小説「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11」青少年期 妹編 感想・ネタバレ

小説「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11」青少年期 妹編 感想・ネタバレ

どんな本?

引きこもりの無職だった男は、両親が亡くなった事で兄弟から家を追い出され。
交通事故に遭いそうになった高校生達を助けたら轢かれてしまい死亡し転生した。

今度の生は諦めずに努力して行こう。

前のようにはなりたく無い。そう思いながら、魔法をロシツキーに習い。

その後、シルフィと仲良くなったがお互いに依存が強いと父パウロが判断して、フィットア領の本家のお嬢様の家庭教師に送られてしまう。

そこでお嬢様のエリスに勉学を教えながら、猫獣人のギレーヌから剣を習う日々を送っていたある日。時空魔法が暴走してフィットア領の住民がランダム転移されてしまい。

ルーデウスはエリスと共に魔大陸に飛ばされてしまうが、運良くスペルド族のルイジェイドに保護されて魔大陸を脱出。

フィットア領に戻って来たら、、
エリスの祖父の領主は領地を消滅した罪で処刑され。
エリスの父、母は事故で亡くなっていた。

それに落ち込むエリスだったが、彼女にはルーデウスがいた。
そして、エリスはルーデウスと家族となるために身体を重ねたが、、、

彼女は自身が弱く、ルーデウスを護れないと思い剣神の元に旅立ってしまう。

残されたルーデウスは、、、、
エリスに捨てられたと思いEDになってしまった。

それから2年。
ルーデウスはバシェランド公国で泥沼と呼ばれる冒険者になっていた。

ラノア魔法大学からの推薦状が届き迷宮都市ラバンに行く気だったルーデウスに、ヒトガミが神託を授けて来た。
“ラノア魔法大学に入学しなさい”とそこでフィットア領の転移事件を調べると、EDが治るでしょう、、、とヒトガミは言う。

それを信じたルーデウスはエリナリーゼと共にラノア魔法大学の門戸を叩き。

ラノア魔法大学でシルフィエットと再会するが、彼女は男装してフィッツと名乗っていた。

フィッツ=シルフィエットと気が付かないルーデウスだったが・・・

依頼をでっち上げてルーデウスとシルフィ2人で雪山の森へ行き。

そこでルーデウスにシルフィエットの服を脱がせ。

ブエナ村のシルフィエットだとルーデウスに名乗る。

読んだ本のタイトル

#無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11
著者:#理不尽な孫の手 氏
イラスト:#シロタカ  氏

アニメイトで購入 0 小説「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11」青少年期 妹編 感想・ネタバレgifbanner?sid=3589474&pid=889458714 小説「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11」青少年期 妹編 感想・ネタバレBookliveで購入gifbanner?sid=3589474&pid=889059394 小説「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11」青少年期 妹編 感想・ネタバレBOOK☆WALKERで購入gifbanner?sid=3589474&pid=889463521 小説「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11」青少年期 妹編 感想・ネタバレ

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あらすじ・内容

兄、妹2人に翻弄される!?

大学に在籍しながら、シルフィエットとの新婚生活を送るルーデウス。
父・パウロから二人の妹を任された彼は、新たに四人での生活をスタートしたのであった。
しっかり者のアイシャと、年頃の気難しさのあるノルン。真逆の性格の彼女達との生活は、問題の連続だった。
そんな中、父の希望で二人を魔法大学に入学させようとしたルーデウスだったが、妹達はそれぞれ違った希望を持っていて……
「……これが、あの時の兄貴の気持ちか」
妹達が気付かせてくれた、前世の家族への想いとは!?
人生やり直し型転生ファンタジー第十一弾ここに開幕!

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11

アニメ2期はこの巻

TOHO animation チャンネル
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感想

ノルンはルイジェルドに懐いており彼が翌日に別の場所に行くと言うと着いて行くと言うが、、
ルイジェルドから今後はルーデウスを頼れと言われる。

そして、ルイジェルドを見送り。

家で今後どうするのかと話し合うと、、

アイシャは学校に行かずにルーデウスの側に居たいと言い。
ノルンは黙り。

一応、魔法大学の試験を受けさせたら、アイシャは満点。
ノルンは平均より少し下くらいの成績で、彼女はルーデウスに寮生活したいと言い出した。

それに対してルーデウスは、アイシャと離した方が良いと判断してノルンの希望を叶えるのだが、、

そこにアイシャが噛み付いた。

自身は努力してテストを満点にして希望を叶えたのに、ノルンは平均点以下なのに希望を叶えたのは不公平だと言い出す。

さらにミスト王国のゼニスの実家にお世話になってた時に、アイシャは妾腹の子として差別されていた事が発覚。

でも、それはミスト王国の国教が一夫一妻が基本のミリス教でゼニスの実家は敬虔な信者なので仕方ないのかもしれないが、、

幼いアイシャに理解しろと言うのは酷なことだった。
そんなトラウマを刺激されたアイシャを宥めながらルーデウスは、アイシャをあやしながらノルンの希望通りに寮暮らしを許可した。

ただし、10日に1回は帰って来いと言って、、

そして日常に戻るのだが、、

リニア、プルセナがルーデウスのためと女子生徒のパンツを収集する騒動があり。
朝に2人からルーデウスにプレゼントだと言われて鞄を渡される。
そして、昼にアリエル王女から呼び出しを受けて2人がルーデウスのためにと女子生徒からパンツを収集していると知らされ。

手元にある鞄が例のブツが入ってる証拠の品だと知る。

その鞄をアリエル王女に預け、持ち主に返却する事を依頼し。
たまたま通りかかったリニア、プルセナを説教する。

それをたまたま見ていたノルン。

彼女は、次の授業の移動教室で何処に行ったら良いのかわからないくらい孤立していた。

それにショックを受けるルーデウスだったが、、
彼にも心を閉ざしているノルンは何も言ってくれない。

そして、ある日、、
寮に住んでいるリニア、プルセナから。

ノルンが部屋に閉じこもってしまったと知らせを受ける。

虐められたと思いノルンのクラスに行き、彼女に何が起こったのか聞くと、、

原因はルーデウスだった。

今まではアイシャと比べられて凹まされていたノルンは、寮に入って心機一転と思ったら。

今度はルーデウスと比べられて傷ついてしまった。

天才と言われているルーデウスと同じ両親から産まれたのに平均よりちょっと下のノルン。

心が折れて部屋に引きこもってしまった。

そんなノルンに会いに、ルーデウスはリニア、プルセナに協力してもらいノルンの居る部屋に忍び込んだのだが、、

その後に何をして良いのかわからなくなった。

ノルンが気がつくまで待って、何をしたら良いのかわからないと言ってノルンを抱きしめていたら、、

翌日からノルンは明るくなった。

さらに、ルーデウスに勉強を習い雑談をしている時に、

ルイジェルドの偉業を讃える本を書こうとしてると話すとノルンが手伝うと言い出した。

その後、ノルンが書いた文書は拙いながらも心に響くモノがあるらしく。

彼女には文才があると分かる。

アイシャはルーデウスから給料を貰い、可愛い物を買って部屋に飾るようになった。

そうしてルーデウスは妹達との生活に慣れ。

ナナホシの研究とザノバの人形作成と研究、クリフのエリナリーゼの呪い軽減の魔道具作りを手伝いながらいたら、シルフィーから妊娠したと知らせられた。

新しい家族が増える。

パウロとゼニス、リーリャが戻れば、さらに幸せになると思ったら、、

二ヶ月後にギースから凶報が緊急速達便で届けられた。

“ゼニス救出困難、救援を求む”

それを読んだ瞬間にヒトガミに召喚され救援に行くと後悔すると御告げをされる。

さらに発情期になったらリニアかプルセナと関係を持って身内にしてしまえばより幸せになると言う。

ゼニス救出に援軍に行くと、2年は帰って来れない。

シルフィの出産に立ち会えないし、子育てにも参加出来ない。

もし、死んでしまったらシルフィ、アイシャ、ノルンを苦労させてしまう。

そう思いルーデウスはゼニス救出にベガリット大陸に行かないと決めて日常に戻ろうとしたら、、

ノルンが大荷物を背負ってベガリット大陸に行こうとした。

ルーデウスより弱くて儚い存在のノルンが母のゼニスを助けたいと実行しようとしていた。

行きたいのに行けない人がいる。

自身には行く力がある。

そう認識したルーデウスは、ノルンの変わりにベガリット大陸に行くと決意して。

ノルンにシルフィを頼むとお願いする。

さらに、クリフに骨抜きにされて行かないと言っていたエリナリーゼに自身も行くと言う。

それを聞いたエリナリーゼは再度自身も行くと言い出し。

クリフはエリナリーゼに戻って来たら結婚しようと言って魔道具を預けてエリナリーゼを送り出す。

旅立つ挨拶をリニア&プルセナ、ザノバ&ジンジャー&ジュリに2年帰れないと言って別れを済ませ。

ナナホシに母を救出するために2年間旅に出ると言うと、ナナホシは2年間研究が進まなくなる事にショックを受けていたが、、

オルステッドから口止めされていたが、ルーデウスに転送魔法陣のある場所を教えてくれた。

それで行くと、ベガリット大陸にはたった3ヶ月で往復出来ると知る。

これならシルフィの出産にも間に合うと、ルーデウスはナナホシに御礼を言ってエリナリーゼと共に旅立つ準備をして。

シルフィに出産までには帰れると言って、、

そして魔法都市シャリーアから5日の森へ行き。

最初の転移魔法陣の所に行くとグリフォンが襲って来た。

それも反撃して討伐してしまう。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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備忘録

姉妹の処遇

ルイジェルドを見送った後、主人公はシルフィと別れ、家に帰ることにした。シルフィは一緒にいたがったが、仕事のために学校へ送り出された。家に着いた時には昼を過ぎており、昼食を自分で作ることにした。作ったのは豆チャーハンのような料理で、アイシャとノルンもそれを食べた。

食後、リビングに移動して、アイシャとノルンに話を始めた。アイシャはメイド服を着ており、ノルンは水色を基調とした服装であった。アイシャは活発に振る舞い、ノルンは控えめであった。二人に家族としての挨拶をし、アイシャが家事の手伝いを申し出たが、ノルンは敬語を使って距離感を感じさせた。

昼下がり、主人公は妹二人を家に残し、学校に赴いた。ジーナス教頭との会話から、一週間後に二人に試験を受けさせることを決めた。この試験は抜き打ちのような形になるが、問題はないとされた。その後、バーディガーディ陛下の居場所を尋ねたが、その日は学校には来ていなかった。

そのまま帰ろうとしたが、時間があったため、ナナホシの研究室に顔を出した。ナナホシはいなかったが、後に苦しむナナホシを見つけ、解毒と治癒の魔術を施した。ナナホシはサイレント・セブンスターとして、少し照れながらも感謝の言葉を述べた。その後、シルフィとの会話から、家に二人の妹がいて、学校に通わせる準備をしていることが話題になった。

主人公はシルフィと一緒に帰路につき、妹二人のことで相談した。シルフィはアイシャがメイドになりたがっているとし、学校に行かずに家の手伝いをすることを提案した。シルフィは、自分の仕事が取られることを気にしていない様子だった。アイシャを学校に通わせることが大人の責任であると話し合い、可能性を示してやるべきだと意見が一致した。

メイドと寮生

試験終了後、主人公はアイシャとノルンを連れて家に戻った。試験は筆記試験で、一般教養と基礎六種の魔術が組み合わされたオーソドックスな形式だった。アイシャは満点を取り、ジーナスは彼女が特別生になれると提案したが、アイシャは家に帰ってから、主人公の侍女になることを意気揚々と宣言した。この選択は彼女の将来について問題提起するものであったが、約束は約束として受け入れられた。

一方、ノルンの成績は平均をやや下回る程度で、彼女は寮生活を望んだ。主人公はこれを許可し、ノルンには少なくとも10日に一度家に顔を出すことを条件にした。アイシャはノルンが寮に入ることに不満を持ち、自分との間に差がつけられていると感じた。彼女は自分の母親が妾であることが理由で差別されているのではないかと疑問を持ち、主人公はこれを否定し、ノルンの寮暮らしは彼女の成長にとって良い選択だと説明した。最終的にアイシャはこれを受け入れたが、姉妹の間の緊張は解消されていないようだった。

新たに妹二人を家族に加え、ノルンのために寮への申請を行い、受け入れ準備が進められた。シルフィにも状況を説明し、何かあれば気を配るよう依頼した。シルフィはノルンを家から離すことに対し懐疑的だったが、説明を受け入れた。アイシャは家のメイドとして働き始め、家の事を一手に引き受けるようになり、シルフィの負担が軽減された。アイシャはメイドとしての仕事を真剣にこなし、訪れた客の世話も行った。

また、主人公はアイシャに魔術を教え始め、彼女の魔力を鍛えることにした。アイシャは積極的に学び、家事の傍らで魔術訓練にも励んだ。一方で、ノルンは寮生活を始めることになり、その準備としてルームメイトのメリッサという学生との関係が始まる予定だった。ノルンに対しては、学校での振る舞いや寮生活での注意事項を伝え、シルフィや他の信頼できる人物に困ったときは相談するよう促した。

人形の研究と主従関係

ザノバが人形の秘密の一端を解明した出来事があった。ナナホシが困ったときに解決策を出したザノバは、その少し前に、人形の腕に隠された秘密を発見していた。彼が研究室に持ち込んだ人形の腕は、表面の塗装が剥がれ、その下に継ぎ目が見えたため、分割して調べたところ、腕の断面には魔法陣が施されていた。この魔法陣は動きを制御するためのものであり、通常の装飾とは異なる高度な技術が用いられていた。ザノバはこの発見に興奮し、さらなる研究の重要性を感じていた。

ザノバは積層構造魔法陣の研究を進めており、ルーデウスは彼の研究に興味を持っている。一方で、ジンジャーは過去にルーデウスの妹アイシャ達の護衛を務めており、その任務を完遂した後もザノバの側で仕え続ける意向を示す。

物語の中で、ジンジャーはザノバに対する忠誠心が強いが、ある場面でルーデウスのカジュアルな言葉遣いに対して指摘を行う。これにより、ザノバが激怒し、ジンジャーに対して身体的な暴力を振るう。しかし、ルーデウスが介入し、ジンジャーに対する治癒魔術を施すことで彼女を救う。その後、ザノバはジンジャーに謝罪し、ルーデウスはジンジャーが過去の功績によりもっと評価されるべきだと述べる。

ザノバの自動人形に関する研究は順調である。彼は腕の部分から解析を開始することに決め、その作業をクリフやナナホシに委ねるか、または一人で進めるかを自らに一任された。ザノバは自分に才能があると感じ、毎日を充実して過ごしている。隣で専属のフィギュア師が人形を作り、これにより彼にとっては最高の毎日となっている。彼の将来については未定であるが、ザノバがそこにいる理由の一部が主人公にあるかもしれない。主人公は彼に頑張るよう励まし、ジンジャーに優しくするように告げ、研究所を後にした。

番長とその仲間達

一ヶ月が経過し、ラノア魔法大学の特別生ホームルームが開かれた。参加者は六人で、ナナホシとバーディガーディを除くメンバーが集まった。現在、主人公は妹のノルンについて悩んでいる。ノルンは寮生活を始めてから、彼とは一切進展がなく、会話もない状態が続いている。主人公は妹と仲良くなくても彼女の味方をすると心に決めている。
番長としての立場を活かし、問題があれば担任や教頭に相談できるようにしている。ノルンはまだ友達ができていないようで、寂しくない様子だが、主人公は心配している。リニアとプルセナからはプレゼントが用意されており、彼らは主人公の悩みを聞きながら何かを隠している様子を見せている。
最後に、主人公はクリフに意見を求めたが、クリフは友達がいなくても生きていけると返答した。主人公はクリフの孤独を感じつつも、彼にも友人ができることを望んでいる。

ナナホシが食堂で食事をしている様子が描かれ、彼女が自分で作った料理を食べながら、その味の悪さに不満を漏らす場面がある。同時に、ナナホシとの会話から、彼女がこの世界の食材に不満を持っていること、ポテトチップスを気に入っていることが明らかになる。また、一ヶ月ぶりに特定の人物を見かけないことについて言及があり、その不在が何かの影響を与えている可能性が示唆される。

食堂でのやりとりでは、ナナホシが静かな食事を好む一方で、主人公が特定の人物のように笑い声を出してみるが、周囲の反応は冷たい。その場でルークが現れ、何か問題があるかのような雰囲気で主人公を生徒会室に呼び出す。生徒会室で、アリエルとシルフィと共に何か重要な話があることが示唆される。

兄貴の気持ち

ノルンが引きこもっていることを知った時、リニアとプルセナがそれを伝えた。シルフィはそれを聞いてすぐに女子寮に向かった。ノルンが引きこもるという事実を前に、途方に暮れた自分は何をすべきかわからなかった。自分自身が引きこもった経験があるため、その重さを痛感していた。

ノルンの問題がいじめに関連していると考えたため、リニアとプルセナを連れてノルンが通う一年生の教室へ向かった。教室に入ると、授業中であるにも関わらず、教師を押しのけて教壇に立ち、ノルンの不登校について話し始めた。ノルンがいじめられている可能性を指摘し、名乗り出るように促した。

数名の生徒が口々に事情を語り始めた。一人の女子生徒が、ノルンとの会話でノルンが怒ってしまったことを明かし、教師も宿題の出来が悪いことを指摘した際のノルンの反応を語った。その他の生徒もそれに続き、様々な事情が明らかになった。

食堂で一人反省する主人公は、自身が原因でノルンが引きこもってしまったことを悔やんでいた。ノルンは兄である主人公と比較されることに抵抗を感じ、それが原因で学校を休むようになってしまったのだ。彼は自分が有名であるがゆえに、ノルンが周囲から常に比較されることに苦しんでいることを理解した。

主人公は、自分がノルンの状況を悪化させてしまったと深く反省し、ノルンが学校での生活に適応できるように何か対策を講じる必要があると感じた。しかし、具体的な解決策が見つからず、どのように進めば良いか戸惑っている状態だ。彼はノルンが学校に戻れるよう支援することが兄としての責任であると感じているが、同時にノルンが自分との比較から解放され、自身の道を見つけることができるよう願っている。

ノルンは、幼いころから父を愛していたが、ある日突然現れた兄によって父が殴られる場面を目撃し、その兄を怖いと感じるようになった。兄が一家に戻ってきたのは過酷な土地を越えた後のことで、父との間に喧嘩が起こっていた。ノルンにとって、この出来事は父が危害を加えられる恐ろしい場面として記憶に残った。

時が経つにつれ、周囲の人々が兄を称賛する一方で、ノルンは彼を嫌いになっていった。妹もまた競争心を燃やし、学業や運動でノルンを圧倒し、彼女を見下していたとノルンは感じた。ノルンの孤独感は、祖母からの過度な期待と厳しい言葉によって強まり、これがノルンの劣等感を深める要因となった。

母の居場所を探す旅に出る際、ノルンは父と一緒に行くことを望んだが、父はノルンを兄の元に送ることを決めた。これがノルンにとってさらなる打撃となった。彼女は兄のもとで暮らすことに強い恐怖と不安を感じ、夜な夜な不安で眠れずにいた。しかし、同行したルイジェルドによって慰められ、少しでも安心できる瞬間を得ることができた。兄に対する恐怖は深く、彼を避けたい一心でいたノルンだが、ルイジェルドの優しさが彼女の心の支えとなっていた。

久しぶりに再会した兄は酔っ払っており、ブエナ村出身の女性と結婚していたことが明らかになった。この女性に対する記憶はノルンにはなく、ただぼんやりとした記憶があるだけだった。兄は幸せそうに見えたが、ノルンは怒りを感じた。父は女性関係を控えており、母を見つけるまでは他の女性とは関わらないと言っていたにも関わらず、兄はその限りではなかった。この状況に怒りながらも、ノルンは兄に何も言えなかった。恐怖から声を上げることができず、兄に反対することができなかったのである。

次の日、ノルンが頼りにしていたルイジェルドが突然去ってしまい、ノルンは更に孤立感を深めた。家には兄とその妻、そして妹のみがおり、妹は兄との再会を喜んでいたが、ノルンには味方がいなかった。恐怖と孤独感に苛まれながら、ノルンは父が戻るまでの間、辛い日々を送ることを予感していた。妹は兄から愛されるが、ノルンには厳しい言葉が返ってくるだけだった。

兄はノルンに学校へ行くことを命じ、特殊な学校での生活が始まった。ノルンは妹と比べられることを恐れつつも、学校生活を送ることになった。しかし、妹が学校に行くつもりがないことが判明し、これがノルンにとっては少しの救いとなった。一方で、ノルンは試験に落ちる心配があり、兄が金で解決しようとする態度に憤りを感じた。最終的に兄はノルンが寮生活を望むと容易に承諾し、ノルンは学校で新たな生活を始めることになったが、兄に対する複雑な感情は解消されなかった。

ある日、ノルンは寮に戻り、感情が入り混じる中で涙を流した。メリッサ先輩が様子を見に来たが、ノルンは彼女を拒絶してしまった。兄に対する自身の態度や過去の出来事に疑問を抱き、兄が父を殴った理由を考えるうちに、父も同じように苦しんでいたのではないかと思い始めた。しかし、兄との関係は依然として複雑で、どのように接すれば良いかわからず、胸の痛みと吐き気に苛まれた。

ベッドに潜り込んで過ごしたノルンは、いつも父やルイジェルドさんが慰めてくれたが、今は誰もそばにいないことに苦しみ、兄との関係修復の方法を見つけられずにいた。ある日、兄が突然現れ、ノルンに対して心配する様子を見せた。兄は自分もノルンと同じく、どう対応して良いかわからないと打ち明けた。この時、ノルンは兄が自分を拒絶するのではないかという恐怖から解放され、兄への嫌悪感が消え、許しの涙を流した。

この出来事により、ノルンの心に変化が生じ、以降は兄と正面から向き合うことができるようになった。兄と顔を合わせる際には、礼儀正しく挨拶する程度に留まるが、もはや以前のように過剰に気を遣うことはなく、自然体で接することができるようになった。兄に対する理解と許しによって、ノルンは新たな一歩を踏み出す勇気を得たのである。

妹のいる生活

一ヶ月後、暖かい季節が訪れ、街の人々は薄着になり、特に学校の女生徒たちは半袖になった。シルフィもノースリーブを着用し始め、その新鮮な姿に心惹かれることが多くなった。

この間に、ノルンには友達ができたようで、男女混合の小さなグループで行動する姿が見られるようになった。彼女は家に友達を連れてくることに恥ずかしさを感じているが、それでも社交的な様子が見られる。また、兄との関係も良好で、ノルンは兄に勉強を教えてもらうことを自ら求めるようになった。

兄はノルンの勉強を支援するため、放課後の図書館で勉強を教えることにした。一方で、彼らは共通の話題としてルイジェルドについての雑談も楽しんでおり、ノルンは礼儀正しく兄に接している。

また、ノルンは兄の助けを借りて、ルイジェルドに関する本を執筆することに挑戦している。彼女の文章には感情が込められており、読む者に感動を与える力があるようだ。兄はノルンの文才に気づき、彼女が将来的に大きな作家になるかもしれないと期待している。

ノルンとの関係が改善されたことで、アイシャにも変化が見られるようになった。具体的には、ノルンへの扱いが以前よりも改善され、兄が指示したことにより、アイシャはノルンに対してあまり攻撃的ではなくなった。しかし、兄はアイシャが何かを我慢している可能性を心配しており、彼女に自由に意見を述べるよう促した。その結果、アイシャは自身のメイドとしての労働に対する給料を要求し、兄はこれを承諾し、シルフィも交えて金額を決定した。

アイシャはその後、植木鉢を購入し、花を育てる計画を立てたが、土は兄に魔術で用意してもらうことにした。また、彼女は自分で集めた種を使い、花を育てることを決意している。デートの際には、アイシャはピンクのカーテンを購入し、これを家の装飾に使う予定である。

この変化により、アイシャの部屋には少女趣味の物が増え、彼女の趣味が少女らしいものに変わっていることが明らかになった。兄はアイシャの将来について少し心配しているが、彼女が趣味を楽しんでいることに満足している。

ターニングポイント三

ある日、主人公がトレーニングから帰宅すると、シルフィとアイシャが何やら深刻そうにしていた。シルフィは緊張しながら、自分が妊娠したことを主人公に告げた。この知らせに、主人公は驚きつつも、深い感動と幸せを感じた。感情が高まり、シルフィに感謝の言葉を伝え、二人はこれからの新しい生活について話し合った。アイシャがシルフィの妊娠を他の家族に伝えに行く中、主人公とシルフィはこれからのこと、子供の性別の希望、そして夫婦としての新しい章について静かに語り合った。

夕方、アイシャがノルンを連れて戻ってくると、ノルンはシルフィに向かって頭を下げ、シルフィは彼女の頭を撫でて応えた。アイシャは家族だけでいるように調整し、他の家族への挨拶は後日に延期した。アリエルからはシルフィに最低二年の休息を取るよう命じられ、エリナリーゼがその間の護衛を担当することとなった。他の家族の訪問日程もアイシャによって整理されたが、バーディガーディは見つからなかった。アイシャはノルンと少しの間を置いて家族の中での地位を示す行動を見せるが、二人の間にはわだかまりが残っている様子だった。家族全員がシルフィの妊娠を祝い、パウロが次に来た時の反応を楽しみにしていた。

別れの挨拶

ベガリット大陸に渡るためのルートは2つ存在する。一つは、中央大陸の端にある王竜王国の港町イーストポートから船に乗り、ベガリット大陸の東側に進入する安全なルートである。もう一つは、アスラ王国の港町から船に乗り、北側からベガリット大陸に進入し、大陸を横断する少々危険ながら時間短縮が可能なルートである。移動効率を考えた場合、東側からのルートでは約18ヶ月、北側からのルートでは12ヶ月かかる見込みである。どちらのルートも、往復7ヶ月以内での帰還は難しいため、出産には間に合わない可能性が高い。

ベガリット大陸への旅は、人神の助言に逆らう形となり、様々なリスクが伴う。行かなければ後悔する可能性もあり、どちらの選択にも後悔のリスクが存在する。しかし、行くことに決めた場合、周囲に話して決心を固めることから始めることになる。具体的な計画としては、アスラ王国まで急ぎ、そこからベガリット大陸に渡り、迷宮都市ラパンを目指す。途中で適切な案内人や護衛を雇うことで安全性を確保する計画である。

クリフの研究室での一幕である。クリフはエリナリーゼへの愛を疑いなく語るが、ルーデウスから家族が窮地にあること、長期の旅が必要であることを告げられる。また、エリナリーゼが旅の間、他の男と関係を持つ可能性があることが語られる。クリフは自分が旅に同行しても足手まといになると理解し、ルーデウスにエリナリーゼの世話を託す。最後に、クリフはエリナリーゼに結婚を約束し、二人は互いの愛を確認する。このシーンで、エリナリーゼがクリフに誠実さを求め、彼はそれに応える形で結婚を提案している。

ある日、ルーデウスは長期間の留守を経て、関係各所に挨拶に回ることにした。最初に訪れたのは職員室で、ジーナスに会い、休学の手続きを行った。ジーナスはこれを快く受け入れ、ルーデウスが帰ってきた際に再び手続きをすることを約束した。その際、エリナリーゼも休学扱いにしてもらうよう依頼し、ジーナスはこれも引き受けた。次にリニアとプルセナに会い、2年間留守にすることを伝えた。彼女たちはそのニュースに寂しさを感じつつ、ルーデウスの帰りを待つことを約束した。

ルーデウスはナナホシの研究室前で、どう切り出すべきか悩んでいた。ナナホシが寂しがり屋であることを考慮して、2年間の留守になることを伝えるのは難しいと感じていた。研究室に入り、ナナホシにベガリット大陸の迷宮都市ラパンへの旅とその期間を告げると、彼女は驚愕した。その後、ナナホシはルーデウスに転移魔法陣の存在とその遺跡の地図が記された冊子を見せ、旅の大幅な時間短縮が可能であることを示した。ルーデウスはこれによってシルフィの出産に間に合うことができると安堵し、エリナリーゼにもこの事実を伝えた。エリナリーゼは当初旅に同行する意思がなかったが、転移魔法陣を使えば早く帰れることを知り、意見を変える。最終的に、ルーデウスはシルフィとその家族にも旅立ちを告げ、子供の名前を決めることについて家族と話し合った。

ベガリット大陸へ

ルーデウスは旅の計画を変更し、二人乗りの馬を購入して転移魔法陣のある森へ向かった。転移魔法陣を使用しベガリット大陸へ渡り、ナナホシの案内により北に一週間ほど移動してオアシスとバザールがある地域に到達した。彼は魔術を用いて砂漠を進むことができ、エリナリーゼは方向感覚に自信があると述べた。バザールで案内人を雇い、ラパンまで約一ヶ月かけて移動する予定だ。ラパンに到着したら迅速にパウロ達を助け、同じルートで戻る計画である。また、旅の安全を確保するために、周到な準備と口止めを行うことが強調された。

天敵との遭遇

突然眠りから覚めたような感覚があった。意識が一瞬途切れたかのようだ。隣にいたエリナリーゼも周囲を見回していた。転移したようで、周囲は石造りの遺跡で、少し砂が積もっているなどの違いがあった。そろそろと魔法陣から出て、体調や荷物に異常がないことを確認した。魔法陣は再び活性化し、自動的に魔力を供給している様子だった。双方向の転移魔法陣を試すことにし、エリナリーゼが試しに再び転移してみることにした。無事に戻ってきたが、わずかなタイムラグがあるようだった。問題なく転移できることを確認し、ひとまず安心した。

一階に到達すると、気温が急激に上昇したのを感じたが、湿度は低く、ベタつく感じはしなかった。遺跡の周囲には砂漠が広がっており、暑さもそのためと納得した。一階は森の遺跡と似た石造りで、壁や天井に蔦が這っておらず、床は砂で覆われていた。足跡が残っているのを発見し、オルステッドのものかと考えた。四つの部屋があり、一室には白いマントと水筒が保管されていた。その後、遺跡を出て外の熱さに直面した。太陽が沈み始めており、砂漠を歩くのに夜の方が良いかと思考を巡らせたが、夜行性の魔物が多いことを思い出し、その日は遺跡で休むことにした。

夜になると極端に冷え込み、昼夜の温度差が激しい砂漠の特性を実感した。土魔術でシェルターを作ることを考えたが、魔力の継続供給が必要であることを悩んだ。その夜は遺跡の一室で寝ることにし、エリナリーゼの魔道具に魔力を供給した。

その後、サキュバスとの遭遇があり、エリナリーゼが介入してサキュバスを倒した。サキュバスは男を惑わす臭いを放っており、ルーデウスは一時的に理性を失いかけたが、エリナリーゼの助けで正気に戻った。サキュバスの死体を焼いて対処し、その夜は事件の衝撃を受けながらも、遺跡で過ごすことになった。

砂漠の生態

砂漠の旅が始まり、サキュバスに奇襲を受けたことで警戒心を強めた。ベガリット大陸では、中央大陸とは異なり安全とは言えないため、注意深く行動する必要がある。水分補給をマメに行いながら、エリナリーゼは太陽が見えない密林でも方向感覚を失わず、北を目指して進んだ。道中では魔術で水や氷を作り出し、熱中症に気を付けながら進行することを心掛けた。暑さに苦しんだが、魔術で周囲の温度を下げて凌ぐことに成功した。

旅の途中、多くの魔物と遭遇した。巨大なサソリやサンドワーム、ファランクスアントの群れなど、様々な種類の敵と対峙した。ファランクスアントは特に危険であり、その巨大さと数の多さからS級に分類される強敵だった。これらの魔物との戦闘は、エリナリーゼの力を借りつつ、魔術を駆使して切り抜けた。しかし、戦闘よりも生存と目的地への到達を優先し、可能な限り危険を回避しながら進んだ。

砂漠の夕暮れ時、赤と黒の縞模様が地面に現れる幻想的な光景が広がった。気温が下がり始め、夜間の方が距離を稼ぎやすくなると話す。そこで、空を飛ぶ巨大蝙蝠が現れ、エリナリーゼに群がる。これらの蝙蝠は人間に危害を加えることはなく、羽音がうるさい以外は特に問題はなかった。しかし、その中にサキュバスが紛れており、攻撃を仕掛けてくるが、岩砲弾で撃退した。サキュバスは見た目に騙されやすいが、実際には殺害する覚悟が持てないと感じた。サキュバスの戦闘力はE級で、見かけによらず危険な存在である。

砂漠の旅

二日目の砂漠の旅では、サンドワームや双尾死蠍ツインデス・スコルピオといった魔物との戦闘が続いた。特に注意が必要なサンドワームに一度捕まりかけたが、即座に魔術で対応し、土魔術で地表に脱出することに成功した。エリナリーゼも双尾死蠍ツインデス・スコルピオの毒を受けるが、迅速な行動で助けられた。この一件から、常に危険が隣り合わせであることを痛感し、お互いに協力しながら危機を乗り越えることの重要性を再認識した。

六日目には、グリフォンの巣である岩棚を訪れ、頻繁にグリフォンの襲撃に遭遇した。グリフォンはB級の魔物で、群れるとA級に相当するとされるが、二人は対処可能であった。その夜はグリフォンの肉を用いてバーベキューを楽しみ、サキュバスの気配はなかったため、比較的安全な一夜を過ごした。翌日、グリフォンと戦いながら北へ進むと、岩棚が途切れ、サバンナのような土地と大きな湖、その周辺にあるバザールが見えてきた。

バザール

八日目、二人は岩棚から降りてバザールへと向かった。バザールは大きな湖の周囲に位置しており、若干の緑も見られる。到着したのは夕方で、コウモリが飛んでいたが、サキュバスの存在はなかった。バザールに近づくと、グリフォンの鳴き声が聞こえ、数人の人間がグリフォンと戦っていた。エリナリーゼとルーデウスは助けに入り、戦闘に参加。数体のグリフォンを撃退した後、彼らはバリバドムという男とその仲間と出会った。バリバドムは礼を言ったが、彼の主人は急いで立ち去り、礼は後でと言われた。その後、バリバドムたちは仲間と合流し、急いで立ち去った。エリナリーゼとルーデウスは死体が放置されているのを見て、適当に埋葬してバザールに到達した。

バザールに入った頃、周囲は篝火で明るく照らされており、多くの人々が楽しげに食事をしていた。エリナリーゼとルーデウスも食事を楽しんだ後、宿泊地を探したが、バザールでは宿泊施設がなく、野宿が一般的であることが判明した。そのため、二人はシェルターを構えて一晩を過ごした。

翌朝、エリナリーゼは呪いの補給のために出かけ、ルーデウスは自分たちの案内人を探すために情報収集を行った。ラパンまで案内してくれる商人ガルバンと出会い、彼の護衛をすることでラパンへの道案内を得た。ガルバンからの護衛依頼を受け、ラパンまでの旅が始まった。

砂漠の戦士たち

彼らは商人ガルバンを中心に護衛隊を組み、ラパンを目指している。メンバーにはガルバン、護衛隊長のバリバドム、護衛のカルメリーゼとトント、そしてルーデウスとエリナリーゼの計六人が含まれている。彼らは戦闘やサキュバスの襲撃に備えて、ガルバンとラクダを守るための戦術的なフォーメーションを構築している。
彼らの旅は魔物の襲撃に常に晒されているが、バリバドムの「魔眼」による早期発見とルーデウスの魔術による効果的な対応で、大きな被害には至っていない。特にルーデウスは、魔術の消費に対して非常に効率的で、大量の魔力を持っているため、長期間の戦闘にも耐えうる。夜間はメンバーがローテーションで見張りを行い、ガルバンは個別に休む。
この地域の文化では、サキュバスが脅威であり、その対策として女戦士が男たちを守る役割を果たしている。カルメリーゼはその一人で、彼女の役割はサキュバス対策のほかにも、戦場での役割を担っている。女戦士たちは村の外で戦士として活動し、最終的には戦士として死ぬか、故郷に戻り子育てに専念する権利を得る。

トントは寡黙な性格の男であり、三十歳前後である。彼は浅黒い肌とたくましい筋肉を持ち、見た目は護衛隊長のバリバドムに似ているが、ヒゲの生え方が異なる。彼は砂漠の戦士であり、二つ名「大刀ビッグブレード」は族長によって付けられた。砂漠の戦士の二つ名は、その人の特技や性質に応じて族長が命名する。

ある時、ルーデウスとトントは夜間の見張り中に会話を交わす。トントは、ルーデウスの魔術に興味を示し、その大きな魔術を見てみたいと述べるが、その後はまた沈黙に戻る。その後の旅の中で、彼らは襲撃を受けるが、トントは矢により致命傷を負う。ルーデウスは魔術で仲間を守りながら、敵からの脱出に成功する。

この経験を通じて、ルーデウスは彼らの関係や彼の魔術師としての役割について深く考えるようになる。トントの死という悲劇は、彼らがどれだけ危険と隣り合わせの生活を送っているかを再認識させる。そして、彼らは砂漠の戦士として互いに信頼しあいながらも、それぞれが自身の役割に忠実であることを理解する。

同シリーズ

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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