どんな本?
『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』は、理不尽な孫の手氏による日本のライトノベル。
この作品は、34歳の無職でニートの男性が剣と魔法の異世界に転生し、新たな人生を歩む物語。
主人公は、前世での経験と後悔を糧に、今度こそ本気で生きることを誓う。
彼は新たな名前「ルーデウス・グレイラット」として、家族や人間関係を大切にしながら、前世のトラウマを乗り越えて成長していく。
この作品は、「小説家になろう」で2012年から2015年まで連載され、その後書籍化された。
また、漫画版やアニメ版も制作されています。
特にアニメ版は大変人気があり、2024年4月には第2期の後半が放送される。
また、「無職転生 〜蛇足編〜」という番外編もあり、こちらは本編完結後の物語が描かれている。
読んだ本のタイトル
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 14
著者:理不尽な孫の手 氏
イラスト:シロタカ 氏
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あらすじ・内容
いざ、謎に包まれていた天空城塞へ!!
長い間残されていた、サラとの遺恨を解決したルーデウス。
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 14
そんなルーデウスたちは、甲龍王ペルギウスが住む天空城塞を訪れることになる。城内で新しい知識を習得したり、珍しい経験をしたり、貴重な時間を過ごす日々。
一方で、風邪かと思われていたナナホシの体調が急転する!
「俺を魔大陸に送ってもらう事は、可能ですか?」
ナナホシの治療法を探すため、行動を始めるルーデウスたち。
しかし転移した先は、デッドエンド時代の苦い思い出が残る、あの場所で……!
魔大陸をやり直し!? 人生やり直し型転生ファンタジー第十四弾ここに開幕!
備忘録
ルーデウスたちは魔法都市シャリーアから北へ半日歩き、スコット城塞の跡と呼ばれる遺跡を訪れる。
ここから彼らは転移魔法を使い、ペルギウスが住む空中城塞ケィオスブレイカーへと向かう。
しかし、魔族のロキシーはペルギウスが魔族を嫌うため、城塞に入ることが出来ない。
空中城塞ケィオスブレイカーは広大で豪華な装飾が施された壮大な建築物だった。
天人族のシルヴァリルが案内役となり、一行はペルギウスとの謁見の準備を行い。
アリエルたちは礼装に着替え、ペルギウスに謁見する。
ペルギウスとの面会では、ルーデウスが彼の銀髪と金色の瞳に過去に自分を殺した人物との類似点を見出す。
ペルギウスはアリエルの政治的野心を批判的に指摘し、ルーデウスは母ゼニスの病状について尋ね。
さらに、エリナリーゼの過去が明らかになり、ザノバがペルギウスに狂龍王カオスの紋章について尋ねると、ペルギウスはカオスがすでに亡くなっていることを明かす。
シルフィは転移事件について質問し、ペルギウスはその事件が偶然の産物である可能性があると言う。
ペルギウスはルーデウスたちに城塞内での滞在を許可し、ザノバにカオスの作品を見せることを約束。
一日の終わりには、彼らは城内の豪華な客室に案内されるが、、
ナナホシが重症を示し、意識不明の状態に陥る。
シルフィは解毒魔術を施そうとしますが、症状は悪化。
そんなナナホシのために、ルーデウスは日本食を再現するために尽力する。
ルーデウスはペルギウスの部下から召喚魔術の基礎を学び、ナナホシの病気の原因が未だ不明のまま治療法を探す。
ペルギウスは「時間のスケアコート」を使ってナナホシの時間を一時的に停止させ、状況を安定させ。
ルーデウスは全てを見通す魔界大帝キシリカ・キシリスに会うために魔大陸へ行くことを決断し、ペルギウスが描いた転移魔法陣を使用して魔大陸へ移動。
魔大陸での転移先はリカリスの町で、ルーデウスたちはキシリカの情報を収集し、冒険者ギルドでキシリカの捜索依頼を出し。
クリフが乞食に肉を恵んだ結果、その乞食がキシリカ本人だと判明。
キシリカはドライン病の治療法としてソーカス草の存在を明かし、ソーカス草が現在、キシリカ城の地下で栽培されていることを教える。
そんな時に、アトーフェ親衛隊が登場し、キシリカを連れ戻そうとする。
ルーデウスたちはアトーフェ様と対峙し、彼女に力を与えることを提案さレルが拒否。
アトーフェは怒り、ルーデウスたちは彼女と戦いうが、甲龍王ペルギウスが登場し、アトーフェを倒す。
主人公は魔法都市シャリーアに帰還し、家族に報告し、定期的に家に帰ることを約束。
地下室で奇妙な気配を感じ、老人が現れて警告を発する。
その老人はルーデウスの未来の姿で、ルーデウスに地下室へ行くなと警告し、ヒトガミを疑うよう告げる。
その後、老人は命を落とし、ルーデウスは地下室を確認しするが、老人の言っていたネズミを見つけることができず。
ルーデウスは老人の警告に従い、エリスに手紙を書くことから始める。
感想
この巻では話が新たなターニングポイントに達しており、特に老ルーデウスの登場には驚かされた。
話の展開が頭打ちになるのではないかと心配していたが、最後の方に待ち受けていた衝撃的な展開により、再び物語に引き込まれた。
ペルギウス登場やアリエルの挨拶失敗、ナナホシの難病ドライン病への罹患など、多くの出来事が続く中で、ルーデウスたちが魔大陸へ向かい、不死大帝アトーフェとの戦いに挑むと色々な事が一気に起こるが、深刻さは感じず。
頭打ちを疑ってしまった。
また、最後のヒトガミに対する考察や未来のルーデウスとの邂逅など、深く考えさせる内容が含まれていることなかなり面白くなって来た。
特に、ヒトガミが実は味方ではなく、性根が曲がったイヤなやつであることや、老ルーデウスが現れてすぐ死ぬという展開は、全く想定してなかった展開に驚かされた。
全体的に、この巻の濃密なストーリーと予想外の展開は、シリーズの中でも特に印象深い巻となってしまった。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
小説版
漫画版
その他フィクション
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