どんな本?
『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』は、理不尽な孫の手氏による日本のライトノベル。
この作品は、34歳の無職でニートの男性が剣と魔法の異世界に転生し、新たな人生を歩む物語。
主人公は、前世での経験と後悔を糧に、今度こそ本気で生きることを誓う。
彼は新たな名前「ルーデウス・グレイラット」として、家族や人間関係を大切にしながら、前世のトラウマを乗り越えて成長していく。
この作品は、「小説家になろう」で2012年から2015年まで連載され、その後書籍化された。
また、漫画版やアニメ版も制作されています。
特にアニメ版は大変人気があり、2024年4月には第2期の後半が放送される。
また、「無職転生 〜蛇足編〜」という番外編もあり、こちらは本編完結後の物語が描かれている。
読んだ本のタイトル
#無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 16
著者:#理不尽な孫の手 氏
イラスト:#シロタカ 氏
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あらすじ・内容
配下としての初任務!? 打倒ヒトガミへの布石を打て!!
龍神オルステッドの配下となり、エリスを妻として迎えることになったルーデウス。家を守ってくれる守護魔獣を召喚したりして、ひとまず平穏な日々を取り戻していた。
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 16
そんなある日、彼にオルステッドから“アスラ王国第二王女であるアリエルを王にする”という初任務が下される。
「危険は無いと聞いていますが、仮にも迷宮と呼ばれる場所です。注意していきましょう」
甲龍王ペルギウスの後ろ盾を手に入れるためのヒントを探しに、図書迷宮に行くルーデウスたち。
そうして初代国王の資料を探している中、ある日記を見つけることになる! その日記の著者、内容とは……!?
新作書き下ろしストーリーが加わった、人生やり直し型転生ファンタジー第十六弾がここに始まる!!
感想
ルーデウスは龍神オルステッドの配下としての新たな生活を始める。彼は、新たな配下としての生活の中で、家を守るための守護魔獣を召喚することになる。この召喚の中で、ルーデウスは予想外の魔獣、聖獣を呼び出してしまう。これに驚く彼だったが、オルステッドからの新たな任務が下される。
その任務は、アスラ王国の第二王女、アリエルを王にすること。このために、ルーデウスたちは、図書迷宮に行き、初代国王の資料を探すことになる。彼らは、図書迷宮である日記を見つける。その日記の中には、ヒトガミによって変えられた歴史の真実が書かれていた。ルーデウスはこの情報を元に、アリエルを王にするための策略を練る。
ルーデウスたちは、甲龍王ペルギウスの協力を得るために、彼の問いに答えることになる。「王に必要な要素は何か?」という問いに、アリエルは「意思を継ぐこと」と答える。この答えに満足したペルギウスは、アリエルを支持することを決意する。
物語の終盤、ルーデウスとエリスは再び対決することになる。この戦いの中で、二人はお互いの成長を実感する。エリスは、ルーデウスを支えるためにできることを考え、彼の力となることを決意する。
最後に、ルーデウスはオルステッドと共に、ヒトガミに操られる人物を見つけ出すための作戦を練ることになる。彼は家族を守るため、新たな冒険の旅に出ることを決意する。
この物語は、ルーデウスが新たな生活を始め、多くの試練を乗り越えながら、家族や仲間と共に成長していく姿を描いている。彼の冒険はまだまだ続いていくことが予感される。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
ルーデウス・グレイラットは、オルステッドからの手紙を受け取り、シャリーア郊外の小屋での会合に向かう。手紙には一人で来るよう書かれていたが、エリスが尾行して一緒に現れる。オルステッドはルーデウスに対し、ヒトガミから家族を守るための守護魔獣を召喚する方法を伝える。また、オルステッドは自身がヒトガミと戦う理由として、ヒトガミが父の仇であり、古代龍族の悲願であること、そして自分が百代目の龍神であることを明かす。これらの事実を基に、ルーデウスはオルステッドの配下として動くことになる。
オルステッドは古代龍族で、約2000年前に転生法で現代に来た。彼にはこの世界のあらゆる生き物から忌避される呪いと、ヒトガミの目から逃れることができる秘術が掛けられている。オルステッドが現代にいるのは、ヒトガミを倒すためであり、ヒトガミ打倒は古代龍族の悲願である。また、ラプラスの因子を持つ者が現れ始めており、ルーデウスもその一人である可能性がある。オルステッドはルーデウスにヒトガミとの戦いで役立つ情報やアドバイスを与え、ルーデウスはオルステッドの配下として動くことになる。ルーデウスは自身の過去や転生についても理解を深め、エリスとの関係を再確認する。
翌日、ルーデウスはエリスに家の守護を任せ、オルステッドの元へ向かう。途中でザノバが魔導鎧の残骸と共に倒れているのを発見するが、彼は生きていた。オルステッドとの会話で、ルーデウスがヒトガミと交わした会話の内容が明らかになり、ヒトガミが歴史を変える目的を探る。オルステッドはルーデウスにアスラ王国の第二王女アリエルを王位に就かせる計画を説明し、必要な準備を指示する。また、守護魔獣の召喚魔法陣を渡し、ルーデウス自身の装備の強化も提案する。
オルステッドはアリエルが王位に就くために必要な人物として、守護術師デリック、エリス・ボレアス・グレイラット、トリスティーナ・パープルホースの名を挙げる。しかし、これらの人物の現状は本来の歴史と異なっており、特にトリスティーナは現在行方不明となっている。ルーデウスは、これからの行動計画としてアリエルとの親交を深めつつ戦いの準備をすること、そして、もし必要であればダリウス上級大臣を自らの手で排除することを決意する。
オルステッドから連絡用の指輪を受け取り、ザノバをジンジャーの部屋に送り届けた後、家に帰る。シルフィとの関係を深めることで、未来の味方を増やすことにも貢献するルーデウスは、家族との絆を大切にしつつ、差し迫る戦いに備えることを決心する。
ルーデウスはオルステッドから受け取った魔法陣で守護魔獣を召喚しようと試みる。最初に召喚されたのはペルギウスの下僕、アルマンフィだったが、これは手違いとして、ペルギウスにより契約が解除される。二度目の召喚で現れたのは、聖獣と呼ばれる白い子犬で、ルーデウスはこれを守護魔獣として迎えることに決める。この子犬は、以前ルーデウスがドルディアの村で出会った聖獣に似ていたが、ルーデウスはこれをレオと名付け、家族の一員として受け入れる。レオは家族を守る役目を担い、ルーデウスの下で新たな生活を始めることになる。
ルーデウスはオルステッドから受け取った魔法陣で守護魔獣レオを召喚した後、レオが家族を守る役割を果たしている。レオは賢く、家族の指示に従順であり、特にロキシーに対しては忠誠心を示す。しかし、エリスとは相性が悪い。ある日、クリフとザノバがルーデウスを訪ね、オルステッドとの関係について話し合う。ルーデウスは二人に、オルステッドの下についているが、実際にはオルステッドの呪いを解くために彼と協力していると説明する。クリフにはオルステッドの呪いを研究し、弱める方法を探してもらうよう依頼する。その後、三人は飲み会を楽しみ、友情を深める。
ルーデウスの家では、彼の妻たちが集まる定例女子会が開催された。この会議は、家族間の和を保ち、ルーデウスを心配させないために、シルフィが主催したものである。参加者はシルフィ、ロキシー、エリスで、新しく仲間入りしたエリスのために、彼女たちがルーデウスとどのように出会い、結ばれたかの話で盛り上がった。会の途中で、リーリャやゼニスも加わり、家族の女性たちはお互いの絆を深める時間を過ごした。エリナリーゼも後から参加し、彼女たちと共に楽しいひと時を過ごした。ロキシーは唯一飲まずに、全員の世話をし、解毒魔術を施して会が滞りなく進むように気を配った。この女子会を通じて、グレイラット家の女性たちは互いに理解を深め、家族としての絆を強くした。
ルーデウスが酔った勢いでザノバに抱きついてしまった出来事から始まり、酒を楽しむ価値について考え直す。季節は夏に移り変わり、ロキシーの妊娠も進んでいる中、ルーデウスはアリエル王女の支援のためアスラ王国に向かわなければならない状況にある。エリスとの関係を深めつつ、子供を作ることへの意識も高まっていく。そんなある日、ルーデウスの家にルーク・ノトス・グレイラットが現れる。ルークはエリスに一目惚れし、口説こうとするが、エリスに拒絶される。ルークはルーデウスにアリエル王女への協力を頼みに来たことを明かし、ルーデウスはヒトガミの関与を疑いつつも、アリエルへの協力を検討する。ルーデウスの日常と、アスラ王国の政治的な動きが交錯する中で、ルーデウスは自らの立ち位置と行動を改めて考えることになる。
オルステッドからの指示で、ルーデウスはアリエル王女を王にするための手伝いを決意する。守護魔獣となったレオの存在や、オルステッドの呪いに関するクリフの協力、さらにルークからの協力要請について話し合われる。オルステッドは、アリエルを王にする方針に変更はないとし、ヒトガミの使徒である可能性のあるルークについては慎重な対応を決定する。ルーデウスはシルフィにもアリエルの支援について話し、シルフィは共に行動することを強く望む。また、オルステッドからは特別な魔力付与品がルーデウスに貸与され、アリエルの支援への準備が進む。ルーデウスはアリエルとの接触を計画し、シルフィとも将来について話し合い、共にアスラ王国での行動を決める。
ルーデウスはアリエルに協力を申し出、アリエルはその提案を受け入れる。デリック・レッドバットという人物がアリエルを王に推挙していたことが明らかになり、彼の死がアリエルが王を目指すきっかけとなっていた。アリエルは、彼女を守るためにデリックが命を落とした瞬間、初めて心の底から王になろうと決意する。その後、アリエルは自分の目指すべき王の姿について改めて確信を持ち、ルーデウスや周囲の人々と共に王への道を歩むことを決意する。
空中城塞ケィオスブレイカーでの謁見の場には、12の精霊と甲龍王ペルギウス・ドーラがおり、アスラ王国第二王女アリエル・アネモイ・アスラが謁見を求める。アリエルはペルギウスの協力を得るため、「王として最も重要な要素は『意思を継ぐこと』」であると述べる。ペルギウスは当初この答えに否定的であったが、アリエルの信念を認め、彼女の力添えを誓う。しかし、アスラ王国内の転移魔法陣が全て破壊されていることが判明し、アリエルたちは計画を変更し、最寄りの魔法陣から徒歩で移動することになる。
シャリーア郊外の小屋でオルステッドとの三度目の会合を行った。アリエルがペルギウスの説得に成功し、アスラ王国への魔法陣が使用できないという事実をオルステッドに伝えると、彼はヒトガミの仕業だと断言した。オルステッドはヒトガミの使徒として、第一王子グラーヴェルやダリウス上級大臣の可能性を指摘し、特にダリウスが犯人である可能性が高いと見ていた。また、アリエルがヒトガミの使徒である可能性は否定された。オルステッドはルークについても触れ、必要とあらば彼を排除することを示唆した。
その後、家族会議を開き、アスラ王国への旅立ちを家族に告げた。ロキシーとの子供の名前についても話し合い、男の子ならロロ、女の子ならララと決めた。ロキシーはルディに帰ってくるよう願い、ルディはその約束をした。そして、旅立ちの日が訪れた。
「黒狼の剣王」
ペルギウス・ドーラとアリエル・アネモイ・アスラが協力関係を結んでから3日後、アリエル王女の引っ越し準備のために魔法大学近くの講堂が貸し切られていた。そこには、ルーデウス、シルフィ、エリス、ギレーヌの4人が集まっていた。エリスとギレーヌはアリエルの護衛として紹介され、エリスはアリエルとの挨拶で若干の緊張を見せるも、アリエルは噂を信じずに受け入れた。その後、エリナリーゼとギレーヌが酒場で再会し、過去の思い出や現在の状況について語り合う。エリナリーゼはルーデウスとシルフィの護衛をギレーヌに託し、彼女はその任を受け入れた。
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