小説【お嬢様バズ】「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 3」感想・ネタバレ

小説【お嬢様バズ】「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう 3」感想・ネタバレ

どんな本?

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう~けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホほどバズって伝説になってますわ!?~とは、2023年に発表されたライトノベルのタイトル。

作者は赤城大空 氏で、イラストは福きつね 氏が担当している。

この作品は、ドレス姿でダンジョン攻略するお嬢様系配信者の山田カリンが、配信を切り忘れたまま迷惑系配信者の影狼砕牙を拳でボコってしまうという事件をきっかけに、人気に火がついていくコメディー。

カリンは、お嬢様言葉を使う天然で無邪気な女の子で、ダンジョンでは非常識な強さを持っている。

この作品は、カクヨムというウェブ小説サイトで連載されており、2023年10月18日に小学館のガガガ文庫から書籍化されている。

爆笑と癒しを求める人におすすめです。

読んだ本のタイトル

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう  
けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?

著者:赤城大空 氏
イラスト:福きつね  氏

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あらすじ・内容

人気沸騰のお嬢様配信バズ、第3弾!

渋谷ダンジョン崩壊を食いとめ、いっそう人気と知名度を高めるカリンお嬢様。ふってわいた警視庁との初コラボで、カリンは実力派の“剣術小町”四条光姫と鉢合わせる。しかし、カリンを前にした彼女は明らかに挙動不審で……? 一方、国内最強クラスのクラン、ブラックタイガーは秘かにカリンを陥れようと動いていた。「虎の尾を踏んだ者がどうなるか思い知らせてやる……!」その卑劣さがカリンの逆鱗に触れたとき――避けられない大抗争が幕を開ける。どこまでも規格外なお嬢様ダンジョン無双バズ、勢い加速する第3弾!

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう   3
けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?

感想

ブラックタイガー様の傘下のブラックシェル様は対探課に浜焼きにされ。
親玉のブラックタイガー様には、エビフライの衣の準備が始まった第三巻。

自らレミングスのように衣のボールに飛び込むとは、なかなかに豪胆なエビ様ですこと。
ご自身はトラと思ってるようですが、カリンお嬢様の前ではエビですわ。

カリンお嬢様は、ダンジョンアライブの原作者、もちもちたまご先生から贈られた憧れのキャラクター鬼龍院セツナと一緒に書かれたイラストを飾る額縁を作るために、ダンジョンへと向い核ミサイルに耐えられる額縁を作成。
強度検査を実施するため下層へ赴き、物理耐性のあるミノタウロスを額縁で撲殺して、中の画用紙が破けてないかをチェックしていた。

もうこの検査自体が規格外でw←おハーブ(草をお優雅に言ってるだけ)

その最中に、下層の強化種のモンスターに襲われパーティーから囮として見捨てられた少女・穂乃花を救い出す。

穂乃花は父親の病死をキッカケに家計を助けるため高校を休学して、ブラックシェルに実習生として入社したが、このブラックシェルがブラックな組織だった。
保護された時には、彼女は過労で身体的、精神的に追い詰められていた。
そこにカリンお嬢様と同じスキル”神匠”を持ってるという事で下層へと連れてこられて、見捨てられてしまった。
このまま帰ってもブラックシェルからの搾取は続く。

そこでカリンお嬢様は、穂乃花にブートキャンプをする事を決める。

ダンジョン内でのハチャメチャな鍛錬を通じて穂乃花は成長して行く。

穂乃花が心配していた就職が出来なくなるという不安は、カリンお嬢様がクランを創設すると言うと自衛隊のスクランブルが急増するなど、海外情勢が不安定になり。
それを沈静化させるためカリンお嬢様のマブダチの真冬のコネと活躍によって警察のダンジョン探査者の対策の組織。
対探課への就職で決着が付いた。

その広報として、カリンお嬢様と警視総監のコラボが実現。
チンピラ気質なカリンお嬢様は警察の親玉にビビって壊れたラジオと化す。

この時に出てきた福佐刑事、掲示板では「俺のサイドエフェクトが囁いているのだが」のサイエフェアニキと呼ばれてもいる。
つまるところ、彼もガチのカリンお嬢様ファン、カリン党であった。
他にも対探課の中にはカリン党が多く所属しているらしい。

カリンお嬢様とのコラボが成功して調子に乗った警察は、若手合同訓練のレポをカリンお嬢様に依頼。

そこで、人気のホワイトナイト所属の人気ダンジョン探索者、四条光姫と遭遇。
カリンお嬢様曰く「どちゃくそお優雅」な光姫に刀の扱い方を習うと、お優雅抜刀斎となりただでさえ強いカリンお嬢様が強くなってしまった。
そんなカリンお嬢様の成長を見た光姫の様子がおかしく、視聴者達は光姫がカリンお嬢様の化け物じみた成長に驚いていると思っていたが、、
彼女は超ガチなカリン党だと判明。
ただ、彼女はトンデモナイ十字架を背負っていた。

それは、カリンお嬢様の最大の失言「フィストフ⚪️⚪️ク」をダンジョンアライブ25話に書き込んだ張本人だった。
お前かーーーい!!ww
あれ書いたのお前だったんかーーい!!ww

そして、カリンお嬢様を敵視しているブラックタイガーの暗躍が始まる。

光姫が講師として参加している集団ダンジョン講習の会場となっている品川ダンジョンの1階層に爆炎石を計算して配置して爆破。

爆炎石で凶暴化しているモンスター達から講習会に参加している素人を護りながら苦戦する光姫達。

それを品川ダンジョンの下層で知ったカリンお嬢様は、秘密裏に作成した妖刀”ちゅぱかぶら”の姉妹刀、モンゴリアンデスワームでダンジョンの天井を斬ってショートカットして上層の現場へ急行して被害者をゼロにして沈静化させてしまう。

絶対絶命なところにちょっとチンピラがはみ出ながらも颯爽と現れ、事態を鎮圧と感動的なシーンで終わると思ったら。
死ぬと思って色々とテンパっていた光姫が、自身が”真のフィストフ⚪️⚪️クお嬢様”だとカリンお嬢様に自白。

シリアスな場が完全にコメディとなり終わる。

コレで一安心と思ったら、ブラックタイガーの次なる策が発動する。

渋谷ダンジョン崩壊、品川ダンジョン崩壊。
この2つの事件がカリンお嬢様の自作自演だとマスコミ関係者、政治家達に流させて世論誘導を敢行。
それに乗せられて騒ぐ人が多くなり、カリンお嬢様のチャンネルにも変なのが湧くようになってしまった。

コレではお優雅なダンジョン探索が出来ないと悩んでいたカリンお嬢様に、マブダチの真冬が禁止していた深層ソロ踏破の配信を解禁。

未成年では誰も達成していない深層ソロ踏破を配信する。
って、カリンお嬢様のセリフを見るに、この子いつもやってるな?

コレで自作自演をしなくてもカリンお嬢様には実力があると証明して疑惑を力技で踏み潰すと決める。

次巻は深層へ、カチコミですわ!
しかも、カチコミする場所が秀逸w

最後までお読み頂きありがとうございます。

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同シリーズ

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【お嬢様バズ1】
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【お嬢様バズ2】
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【お嬢様バズ3】

赤城大空 氏の著作の別シリーズ

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 シリーズ

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下ネタという概念が存在しない退屈な世界

出会ってひと突きで絶頂除霊!

おバカで下ネタ全壊な除霊モノ。

サキュバスの性異物と呼ばれる腕に取り憑かれている古屋晴久は、人、霊どちらも絶頂させる事の出来る快楽媚孔が見え。
それを突くと相手を絶頂させる事が出来る絶頂除霊能力(本人は呪いと呼んでる)を持ってしまった。

そんな古屋晴久の将来の夢は除霊師になる事だったが、絶頂除霊を隠しているために彼の除霊師学校での成績は万年最下位。

それでも何とか除霊師になりたい古屋は、同じ性異物に取り憑かれてる宗谷美咲、同性愛者をサディスティックに緊縛するのが大好きな烏丸蒼とチームを組んで除霊依頼を解決して行く。

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出会ってひと突きで絶頂除霊!

淫魔追放

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淫魔追放~変態ギフトを授かったせいで王都を追われるも、女の子と”仲良く”するだけで超絶レベルアップ~

その他フィクション

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フィクション あいうえお順

備忘録

第 1話  抗争の引き金の引き金

三億円のスパチャを受け取ったカリンは、その使い道として渋谷復興基金とダンジョン崩壊対策積立基金に寄付することを決めた。その後、カリンは久しぶりのダンジョン配信を行い、視聴者に感謝の意を伝えた。そして、特別な配信として神匠のスキルを使い、核ミサイルでも破壊できない額縁の制作を始めた。

下層モンスターたちを素手で倒し、視聴者たちを驚かせながら素材を集め、額縁を完成させた。作成された額縁は強度実験で下層のミノタウロスをも打ち破る耐久性を示したが、その頑丈さは視聴者を驚嘆させた。さらにカリンは、画用紙を入れることにも成功し、神イラストを保護する準備を整えた。

しかし、帰還の準備を進める中、探索者たちが何かの異変から逃げ出してくる様子をカリンは目撃した。ブラックシェルというクランのメンバーが混乱しながら逃げる姿を見て、カリンは怪物の気配を察知すると風のように行動を開始した。この瞬間が後に、ブラックタイガーとの大抗争の始まりとなる事件の序章となった。

第 2話  下層の異物

カリンはダンジョンの下層で、黒い装備をまとった少女が巨大なジャイアントレックスに襲われている場面に遭遇した。即座にカリンは無反動砲のような跳び蹴りで、モンスターを一瞬で撃破し、少女を救助した。少女は驚きと感謝の涙を流し、助けられた喜びでカリンにすがりついた。

しかし、カリンは少女に対し、彼女のレベルがわずか30程度であることを指摘した。この事実に視聴者は困惑し、通常ではそのレベルの探索者が下層にいることは考えられないため、異常事態であると感じ取った。さらに、少女の腕にブラックシェルのエンブレムが見えたことで、先に逃げていった探索者たちと同じクランの一員であることが明らかになった。

カリンは混乱する少女を落ち着かせながら事情を聞き出し、異常事態の背後にある真相を探ろうとした。この出来事が、今後のブラックシェルとのさらなる展開を予感させるものとなった。

第 3話  ブラッククランとパワー系お嬢様

神代穂乃花はカリンに救われた後、自己紹介を行い、彼女が未成年ながらレベル30の探索者であることを明かした。また、彼女はブラックシェルという中堅クランに所属していたが、無理やり下層に連れてこられた経緯が語られた。穂乃花の友人である白瀬ナギサも電話を通じて、このクランの問題を告発し、ブラックシェルの行動が未成年者の酷使にあたると指摘した。

穂乃花は〈神匠〉という外れユニークスキルを持っていたが、クラン内で軽視されていた。それにもかかわらず、カリンの活躍をきっかけに、突然クランマスターがこのスキルを重視し始めたため、下層素材を採取する任務に駆り出されたことが判明した。

カリンは穂乃花の話を聞き、彼女がブラックシェルに残るのは適切でないと判断し、別のクランへの移籍を勧めた。しかし、穂乃花は契約上の違約金や装備費用の問題から、容易にクランを脱退できない状況にあった。カリンはその場で解決策を模索したが、最終的に彼女は「力を身につけること」を優先するべきだと考え、穂乃花に〈神匠〉の鍛錬を提案した。穂乃花はカリンの突飛な提案に戸惑いつつも、今後の行動が大きく動き出す兆しを見せた。

第 4話  カリンお嬢様の〈神匠〉レクチャー in下層

カリンは、神代穂乃花の今後の道を開くため、彼女に〈神匠〉の鍛錬を提案し、下層での特訓を開始した。
穂乃花がブラックシェルの束縛から逃れるには、強力な装備を作り、力を示すことが必要と考えたためであった。

カリンは穂乃花を守りながらモンスターを倒し、その場で素材を提供することで、〈神匠〉のスキル向上を促し。
最初は穂乃花も戸惑ったが、カリンの圧倒的な実力に支えられ、恐怖を感じずに集中できるようになった。
穂乃花は、下層の濃い魔力の助けを受け、初めて〈神匠〉を発動し、試行錯誤の末、魔法装備のブーツを完成させた。

その成果に視聴者たちは驚愕し、穂乃花の成長を称賛した。カリンも彼女の才能を認め、さらに装備の完成度を上げるための鍛錬を続ける意志を示した。穂乃花の挑戦は始まったばかりであり、カリンの指導のもとで彼女の新たな可能性が開かれようとしていた。

第 5話  魔法装備の性能

カリンは下層の濃い魔力の中で、神代穂乃花の〈神匠〉スキルを鍛え上げ、穂乃花は次々と試作品を完成させた。コメント欄では、穂乃花が短期間での急成長を見せたことに驚きの声が上がった。最終的に穂乃花は、黒いブーツという高性能な魔法装備を完成させ、その性能を実際に試すことになった。

ブーツを装着した穂乃花は、その機動力が飛躍的に向上し、壁や地面を自在に駆け回る姿を見せた。視聴者たちは、レベル30の探索者がここまで強化される異常さに驚愕し、〈神匠〉が評価を覆すユニークスキルであることを実感した。穂乃花の動きにぴったりと併走するカリンの技量もまた、視聴者たちを圧倒した。

穂乃花はブーツの使用感について、反動の強さや攻撃力不足などの改善点を見抜き、カリンもその分析力を高く評価した。そして、カリンは次のステップとして、このブーツをさらに改造し、魔法機能を付加することを提案した。視聴者たちは、これからのさらなる進化に期待を寄せつつ、その無茶苦茶な展開に言葉を失った。

第 6話  魔法装備の改良

カリンは、穂乃花が作り上げた速度強化ブーツをさらに強化するため、改造作業を提案した。魔法装備に新しい機能を後付けするという計画に視聴者たちは驚愕し、穂乃花自身も困惑したが、カリンの指導のもとで作業を進めることを決意した。

カリンは素材集めを手伝いながら、穂乃花の〈神匠〉スキルが改造に対応できることを確信していた。穂乃花は半信半疑ながらも、与えられた素材を使い、何度かの失敗を重ねつつ新しいブーツを完成させた。そのブーツは反動軽減と鋭い刃を付与した機能を備えたものであった。

次に、カリンは中層最深部へ移動し、穂乃花にブーツの性能を試すよう提案した。対象は、ダンジョンの中でも屈指の力を持つダンジョンボアであった。穂乃花は恐怖を感じつつも挑戦を受け入れ、カリンの助言を信じて戦闘に挑んだ。

戦闘の中で、穂乃花は長年のブラック労働で培った察知スキルを活かし、敵の動きを先読みすることに成功した。そして、ブーツの力を活用し、ダンジョンボアを見事に撃破した。その結果に誰もが驚愕したが、カリンだけは穂乃花の成長を確信して満足げに笑みを浮かべ、今後の更なる鍛錬を示唆した。

第 7話  バーサーカー配信(と世界の危機)

穂乃花が中層ダンジョンの強敵ダンジョンボアを倒したことで、彼女の成長と魔法装備〈神匠〉の性能が視聴者の注目を集めた。レベル30の彼女が短期間でこのような戦闘能力を発揮することにコメント欄は驚愕し、穂乃花自身も信じがたい気持ちであった。

カリンの指導のもと、穂乃花は戦闘を楽しむようになり、連続レベルアップと魔法装備の改造で急速に成長した。彼女は中層ダンジョンで次々とモンスターを討伐し、笑顔を取り戻したが、その勢いはバーサーカーのようで視聴者たちは闇落ちの危険を心配していた。

最終的に、穂乃花はレベル150に達し、戦闘スキルをも完全に習得するまでに成長した。ブラックシェルを脱退する見通しも立ち、移籍先のクラン探しが新たな課題となった。しかし、学校の紹介で入ったクランがブラックであった経験から、安易に新しいクランを選ぶことに不安が残っていた。

そんな中、カリンは妙案として、自ら新しいクランを立ち上げることを提案した。この突然の発言に、穂乃花や視聴者、そして友人ナギサまでも驚愕し、コメント欄は凍りついた。

第 8話  世界崩壊クラン

カリンが突如「〈神匠〉持ちクランを立ち上げる」と宣言したことで、視聴者や関係者は騒然となった。このクラン結成案は、他者使用可能なアイテムボックスの作製も目標に含んでおり、日本のみならず世界に大きな影響を与える可能性が示唆された。

穂乃花もその提案に感激し、「世界を敵に回してもカリンを支える」と強い決意を示した。視聴者たちは、カリンや穂乃花のバーサーカー的な発言に戸惑いながらも、彼女たちの成長と信念を賞賛した。配信が終了するころには、穂乃花の急成長とその影響が国内外に広がり、ダンジョン関連業界にも影響を及ぼし始めていた。

一方で、佐々木真冬はこの事態の深刻さに気づき、カリンのクラン結成を阻止するため、穂乃花の移籍先を探す決意を固めた。穂乃花の急成長と将来性、そして彼女を迎え入れることで得られる「山田カリン」との関係が、多くのクランにとって魅力的なものとなり、争奪戦が激化する可能性が高まっていた。

真冬は、穂乃花が配信中に語っていた「憧れ」を手掛かりに、彼女の移籍先がクラン以外にもあると気づく。そして、穂乃花の成長が下層環境での鍛錬に起因する可能性を考慮し、新たな案を模索することを決意した。その案が、公安や探索者コミュニティとも関係を深め、関係各所に恩を売る好機になると判断した真冬は、公安からの連絡に応じて具体的な行動を開始した。

第 9話  世界崩壊クラン結成対策

翌日、神代家でカリンが穂乃花の用意した朝食を楽しんでいると、穂乃花は「カリンに頼りすぎるのは良くない」と気遣いながら、良いクランを見つける必要があると語った。カリンもその考えに同意しつつ、クラン結成には手続きの負担が伴うため、適切な移籍先が見つかることが望ましいと感じていた。

そんな中、テレビをつけると、警視庁刑事部の探索者犯罪対策課(対探課)が、将来有望なユニークスキル保持者の緊急特別雇用を発表し、その第一弾として〈神匠〉持ちを正規職員として募集するニュースが流れた。二人はこの偶然のタイミングに戸惑い、信じがたい思いで情報を確認した。

そこで、カリンは真冬からの電話を受け、ニュースの信憑性について相談した。真冬は、警察が公式に記者会見を開いていることから信用できるとし、念のために穂乃花と一緒に直接警視庁を訪問して確認するよう提案した。こうして、カリンと穂乃花は新たな移籍先の可能性を探るため、警視庁を訪問することになった。

第 10話  突撃都心の警視庁

カリンと穂乃花は、警視庁の探索者犯罪対策課(対探課)を訪問し、〈神匠〉の採用に関する説明を受けた。初めての霞ヶ関の雰囲気に気圧される二人だったが、真冬に引っ張られながら堂々と警視庁内に入った。

対探課の刑事・福佐洋壱は、〈神匠〉持ちを採用する背景として、警察の人材不足と、強力な犯罪者を捕らえるための実力者の必要性を語った。また、下層素材の使用を支援するために信頼できるトップクランと協力すること、育成期間中の給料支給や高校への復学可能など、丁寧な説明が行われた。

穂乃花は質問を重ね、対探課の待遇と期待される責任を理解し、自らの意思で採用を受け入れた。こうして彼女は、犯罪者たちに恐れられる対探課の切り込み隊長〈黒瞬鬼〉として新たな一歩を踏み出した。

その後、カリンは福佐刑事から、〈神匠〉採用の広報活動としてコラボ配信の提案を受けた。カリンは驚きながらもその提案を引き受け、翌日の配信で警視庁とのコラボが行われることを告知した。その告知はネット上で話題となり、新たな展開を迎えた。

第 11話  カリンお嬢様の初コラボ

カリンは警視庁とのコラボ配信を開始し、警視庁の若きエース・福佐刑事と警視総監・薩摩健二の参加により注目を集めた。配信開始直後からカリンは緊張で硬直し、視聴者からのコメント欄は盛り上がりを見せた。

警視総監は〈神匠〉の雇用に関する説明を行い、警察の人材不足を解消しつつ、若者の育成を目的とする緊急雇用策を紹介した。その際、福佐刑事もサポートし、正確な情報を伝えた。配信の終盤では、穂乃花が画面に登場し、ブラックシェルからの退団と警視庁対探課への就職を報告。視聴者から祝福の声が殺到した。

配信の影響で同接数は150万を超え、視聴者からの支持を受けて〈神匠〉持ちが次々と対探課に就職した。新設された「対探課特殊技能神匠係」には、穂乃花を含めて10人の〈神匠〉持ちが所属し、警察とトップクランの協力のもとで育成が進められた。

この配信は、カリンのポンコツな一面も含めて視聴者に好評を博し、〈神匠〉雇用の広報活動は大成功を収めた。配信の結果、神匠係の面々は将来的に警察と連携し、期待以上の成果を生むこととなる。

第 12話  壊滅のブラックシェル

ブラックシェルのメンバーたちは、ダンジョンから帰還した直後、穂乃花を見捨てた行為がカリンの配信に映り、炎上したことを知らされ激しく動揺した。クランマスターは、警察の監視を警戒するよう指示していたにもかかわらず、配信に映り込んだことに怒りを爆発させた。

メンバーたちは、ブラックタイガーの支援に依存して逃げ切ろうとしたが、クランマスターの黒井からの電話で見捨てられたことを知り絶望した。クラン内の混乱が頂点に達する中、対探課の部隊が事務所を包囲し、一斉に突入。証拠隠滅を試みたブラックシェルのメンバーたちは次々と制圧された。

ブラックシェルは、穂乃花を下層に見捨てた「ダンジョン内遺棄容疑」や他の不正行為で逮捕され、警察の厳しい取り調べを受けることとなった。また、穂乃花の学校も責任を追及され、保護者会で徹底的に非難される事態に陥った。

第 13話  お泊まり会と虎の尾

ブラックシェルの逮捕後、カリンは真冬のマンションでそのニュースを確認し、心の中で警察の対応が正しいと納得しながらも、事態の急速な展開に動揺していた。登録者数が急増し、今後の影響力に慎重になる決意を固めた彼女は、これまでの感謝を込めて真冬に手作りのティーカップを贈り、二人で穏やかな時間を過ごした。

一方、ブラックタイガーのクランマスターである黒井は、ブラックシェルを切り捨てた直後、その損失と警察の迅速な動きに対する苛立ちを露わにした。ブラックタイガーは傘下クランを通じて資金を搾取し、その影響力を強化してきたが、その仕組みが崩れつつある現状に危機感を抱いた。黒井は、山田カリンの存在がこの問題の核心であると判断し、彼女を排除するための秘策を準備し始めることを決意した。

第 15話  若手合同訓練

ブラッククラン騒動が一段落した後、カリンは警察主催の合同訓練を取材する配信を行った。穂乃花が参加する訓練場を訪れたカリンは、彼女の充実した様子を見て安堵し、彼女の成長を確認する目的を果たした。穂乃花は模擬戦で十連勝を達成し、訓練参加者からも賞賛を浴びた。

その後、カリンは訓練参加者の中に「四条光姫」という名家出身の剣士を発見した。光姫は華麗な剣技と品のある所作で訓練生たちを指導しており、その実力はカリンをも感嘆させた。光姫の剣技に触発されたカリンは、彼女の構えを模倣し、訓練用の刀で試し切りを行った。結果、最高硬度の訓練用具を三体同時に消し飛ばし、その剣技に周囲は息を呑んだ。光姫はカリンの予想外の実力に驚き、彼女との出会いに動揺を隠せない様子であった。

第 16話  四条光姫の裏事情

合同訓練会場で、カリンは四条光姫の剣技を一度見ただけで完璧に模倣し、特殊訓練用具「無限ズバズバ君」を無音で粉砕する異常な実力を示した。その驚異的な剣技に訓練参加者たちは驚愕し、視聴者からも畏怖と賞賛のコメントが寄せられた。さらに、光姫の指導により、カリンの剣技は短時間で飛躍的に向上した。

一方、光姫はカリンの圧倒的な才能に打ちのめされ、配信中にもかかわらず不自然な様子を見せた。彼女はカリンとの突発的な出会いに心を乱され、その後、配信を急遽中断し訓練場から逃走した。その裏には、光姫が実はカリンの熱烈なファンであり、彼女の破天荒な魅力に憧れていた事実があった。

光姫は、かつて配信での愚行に対する後悔が原因で、カリンに自分がファンであることを告げられなかった。彼女は自分の過去の行動を悔やみ、カリンへの尊敬と愛情を素直に伝えられないまま苦悶していた。

間章  山田カリンの手加減

四条光姫が一時的に訓練場を離れたあと、カリンは穂乃花とともに他の訓練グループの様子を引き続き配信していた。その途中、若手警官の渡辺を中心とした一団がカリンに模擬戦を申し込み、彼女の実力を体感したいと願い出た。彼らは、カリンの圧倒的な強さを目の当たりにしながらも、その現実を受け入れられない葛藤を抱えていた。

カリンはその申し出を受け、指一本触れずに全員を倒すという前代未聞の条件で模擬戦を開始した。寸止めの拳圧や風圧のみで若手警官たちを吹き飛ばし、誰一人として攻撃を受けることなく、彼らを戦闘不能に陥らせた。この圧倒的なパフォーマンスに、訓練参加者も視聴者も驚愕し、コメント欄では畏怖と賞賛が飛び交った。

模擬戦後、カリンは一人一人の長所と短所を丁寧に指摘し、異次元の観察眼と強さを再び示した。これにより、対探課以外の場面でも多くの支持者を得る結果となった。訓練生たちは、この経験を通じて自信と新たな目標を得て強く成長することを誓った。

第 17話  二人のお嬢と虎視眈々(前編)

合同訓練後、カリンは久しぶりのダンジョン配信を行い、視聴者からの多くの反響を受けていた。彼女は配信中、四条光姫の優雅な所作に感銘を受けたことを語り、より洗練された「お優雅」な戦闘を目指すために刀を作る決意を示した。

カリンはダンジョン内でカマキリ型モンスター「ブラッディマンティス」を狩り、その素材を使用して「名刀ちゅぱかぶら」という特製の日本刀を完成させた。この刀には、モンスターの血を吸うことで切れ味が増し、損傷も回復するという特殊な魔法効果が施されていた。彼女はその刀を使い、次々とモンスターを圧倒的な技術で切り伏せた。

この配信は視聴者から大好評を博し、カリンは次回もこの刀を使用したダンジョン攻略を行うことを決めた。次の挑戦として、斬撃耐性のあるモンスターが出やすい品川第一ダンジョンへの潜入を計画し、さらなる「お優雅」な戦闘スタイルの確立を目指した。

第 18話  二人のお嬢と虎視眈々(後編)

四条光姫はカリンとの出会い以来、自らの配信中も彼女への憧れと悩みを抱えていた。特に過去にネット上で軽い悪ふざけから「フィスト〇ァック」という不適切な言葉を書き込んだことで、カリンに対する罪悪感を抱え続けていた。このことで心の整理がつかず、謝罪する勇気を持てないまま、彼女の配信は続いていた。

そんな中、光姫はダンジョン中層で、過去に問題を起こした迷惑系配信者・影狼砕牙と遭遇した。影狼はカリンの戦闘技術を真似しようと奮闘していたが、その姿は視聴者に晒され、多くの反響を呼んだ。光姫は影狼との不意の遭遇から逃走し、彼の様子を配信してしまったことを後悔した。後に正式な謝罪を行い、事態は一応収束を見た。

その後、光姫はホワイトナイトの職員から突然の依頼を受け、学校向けの「ダンジョン講習」の引率を引き受けることとなった。この講習は、ダンジョン庁が若者の探索者への関心を高めるため、配信を通じて活動を紹介するという意図を持っていた。光姫は、この仕事を通じて自らの過去の失態を取り戻すため、決意を新たにした。しかし、その背後に隠された思惑には気づいていなかった。

第 19話  集団ダンジョン講習

週末、品川第一ダンジョンで行われた初心者向けのダンジョン講習に、四条光姫が引率者として参加した。講習では50名ほどの探索者志望の子供たちとその保護者が集まり、安全確保のためにベテラン探索者4名が同行した。光姫は参加者たちに緊張感を持たせるよう注意を促し、真剣な態度で指導を行った。

一方、カリンも同じダンジョンに配信のために訪れ、光姫と遭遇する可能性に配慮して目立たぬよう行動した。しかし、彼女は日本刀型の武器〈ちゅぱかぶら〉で次々とモンスターを討伐し、視聴者を熱狂させた。

その最中、突然の大規模爆発が発生し、ダンジョン内が大混乱に陥った。上層に存在した爆炎石の鉱床が爆発し、広範囲で崩落が発生、講習に参加していた人々が生き埋めになったとの情報が寄せられた。状況は急を要し、救助が遅れれば犠牲者が出る可能性が高まった。崩落した壁の撤去は困難で、対応を誤ればさらに崩れるリスクがあった。

カリンは配信中にこの情報を知り、予想外の事態に直面することとなった。視聴者からの切迫した書き込みを目にした彼女は、瞬時に判断を迫られる状況に追い込まれた。

第 20話  最短距離

ダンジョン攻略の歴史において側面からの侵入は試みられたが、困難さから早期に断念された。この手法は、ダンジョンの壁が頑強で、破壊しても崩落による被害や壁の自己修復が迅速であるため、非効率とされたためである。

しかし、ブラックタイガーの鬼久保王虎が、この危険な方法を逆手に取り、ダンジョン内部に爆炎石を大量に埋め込み、意図的に崩落を引き起こした。これにより、品川第一ダンジョンの上層が崩落し、光姫が引率する講習の参加者たちが孤立する事態が発生した。

光姫たちは怪我を負った参加者を守りつつ、モンスターの襲撃に対応したが、状況は刻一刻と悪化した。講習参加者たちは絶望的な状況に陥り、精神的な危機に陥っていた。そのとき、カリンがダンジョン内で配信を行っていることを知った参加者たちは、彼女の助けを期待した。

カリンは、参加者たちの期待に応えるべく、即座に行動を開始した。彼女は配信を切らず、勇気を持たせるために力強く宣言し、困難な状況に挑むことを決意した。最短距離で救援に向かうため、カリンは通常の手段ではなく、自らが用意した特製の巨大な刀を使ってダンジョンの壁を切り開くという大胆な行動に出た。

第 21話  告白

カリンは異例の戦闘能力を発揮し、下層から上層までダンジョン壁を切り開いて最短距離で進んだ。彼女の剣技により、講習参加者たちは希望を取り戻し、緊張感が緩和された。だが、戦闘中に爆炎石が爆発し、光姫と引率者たちは大ダメージを負い、危機的状況に陥った。

その瞬間、カリンは間一髪で到着し、モンスターの群れを圧倒的な力で撃退した。さらに、壁を切り出して通路を塞ぎ、参加者たちが安全に地上へ戻れるように道を開いた。参加者たちは感動し、カリンの行動に心から感謝した。

しかし、光姫は長らく悩んでいた罪悪感を爆発させ、カリンに対して過去の誤った行為を謝罪した。この告白は配信中に行われ、視聴者たちを驚愕させたが、カリンはそれを優雅に受け止め、事件は円満に解決した。

この救出劇の結果、カリンと光姫のチャンネルは急成長し、多くの視聴者を獲得した。しかし一方で、カリンの度重なる英雄的行動に対して一部の視聴者からは疑惑が生まれ、彼女の行動が自作自演ではないかという憶測が広まり始めた。この噂は、闇の勢力であるブラックタイガーによって意図的に拡散され、今後の展開に新たな波乱を予感させた。

間章  大刀の名は

カリンは新たに生み出した大刀に「モンゴリアンデスワーム」と命名した。視聴者たちはその奇抜なネーミングに驚きと戸惑いを示しつつも、クラウドファンディングを通じて命名権を購入する案まで飛び出し、大きな話題となった。しかし、カリンは命名権を譲ることを断固拒否し、大刀の名前は彼女の意志で正式に決定された。

一方、光姫はカリンのユニークなネーミングセンスを密かに賞賛し、病院からこっそりと賛成のコメントを残した。彼女は以前の過ちに対する後悔から、カリンへの直接的な発言は控えることにしたが、その思いは変わらず強く、カリンの新たな一振りを心から支持していた。

第 22話  虎の策謀と力業

山田カリンがダンジョン崩落事件での救出を果たした後、ネット上で自作自演の疑惑が広がり、彼女は配信で釈明を試みたが、疑念は拡大する一方であった。ブラックタイガーが背後で策謀を巡らせ、彼女を追い詰めるための情報戦が激化した。友人の佐々木真冬は冷静に事態を分析し、カリンを支えながら反撃の手段を模索していた。

やがてカリンの周囲に光姫や仲間たちが集まり、彼女への支援を表明する一方で、敵対勢力との衝突の緊張感も高まった。カリンは真冬の助言を受け、疑惑を払拭するための大胆な手段に打って出る決意を固める。それは「未成年探索者による深層ソロ踏破」という、前例のない挑戦を次回の配信で行うという宣言であった。

この大胆な宣言により、彼女は世間の疑念を吹き飛ばし、自らの正当性を証明する覚悟を示した。配信者としてのカリンと策略家の真冬は、静かなる大抗争を挑んできたブラックタイガーに真正面から立ち向かおうとしていた。

書き下ろし  カリンと真冬の学力事情

カリンは中学3年生の夏休み終盤に、夏休み明けテストの存在を忘れていたことに気づき、真冬に助けを求めた。彼女は成績が芳しくなく、赤点を取れば補習が課される状況にあった。真冬はカリンの頼みに応じ、彼女の勉強をサポートすることになった。

カリンは成績の低さを理由に、自身の将来を探索者兼ダンジョン配信者として生きる決意を示したが、真冬は探索者の仕事が怪我などで続けられなくなるリスクを指摘し、最低限の学力を身につける重要性を説得した。さらに、真冬は自らもカリンと同じ高校へ進学する意志を示し、カリンを励ましながら一緒に学ぶことを提案した。

カリンは真冬の助言に従い、勉強を通じて少しでも高いランクの高校を目指すことを決意。真冬の的確な指導のもと、カリンは努力を重ね、無事に公立高校に合格した。そして、二人は共に同じ高校へ進学することになり、これからも多くの時間を共に過ごす道を歩み始めた。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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