緊張しながらもシミュレーションを繰り返し、少し早く目覚めた。
ギルドでの集合後、六パーティでダンジョンに進み、金と銀の豚と交戦。金は物理に、銀は魔法に強い特性を持つことが分かった。
エリアボスの部屋で戦闘が始まり、ミノタウロス五十体との激戦が展開されたが、倒しても増え続ける敵に苦戦。
最終的にシルやルシェの強力な魔法と連携プレイで数を減らし、探索者たちが勝利を収めた。

六パーティの協力により、ミノタウロスを撃破したが、主人公たちだけでは困難だったとメンバーは話していた。
増殖したミノタウロスも魔核を残しており、無限に魔核を稼げる可能性があったが、試す勇気はなかった。
戦闘終了後、突然ミノタウロスの一体が強化され、他の探索者を弾き飛ばした。
主人公たちは「キングミノタウロス」と命名し、新たに出現した個体に備えた。
増殖するキングミノタウロスに苦戦するも、主人公とサーバントたちの連携で次々と撃破し、最終的に全てのモンスターを殲滅した。
戦闘後、サーバントたちにスライムの魔核を与えたが、シルが以前に受け取った赤い魔核が特別に美味しかったと話す。
ルシェはその話を聞き、自分も赤い魔核をもらっていないと不満を漏らした。

レイドイベントで「赤い魔核」が手に入ったことにルシェが興奮し、次に手に入ったら欲しいと要求する。
主人公は手に入れたら渡すと約束するが、赤い魔核は高価で手に入れるのは難しいと考えている。
ミノタウロスの討伐後、魔核やドロップアイテムを回収し、総額1,820万円の報酬を得た。
ギルドからも感謝され、参加者全員に報酬が支払われた。
イベント終了後、他の探索者から連絡先を求められるも、主人公は「事務所に止められている」と断り、無事誤魔化した。
その後、パーティは次の十五階層攻略に向けての計画を立て、春休みの活動を約束し解散した。
帰宅後、主人公は夢の中で春香との大学生活を楽しむことを誓いながら夕食を取った。

第三章  ダンジョンバーベキュー

翌日、学校に行くと学年末テストの結果が返却され、主人公はまずまずの手応えを感じていた。
教室で友人の真司と隼人が話しかけてきた。彼らは、昨日のレイドイベントで「黒い彗星」こと主人公のパーティが話題になっていたと教えてくれた。
その情報によると、パーティのメンバー全員に二つ名が付けられたという。

主人公が驚いていると、真司たちは詳細を教えてくれた。
ルシェは「漆黒の炎姫」、ベルリアは「黒の二刀聖」、スナッチは「モフモフ爆弾」、ミクは「轟の炎術使い」、あいりは「令和御前」、ヒカリンは「大魔導少女」、そしてルシールは「ホーリーティンカーベル」という二つ名がつけられたとのこと。

ルシェは喜んで「漆黒の炎姫」の名を気に入り、シルは「閃光の戦乙女」という名前に安堵していた。
ルシールについては、妖精や天使のように見えることから「ホーリーティンカーベル」と呼ばれていた。

その後、テスト結果が良好だったため、主人公は春香の点数に近づくことを期待しながら、放課後のダンジョン探索に備えた。
パーティは次の目標として十五階層の踏破を目指し、春休みを利用してさらに探索時間を増やす計画を立てた。

主人公のパーティはダンジョン探索中、ベルリアが「黒の二刀聖」という二つ名を与えられたことに驚きつつ、各自が得た二つ名を確認し合っていた。
特にベルリアは「聖」の意味を不思議がったが、主人公は「上手い人」の意味であると説明した。

その後、パーティは十五階層の探索を進める中でスライム狩りに励み、ベルリアとの連携で効率良く魔核を集めることに成功した。
主人公は春休みに向けて魔核を多く集めておく必要があると感じていた。

探索中、ケンタウロスやユニコーンと交戦し、スムーズに進んでいたが、トラップにかかり主人公が沼に沈み始める事態が発生。
足を何者かに掴まれて危機に陥ったが、パーティメンバーの協力で何とか抜け出すことができた。
最終的に、泥にまみれた女性型モンスターに襲われたが、あいりの「アイアンボール」やミクの「スピットファイア」で対応しようと試みる場面で終わった。

主人公はダンジョン探索中、沼に沈んでしまい、ドロドロの長い黒髪を持つホラー映画のようなモンスターに足を掴まれてしまった。
必死に助けを求め、ミクが「スピットファイア」で攻撃するが、モンスターはなかなか消滅せず、ルシェの「破滅の獄炎」でようやく消滅させた。

主人公は引き上げられたものの、足に痛みを感じ、ベルリアの「ダークキュア」で治療するが、呪いの効果は無かった。
泥はヒカリンの「ウォーターキューブ」で洗い流されたが、ヘドロのような臭いが残り、探索を切り上げることにした。
帰宅後、装備の臭いを取るために何度も洗い、消臭剤と新しいブーツを購入した。

主人公たちはダンジョン探索の途中で、昨日の沼の臭いが取れず、消臭芳香剤を使用した。
その後、再び十五階層の探索を進め、罠を避けながら進んだ。
敵モンスターが出現し、超音波攻撃を受けて気分が悪くなったが、シルの「鉄壁の乙女」で守られ、仲間たちが敵を倒した。

戦闘後、ペガサスのモンスターミートを手に入れたが、ルシェが食べたいと言ったため、ダンジョン内でバーベキューをすることにした。
準備を進める中で、ベルリアが料理の手助けを申し出て食材を完璧に切り分けた。

彼らはバーベキューのセッティングを終え、ペガサスのモンスターミートを楽しむ準備を整えた。

ペガサスのモンスターミートを使ったバーベキューで、ヒカリンは馬刺しを望んだが、安全を考えて焼くことにした。
ルシェとシルも美味しさに夢中になり、特にルシェは肉だけを要求した。
ペガサスの肉は柔らかく旨味があり、脂身が少なく甘味を感じる絶品で、全員が満足した。

しかし、野菜やシーフードにはあまり手が伸びず、主人公が率先して食べることになった。
ペガサスの肉はすぐに無くなり、次回は野菜やシーフードを買わないことを決意した。
食後、ダンジョン探索には戻らず、後片付けをして解散した。

第四章  春休みの予定

午前中授業のため、午後は魔核集めに専念しようと考えている。
学校に着くと春香が「春休みはどこか一緒に遊びに行かない?」と誘ってきた。
海斗は土日をすべて春香と過ごすことに決め、春休みが楽しみになった。
友人の隼人も同じようにダンジョンに潜る予定だが、休日は前澤さんと遊ぶという。
隼人は自分の予定に不満を持ち、終業式まで毎日愚痴をこぼしていた。

放課後はスライムを狩るためにダンジョンに潜り、三日目には魔核を二百個近く集めた。
しかし、ルシェがスライム狩りに飽きて文句を言い出した。
シルはスライムの肉がないため、ゼリーをドロップするのではないかと提案した。
赤い魔核はモンスターミートより美味しいと言われ、興味を持った。

その後、時間の許す限り魔核を集め、翌日は朝からダンジョンに潜ることになっているため、メンバーの体調管理に注意して攻略のペースを調整する予定である。

翌日、予定通り朝から十五階層に潜り、攻略を進めた。
目的は霊薬の入手であるが、十五階層ではドロップしなかったため、次の階層を目指す必要がある。
探索の途中、モンスターミートがドロップしてもすぐには帰還せず、進めることを決めた。
牛のモンスターミートを期待したが、手に入らなかった。

「幻獣階」と呼ばれるこの階層では、ファンタジーの王道モンスターが出現しており、ドラゴンもいると推測された。
ヒカリンは「ドラゴンハンター」というゲームで世界ランク305位にいることが判明した。

探索中、大型コウモリが現れたが、前回の教訓を活かし、遠距離攻撃で撃退した。その後、春休みの予定について話し合い、海斗は土日に春香と遊ぶことになっていると語った。

探索を続け、初見の「下級龍」と遭遇した。防御力と回避能力が高く、火を吐く能力を持つが、最終的にベルリアが首を斬り倒した。
龍は強敵で、戦闘後には疲労が蓄積し、魔核の取得数も少なかったため、効率的ではなかった。

一日の探索を終え、各自が次回の戦闘への準備として、龍の倒し方を考えることが宿題となった。
家に帰り、海斗は十分に休息を取ることを心がけた。晩ごはんはカレーで、疲れた体に染み渡った。下級龍の弱点は首であるため、次回は近接戦闘を強化し、あいりの薙刀に期待する予定である。
また、シルとルシェのスキルの有効性も試すつもりである。

翌朝七時、準備を終えてダンジョンに向かった。パーティーメンバーはしっかりと休息を取ったようで、あいりは下級龍の倒し方を考えていた。
彼女の提案はブレスの際に開ける口の中を狙う方法で、海斗も効果的だと考えた。

彼らは十五階層を進み、緑色の下級龍と遭遇。
ヒカリンの『アースウェイブ』で動きを封じ、あいりの『アイアンボール』でブレスを阻止。ベルリアの攻撃で首を斬り、下級龍をほぼ完勝で倒した。

さらに進むと、亀型モンスター「カメラ」が現れた。
『アースウェイブ』は効果が無く、硬い甲羅が攻撃を阻んだ。
ベルリアがカメラの頭を狙うが甲羅に阻まれた。カメラは回転攻撃を開始し、直接攻撃は困難に。
海斗は氷の土台を使ってカメラの上方を狙うが滑って転倒。
地上からバルザードでカメラを攻撃し、爆散させて勝利。

この戦闘で、メンバーは海斗の行動に驚きつつも称賛。
氷を足場にする発想は危険だったが、結果的に勝利に繋がった。

翌日、十五階層での探索中、海斗はカメラ型モンスターを撃退したが、武器のバルザードが一部欠けてしまった。
これを受けて、今後のカメラ戦の対策が必要と感じた。
バルザードの刃が欠けたことにショックを受けたが、プロの研ぎ師に修理を依頼することで解決する予定である。

ベルリアも剣が少し刃こぼれしているが、特に問題はないと述べた。
海斗はバルザードの欠けにより、探索の疲労感が増し、休憩を取った後、探索を再開した。
ベルリアは魔剣を欲しがっているが、海斗は自分の予備の武器が急務だと感じた。

次の日曜日はバルザードを修理に出す予定で、デートの計画は未定だが、映画を考えている。しかし、ヒカリンから映画ばかりでは飽きられると言われ、デートプランを再考する必要があると感じた。

その後、下級龍とカメラの組み合わせが現れ、パーティは分担して対処した。
シルは神槍ラジュネイトでカメラを瞬殺し、他のメンバーも下級龍を撃退した。戦闘は順調に進み、カメラ三体が出現する可能性も考慮し、慎重に進むこととした。

戦闘後、精神的な疲労から少し早めに探索を切り上げた。
帰宅時、バルザードを持ち帰ることで周囲の目が気になり、マジックポーチの必要性を感じ
た。
次の日、武器屋でバルザードの修理とマジックポーチについて相談する予定である。

第五章  いつもと違う週末

海斗は、久しぶりに春香と遊ぶために駅で待ち合わせをしていた。
約束の時間より早く到着し、待つことにした。春香が水色のワンピースで現れ、海斗はその姿に感動した。
二人はダンジョンマーケットへ向かい、海斗の剣、バルザードを修理に出すことにした。
バルザードは刃こぼれしており、修理に二十万円かかることがわかった。
海斗は修理を依頼し、ついでにマジックポーチの中古品についても問い合わせた。

マジックポーチの中古は五百万円から六百万円で、劣化品は三百万円程度であることを知り、劣化ポーチを探すことにした。
二人はショッピングモールへ移動し、映画「あなたの肝臓を食べたい」を見ることに決めた。

上映時間まで余裕があったので、フードコートで食事をすることにした。
海斗はラーメン、春香はたこ焼きを選び、春香が海斗にたこ焼きを分けてくれた。

海斗は、春香とのデートのために駅で待ち合わせをしていた。
早く到着して待っていると、春香が水色のワンピースで現れた。
二人はダンジョンマーケットへ行き、海斗の剣、バルザードの修理を依頼した。
バルザードは刃こぼれしており、修理には二十万円かかることが判明した。
また、マジックポーチについても問い合わせ、劣化品が出た場合は取り置きをお願いした。

その後、二人はショッピングモールへ行き、映画「あなたの肝臓を食べたい」を観た。
映画は、ダイエットに挑む主人公と彼をサポートするヒロインの学園青春ラブストーリーであった。春香は、ポップコーンを共有しながら映画を楽しんだ。

映画終了後、春香は海斗の服選びを手伝い、カジュアルウェアショップでピンクのパーカー、白のセーターに麻のジャケット、ジョガーパンツを購入した。
翌朝、海斗は新しい服を着て鏡を見たが、違和感を感じた。しかし、春香に褒められ、安心した。春香も以前一緒に選んだ服を着ており、二人はテーマパークへ向かう予定であった。

海斗は、春香と日本で人気のテーマパーク、ラッターランドへ行くことになった。
小学生以来の訪問であり、ジェットコースターなどのアトラクションに興奮していた。春香は何度も訪れたことがあり、ジェットコースターが好きだと言っていたため、海斗はそれに付き合うことにした。

ラッターランドは混雑しており、チケット購入と入場に時間がかかったが、春香と一緒だったため楽しむことができた。
最初にゴッドサンダースプラッシュという人気のジェットコースターに乗ることにしたが、その高さとスリルに海斗は驚愕した。
特に最初の落下が非常に激しく、内臓が浮くような感覚を味わった。

途中で春香は楽しそうに笑っていたが、海斗は必死で耐え、最終的に大量の水しぶきを浴びて終わった。
写真を見ると、春香は笑顔だったが、海斗は恐怖の表情を浮かべていた。
これから他のアトラクションも楽しむ予定で、春香の提案で次の乗り物に向かうことになった。

春香が提案したのは、ラッターシップアドベンチャーというシューティングゲームアトラクションである。
海斗と春香は得点を競い、負けた方がジュースを奢ることにした。
アトラクションは水流に乗って進む形式で、海斗はシューティングの腕に自信があったが、結果的に春香に完敗し、ジュースを奢ることになった。

ジュースを飲んだ後、ランチを取るためにラッターレストランに向かった。
そこで偶然、かつてのクラスメートである天堂翔と彼の彼女に出会い、海斗が春香と一緒にいることに驚かれる。
海斗は天堂からラッター好きと勘違いされ、恥ずかしい思いをしたが、春香と一緒だと説明して事なきを得た。

ランチ後、春香が予約していた次のアトラクション、ヘブンズフォールラッターに向かった。
これはラッターランド最大のジェットコースターで、ゴッドサンダースプラッシュの倍の大きさと激しさを誇る。
海斗は強烈な加速と落下、ローリングに驚愕し、内臓が揺れる感覚に恐怖を感じた。
春香は楽しそうに笑っていたが、海斗は絶叫マシーンが苦手であることを再確認した。

小学生の遠足以来、久しぶりに訪れたラッターランドで、海斗は絶叫マシーンが得意な春香と様々なアトラクションを楽しんだ。
ヘブンズフォールラッターでは激しい回転と落下に恐怖を感じたが、必死に笑顔を作って写真に挑んだものの失敗に終わった。その後、穏やかなメリーゴーランドに乗ることになり、海斗は恥ずかしさを感じつつも、楽しむ春香に手を振り返した。

次に挑んだリアルホラーハウスは、予想以上にリアルで恐怖感満載だった。
首が落ちる女性や、頭を持つ男性、四つん這いで迫る女性などが現れ、海斗と春香は何度も叫びながら逃げ出した。
最後には蜘蛛のような化け物が登場し、二人は手を繋いで出口まで駆け抜けた。

お化け屋敷の恐怖を共有したことで、春香と海斗の距離はさらに縮まり、ラッターランドを出るまで手を繋いだままだった。
海斗はこの一日が非常に楽しく、春香との思い出が濃厚なものになったと感じた。
絶叫マシーンは控えたいが、機会があれば再び春香とお化け屋敷に行きたいと考えている。

エピローグ

昨日の絶叫体験を経て春香との距離が縮まり、ラッターランドへの訪問は意義深かった。
疲れ果てたが、朝一番で武器屋に向かい、バルザードが無事に修復されていることを確認した。
料金を支払い、ダンジョンで仲間と合流。武器への負担を考慮し、特にカメラ対策が必要と判断。
ベルリアとの連携を提案し、探索を開始。
バルザードの損傷を恐れ、魔法力の消耗が早まったが、シルとルシェのサポートで改善。
フォーメーションを変更し、シルとルシェを前衛に配置。
モンスターとの戦闘もスムーズに進行。
カメラや下級龍を倒し、魔核を集める。
日曜日のラッターランド体験を仲間に報告し、絶叫マシンやホラーハウスの恐怖を共有。
次の週末は、穏やかな場所を検討する予定。
ヒカリンが風邪気味のため、体調に注意しながら探索を続けることにした。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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