簡単な感想
アニメ化された「八男って、それはないでしょう!」の作者さんという事で読み始めてみた。
近いジャンルだと「GS美神 極楽大作戦」だと思う。
除霊する霊能力者が当たり前のように居るが、見えない人からは詐欺師のように思われている日本の話。
無理解に除霊を押し付けようとする奴、分かっているが敢えて何もしない奴。
自称敏腕経営者、自称有能な生徒会長、自称有能な霊能力者などなど、なかなか個性豊かな連中が主人公の脚を引っ張るのが今巻のストーリー。
下ネタは全然無いので、GS美神の横島が好きな人は要注意。
たまに作者さんの現代社会への皮肉も効いていてなかなか面白いと感じる。
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
除霊師の大家、安倍一族ですら成しえなかった除霊に成功した裕は、報酬である戸高ハイムにて久美子との同棲生活を送ることとなった。久美子にとってはこの上なく幸せな生活が始まったと思っていたのだが、なぜか涼子とも住むはめになり、久美子の不満は日々山積していく。
(以上、Amazonより引用)
その涼子を新たな仲間に加え、裕は何者かの尻ぬぐい的な仕事を淡々とこなすなか、さらなる厄介事が通っている学校のほうからやってくる。ある日生徒会室に呼ばれた裕たちは、学校に巣食う心霊現象を解決するために「心霊委員会」を設立しようという生徒会長の熱弁を聞かされるはめに。ところがそもそも校内に心霊現象などなく、そしてなにより、除霊師をただ同然で働かせようする身勝手さと魂胆に、裕たちは途方もなく呆れ果てるのだった……。
無能な働き者たちが続々と横行闊歩する、もらい事故多発な第二幕!
感想
除霊に失敗して死亡し、悪霊になり除霊対象を傘下にしてしまった安倍家の当主を無名の高校生の主人公が除霊してしまった。
権力を持ってる安倍家が問答無用で自分達が討伐したと言い張ろうとしたが、、
主人公達を擁護する、祖父の親友の政治家が話し合いを付けて表面上では安倍家が一族を挙げて討伐した事になり、主人公には50億を支払って黙ってもらう事になる。
でも、それで勘違いした奴等が発生する。
次期安倍家当主候補の筆頭と目されてる一流大学在学中のイケメン。
それが若手の研修で古墳内の除霊をしていたら、悪霊の大氾濫が起こり主人公が密かに討伐したのだが、、
それをイケメンが自身の眠った力が目覚めたと言って自身の手柄にした。
さらに戸高市が江戸時代の時に殿様だった戸高家のボンボンが、戸高市の選挙区から国会議員(比例)になるために帰って来て、議員に立候補する前に実業家としての実績を持つために、不動産事業に手を出すが、、
やってる事はヤクザの地上げ屋と変わらない。
商店街の立ち退かせてマンションを建築、良い水の出る紙漉き業者を立ち退かせてマンションを建築。
その全てが失敗。
その後、主人公がやっているゼロ物件の除霊を真似して暴利を貪ろうとするが、除霊師が詐欺だったようで、、
その尻拭いも主人公達がする。
さらに学校では不動産屋の後継が、生徒会長になっており主人公達を無料でこき使うつもりでマウンティングを取りに来る。。
それを応援する教師も居ていう事を聞けと圧力をかけて来るが、、
悪霊を相手にしてる主人公達にはヌルすぎて無視されるが、、
学校に封印されていた凶悪な悪霊を生徒会長が封印を解いてしまうが、、
それも主人公達が除霊。
確かに傍迷惑なもらい事故がばかり。
でも、そのコメディーが面白い。
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