どんなラノベ?
「小説家になろう」で連載されていたのは知っていたが、あえてwebは読まずに本が出るのを楽しにしながら読んでいる。
今年の7月にアニメ放映されるらしい。
あと一歩で世界一のパティシエになれると思ってたのに、大会中の不慮の事故で亡くなってしまった主人公のペイストリーくん。
そんな彼が生まれ変わった先は、、
農作物がほとんど育たない、乾燥した不毛な大地の領主の跡取りだった。
そんな極貧な領地を富ませて思う存分にお菓子作りをするために、領地改革を断行して行く。
さらに、近隣領地との交渉には大人以上の交渉をして相手を手球にとり弱小領地の利益を守って行く。
普通にオッサンがやってたら、ただエグいだけだが。
見た目が可愛らしい子供がやるから面白い。
小説 PV
読んだ本のタイトル
#おかしな転生 VIII 幸せを呼ぶスイーツ
著者:#古流望 氏
イラスト:#珠梨やすゆき 氏
あらすじ・内容
季節も変わり、夏真っ盛り。モルテールン領は父カセロールが国軍の隊長を務めることになったため、息子ペイスが領主代行となった。
新領主のミッションは上級貴族へ宛てる新作お菓子の開発。ペイスは大好きなお菓子作りの進展に目を輝かせていた。だが、妻リコリスの婚家カドレチェク家への襲撃事件が発生し、事態は急展開を迎える!
王都に現れる不審な物乞い、聖国からの工作員も出没し、更にはペイスが母アニエス共々、拉致されてしまう!
だがこれは、国内外を巻き込む大戦の始まりに過ぎなかった──。
甘く激しいスイーツ・ファンタジー第8弾!
書き下ろし新章「好敵手は魔法使い」も収録!
(以上、Amazonより引用)
前巻までのあらすじ
世界一まであと一歩まで行ったパティシエは、不慮の事故で亡くなってしまった。
そして、生まれ変わった先は植物を育てるのに不向きな麦すら育たない不毛な大地だった。
そんな極貧な領地を富ませて思う存分にお菓子作りをするために、領地改革を断行して行く。
さらに、近隣領地との交渉には大人以上の交渉をして相手を手球にとり弱小領地の利益を守って行く。
普通にオッサンがやってたら、ただエグいだけだが。
見た目が可愛らしい子供がやるから面白い。
感想
ペイスの父親カセロールが出世して国軍の第一騎士団の隊長に就任した。
おかげでカセロールと母アニエスは王都の別荘に引っ越してしまい。
領地の経営は息子のペイスが行う事になった。
領地経営に大規模な変更があったが、、
それはブレーキが無くなった車と同じ状態。。
好き勝手に領地経営ヒャッハー出来ると思ったら。
目の上のタンコブ、従士長さんの権限が強化されていた。
そんな新体制になったが、カセロールが中央に行った事により上級貴族達とも関係が出て来たのだが、、
トラブルも舞い込んで来た。
最初のトラブルは、新しい糖衣菓子を作ってくれだったが。
それはお菓子狂いのペイスくんが政務を放り出して開発に熱中したから呆気なく解決。
その次は、領地の報告を父親に持ってきた時に起こった。
母方の叔父がペイスに挨拶して来て祖父が危篤状態だと知らされた。
駆け落ち同然にモルテールンに嫁いで来た母親の実家とは絶縁状態。
かつてモルテールン家の娘が病気で苦しんでる時に助けを求めても、門前払いされたせいで関係も険悪。
正々堂々と玄関に行っても門前払いが当たり前の関係。
それならと腹黒なペイスくんは一計を案じた。
フバーレク辺境伯の名前を借りて母方実家当主の前に出て行き。
相手は同格の男爵の息子と思い罵倒して来た。
それをフバーレク辺境伯の代理人に罵詈雑言を浴びせ、態度が悪いと、相手当主をフバーレク家の屋敷に拉致して監禁。
フバーレク家はいきなりの騒動に右往左往。
実家の当主は予想外の事態に茫然自失。
そんな混沌とした状態に持ち込んで、当主不在の間に母方の実家に母親を拉致同然に連れて行き。
祖父と母を会わせてしまう。
一応、叔父の協力をしてもらって、、
そして長年会えなかった親娘は会話をして色々と話をした。
そして、フバーレク辺境伯へ無礼を働いた件は。
原因は現在危篤な祖父との因縁だとして。
危篤状態な祖父を領地から追放する事で和解した。
そんな祖父を不憫に思った孫が、モルテールン領に連れ帰ったら、祖父は奇跡的に全快して物凄く元気になった。
と言うのが相手当主側から見た景色。
実際はペイスが知っていた病気だったので、治療魔法を使ったら全快できるが、魔法を秘匿したいので強引に祖父を引き取っただけだった。
でも、モルテールン家の秘中の秘を知ってしまった祖父はモルテールン家に骨を埋めるしかなくなってしまった。
そんな祖父は元領主の経験と知識を生かし、今迄と違う派閥への橋渡しをする役目を得る。
母方の実家とも和解出来て関係も一応修繕出来たのでめでたしめでたし。。。
怖!
次の話は、最近急速に国内の影響力を増大させている軍閥派のモルテールン家を警戒する外交派閥の男爵が、隣国の間者を招き入れモルテールン家のアニエス夫人を人質にとり跡取り息子のペイスの誘拐を誘導するが、、
狙った相手が悪過ぎた。
母を人質にした段階でペイスはキレており。
間者は当たり前に返り討ちされて拘束され。
王国屈指の拷問係に引き渡して全ての情報を吐かされてしまう。
勿論、誘導した男爵も拘束され御家は断絶。
そして国王は、色々とチョッカイを出して来た隣国へ宣戦布告する。
まとめ
モルテールン男爵が王国軍の第一騎士団隊長に就任。
中央とのパイプが出来て、そこに母方の叔父が居た。
そして、かつて絶縁した母方の祖父が危篤状態だと知ると策謀を駆使して母方の当主を拘束して。
その隙に母と祖父の面談を実現する。
そして、祖父はモルテールン家に引き取られ危篤状態が嘘だったように全快し、あと20年は死にそうに無くなった。
外交派閥の男爵が影響力が急激に大きくなって来たモルテールン家の脚を引っ張るため。
モルテールン夫人と跡取り息子の誘拐を企む隣国の諜報員に協力して誘拐を成功させ、隣国とモルテールン家の間を取り持とうしたら、、
誘拐犯が跡取り息子に取り押さえられ全ての情報を抜かれてしまった。
その報告を受けた国王は隣国へ宣戦布告する。
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