小説【お嬢様バズ】「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 2」感想・ネタバレ

小説【お嬢様バズ】「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 2」感想・ネタバレ

どんな本?

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう~けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホほどバズって伝説になってますわ!?~とは、2023年に発表されたライトノベルのタイトル。

作者は赤城大空 氏で、イラストは福きつね 氏が担当している。

この作品は、ドレス姿でダンジョン攻略するお嬢様系配信者の山田カリンが、配信を切り忘れたまま迷惑系配信者の影狼砕牙を拳でボコってしまうという事件をきっかけに、人気に火がついていくコメディー。

カリンは、お嬢様言葉を使う天然で無邪気な女の子で、ダンジョンでは非常識な強さを持っている。

この作品は、カクヨムというウェブ小説サイトで連載されており、2023年10月18日に小学館のガガガ文庫から書籍化されている。

爆笑と癒しを求める人におすすめです。

読んだ本のタイトル

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?2
著者:赤城大空 氏
イラスト:福きつね  氏

gifbanner?sid=3589474&pid=889059394 小説【お嬢様バズ】「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 2」感想・ネタバレBOOK☆WALKERで購入gifbanner?sid=3589474&pid=890403324 小説【お嬢様バズ】「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 2」感想・ネタバレ

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あらすじ・内容

カクヨム年間総合1位の超人気作!

バズリまくってついに収益化を達成したカリン。記念すべき初回配信に現れたのは、憧れのセツナお嬢様の“生みの親”もちもちたまご先生で……? 一方、カリンをバズらせるきっかけとなった迷惑系配信者・通称ゲロも、虎視眈々とカリンを狙っていた。注目を集めつづけるカリンだが、その実力はまだまだ未知数。まさかダンジョン崩壊を機に、“フィスト●ァックお嬢様”を超える伝説が生まれることになろうとはカリン本人を含む誰も知らないのだった――。人気すぎておハーブ大農園!!! 規格外お嬢様のダンジョン無双バズ、第2弾!

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう2 けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?

前巻までのあらすじ

単独で下層攻略していたフォロワー3人の泡沫配信者の山田カリンは、下層上部で爆破するとモンスターを誘き寄せる匂いを放つ爆炎石を爆破しようとしている。

迷惑系配信者の影狼を発見。
あまりの危険行為にチョッピリチンピラをはみ出させながら、影狼をボコって爆破を阻止したまでは良かったが。
影狼はカリンの暴行で気絶してしまい、彼を放置するわけにはいかずに地上まで連れ帰った。

その一部始終を影狼とカリンの配信カメラが中継しており、カリンは「チンピラお嬢様」としてバズってしまった。

このまま勢いを止めないため、親友の真冬の勧めもあり、雑談配信で影狼とのトラブルを報告し、翌日にはダンジョンでの生配信を行った。

そこで発覚するカリンの異常行動。
お紅茶片手に上層、中層をタイムアタックかと思う程の速さでクリア。
緊張のあまりお紅茶を飲み切ってしまい、下層からお紅茶無しで下層一層目のボスを撃破。

その次の層で特殊個体の深層のモンスター、ワイアットワームを必殺技”フィストフ●ック”で撃破する。

そして、山田カリンの新たなるあだ名”フィストフ●ック”お嬢様が爆誕する。

カクヨムの20話から引用すると、、

「中層ボスまで紅茶片手にタイムアタック並の速度で攻略」
「有名中層ボス足切り骸骨の未確認特殊行動と未確認ドロップアイテムの存在を明らかに」
「下層ボスの尻尾を掴んで振り回す」
「ダンジョン壁を素手で破壊」
「強化種疑惑のある深層モンスター討伐」

カクヨム 第20話 掲示板回その3

感想

ダンジョンアタックから1週間経ち、有名になったカリンお嬢様。
だが、通りすがりの女子高生達がカリンお嬢様の事を”フィストフ●ックお嬢様”と呼んでいたのを聞いて親友の真冬に泣きつく。

髪型がおとなしくなった事を喜んだカリンお嬢様の担任の先生は、本人の目の前でフィストフ●ックお嬢様と書いてるツブヤイターをリツイートする。

そんな不名誉な称号を血で血を洗うように別の称号にしようと(無自覚)カリンお嬢様は、配信を続けるようと踏ん張り。

雑談配信でカリンお嬢様は、自身のフリフリドレスの素材はダンジョンのモンスターの物で、機能は姿を変更できる物であり。
普段は上層、中層はフリフリドレスの機能で普通の探査者のような変装して通過するらしい。

そんな高機能なドレスを苦学生であるカリンお嬢様は支払えるのかと聞かれると、お嬢様は自作してると言う。
彼女のユニークスキルは”神匠”と呼ばれるスキルだったが、下層のモンスター素材でしか加工出来ないハズレスキルだと呼ばれていた、、

彼女はそのスキルを使って雑談配信用のソファーを作ると言って雑談配信を終える。

そして翌日。

カリンお嬢様は、ダンジョンの中でモンスターをワンパンで倒しアイテムを回収し。
未成年はアイテムの持ち出しが出来ないので、法の隙間を突いて、ダンジョン内でやれば良いじゃないかと「ですわ!ですわ!トンテンカン♪」と加工して「ボフン!」とアイテムを作成する。

接近してくるモンスターは、ダンジョンに吸収される前のモンスターの遺骸を加工して指弾で撃退していた。

そんな蛮族お嬢様がDYIするシーンが配信に流れ唖然とする視聴者達。

それに驚いていた視聴者達はどうやってソファーを持って帰るのかと聞くと、カリンお嬢様は自身しか使えないが、アイテムボックスを出して来た。
以前、アイテムボックスの素材になるかもしれない素材が100億以上で売れたと噂されるアイテムボックス。。

その完成形の物をシレっと出したカリンお嬢様。
その時、世界は彼女のユニークスキル”神匠”に戦慄した。

後日、彼女のアイテムボックスをギルドの職員が聴き取りをするのだが、、、
元公安職員の真冬がカリンお嬢様を回収して行った。

カリンお嬢様と会話して疲労困憊した職員さんを残して。

そして、翌週。
カリンお嬢様のチャンネルが収益化したと報告する配信。

“【収益化記念!】山田カリンのおしとやか雑談生配信”をすると、、

彼女の貧相な食生活が垣間見えた。
それに危機感を持った視聴者達は、収益化した事を良いことにカリンお嬢様にスパチャを貢ぐ。

それに動揺するカリンお嬢様。
俗に言う赤スパ祭りが始まる。

「それにこの世には初の赤スパ祭りで取り乱す配信者様からしか摂取できない栄養がございますし……」「グヘヘ……これだから初々しい配信者に高額スパチャねじ込むのはやめられねえぜ。……マジでいっぱい食べてください」

などのコメントと共に。

そんな中「ダンジョンアライブ」の原作者”もちもちたまご”先生が最高額の赤スパ(約60万)を入れながらカリンお嬢様へイラストを贈る。

その挿絵がコレ↓

セツナお嬢様に認められた者に贈られる髪飾りを直接付けてもらうシーン。
それを見て、お嬢様がお産まれになっておりますわ。

その後、感動のあまり号泣するカリンお嬢様に視聴者はホッコリして終わる。

ちなみにこの時の赤スパ祭りでカリンお嬢様は、4千万円を稼いで再度ノックダウンしてしまう。

コレを視聴者は〝スパチャ四千万と原作者ファンアートのダブルパンチでノックダウン”とコメントした。

気が付いた、カリンお嬢様は動揺して真冬へ相談するが。
そんなの序の口だと彼女に教えられる。

その後、収益化記念のダンジョン生配信を行うのだが、目的はもちもちたまご先生から贈ってもらったファンアートで、セツナお嬢様から贈られた髪飾りを創るため。

ジュエルタートルを乱獲。

その後に「ですわ!ですわ!トンテンカン♪」と髪飾りを完成させ、配信を覗きに来た、もちもちたまご先生も完成度が高いとお墨付きを与える素晴らしい髪飾りを作った。

そうして、キリ良く配信を終えようとしたら、、
前巻のエピローグでカリンお嬢様の強さの秘密を探っていたお吐瀉物様(影狼)が現れ。
カリンお嬢様に決闘を申し込むのだが、、、

カリンお嬢様は、お吐瀉物様(影狼)のお顔を覚えていなかった。
ボコボコにした時は顔がパンパンに腫れており、平常の彼の顔を知らなかったらしい。

そんなナチュラル煽りをしたカリンお嬢様はお吐瀉物様(影狼)との決闘を受け。
お吐瀉物様(影狼)はカリンお嬢様はユニークスキル”神匠”で作成したアイテムで実力をブーストしていると看破したと言って、魔道具を封印するアイテムを発動させ。

カリンお嬢様の御髪の色が金髪から黒髪へと変えてしまう。
そして、お吐瀉物様(影狼)のユニークスキル
ラビットファイアを発動して、スピードに乗った攻撃をしようとしたのだが、、、

ナチュラルに強いカリンお嬢様のカウンターパンチをくらいお吐瀉物様(影狼)はワンパンでノックダウンしてしまう。
あれだけドヤ顔でカリンお嬢様の強さの秘密を豪語していたのだが、彼の考察は完全に外れてしまった。

それでも引くに引けないお吐瀉物(影狼)様は、致命的な事を言おうとしたら。
突如ダンジョン崩壊が起こり、地上にモンスターが氾濫して来た。

このままでは多くの人が氾濫して出てきたモンスターに蹂躙されてしまう。
モンスターに対抗できるのはカリンお嬢様のみ。
圧倒的に手数が足りないカリンお嬢様は、お吐瀉物(影狼)様が使用した魔法具の封印は発動中。
お陰でアイテムボックスは使えなかったが、応用を駆使してお口から、神匠で作成したオユウガトリングを駆使して湧き出たモンスターを全部倒してしまう。

その後に出てきた深層のボスモンスター、暴風ドラゴンが現れたが、、
カリンお嬢様は、ロボットアームにパイルバンカーを装備して突貫。

危なげなく勝利して騒動は終わる。

(左下)オユウガトリング乱射(右下も)オユウガトリング乱射、さらにパイルバンカーも装備

この時にカリンお嬢様は自身の配信は切っていたが、お吐瀉物様の配信は中継しており。
お口からガトリング砲を出すシーンがくり抜かれてしまった。

それに産声と同じ悲鳴をあげる。
そうして、偉業を達成したカリンお嬢様は、色々と忙しくして数日ぶりに生配信をしたのだが、、

彼女に感謝している人々から赤スパ祭りが勃発して総額3億円となってしまう。
再度、産声のような悲鳴をあげて今巻は終わる。

外伝

公安警察は、公共の安全と秩序を維持するため、国家体制を脅かす事案に対応する警察の特殊な部隊である。

秘匿性が高く、時には非合法な手段を用いることもあった。
ダンジョンの出現により、異常な力を持つ人物の監視や反政府組織への潜入など、表沙汰にできない業務が増加。

特に、才能のある孤児を英才教育して優秀な人材に育てる活動が秘匿されており。

佐々木真冬はそのような環境で育ち、歴代最優秀の成績を修めた秘匿公安警察として活動していたが、ダンジョンでの事故により重傷を負い、長時間の戦闘が不可能になってしまった

高い戦闘力を短時間ながら発揮できるものの、公安警察としての活動はほぼ不可能になり、普通の公立中学への転校が決定する。

その選択は、現役時代の功績を考慮しての特例的な措置であった。
真冬は公安警察としての人生を引退し、一般人として新たな人生を歩み始めることになる。

転校初日、真冬は特別な感情なしに新しい生活を始まった。

公安の仕事に強い誇りを持っていたわけではないが、自分の才能を発揮する場を失ったむなしさを感じていた。

新しい環境での変化を望んでいたが、転校した中学校は平凡そのもので、劇的な変化はなかった。

しかし、その教室には普通とは異なる存在がいた。
遅刻して駆け込んできた山田カリンという少女であった。
彼女の奇妙な行動と見た目に真冬は困惑し、クラスメイトたちの反応は慣れてるせいか冷静だった。

カリンとの最初の接触は、真冬のこれまでの冷めた気持ちを少し動かしたようだった。

真冬が新しい生活を始めてから数日後、彼女の山田カリンに対する印象は「なんだこいつ」というものであった。

カリンは常にお嬢様口調で話し、アニメのお嬢様キャラに憧れているようだが、その振る舞いはしばしば矛盾していた。

そんな性格だから、クラス内で孤立していると思いきや、じゃんけんで勝利し続けるなど、他のクラスメートからは受け入れられているようだった。

しかし、特定のグループに属しているわけではなく、放課後はダンジョン攻略に夢中で、他人と遊ぶことは少なかった。

真冬はカリンを「騒がしい問題児」「珍獣」と捉え、苦手意識を持っていた。
カリンもまた真冬との相性の悪さを察しているらしく、直接的な関わりは避けていたが、真冬の予想はすぐに覆されることになる。

その日、真冬は職員室での用事や先生の配信機材の技術的なトラブルの解決に時間を取られた後、人がいなくなった教室で帰り支度をしていたら。

山田カリンが突然現れ、ダンジョン配信者デビューの準備に関して真冬に助けを求めた。

カリンは機械に詳しくなく、資金も限られているため機材選びや初期設定で失敗する余裕がなかった。

真冬は最初、カリンの依頼を拒否したが、カリンの熱意と必死の頼みに渋々と彼女のダンジョン配信者としての夢をサポートすることに同意した。

そして、交換条件に真冬のやりたい事探しに協力する事となる。
夏休みを迎えた週末、二人は真冬のやりたいことを探しをすることになった。

二人はやりたいことを探すために多くの場所に出かけたが、カリンはただの学生で家庭の事情で金銭的に余裕がなかったため、行動範囲に制限があった。

それでも夏休みの東京都内で、無料のイベントやワークショップなど様々な場所へ行くことができた。

しかし、カリンとの時間は予想外の出来事が多く、コンサートで寝たり、水族館で刺身を想像したりとトンチキな場面が多発。

同人誌イベントでは、制服を着たまま不適切なエリアに迷い込んでしまうなど、カリンの奇妙な行動に真冬は振り回された。

さらに、動物と触れ合える場所で老婆から餌を貰ってしまうなどの交流もあった。

最初は互いに合わないと思っていたが、真冬はカリンとの交流を通じて、煩わしいと感じることなく、かえって彼女との時間を楽しむようになっていた。
この経験は、彼女にとって暗部とは無縁な初めての夏であり、その時間は嫌いではなかった。

夏休みが始まってから約十日後、真冬はカリンとの日々からやりたいことを見つけることができずにいた。

彼女はカリンと一緒に様々な場所を訪れ、多くの体験をしても、やりたいことが見つからなかったと感じ、カリンにこれ以上の付き合いは不要だと告げた。

真冬は多くの中学生がやりたいことを持っていないと言い、自分一人で探せば良いと述べた。

彼女は夢を追いかけているカリンの時間をこれ以上奪うことは適切ではないと考え、帰り支度を始めた。

しかし、そのとき二人は人々の騒ぐ声と、遠くに見える真っ黒な煙に気付き駆け出していった。

真冬とカリンが火事現場に駆けつけたところ、中規模マンションから炎が上がっており、周囲は野次馬で大騒ぎになっていた。

火事は魔法装備が原因であり、通常よりも早く建物全体に燃え広がっていた。

そんな時に、逃げ遅れた子供がいるという情報を得た二人は、状況を把握し、真冬は元公安の経験を活かして犯人と火災の関連を推測する。

その考察の間に、カリンは危険を顧みず火事の中に入っていってしまっていた。

カリンは逃げ遅れた子供を救助し、無事に外に出てくることができた。

その功績は周囲から賞賛されるが、彼女の髪は火の粉で一部焼け、10円ハゲ状態となっており。
煤で汚れた顔と合わせて非常に慌ており。

真冬はこの状況を見て笑いをこらえるが、カリンはその場から急いで逃げ出した。

真冬は久しぶりに笑ったことを感じつつ、カリンと一緒に現場を離れて行った。

火災現場から離れた後、真冬はカリンに危険な行動について問いかけ、その動機を探った。

カリンは小学生の頃に両親を失い、アニメキャラクターに憧れることで前を向くきっかけを得たと語った。

彼女の夢はそのキャラクター、セツナ様のようにダンジョン攻略を通じて多くの人を楽しませることだった。

真冬はカリンの純粋な夢に驚きながらも、彼女の配信活動を支援することを決める。
二人は友人としてこれからも協力し合うことを誓い、配信の準備を進めることになった。

翌日、真冬とカリンは選定した機材のチェックとダンジョンでの配信のテストを行うため、近隣のダンジョンへ行った。

カリンは初めてのダンジョン配信の準備に元気いっぱいで、真冬は安全面でのアドバイスをしながらカリンの様子を遠くから見守った。

テスト配信では、カリンが驚異的な戦闘力を発揮し、中層モンスターを素手で瞬時に倒す様子が映し出された。
これに真冬は衝撃を受ける。

更に、カリンは自作のフリフリドレスを着ており、その非現実的な格好にも真冬は驚かされた。

カリンが「神匠」というユニークスキルを持っていることが明らかになり、真冬はそのスキルを活かす方法を提案する。
これが世界を震撼させるバケモノを産み出す事になるとは知らずに。


カリンは提案に興奮し、その方法を試すために再びダンジョンへ向かった。
真冬はカリンの突然の力の発揮とその後の行動に混乱しつつ、彼女のこれからの活躍を見守ることになる。

カリンとのダンジョン機材チェックから十日後、真冬はカリンが異常なほどの戦闘力を持つ国家最強級の探索者と同等、またはそれ以上であることに気づく。

カリンは〈神匠〉というユニークスキルを持ち、それを活かし、自作の魔法装備を完成させていた。

この装備は変身魔法効果を持ち、カリンを完璧なお嬢様の姿に変えるものであった。

真冬はカリンのこの十日間のダンジョン攻略の録画を見せてもらい、その内容からカリンが人間離れした強さを持つことを改めて実感する。

カリンのレベルは、自作の鑑定アイテムで計測されたら異常なほど高かった。

カリンは自身の強さに気づいておらず、アニメのように同世代の探索者と共にダンジョンを攻略することを夢見ていた。

一方で真冬は、カリンが公開する実力を適切に誘導し、彼女が配信者としてどの程度注目されるかを見守ることに決めた。
真冬はカリンの夢を支持し、彼女が夢に向かって前進できるようにサポートすることを自身の目標とする。

カリンと真冬は高校に進学し、行動を共にする機会が増えた。

真冬は配信が上手くいかないカリンを支え、適度にアドバイスをしていた。

一年後、カリンは配信を切り忘れた状態で迷惑系配信者を退治し、その様子が大きくバズり。

真冬はカリンの非常識な強さが公になることへの不安を抱えながらも、カリンがついに夢のスタートラインに立ったことを素直に祝福する。

親友の成功を喜びながらも、カリンがこれからどうなるかについて複雑な心境を抱える真冬は、カリンが配信での行動をやり過ぎないよう注意喚起する準備をする。

カリン視点

カリンは、真冬に自分が作った〈神匠〉のフリフリドレスを披露した後、真冬がこれまで出会った人々の中で最も強い存在だと認識していた。

真冬との友情を大切にし、彼女に多大な支援を受けたことへの感謝しており。

カリンは、真冬とより親しくなるきっかけを探り、彼女が隠している強大な力や事情については詮索しないと決めた。

カリンは、セツナ様のようになりたいという夢を追いかけ。
真冬の怪我を治す方法をダンジョンで見つけ出すことを新たな目標として掲げ、配信デビューの準備と並行してダンジョンでの訓練に励むことに決めた。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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