どんな本?
『モブから始まる探索英雄譚』は、海翔 氏による ライトノベル作品で、HJ文庫から刊行されている。
また、てりてりお 氏がコミカライズしておりヤングチャンピオンにて連載中だが、同じ設定とキャラクターで全く違う話になっている。
また、2024年7月からTVアニメが放送されるが、 ラノベ、漫画の何方をっ採用されてるのか不明。
物語は、ステータスも低くいわゆるモブキャラである高校生・高木海斗が主人公。
彼はダンジョンで毎日スライムを狩り、クラスのマドンナである幼馴染に憧れながらせっせと小遣稼ぎをするふつうの探索者だった。
読んだ本のタイトル
モブから始まる探索英雄譚9巻
著者:海翔 氏
イラスト:あるみっく 氏
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あらすじ・内容
死闘の反動からか、入院してしまった海斗。
モブから始まる探索英雄譚9
検査の結果ただの重度の筋肉痛ということで、春香のお見舞いなどもありまんざらでもない日々を過ごしていた。
退院したのち、ヒカリンを救う目的で深層に潜るため、各パーティメンバーが習得したスキルを確認していた海斗たちだが、シルフィーの手に入れたスキルの中に、ルシェの『暴食の美姫』の対になりそうなものを発見し――。
学校でも女子の後輩に凄腕冒険者であることがバレ、ドタバタもさらに加速する! 大人気現代ファンタジー第9弾!
プロローグ
ヒカリンはダンジョン帰還後、少々体調不良を感じているが、探索は楽しいものである。特に初めてのレイドバトルでミノタウロスを討伐し、ペガサスの肉を用いたバーベキューを楽しんだ。これによりチームの絆は一層深まり、料理が未熟であるにもかかわらず、海斗たちの支えで成功を収めている。彼らは現在、次の階層へ進行中であり、エリクサーを見つける目標に向けて前進している。
第一章「病室の天使」
海斗はダンジョンでの戦闘後、身体がだるくなりながらも攻略を続けている。彼の特技「祈りの神撃」はMPを消費し、自身のステータスを利用する。ダンジョンで多数の魔核や武器を回収し、特に見つかった戦斧は売却予定である。海斗は仲間との功績を適切に分配しようとするが、やや難航する。翌日、重度の筋肉痛で動けなくなり、救急車で病院に搬送される。診断結果は全身の筋肉や腱の極度疲労で、回復には時間がかかると告げられる。入院中、春香が日々訪れ、食事の世話をするなどしてくれる。海斗は退院後、学校で再会した友人たちとの時間を楽しむが、探索の秘密が知られ始めている。
第二章「タイムリミット」
ヒカリンが風邪で休む中、海斗は他のパーティーメンバーと共に十六階層で鬼を狩る。彼は個別に一階層を探索し、平穏な時間を楽しむ。一方、ヒカリンの体調が心配され、実際には入院していることが判明する。彼女の病状は悪化しており、海斗たちはヒカリンの病気に効く霊薬を探すため、十七階層の攻略を急ぐ。新たなスキル「祈りの神撃」や「炎撃の流星陣」を試しながら、ワイバーンや火竜との戦いに挑む。探索は困難を極めるが、海斗たちは持ち前の結束力で前進を続ける。
第三章「春香の誕生日」
海斗は春香の誕生日を控え、プレゼント選びに苦労している。ショッピングモールで白い文字盤の時計を選び、彼女に贈ることを決める。一方、学校では後輩とのやり取りがあり、ダンジョンの経験を共有することになる。海斗はスライム狩りを日課としており、特にメタリックカラーのスライムを探している。彼はその日の終わりに春香とのディナーで時計をプレゼントし、二人で楽しい時間を過ごす。
第四章「俺の家族」
海斗は家族との絆を背景に探索を続ける。一週間にわたる一階層の探索は魔核のみが結果として残り、十七階層の探索を進める中でワームや巨大な蟹と戦う。砂嵐の中での戦いは困難を極めるが、ペットボトルゴーグルを使って対策を講じる。砂嵐を抜けた後、家族との普段の生活に感謝しながら、日々を過ごしている。
エピローグ
幼い頃の海斗は葛城隊長のインタビューを見ており、彼に憧れている。葛城隊長がけがをしたと知り、将来は彼を助ける英雄になることを決意する。春香との絆も深まり、彼女を支えることも心に誓う。
感想
前巻の危機の後に入院してしまった海斗。
持病を持ち、身体の弱いヒカリンは、、
より明確になった目標。
彼等は間に合うのか!?
1. 英雄たちの苦悩と成長:
本巻では、主人公の海斗が仲間たちと共に困難な状況に立ち向かう様子が描かれていた。
彼らの前に立ちはだかるのは、ただの敵ではなく、ヒカリンの病気の悪化で、彼らパーティの運命や未来に関わる重大な試練が立ち塞がる。
ヒカリンの命を救うために必要な秘薬、エリクサーを求めて、より深い階層に挑むシーンは、何となく潜っていたパーティに必死さが出て心を強く打つ。
彼らの結束と成長が伝わってきて、一行の冒険がただの戦いではなく、彼らの精神的成長へとつながっていることが感じられた。
2. 新たな力と技の発見:
シリーズが進むにつれて、キャラクターたちは新しいスキルや能力を手に入れ、それを駆使して困難に立ち向っていた。
この巻では、サーバントのシルの「祈りの神撃」という新たな技が印象的で、海斗のMPを消費して高威力の魔法を撃つ。
使い所が難しく、彼らの戦い方には工夫と戦略が必要とされ、単純な力のぶつかり合いではなく、知恵と勇気が求められる冒険であることが強調されていた。
3. ダンジョンのリアリティと厳しさ:
本シリーズの魅力の一つは、ダンジョンの描写にある。
作者は詳細にわたってダンジョンの環境や生態系、トラップなどを描き出しており、読者はまるで自分もその場にいるかのような感覚を覚える。
特にこの巻での砂嵐のシーンや、急に現れる強敵たちとの戦いは、緊迫感があり、手に汗握る展開が続く。
危機察知能力が高いベルリア欲しい、、
4. チームワークの大切さ:
海斗たちのパーティは、単なる戦闘の連携だけでなく、心の支えとなり合う家族のような存在になっていた。
互いに助け合い、時には励まし合いながら困難に立ち向かう姿が描かれており、友情や信頼の重要性が感じられる。
特に、ヒカリンの病状が悪化する中での彼らの心の動きや、互いに寄り添う姿勢が心を打つ。
恋愛要素は春香とのデートで満喫。
海斗、本当に超絶リア充だな。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
その他フィクション
アニメ
PV
OP
ED
備忘録
プロローグ
ヒカリンはダンジョンから帰還後、体調に少し不調を感じているが、最近のダンジョン探索は非常に楽しい体験が続いている。
特に、初めてのレイドバトルでのミノタウロス討伐や、ペガサスの肉を用いたダンジョンバーベキューは大きな喜びとなった。
これらの活動を通じて、チームメンバーとの絆が深まり、料理の腕前が未熟であることが明らかになったにもかかわらず、海斗らの支えがあって成功を収めた。
現在は、次の階層への進行も順調であり、エリクサーを見つける目標に向かって前進している。
第一章 病室の天使
海斗はダンジョンでの戦闘後、身体がだるくなっているが、ダンジョン攻略は順調である。
彼が持つ「祈りの神撃」というスキルは、彼のMPを消費して発動するものであり、他のスキルと同様に自身のステータスを触媒として使用される。
海斗はダンジョンで魔核やドロップアイテムを多数回収し、特に刀や戦斧などの武器が見つかった。
戦斧は売却される予定である。
彼はまた、仲間との共有において彼らが頑張った分、適切に報酬を分配しようとするが、やや渋る場面もあった。
最終的には仲間に十個の魔核を渡すことで合意に至り、その日の活動を終えた。
海斗は前日のダンジョン探索の疲れから重度の筋肉痛となり、翌朝にはベッドから動くことができなくなる。
彼は床に落下することで身体が動くことを試みるが、結局は動けず、母親に助けを求める。
母親は彼をベッドに戻そうとするも失敗し、最終的には救急車で病院に運ばれる。
病院での診断結果は全身の筋肉や腱が極度に疲労していることが判明し、回復には時間がかかると告げられる。
海斗は学校を休むことを決意し、友人の春香とミクに連絡を取る。
彼らは彼の状態を心配し、低級ポーションを使って治療を試みるが、完全な回復には至らず、重いダメージが残る。
海斗は重度の筋肉痛で動けなくなり、病院に入院する。
彼の状態に心配した春香が毎日訪れ、配布物の手配や食事の世話をしてくれることになる。
ミクも海斗のために低級ポーションを持ってきて、さらに必要があれば中級ポーションも購入すると提案する。
海斗は病院食を春香に食べさせてもらい、その味を心から美味しいと感じる。
入院生活が幸せであると海斗は感じており、春香との時間を特に楽しんでいる。
海斗は朝に退院し、すぐに学校に向かった。
二時間目には授業に参加でき、久しぶりに友人たちと再会した。
彼はダンジョンでの過労が原因で全身の筋肉が切れたことを話したが、友人たちは彼の安否を心配していた。
昼休みには、見知らぬ女の子から「黒い彗星」として声をかけられ、その事実に驚いた。彼女は海斗が同じ学校にいることを知り、探索のアドバイスを求めたが、海斗はそれを断った。
彼はプライベートで「黒い彗星」と呼ばれることに困惑し、これからはより慎重に行動することを決意した。
海斗は二日目も無事に学校に通い、体調も万全だった。
彼の家族は彼が専業探索者を目指すことを理解し、彼の稼ぎを知っていたため、あまり厳しくは追求しなかった。
しかし、彼の母親は彼に春香を家に連れて来るよう命じた。
週末、探索の準備でスライムの魔核がなくなっているという問題に直面し、売却のためにもギルドで魔核の買取を行った。
ギルドでの交渉後、ダンジョンマーケットで戦斧の更なる売却を試み、成功した。
彼は交渉を通じて一つの魔核をドラグナーに吸収させ、次の戦いの準備をした。
鬼との戦闘では、彼は速度のズレに苦戦したが、最終的には慣れて問題なく対処できた。彼らは一日中鬼を倒し続けたが、魔核はほとんど手に入らなかった。
第二章 タイムリミット
海斗はヒカリンが風邪で休む中、他のパーティメンバーとともに再び十六階層で鬼を狩ることにした。
彼は一階層での探索を希望したが、多数決で却下された。
彼らの日常は平日の放課後にも及び、海斗は独りで一階層を探索し、ダンジョンでの落ち着いた時間を楽しんだ。
週末には魔核が不足していたが、魔刀を使ったベルリアの助けを借りてスライムとの戦闘を効率よくこなした。
学校では、春香から借りたノートで復習し、彼女の整理されたノートの助けを借りて授業内容を理解した。
海斗は春香への感謝の気持ちとして、彼女の誕生日に合わせて何か特別なプレゼントを考えることにした。
海斗は十七階層を探索する計画を立てていたが、パーティーメンバーのヒカリンが風邪を理由に二週間連続で休むと連絡があり、彼女の体調が心配になる。
海斗はヒカリンの父に連絡を取り、ヒカリンが実際には入院していることを知る。
病院を訪れた海斗たちは、ヒカリンが酸素を吸入しながら寝ている様子を見てショックを受ける。
ヒカリンは再びダンジョンに潜れると楽観的に話すが、海斗はその状態を見て彼女が重病であることを感じ取る。
その後、ヒカリンの父との会話から、ヒカリンの状態が急激に悪化していることが判明する。
海斗たちは、ヒカリンの病気に効く霊薬をダンジョンのボスドロップから手に入れるために、十七階層の攻略を急ぐことを決意する。
彼らは装備を整え、ダンジョンに向かい、十七階層での速攻探索を開始する。
彼の焦りを感じながらも、ルシェの「炎撃の流星陣」やシルの「祈りの神撃」などの新しいスキルを試している。
特に「祈りの神撃」は、発動すると海斗の魔力が極端に消耗し、戦闘不能に陥るほどのリスクを伴う強力なスキルである。
このスキルの使用後、海斗は低級マジックポーションを飲むことで何とか立ち直る。
一方、ルシェのスキルは目覚ましい威力を発揮し、ドラゴネットを一瞬で消し去るが、その際に多くの魔核を要求する。
探索が進む中、パーティーはワイバーンと遭遇し、各メンバーがその対処に追われる。
シルとルシェは積極的に戦闘に参加し、海斗もまた探索を支える。
最終的に、海斗たちは十七階層での探索を続けながら、限られたチャンスの中で霊薬を見つけることを目指している。
しかし、ヒカリンの不在がペースに影響を及ぼしていることも認識しており、その進行は容易ではない。
海斗と彼の仲間たちは、ダンジョン内で火竜と遭遇する。
海斗は魔銃「ドラグナー」を使用し、火竜に対して特効があることを実感する。
彼の一撃で火竜は瞬時に倒される。
一方、シルとベルリアは、それぞれのスキルを駆使して火竜と戦い、シルは神槍「ラジュネイト」で火竜を消滅させる。
ベルリアは近接戦を展開し、最終的に火竜を倒す。
ルシェは獄炎のスキルを使用して別の火竜を焼き尽くそうとするが、完全に燃え尽きるまでに時間がかかる。
彼女の焦りと炎の相性の悪さが露呈するが、最終的にドラゴンは消滅する。
全体的に、海斗たちのチームは各々のスキルを活かし、火竜との戦いで優位に立つが、戦い方やスキルの効果には個々の違いが見られる。
彼らは戦闘を通じてさらに経験を積み、ダンジョン内での探索を続ける。
海斗たちは三体のドラゴンを無事倒し、昼食を取ることにした。
海斗は油味噌のおにぎりとコーンマヨネーズパンを用意し、油味噌の美味しさについて説明する。
昼食後の会話では、沖縄の風土や文化についての話が交わされた。
特に、地元の海の利用方法や食文化について詳しく語られる。
この間、海斗たちはヒカリンの健康状態を気にかけながらも、彼の回復を待ちつつ探索を続けていく。
戦闘では、海斗たちはドラゴニュートとの戦いに苦戦する。
ドラゴニュートは人型でありながら竜の特性を持ち、戦闘では強烈な棍の技術で海斗を圧倒する。
しかし、チームの協力によりドラゴニュートは倒される。
この戦闘で、各メンバーのスキルと連携の重要性が浮き彫りになる。
探索を終えた後、海斗はマジックポーションの補充のためにダンジョンマーケットを訪れる。
彼は、低級マジックポーションを購入し、これを戦闘での消耗に備える。
家に帰ると、ハヤシライスが夕食として待っていたが、海斗はすでに肉類の食事を求めている。
家庭内では、ゴールデンウィークの計画についても話され、海斗は温泉旅行の計画を両親に任せることにする。
海斗とそのパーティは新たなパーティと共に水竜と遭遇する。
この水竜は物理攻撃と水、火属性に耐性を持っており、戦いを難しくしていた。
しかし、海斗のパーティには雷を使うメンバーが二人おり、彼らの攻撃が水竜には効果的であった。
シルとミクがそれぞれ強力な雷攻撃で水竜を迅速に倒す一方で、冬彦さんたちのパーティは苦戦を強いられていた。
特に水のベールによって防がれる水竜に対して、彼らの火属性の攻撃はほとんど効果がなかった。
冬彦さんは物理的火器を用いて戦う戦法を採用しており、ガトリングやグレネードランチャーを駆使していたが、高いコストと大きな反動が問題となっていた。
一方、海斗は『ドラグナー』という特別な銃を使用しており、ドラゴンに対して高い効果を発揮していた。
最終的に、両パーティは協力して水竜を倒し、冬彦さんからの質問により海斗が霊薬を探していることが明かされた。
霊薬は非常に希少であり、高位の探索者との直接交渉が必要であることが示唆された。
海斗のパーティは霊薬を探し続けることとなる。
海斗とそのパーティは、冬彦さん達と共に探索を行いながら、様々なトラップや敵と対峙している。
特に注目すべきは、海斗のパーティが特定のモンスターに効果的な攻撃を見つけるために試行錯誤を繰り返している点である。
雷竜に対しては通常の雷攻撃が効かず、ベルリアの特殊な攻撃やシルの技がクリティカルな役割を果たしている。
一方、冬彦さんたちも独自の戦闘スタイルで問題を解決し、最終的には協力して敵を倒している。
この冒険を通じて、海斗は他のパーティとの協力や情報共有の重要性を学んでいる。
また、日常生活では家族とのふれあいや学業にも気を配り、バランスを取りながら日々を過ごしている。
特に家庭での焼肉が彼の家族にとって大きな楽しみの一つとなっており、彼が買った和牛が家族に喜ばれている様子が描かれている。
海斗は放課後、ダンジョンに向かい、メタリックカラーのスライムを探すことを最優先としている。
これまで数多くのスライムを倒してきたが、メタリックカラーのスライムの出現確率には確証が持てないため、その発見には特に注力している。
戦闘の際、海斗は自らトドメを刺すことにしているが、これはスライムの倒し方による経験値の分配や魔核の回収について明確なルールがないためである。
また、スライムのカラーバリエーションについても、特別な意味を見出すことができていない。
彼らのダンジョンでの日々は単調であり、ルシェは以前はそのことを不満に思っていたが、海斗が事前に説明をしていたため、今回は特に文句を言わない。
一方、シルは海斗のことを信じており、彼がスライムに特有の歌を歌う場面でもそれを信じようとする。
しかし、実際には海斗自身もその歌に効果はないと認めており、ルシェの疑念が正しいことを認めている。
第三章 春香の誕生日
海斗は連続二日間、ダンジョンに潜りスライムを狩っているが、ヒカリンとは土曜日以来連絡を取っていない。
彼は昨日のスライムを呼ぶ歌を歌わず、喉が悪いと言い訳をするが、本当は昨日の歌に真顔で対応されると恥ずかしいからである。
その後、ショッピングモールで春香の誕生日プレゼントを選ぶが、何を買うべきか決めかねている。
最終的にジュエリーショップの店員の提案で、白い文字盤の時計を選び、春香に贈ることに決める。
家に帰ると、母親は急に春香の母とお茶をしていたため、レトルトカレーを使って夕食を作っていた。
海斗は春香のプレゼントを購入した後、授業を受けながら週末を楽しみにしている。
昼休みにトイレへ向かう途中、学校の後輩から声をかけられるが、急いでいるためすぐには対応しない。
後輩はダンジョンに関する話をしたがっているが、海斗はトイレを急ぎ、その場を離れる。
その後、学食で日替わりメニューが売り切れていたため、ラーメンを選ぶ。
後輩が同じテーブルに座り、ダンジョンの経験について尋ねる。海斗は後輩のレベルが自分よりも高いことを知り、彼女が経験を積むのを手伝うことを申し出る。
海斗は、普段のスライム狩りを終えて、地上に戻る。
家では久しぶりに麻婆豆腐が夕食として提供され、海斗はカレーからの変化を喜ぶ。
母親からゴールデンウィークの旅館予約の催促を受け、焦る海斗は、食後すぐに予約を試みるが、すでにほとんどの宿が満室であることを知る。
残された選択肢は非常に高価な高級宿のみで、予算を大幅に超えるが、約束した以上、仕方なく予約を行う。
海斗は十七階層で探索を行っている最中、明日が春香の誕生日であることを思い出し、夕食の予約がまだであることに焦る。
探索を終えた後、速やかにスマートフォンでレストランの予約を試みるが、多くの店で既に予約が満員であることが判明する。
数回の試みの末、キャンセルが出た店を見つけて無事予約することができ、大惨事を避ける。
海斗は、十七階層を探索の合間にイタリアンレストラン「アモーレ」での春香の誕生日ディナーの予約に成功する。
その後、探索を続けながら、誕生日プレゼントとしてジュエリーショップで時計を購入。
ダンジョン内では氷竜と金属竜に遭遇し、チームと協力してこれらを倒す。
その後、春香とのディナーでは、予約していたイタリアンでの食事を楽しむ。
ディナー中、海斗は春香に時計をプレゼントし、春香は大変喜ぶ。
最終的には、二人で楽しい時間を過ごし、海斗は充実感を感じながら一日を終える。
ちなみに海斗はコレ等の事を意図せず行なっており、女性陣の意味深な相槌に気が付いていない。
第四章 俺の家族
海斗は一週間一階層での探索に励んだが、結果はいつもと変わらず魔核のみが手元に残る。
今日は十七階層の探索を進めることにし、〝隼人ショック〟からも立ち直った海斗はいつも通りのテンションで挑んでいるが、ミクは通常よりもテンションが低い。
ミクは昨日ヒカリンの容体が悪化していることを知り、十八階層のクリアが難しいことを知る。
これを聞いた海斗とあいりさんはショックを受け、十七階層を最短で攻略する決意を固める。
探索を進める中で、突然地形が砂地に変わり、ワームというドラゴン種が現れる。
三体のワームとの戦闘が発生し、海斗たちは戦闘に成功するものの、途中でワームが隠れてしまう。
待機していたがワームは現れず、その後砂地を進んでいく中でワームが背後から襲ってきたが、海斗は冷静に対処し、ワームを消滅させる。
しかし、ルシェは戦闘中何も行動せず、次回の使用を約束する。
最終的にシルとベルリアに魔核を渡し、先に進むことに決める。
ベルリアは地面が不自然に窪んでいる場所を指摘し、そこに敵が潜んでいると確信する。
地面の変化から三体の敵が存在することが明らかで、シルの雷撃、ルシェの獄炎、ミクのライトニングスピアで攻撃を仕掛けることに決める。三人の攻撃が敵を退けるが、ミクの攻撃で巨大な蟹が現れる。
ミクが再び攻撃を加え、蟹を倒す。
しかし、戦闘で魔核の回収に失敗する。
次に、砂嵐が発生し、視界が悪くなる中での探索と戦闘が続く。
海斗は即席のペットボトルゴーグルを作成し、一部の視界を確保する。
強風と砂塵の中、敵のドラゴンと遭遇し、ベルリアと共に攻撃を仕掛けるが、砂嵐の影響で苦戦を強いられる。
最終的にベルリアがドラゴンを倒すことに成功し、視界が少し回復する。シルも別の敵を倒していた。
この経験から、海斗たちは砂嵐対策のゴーグルとマスクを購入し、翌日の探索に備える。
装備により改善された状況で、探索を再開し、以前よりも効果的に戦闘を進めることができるようになる。
海斗は砂嵐の中での戦闘を続けており、鮫のような敵と遭遇する。
敵は地中から突如現れ、攻撃を仕掛けるが、シルの『鉄壁の乙女』のおかげで防がれる。
海斗はルシェに速度が求められる『黒翼の風』を使用するよう指示する。
敵が一度に地中から飛び出し攻撃を仕掛けるが、海斗たちはうまく対処し、二体を討伐する。
残りの敵も最終的に倒され、魔核を回収して先に進む。
進行中、砂嵐のエリアをなかなか抜けられず、メンバーは疲労が蓄積していく。
特にミクは体力が落ちており、休憩が必要だが、砂嵐が続く限りそれも難しい。
しかし、ついに砂嵐を抜け、全員が安堵し、砂を払い落とす。
シルの確認により周囲に敵がいないことがわかり、短時間の休憩が取られる。
食事の後、海斗は眠気と戦いながら進むが、罠に足を取られてしまい、動けなくなる。
天井が下りてくる危機的状況に、ベルリアが力尽くで天井を支える。しかし、ベルリアも限界に近づき、状況は絶体絶命に。
その時、シルが天井を壊す提案をする。
海斗は砂嵐の中で鮫のような敵と遭遇し、シルの「神槍ラジュネイト」によって危機を脱する。
サーバントたちは海斗を助け、ルシェは自分の失敗を省みず、海斗に対する非難を続ける。
トラップに嵌まり、眠気が原因であったため、自己反省する。
その後、ダンジョンでの探索を進める中で、海斗はサーバントたちの存在に感謝しながらも、時には彼らに挑戦されることもある。
中位種のドラゴンと遭遇し、獄炎が効かないことから戦闘に苦労するが、最終的にはシルの活躍で敵を倒す。
ダンジョンを進む中で家族や仲間との関係を再確認し、心の支えとして大切に思う。
エピローグ
幼い時の海斗はテレビで葛城隊長のインタビューを見ている。
葛城隊長は日本の希望として知られ、ダンジョンでの活躍が称賛されている。
海斗は葛城隊長を見習い、英雄になることを夢見ている。
しかし、葛城隊長がダンジョンでの活動中にけがをしたことを知り、海斗は心配している。
彼は自分が成長したら葛城隊長を助けると決意し、友人の春香との絆を深め、彼女を支えることも約束する。
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