小説【パリイする】「俺は全てを【パリイ】する 1巻」感想・ネタバレ

小説【パリイする】「俺は全てを【パリイ】する 1巻」感想・ネタバレ

どんな本?

俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~ は、鍋敷 氏が小説家になろうで連載しているライトノベルです。
アース・スターノベルから単行本が発売されており、現在第7巻まで出ている。
また、KRSG氏がコミカライズを担当しており、コミック アース・スターで連載中。

この物語は、才能なしの少年と呼ばれて職業養成所を去った男・ノールが、ひたすら防御技【パリイ】の修行に明け暮れた結果、世界最強クラスの力を手にしているのに、一切気がつかないまま強敵を打ち倒していく英雄ファンタジー。

ノールは、魔物に襲われた王女を助けたことから、王国の危機に巻き込まれていく。

しかし、彼は自分の能力に全く自覚がなく、常に謙虚で真面目に振る舞う。
そのギャップが面白く、読者の共感を呼んでいるらしい。

この作品は、TVアニメ化も決定している。

読んだ本のタイトル

俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~ 1
(英語名:I Parry Everything: What Do You Mean I’m the Strongest? I’m Not Even an Adventurer Yet!
著者:鍋敷 氏
イラスト:カワグチ  氏

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あらすじ・内容

「才能なしの少年」
そう呼ばれて養成所を去っていった男・ノールは
一人ひたすら防御技【パリイ】の修行に明け暮れていた
そしてある日、魔物に襲われた王女を助けたことから
運命の歯車は思わぬ方向へと回り出す
最低ランクの冒険者にもかかわらず王女の指南役となったノール
だが…その空前絶後の能力を、いまだノールだけが分かっていない…
無自覚最強は危機に陥った王国を救えるか!?

俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~ 1巻
【公式】アース・スター エンターテイメント

感想

なかなかの勘違い。

周りの連中とノールの会話がかみ合ってるようっで全く噛み合って無いw
なんか、ワンパンマンみたいで面白いw

大の大人が逃げ出す6つの訓練所の訓練を全うしたが、普通の人なら取得出来るスキルを取得が出来なかった。

その結果。

ノールが憧れていた冒険者になれないと全ての訓練所の教師から言われてしまった。

あまりの失意のため元いた山に帰ったノールは冒険者を諦められず15年間独自に修行して。

再度王都に行く。

冒険者にはなれなかったが、特別措置で冒険者の見習いにはなれ。
雑用のドブさらい、清掃、土建の手伝いをする。

それでも彼は憧れの冒険者として依頼を受けれる事に喜びながら依頼をこなす。

しかも評判は高評で土建屋の親方は彼を土建屋に雇いたいと言う始末。

そんな彼の前に、王女がミノタウロスに襲われている処に出くわしてしまう。

本来は迷宮の中層で暴れているミノタウロスが地表に出てきて暴れている。

周辺には王女を護っていた衛兵達が倒されていた。

無防備な彼女を護る者は1人もいない。

そんな彼女の前にノールが躍り出て、ミノタウロスの攻撃を下級スキルの「パリイ」で防御。
スキを見付けてミノタウロスの首を斬り飛ばす。

王女を護った御礼で褒美を与えると言われるが、興味が無いと言って断ってしまう。
それでは申し訳ないと王が昔使っていた剣を貰ってくれと言って。
見た目がボロボロな剣をくれた。
その剣は迷宮の深部で発見された剣で、非常に頑丈で重く。
前の持ち主の王が若い頃でも片手では振れ無かったのにノールは片手で軽々と振ってしまう。

それを気に入ったノールはドブさらいに良いと思って貰って、本当にドブさらいに使ってしまう。
お古とはいえ国王が使っていた剣を、、、

そんな彼の後ろを着いて行く王女とゴブリン狩の依頼を受けて森に行くと、、

ゴブリンの最上種エンペラーゴブリンと遭遇してしまい、後ろに王女を護りながら全ての攻撃を下級スキルのパリイを駆使して王女を護り。
彼女が唱えた風の魔法の援護(攻撃魔法)を受けながら、エンペラーゴブリンに肉薄して素手で額にある魔石を抉り出して討伐。

さらにさらに、王女と旅行している時に瘴気を吐くドラゴンを発見。
側には子供がおりドラゴンは子供を襲う。
その子供を庇いながら下級スキルのパリィを駆使して子供を護っていたら。
致死性の毒を吐きかけられてしまうが、、

昔、食べた致死性の毒を食べて生還しており。
彼には毒が無効化されていた。

そしてドラゴンの物理攻撃を全てパリイして、全てのドラゴンの爪を全て斬り捨て。

最後は首を刎ねて討伐する。

後に子供が魔族とわかり。
それでも保護しようとしたら。

魔族の子供を回収しに来た冒険者に、引き渡せと言われたが断り。
その冒険者が襲って来た。
裏の世界では最恐で最強の冒険者の攻撃を全てパリイして撃退。

ただノール本人はミノタウロスを牛と勘違いしており。
エンペラーゴブリンを普通のゴブリンと勘違い。

瘴気を吐くドラゴンをカエルと思い。

冒険者を普通の強さだと思い込む。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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アニメ

PV

MBSアニメ&ドラマ

OP

MBSアニメ&ドラマ
【Lyric Video】AMBITION / 桜木舞華【ウタヒメドリーム】(CV:鈴木杏奈) [俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜OP]

ED

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その他フィクション

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フィクション(novel)あいうえお順

備忘録

01  才能無しの少年

1. 山小屋での幼少期と母の死
• 出来事:
• 幼少期、ノールは母と二人で山小屋で畑を耕しながら生活していた。
• 父は病弱で早くに亡くなり、母も病に倒れる。
• ノールは懸命に看病するも、母は亡くなり、彼に革袋を託した。
• 両親を失ったノールは、山を降りて街へ向かうことを決意する。

2. 冒険者への憧れと挫折
• 出来事:
• ノールは冒険者ギルドに向かい、冒険者になるための職業訓練を受ける決意を固める。
• 剣士の訓練所で訓練を受けるが、剣の才能がないと教官に指摘される。
• 次に、戦士、狩人、盗賊など複数の職業訓練に挑戦するも、それぞれ成果を得られず失敗に終わる。

3. 魔法職への挑戦と失敗
• 出来事:
• 魔術師の訓練所で努力を重ねるも、習得できたのは初歩的な魔法スキルのみであった。
• 最後の望みをかけ、僧侶職にも挑戦するが、僅かな治癒魔法しか身につけられなかった。
• 訓練教官からは、適性がないため冒険者を諦めるよう諭される。

4. 絶望と再挑戦への決意
• 出来事:
• 全ての訓練に失敗したノールは、冒険者としての道を諦めるよう勧められる。
• それでも諦めきれないノールは、一度山に戻り、独自の鍛錬を始めることにする。

5. 木剣での孤独な鍛錬
• 出来事:
• 山に戻ったノールは、木剣を使った訓練を独自に開始する。
• 「パリイ」という最低位の剣技スキルを頼りに、朝から晩まで木剣を叩き続けた。
• 一年後、百本の木剣を同時に弾けるようになるが、新たなスキルは身につかなかった。

6. 十年後の再挑戦と限界の自覚
• 出来事:
• ノールは十年間、一日も欠かさず鍛錬を続けるが、次のスキルは得られなかった。
• 27歳になったノールは、自らの限界を感じつつも、冒険者になる夢を捨てきれなかった。
• 最後の望みをかけて再び王都の冒険者ギルドの門を叩くことを決意した。

02  冒険者ギルド

1. 王都の冒険者ギルドへの再訪
• 出来事:
• ノールは十数年ぶりに王都の冒険者ギルドを訪れる。
• 受付で少女アリアに冒険者登録を申し出るが、彼のスキルでは登録ができないと告げられる。
• アリアはマスターを呼び、登場したおじさんとノールが再会を果たす。

2. ギルドでの再会と回想
• 出来事:
• おじさんはノールの名前を覚えており、彼の過去の訓練経験について語る。
• ノールはこれまで山で一人訓練を続けていたことを話すも、スキルは何一つ習得できなかったと打ち明ける。
• おじさんは冒険者の危険性や冒険者登録の最低基準について改めて説明する。

3. 冒険者登録の壁と失望
• 出来事:
• おじさんは、最低ランクのEランクにすらノールは届かないため、冒険者登録は難しいと説明する。
• ショックを受けるノールだが、諦めきれずに何か方法がないか尋ねる。

4. Fランク『無名』制度の説明
• 出来事:
• おじさんはFランク『無名』という特別なランクについて説明する。
• 『無名』はスキルがなくても登録可能だが、討伐や採集の依頼は禁止され、街中の雑務しか受けられないという制約がある。

5. Fランク冒険者としての登録
• 出来事:
• ノールは制約を承知の上でFランク『無名』での冒険者登録を希望する。
• おじさんはため息をつきながらも、黒いカードの登録証を渡し、ノールの登録を完了させる。
• ノールは念願の冒険者登録を果たし、夢への一歩を踏み出した。

03  念願の冒険者生活

1. ドブさらいの依頼と依頼主との関係
• 出来事:
• ノールはステラおばさんからの依頼で側溝の清掃を行う。
• 彼女は足と目が不自由で家族もおらず、自宅周辺の掃除ができなかったため、冒険者ギルドに依頼を出した。
• ノールは初めての依頼を成功させ、それ以来ステラおばさんの頼みを受け続けている。
• 依頼の範囲を広げて掃除をし、周囲の住民からも感謝される。

2. 工事現場での土運び
• 出来事:
• ノールは工事現場の土運びの依頼も日課としてこなしている。
• 迷宮前の道路拡張工事が行われており、人手不足のためにギルドから依頼が回ってきた。
• ノールは身体強化のスキルを活用し、効率的に土を運ぶ。
• 工事現場の監督はノールの働きを高く評価し、正規の従業員として雇いたがるが、ノールは断っている。

3. 日常の生活と満足感
• 出来事:
• ノールはギルドのおじさんの紹介で格安の宿屋に住んでいる。
• 自炊や公衆浴場を活用し、王都での生活を楽しんでいる。
• 依頼をこなして感謝されることで満足感を得ているが、心の中では冒険者への夢を捨てられずにいる。

4. 冒険者への夢と未練
• 出来事:
• ノールは冒険者として英雄譚のような冒険をする夢を持ち続けている。
• 工事現場の仲間からは夢見がちな姿勢をからかわれるが、諦める気はない。
• 彼は冒険者として人の役に立ちたいという思いを胸に抱き、日々の仕事を続けている。

5. 迷宮での異変
• 出来事:
• 仕事を終えたノールが工事現場を後にしようとしたとき、迷宮の入り口付近で赤紫色の光を目撃する。
• 同時に、かすかな助けを求める声が聞こえたように感じ、何かが起きていると直感する。

04  俺は牛をパリイする

1. 奇妙な光と戦闘
• 出来事:
• ノールは赤紫色の光と悲鳴を聞きつけ、迷宮の入り口へ急行した。
• そこで巨大な牛の生物が斧を振り回し、衛兵たちを次々と倒している場面に遭遇した。
• 牛の攻撃から少女を守るため、衛兵たちは戦い続けるが全員が倒されてしまう。

2. ノールの参戦と奮闘
• 出来事:
• ノールは【身体強化】のスキルを発動し、少女を守るために戦場に飛び込む。
• 牛の注意を引きつけるため、【投石】スキルで牛の眼を狙うが、牛はさらに怒り狂った。
• 牛の攻撃を避けつつ、ノールは唯一の剣技スキルである【パリイ】を駆使して戦う。
• 牛の巨大な斧の一撃を何度も弾き返すが、ノールの体力は限界に近づいていった。

3. 最後の一撃と勝利
• 出来事:
• ノールは限界に達しつつも、最後の力を振り絞り【パリイ】を使って牛の斧を弾く。
• 斧は牛の首に突き刺さり、そのまま牛を仕留めた。
• 牛が倒れたことで戦闘は終わり、ノールは少女を守りきった。

4. 少女との会話と去り際
• 出来事:
• 少女が感謝の言葉を述べ、ノールに名前を尋ねたが、ノールは「通りすがり」として名乗らずにその場を去った。
• 新たな衛兵が到着し、ノールは彼らに後を任せて工事現場の依頼の完了報告をするため、冒険者ギルドへと向かった。

05  王女の暗殺

1. ミノタウロスの街中出現
• 出来事:
• 迷宮「還らずの迷宮」のミノタウロスが突如街中に召喚された。
• 王女リンネブルグは結界により動けず、ミノタウロスの襲撃を受ける。
• 衛兵たちは応戦するも全滅し、民間人のノールが現れてミノタウロスを倒した。

2. 王宮での調査と議論
• 出来事:
• 参謀長ダルケンは、ミノタウロスの召喚が人為的なものであると報告する。
• 魔導皇国デリダスが関与した可能性が高く、召喚に使用された指輪が証拠として挙げられた。
• 周辺国(神聖ミスラ教国、商業自治区サレンツァ、魔導皇国デリダス)の圧力が議論される。

3. 国際的な緊張と戦争の予感
• 出来事:
• 魔導皇国が迷宮資源を狙い、脅しと報復の可能性が指摘される。
• 王国の周囲は三国に囲まれており、戦争の危機が迫っている。
• 王は周辺国との交渉を拒絶し続けており、対立が深刻化している。

4. 謎の男とミノタウロス討伐の真相
• 出来事:
• 王子は王女から、ノールがミノタウロスを単独で討伐したと聞く。
• ノールは数十秒でミノタウロスを倒し、姿を消したとされる。
• 剣聖シグがミノタウロスの死体を確認し、証言を裏付けた。
• 王子は、ノールの存在が御伽話のようで信じ難いと考えるが、危機的状況において彼の真意と立場を知りたいと望む。

5. 王子の懸念と決意
• 出来事:
• 王子はノールの正体が不明であることに懸念を抱きつつ、彼が敵でないことを願う。
• 王子は王に状況の報告と戦争の準備を進言することを決意する。
• 戦争の危機が差し迫る中、王子は冷静に状況を整理し、次の手を考える必要性を感じている。

06  依頼の完了報告

1. 冒険者ギルドでの報告と雑談
• 出来事:
• ノールが迷宮近くでの出来事の後、遠回りして冒険者ギルドに辿り着いた。
• ギルドのおじさんから、深層の魔物「ミノタウロス」が街に現れ、一人の正体不明の人物に倒されたことを聞く。
• おじさんはノールに、安定した職への就職を勧めるが、ノールは断った。

2. 少女との再会
• 出来事:
• ノールがギルドにいると、先ほど助けた少女がローブ姿で現れる。
• 少女は「遠隔探知系」のスキルを使ってノールを見つけたことを明かす。
• 少女はノールに対し、外で話がしたいと提案する。

3. ギルドのおじさんの忠告
• 出来事:
• ノールはギルドのおじさんに助けを求めるが、おじさんは渋い顔をしながらも外で話すことを促した。
• おじさんは相手に対して粗相がないように忠告した。

4. 少女との会話の準備
• 出来事:
• 少女は【遮音】と【隠蔽】のスキルで会話が漏れないように準備を整えた。
• ノールは少女に従い、冒険者ギルドの外に出た。

07  王都の中央広場

1. 王都の中央広場での再会
• 出来事:
• 少女がスキルの力で衛兵に気づかれないよう、ノールとともに王都の中央広場に到着した。
• 少女はノールに対し、自分を助けてくれたことへの感謝を改めて述べた。

2. 謝礼の申し出
• 出来事:
• 少女はノールに謝礼として家財を動員することや、領地の相談もできると提案した。
• ノールはそのような大げさな謝礼を断り、言葉だけで十分だと伝えた。

3. 少女の固執とノールの妥協
• 出来事:
• 少女はお礼を断るノールに対し、「お礼を受け取るのは義務」として譲らなかった。
• 最終的にノールは、少女の父と兄に会うことを承諾した。

4. 夜の街での移動
• 出来事:
• 少女はスキルを使って身を隠し、人目につかないようにノールを導いた。
• 少女は泣きそうな顔から一転し、澄ました表情に変わりながら先を歩いた。
• ノールは少女が策士かもしれないと感じながらも、彼女の後について夜の街を歩き始めた。

08  リーンの家

1. 城の到着とリーンの紹介
• 出来事:
• ノールはリーンに連れられ、城のような建物に到着した。
• リーンはノールに自分のフルネームを明かし、普段は「リーン」と呼ばれていることを説明した。

2. メイド・イネスとの遭遇
• 出来事:
• イネスがリーンを迎え、ノールについて警戒の目を向けた。
• リーンはイネスに、ノールが自分を救った恩人であると紹介し、失礼のない対応を求めた。

3. 槍の男ギルバートとの対峙
• 出来事:
• ギルバートは警戒心を持ちつつノールに対峙し、槍の先を彼に向けた。
• リーンの説得により、ギルバートは態度を和らげ、ノールの護衛として同行することを承諾した。

4. 謁見の間での出会い
• 出来事:
• ノールたちは謁見の間に入り、リーンの兄と初対面した。
• リーンの兄は彼女の外出を咎めるが、ノールが救った人物だと知り驚いた。
• リーンの父がノールに感謝を述べ、直接話をしたいと伝えた。

5. 家族の感謝と謁見の準備
• 出来事:
• イネスとギルバートが謁見の間で跪き、リーンの父の登場を敬った。
• リーンの父はノールが若いことに驚きつつも、娘を救ったことに感謝し、近くで話をすることを求めた。

09  謁見の間と『黒い剣』

1. 感謝と謝礼の申し出
• 出来事:
• リーンの父がノールに感謝の言葉を述べた。
• リーンの父は、娘を救った礼として領地や金銭、財宝を含む謝礼を提案したが、ノールはすべて断った。

2. 古びた黒い剣の贈呈
• 出来事:
• リーンの父は宝物庫の品の代わりに、自身が旅先で拾った古びた黒い剣をノールに贈った。
• リーンの兄とイネスは剣の贈呈に驚いたが、父の命令に従った。

3. 剣の試し振りと会話
• 出来事:
• ノールが剣を試しに振ってみた。
• リーンの父はこの剣が自分の命を何度も救ったと語り、ノールは訓練用として受け取ることを決めた。

4. リーンの訓練の申し出
• 出来事:
• リーンの父はノールにリーンの訓練を依頼したが、ノールは断った。
• リーンの父はその返答に笑いながら満足し、楽しい会話だったと述べた。

5. 帰宅への準備と別れ
• 出来事:
• ノールはリーンの父に礼を言い、贈られた剣を受け取り城を後にしようとした。
• その途中でイネスに呼び止められ、彼女に付き従うこととなった。

10  神盾イネス

1. イネスの謝罪と忠告
• 出来事:
• イネスは広場にノールを案内し、これまでの非礼を詫びた。
• 彼女は自身がクレイス家直属の【戦士兵団】の副団長であり、リンネブルグ様の『盾』であると自己紹介した。
• イネスは今後もノールの力になると約束し、彼の言動に対して忠告を与えた。
• ノールが名前を教えると、イネスの表情が急変し、彼女は早々にその場を去った。

2. ギルバートの模擬戦への誘い
• 出来事:
• ギルバートが暗がりから現れ、ノールに模擬戦への参加を持ちかけた。
• ノールは疲れを感じつつも、訓練に興味を持ち、模擬戦への参加を快諾した。
• ギルバートの案内で、ノールは練兵場へ向かうことになった。

11  槍聖ギルバート

1. 模擬戦の開始とノールの戦い
• 出来事:
• ギルバートはノールを模擬戦に誘い、二人は木剣と訓練用槍で戦った。
• ノールはギルバートの攻撃が緩慢に感じられ、もっと速くするように促した。
• ギルバートはノールの実力を見極め、最後に全力で「竜滅極閃衝」を放ったが、ノールはそれを見事に回避した。
• ノールは戦いの中で自分の慢心を反省し、これからも鍛錬を積むことを決意した。

2. ギルバートの初めての敗北と歓喜
• 出来事:
• ギルバートはノールの戦いに興味を抱き、自ら模擬戦を仕掛けた。
• 全力を尽くしたにもかかわらず、ギルバートの攻撃はノールに届かなかった。
• ノールは戦いを途中で止め、自分の負けだと宣言して去った。
• ギルバートは敗北感に打ちひしがれながらも、ノールの出現に歓喜し、これからの戦いが楽しみだと感じた。

12  王女の願い

1. ノールの日常と新たな挑戦
• 出来事:
• ノールはリーンのお父さんからもらった黒い剣を使って、ドブさらいの作業をした。剣の頑丈さが作業に非常に役立った。

• 衛兵の調査により「土運び」の仕事が中止になり、ノールは日課の鍛錬を郊外の森で行うことにした。

2. リーンの訪問と従者の申し出
• 出来事:
• リーンはノールのもとを訪れ、自身を従者にするよう申し出たが、ノールはそれを断った。
• リーンは自身の優秀さを示すため、【滅閃極炎】や【聖光閃】などの強力なスキルを披露したが、ノールはなおも申し出を拒否した。

3. ノールのスキル披露とリーンの決意
• 出来事:
• ノールは自身の限界である【プチファイア】を披露し、自分にはリーンに教えることがないと示そうとした。
• リーンはその示しを、自身の未熟さに対する警告だと解釈し、ノールの弟子になるために成長し続ける決意を表明した。

(↓通常のプチファイヤ)

(↓ノールのプチファイヤ🔥)

13  『才能無しの少年』

1. 才能無しの少年の伝説
• 出来事:
• リーンはノールの【プチファイア】を見て、かつて聞いた「才能無しの少年」の逸話を思い出した。
• 少年は王都の養成所で【六系統】全ての課程を満期で終えながら、何のスキルも身につけられず追い出された過去を持つが、その後の行方は不明となった。
• 【隠聖】カルーでも探し出せなかった少年は、教官たちの間で伝説的な存在とされているが、真偽は定かではない。

2. ノールの実力とリーンの再認識
• 出来事:
• リーンは、ノールが見せた大きな【プチファイア】に驚き、過去に【魔聖】オーケンが見せたものを凌駕していると感じた。
• ノールはミノタウロスを討伐しながらも名誉や財産を拒否し、精神的な強さを示していた。

3. リーンの決意と弟子入りの願い
• 出来事:
• リーンは、自身の未熟さと慢心に気づき、ノールを師と仰ぐ決意を固めた。
• ノールは彼女に教えるべきことがないと言い放つが、リーンは「ノール先生」として彼を追い続けることを決意する。
• リーンは自分の本当の強さを学び、クレイス王家の伝統に沿った人物になることを目指している。

14  王子の憂鬱

1. 王子の疑念と父王の決断
• 出来事:
• 王子は、父王がノールに『黒い剣』を渡したことに強い疑念を抱いていた。
• 『黒い剣』は「壊れずの剣」と呼ばれ、どんな技術でも傷をつけられないが、既に無数の損傷を受けている謎の遺物であった。
• 父王はこの剣を、ただの恩義の礼ではなく、国の未来を賭けた「保険」としてノールに託したと王子は考えた。

2. ノールへの不信と希望
• 出来事:
• 王子はノールの素性に疑念を持ちながらも、ギルバートが手も足も出なかったという事実を聞き、その実力を認めざるを得なかった。
• リーンがノールに心酔していることを王子は心配しつつも、彼をしばらくリーンの側に置いて様子を見る方針を決めた。
• ノールが敵でないならば、彼はリーンを護る最強の護衛になると判断した。

3. 国の不安と王子の決断
• 出来事:
• 王子は、近隣国が関与しているとされる王都の不穏な動きと召喚魔術を警戒していた。
• 王子は、これまでの暗殺未遂が単なる「開始の合図」であると考え、さらなる脅威に備えようとしていた。
• 情報を集める必要を感じた王子は、灰色の外套を身に纏い、街に向かって執務室を後にした。

15  はじめてのゴブリン退治

1. 冒険者ギルドでの会話と依頼の選定
• 出来事:
• ノールとリーンは、昼食後に冒険者ギルドを訪れた。
• マスターはノールがリーンと行動を共にしていることを不思議に思い、事情を尋ねたが、詮索をやめた。
• ノールは、リーンと共にできる依頼を探していると伝え、二人で依頼を受けることにした。

2. ゴブリン退治の依頼の提案
• 出来事:
• マスターは「ゴブリン退治」の依頼を紹介し、リーンの銀級ランクがあるために受注可能であることを説明した。
• ノールは、リーンの冒険者ランクを利用することに少し後ろめたさを感じたが、ゴブリン退治に挑戦することを決意した。

3. リーンとの協力の確認
• 出来事:
• ノールはリーンに協力することへの負担を心配したが、リーンは「先生のためならどこへでもついていく」と快諾した。
• リーンの協力的な態度に励まされ、ノールは依頼を受ける決断を固めた。

4. 出発準備とアドバイス
• 出来事:
• マスターはゴブリン退治の依頼について詳細を説明し、討伐証明として「右耳」を持ち帰ることを指示した。
• 万が一ゴブリンに出会えなかった場合、薬草を摘んで帰ることも可能だとアドバイスした。
• マスターの注意を受け、ノールは気を引き締めて森へ向かう準備を整えた。

5. ゴブリン退治への出発
• 出来事:
• ノールとリーンは「魔獣の森」へゴブリン退治のため出発した。
• 初めての本格的な依頼に挑むノールは期待と緊張を胸に抱きつつ、未知の冒険へと踏み出した。

16  魔獣の森

1. 魔獣の森への到着
• 出来事:
• ノールとリーンは王都を離れ、「魔獣の森」に到着した。
• リーンは森の生態系やゴブリンの存在について、ノールに説明を行った。
• 二人はゴブリンを探して森の奥へ進むことを決意した。

2. 魔物の気配の探知と奇妙な状況
• 出来事:
• リーンは【気配探知】を使い魔物の気配を確認するが、突然その気配が消える。
• 不審に思いながらも、二人はその場所に向かい、何が起こったのかを確かめることにした。
• 森の中では動物の気配すら感じられず、静寂が漂っている。

3. ゴブリンとの遭遇
• 出来事:
• リーンの【隠蔽除去】により、二人の前に巨大なゴブリンが姿を現した。
• ゴブリンは驚くほどの巨体と獣のような鋭い目を持ち、大木を引き抜いて武器にしようとする。
• ノールは想像以上のゴブリンの威圧感に圧倒されつつも、戦う覚悟を決める。

4. 戦いの決意
• 出来事:
• ノールは恐怖心を振り払い、ゴブリンに立ち向かうことをリーンに宣言した。
• リーンも覚悟を決め、ノールと共に戦う意志を固めた。
• 二人は共に「黒い剣」を構え、ゴブリンとの壮絶な戦いを開始した。

17  ゴブリンエンペラー

1. ゴブリンエンペラーとの遭遇
• 出来事:
• リーンは目の前に現れた怪物を見て、それが「ゴブリンエンペラー」であると即座に判断した。
• ゴブリンエンペラーは、人為的な操作により発生する禁忌の魔物であり、自然発生するゴブリンキングよりもさらに強力であると説明された。
• その魔物の体内には極めて純度の高い魔石が埋め込まれており、それが異常な強さの原因だと考えられた。

2. 危険の察知とノールの決意
• 出来事:
• リーンは、ノールがこの危険を予測して自分を連れてきた可能性を考え、彼の意図を察しようとした。
• 過去のミノタウロスとの戦闘の記憶が蘇り、リーンは一時的に恐怖に陥るが、ノールの言葉によって落ち着きを取り戻した。
• ノールはリーンに対して「倒すぞ」と宣言し、二人でゴブリンエンペラーに立ち向かう覚悟を示した。

3. 戦闘への心構え
• 出来事:
• リーンは自分が足手まといであることを感じながらも、ノールの言葉に勇気をもらい、彼と共に戦う決意を固めた。
• 恐怖を乗り越えたリーンは、今自分がノールと一緒であることに安堵し、笑みを浮かべた。
• 二人は、災害級を超える脅威であるゴブリンエンペラーに挑むための戦いを始めることを決めた。

18  俺はゴブリンをパリイする

1. ゴブリンの攻撃開始

• ゴブリンが大木を引き抜き、襲撃を開始した。
• ノールが黒い剣で攻撃を防御し、初撃をかわした。
• 第二撃として大樹を横薙ぎに振り回し、攻撃を仕掛けた。

2. ゴブリンの知性と攻撃回避

• ゴブリンが相手の動きを予測し、空中攻撃を狙っていた。
• リーンの【風刃波】と【氷塊舞踊】による攻撃を、ゴブリンが回避した。
• ゴブリンが回復能力を持ち、魔石が力の源であると推測された。

3. 加速作戦の実行

• ノールがリーンの【風爆破】を利用して自身を加速する作戦を提案した。
• 【身体強化】と【しのびあし】を組み合わせ、ゴブリンに高速で接近した。

4. 魔石の奪取とゴブリンの弱体化

• ノールがゴブリンの額にある赤い魔石を引き抜いた。
• 魔石を失ったゴブリンは知性を失い、苦しんで暴れ始めた。

5. ゴブリンの討伐

• リーンが【滅閃極炎】を発動し、ゴブリンを炎で包んだ。
• ゴブリンは燃え尽き、苦しみながら息絶えた。
• ノールとリーンが初めてゴブリンの討伐に成功した。

19  不穏な動き

1. 王子の情報収集と焦燥

• 王子が街へ出て情報収集を行ったが、有用な情報を得られなかった。
• 王都の平穏を確認したものの、不安を覚え、対処のために諜報部隊に情報収集を指示した。
• 王子は時間と人手の不足に焦りを感じ、緊張を募らせていた。

2. ゴブリンエンペラー討伐の報告

• 諜報部隊員が執務室に訪れ、ゴブリンエンペラーが討伐されたと報告した。
• リンネブルグとノールが討伐に成功し、被害はなかったことが伝えられた。
• ゴブリンエンペラーの危険度は『A級』であり、金級冒険者が束になってようやく対処できるレベルであった。

3. 魔石とゴブリンエンペラーの謎

• ゴブリンエンペラーの額から高純度の魔石が回収され、その異常な大きさに王子が驚愕した。
• 魔石は「悪魔の心臓」と同等の純度を持ち、その出所や利用目的が謎に包まれていた。
• 魔石を用いたゴブリンエンペラーの製造は、多くの国で禁じられた外法であると確認された。

4. ゴブリンの潜伏と王子の疑念

• ゴブリンエンペラーが【隠蔽】で潜伏していたため、発見が遅れたことが判明した。
• 王都の諜報部隊ですら感知できなかったことから、未知の技術の関与が疑われた。
• ゴブリンエンペラーの潜入経路が不明であり、王子は魔導皇国の関与を疑った。

5. 王子の苛立ちと危機感

• 王子が王都内での不可解な出来事を整理し、脅威が複数の地点に潜んでいることに気づいた。
• 調査部隊に【隠蔽探知】と【隠蔽除去】の準備を指示し、【六聖】の緊急召集を命じた。
• 王子は焦燥感と怒りから冷静さを失い、執務机を叩き、自身の無力さを痛感した。

6. 絶望と対策の遅れ

• 王子は魔導皇国が国を滅ぼすために動いていると推測し、その目的が迷宮の資源にあると理解した。
• 相手が交渉の余地を持たない存在であると悟り、状況への絶望を深めた。
• 王子は国家の危機に対する対応が後手に回ったことに強い怒りと無力感を覚えた。

20  討伐報告

1. ゴブリン討伐の証拠確認と報告

• リーンのお兄さんの部下たちが現れ、ゴブリンの額から引き抜いた魔石を確認し、それを一時的に預かった。
• ノールとリーンは暗くなる前に急いで『魔獣の森』を後にし、王都の冒険者ギルドに戻った。
• ノールはゴブリン討伐の報告をし、初討伐を喜んだ。

2. ゴブリンの討伐証拠についての疑問

• 冒険者ギルドのマスターはゴブリンの額に魔石があることに疑問を示し、それが通常の場所ではないと指摘した。
• ゴブリンの個体差がある可能性を示唆され、珍しい個体であった可能性に納得した。

3. ゴブリン討伐の失敗と助け合いの誓い

• ゴブリンの討伐証明部位である右耳を燃やしてしまい、報奨金を得られなかった。
• ギルドマスターから初討伐を祝う銀貨を受け取り、ノールはリーンへの感謝を心に刻んだ。

4. リーンとの別れと次の依頼

• ノールはリーンと感謝の言葉を交わし、再び助け合うことを約束した。
• リーンは礼をして帰宅し、ノールは冒険者ギルドを後にした。

5. ギルドでの勧誘と新たな依頼

• 冒険者ギルドのマスターから建築ギルドでの雇用を勧められるが、ノールはその勧誘を断った。
• リーンの兄が現れ、ノールに山岳地帯の街への護衛依頼を急遽依頼し、詳細は後日伝えると約束した。

21  山の街への馬車の旅


1. 旅の始まりと目的

• ノールとリーンは、リーンのお兄さんの依頼を受け、馬車で山岳地帯の街トロスへ向かった。
• 旅費や報酬は十分に用意され、依頼の内容はリーンの護衛兼付き添いであり、最終目的地は隣国『神聖ミスラ教国』であった。

2. 旅の準備と馬車での体験

• ノールはこの依頼を受けた理由として、初めて馬車に乗ることへの興味を秘めていた。
• 馬車の中は豪華で快適であり、ノールは麦畑の風景を楽しみながら、旅の期待に胸を膨らませた。

3. イネスとの会話と彼女の能力

• 旅に同行する護衛役のイネスは、疲れた表情を見せながらも、ノールたちを守ると約束した。
• イネスは『神盾』という光の壁を使い、自分の護衛能力をノールに示した。

4. 異変の発見

• ノールは麦畑に奇妙な道のような跡を見つけ、リーンもそれに気づいた。
• リーンが【隠蔽除去】のスキルを使うと、畑の中に巨大な黒いカエル(黒死竜)と小柄な少年が現れた。

5. 緊急行動

• ノールは少年が危険にさらされていると判断し、イネスの制止を聞かずに【身体強化】を使い、全力で少年とカエル(黒死竜)のもとへ向かって走り出した。

22  黒死竜

1. 黒死竜と魔族の出現

• 王女の【隠蔽除去】により、巨大な黒いカエルのような姿をした『黒死竜』が現れた。
• 黒死竜は凶暴な性質を持ち、瘴気を吐き出す危険なブレスで多くの生物を焼き尽くす力を持つ。
• さらに、魔族と思われる少年が黒死竜と共にいたことが判明し、彼がこの魔物を操っていたと推測された。

2. ノールの飛び出しと護衛の葛藤

• ノールは即座に少年を助けるため黒死竜に立ち向かう行動を取った。
• イネスは王女を守るためにノールを止めるが、彼の無謀な行動に苛立ちと困惑を覚えた。
• イネスは王子から受けた密命に従い、王女を護りながらの撤退を模索するも、ノールの行動によってそのタイミングを逸する。

3. ノールの戦闘と黒死竜の脅威

• ノールは黒死竜の爪を片手の黒い剣で弾き返し、戦いを続けた。
• 黒死竜の瘴気ブレスが放たれ、周囲を黒い霧が覆い尽くしたが、ノールはその中で戦い続けていた。
• イネスは王女を守るため【神盾】で守備を固め、王女も【浄化】スキルで瘴気に対処した。

4. ノールの自己犠牲と理想の姿

• ノールは致命的な傷を負いながらも魔族の少年を守るために立ち続け、黒死竜の爪を弾き返し続けた。
• イネスは、ノールの愚かに見える行動の中に、彼女自身が追い求めていた理想の『盾』の姿を見出した。
• 最後に、黒死竜の爪が砕ける音を聞きながら、イネスはノールの姿を愚かとは言い切れなくなった。

5. 終わりの兆しと覚悟

• 瘴気の霧が晴れ、ノールの戦いが続いていることが明らかになったが、彼の命が長くないことも理解された。
• イネスは、誰かを守るために自らを犠牲にする姿こそが、自分の理想とする『盾』の姿であると悟った。

23  呪われた子

1. 少年の背景と抑圧された生い立ち

• 少年は『魔族』として生まれ、人間社会から迫害を受けていた。
• 幼少期から暴力や虐待を受け続け、痛みに慣れつつも他者に害を与えたことはなかった。
• 彼は相手の心を察する能力を持ち、その能力が周囲から恐れられ、さらに虐げられる原因となった。

2. 魔族の使命と葛藤

• 少年は、命じられた通りに人を殺さなければならない状況に直面した。
• 殺すことで他の奴隷の子供たちや自分が虐待されず、美味しい食事を与えられるという約束を信じ、命令を遂行しようとする。
• 少年は自分が役に立てることを誇りに思いつつ、内心では恐怖と罪悪感を抱いていた。

3. 黒死竜の出現と失敗

• 少年は魔族特有の力で黒死竜を操り、この場に連れてきたが、集中が途切れたことで精神操作が解除されてしまった。
• 操作を失った黒死竜は少年を獲物と見なし、襲いかかろうとする。
• 少年は、自分がこの場で死ぬ運命を悟り、その瞬間に少しの安堵を感じた。

4. 少年の後悔と最後の祈り

• 少年は自分の失敗が他の子供たちに影響を与えるかもしれないと後悔しつつも、自分が楽になることに喜びを覚える。
• 生まれ変わることを信じ、次の人生では暴力を受けず、誰かの役に立ち、美味しい食事を食べられるよう祈った。

5. ノールの登場と救済

• 黒死竜が少年に襲いかかる直前、ノールが現れ、黒い剣で黒死竜の爪を弾き返した。
• 少年は思いがけない救いに驚き、その瞬間、彼の運命が変わる兆しが見えた。

24  俺はカエル(黒死竜)をパリイする

1. 毒ガエルとの遭遇と戦闘開始

• ノールは目の前の巨大な黒いカエルの攻撃を黒い剣で弾きながら、予想に反して大した脅威ではないと感じた。
• カエルはゴブリン並み、もしくはそれ以下の力しか持たないように思えたため、ノールは時間稼ぎをし、仲間のリーンとイネスが合流するのを待とうと考えた。
• しかし、突然カエルの体が膨張し、喉の奥から黒い霧の塊を吐き出し、ノールはそれを正面から受けてしまった。

2. 強烈な毒の影響とノールの耐性

• 黒い霧は猛毒であり、ノールはその霧を吸い込んだことで吐血し、全身に激しい痛みを感じた。
• イネスが警告を発していたのは、このカエルが毒を持つ「毒ガエル」であることだったと気づいた。
• だが、ノールは過去に竜さえも滅ぼす猛毒のキノコ『竜滅茸』を食べて生き延びた経験があり、毒耐性を持っていた。

3. 過去の毒への試練と克服

• ノールはかつて『竜滅茸』を誤って食べ、激しい苦痛と吐血に苦しめられながらも、自力で回復し毒耐性を身に付けた。
• さらに、毒蛇に噛まれても無事だった経験から、彼は毒に強い身体を持つことに気づいた。
• その後、ノールはあえて毒のある動植物を食べ続け、その耐性を強化してきた。

4. 毒ガエルとの戦闘と勝利

• 毒ガエルが吐き出した猛毒を受けながらも、ノールは【ローヒール】で体を回復し、毒を無効化した。
• ノールはカエルの爪や牙を次々と剣で砕いていき、ついには攻撃手段を失わせた。
• 弱ったカエルは再び毒の霧を吐き出そうと大きく膨張したが、ノールはその瞬間を見極め、剣で下顎を強打した。

5. カエルの最後とノールの興味

• ノールの一撃によって、カエルの毒が逆流し、内部から爆発して肉片となり飛び散った。
• 無惨な死に方をしたカエルを見たノールは、ふとその肉が美味いかもしれないと考え、食材としての可能性に興味を示した。

25  魔族の子

1. 少年の無事と対話の始まり

• ノールは、飛び散ったカエルの肉片から目を離し、無事だった少年の姿を確認した。
• 少年は泥だらけで座り込んでおり、ノールは彼の体調を気にかけて声をかけた。
• 少年はノールの問いかけに対して、カエルを連れてきたのは自分だと告白した。

2. 少年の能力の発覚とノールの理解

• 少年はカエルを街へ届ける約束をしていたと打ち明けたが、ノールはそれが食材として運ばれていた可能性を推測した。
• 少年は「魔物を操る能力」を持っていると告白し、ノールはその力に驚愕し、賞賛した。
• ノールは、少年の能力を特別な「スキル」だと考えたが、少年は「魔族」だから生まれつきの力だと説明した。

3. 魔族に対する誤解と共感の表明

• 少年は自分が「魔族」であることを恐れる者が多いことを伝えたが、ノールはその力を役立つ才能だと評価した。
• ノールは、自分の経験から家畜の世話や迷い猫の捜索にその能力が役立つと考え、感心した。
• 少年はノールの理解と肯定に驚き、涙を流しながら自分でも誰かの役に立てるかと問いかけた。

4. ノールの励ましと少年の涙

• ノールは少年に対して「当然役に立てる」と強く励まし、彼がその才能に自信を持つよう促した。
• 少年は、今までの自分の存在意義への不安から泣き続けたが、ノールの温かい言葉に救われた様子を見せた。
• 最後に、ノールは少年の頭に手を置き、「お前が望めば幾らでも必要とされる」と力強く伝えた。

26  王女の役割

1. 戦闘後の瘴気の浄化とノールの無事

• ノールの勝利後、リーンとイネスが浄化魔術と風魔術を併用して瘴気を取り除き、行動可能になった。
• 二人は、馬車を守りながらノールと黒死竜の壮絶な戦闘を目撃していた。ノールは少年を守りながら、一歩も退かずに黒死竜を討ち倒した。
• ノールは助けた少年を連れて、平然とリーンたちのもとに戻ってきた。リーンが治療を試みるも、ノールには傷が一切見つからなかった。
• ノールは「毒に強い」と述べ、自身の体調の不調を否定した。リーンは、ノールが聖者のような力である『聖気』を会得している可能性を疑った。

2. 魔族の少年ロロとの対話と状況の整理

• ノールは、助けた少年が「魔族」であることを知りながらも彼を保護する意図を示した。
• 少年は「ロロ」という名前で、黒死竜を運ぶ途中の仕事をしていたが、誰からの依頼かは知らされていなかった。
• イネスはロロが奴隷である可能性を指摘し、彼が帰る場所もわからないことを確認した。
• ノールは、ロロを馬車に乗せて一緒に連れていくことを提案したが、イネスはミスラ教国での魔族の受け入れが困難であることを指摘した。

3. イネスの懸念と神聖ミスラ教国の状況

• イネスは、魔族であるロロを連れて行けば神聖ミスラ教国での問題が生じる可能性を示し、その場で別れることが現実的だと提案した。
• ミスラ教国は魔族を敵視しており、魔族を保護しようとすればノールたち自身も危険にさらされる可能性があった。
• その状況の中、ノールはロロの境遇に同情し、彼を安全な場所まで送りたいという意志を示し続けた。

4. 謎の男の登場

• 話し合いの最中、突然黒い煙と共に奇妙な格好をした男が現れた。
• その男は、ロロが生き延びていることに対して不自然な驚きを示し、意味深な言葉を残した。
• 物語は新たな展開を迎え、男の正体と目的が疑問として浮かび上がる。

27  黒い包帯の男

1. 奇妙な男の登場と緊張の高まり

• 男は黒ずんだ包帯を巻き、十字型の大剣を背負い、短刀を腰にぶら下げた奇妙な姿で突然現れた。
• 男は黒死竜(毒ガエル)が「運び荷」だったことを示唆する発言をした。
• 男はロロを連れ戻すために来たと語り、ロロの死体が金になると不気味に述べた。
• 男は不意打ちでロロを殺そうと攻撃を仕掛けたが、ノールが剣で「パリイ」し、攻撃を防いだ。

2. 男との激戦とノールの防戦

• 男は銀色の十字剣で連続攻撃を仕掛けたが、ノールがその全てを防いだ。
• 男は高速かつ多方向からの連撃を繰り出し、ノールはほとんど感覚に頼って攻撃をかわした。
• ノールは戦闘中に男の動きと力の異常さに気づき、その短刀の攻撃が信じられない重さと速さを持つことに驚いた。
• 戦いの中で男の短刀は尽き、攻撃が一旦中断された。

3. 銀色の剣の再錬成と新たな脅威

• 男は自身の壊れた武器を気にすることなく、「王類金属」や「古竜牙」のような武器が壊れる異常性を指摘した。
• 男は折れた銀色の剣を空中に放り上げ、宙に浮かべて雷のようなエネルギーで再錬成を開始した。
• 銀色の剣は無数の小さな短刀に分裂し、空に散らばりながら数千もの凶器の群れとなった。

4. 圧倒的な状況の変化と新たな攻撃の予兆

• 男は短刀の群れを使って再び攻撃を仕掛けると告げ、「壊しても構わない」と笑いながら挑発した。
• 空を覆う銀色の刃が一斉に襲いかかろうとする中、ノールたちはこの新たな脅威に直面する。
• 戦いはさらに激しさを増し、ノールと仲間たちは新たな局面に立たされることとなった。

28  【死人】のザドゥ

1. ザドゥの登場と正体の確認

• 突如現れた異形の男について、リンネブルグ王女と共に、その正体がかつてのSランク冒険者「ザドゥ」であると確認した。
• ザドゥは数々の偉業を成し遂げたが、倫理を無視し、金次第でいかなる依頼も引き受ける異常な冒険者として恐れられていた。
• 彼はかつて国を滅ぼし、その後冒険者ギルドから資格を剝奪され、賞金首となったが、討伐は失敗に終わり、彼は表向きには「死んだこと」にされた。
• 生きながらも裏社会で暗躍し続けるザドゥは、「死人」として一部で語り継がれている。

2. ザドゥの凶器「銀十字」の発動

• ザドゥは空中に放たれた銀色の剣を「錬成」し、無数の短刀へと変化させた。
• それらの短刀は「銀十字」として空中を覆い、戦場を制圧する形でノールたちに襲いかかろうとする。
• ザドゥの詠唱により雷雲が空を覆い、戦場には閃光が走り、大地が抉られた。

3. ノールの奮戦と限界の兆し

• ノールは魔族の少年を背に守りながら、銀十字の群れを一人で捌いている。
• その姿は人間離れしており、ザドゥとの戦いにおいても互角に渡り合っていたが、徐々に限界が見え始める。
• ノールの一人での戦闘では、いずれ戦況が崩壊する可能性が高まっていた。

4. イネスの決断と加勢の申し出

• イネスはザドゥという絶望的な相手に対して、自身の役割を見極め、王女を護るべき優先順位に悩む。
• しかし、今後の状況を見越し、ノールの力が必要だと判断したイネスは王女に加勢の許可を求めた。
• 王女の返答を待たずに、イネスはすでに全力で戦場へと駆け出していった。

5. 戦況の変化と新たな展開への布石

• イネスの参戦により、ノールと共にザドゥへの対抗策を見出そうとする。
• クレイス王国にとって、ノールは将来に欠かせない存在であり、彼を失うわけにはいかないという決意を胸に、イネスは戦場へと飛び込む。

29  銀の刃

1. 銀色の短剣との攻防

• 主人公は襲い来る銀の短剣の群れに「パリイ」で応戦し、多くの短剣を打ち砕いたが、全てを受け止めるのは困難だった。
• 銀の刃が嵐のようにロロと主人公に襲いかかり、主人公はロロを守るために自ら刃を受け、【ローヒール】で傷を癒し続けた。
• だが、このままでは身動きが取れず、窮地に陥る。

2. イネスの到着と支援

• イネスが合流し、光の膜で銀の刃の攻撃を防ぎつつ、男に向かって攻撃を仕掛けた。
• 彼女の光の『盾』は効果的であったが、男の動きが素早く、決定打には至らなかった。
• イネスの提案で主人公が攻撃に集中し、戦況を変えるための策を考え始めた。

3. カエルの牙と爪を使った反撃

• 主人公はカエルの牙と爪を投石のように投げる策を思いついた。
• イネスの光の『盾』で守られながら、牙と爪を砕いて投げ、銀の刃を次々に撃ち落とした。
• 銀の刃は粉々に砕け、辺り一面に散らばり、毒ガエルの吐いた霧の中に銀色の雪が降るような光景が広がった。

4. 男との最後の攻防

• 男が接近し、ロロを狙った攻撃を繰り返す中、主人公は「パリイ」で攻撃を防ぎ続けた。
• 男の持つ短剣の一部が折れ、主人公の剣の頑丈さが証明された。
• 男は投げた短剣や魔法を駆使して再び攻撃を仕掛けたが、主人公は全てを捌き切った。

5. 男の退却と別れ

• 男は自身の武器をほとんど失ったことで戦いを中断し、王都での祭りについて語った後、撤退を決意した。
• 主人公との奇妙なやり取りの中で、男は彼を「イカれた奴」と称しながら笑った。
• 男は去り際にロロに「命拾いした」と言い、再び攻撃を仕掛けようとするも、主人公に阻止され、姿を消した。

6. 戦いの終息

• 男が退却したことで戦闘が終息し、主人公とイネスは再び平穏を取り戻した。
• この戦いを通じて、主人公は自分の力を再確認し、また一つの危機を乗り越えたことに安堵した。

30  王都へ

1. 男の退却と不穏な発言

• 先生とイネスの激戦の後、男が姿を消し、彼が完全に去ったことを確認した一行は安堵する。
• 男が残した「王都で盛大な祭りがある」という不穏な発言に、一行は不安を感じ、王都で何が起きるかを懸念する。

2. 王都への進路を巡る議論

• ノール先生が王都へ戻る提案をするが、イネスは王女の亡命任務に反するため反対する。
• リンネブルグ王女は、自らの判断で王都への帰還を決断し、兄の意図を理解しつつも、危機に直面する覚悟を示す。

3. ロロの異変と決断

• ロロが突然崩れ落ち、王都に対する恐怖を口にする。彼は「あの人」が「一番大きな奴」を王都に送り込み、街が滅びると話していたことを告げる。
• 少年ロロも、自らの仲間が関与しているかもしれないという理由で、王都への同行を決意する。

4. 先生の内面の葛藤

• ノール先生は戦場跡の黒死竜の残骸や、聖銀の破片を見つめ、ロロの境遇に心を痛める。
• 一方で、リンネブルグ王女は自らの王女としての責任を感じ、逃げるのではなく、王都での役目を果たそうと決意する。

5. 王都への帰還の決定

• 一行は馬車に乗り込み、王都に向けて進むことを決定する。
• 王女は、ノール先生の力を信頼し、どんな困難も乗り越えられると期待を寄せる。
• 王都で待ち受ける危機に向け、彼らは急ぎ出発する。

特別書き下ろし
はじめてのゴブリンたいじ
~リンネブルグ王女五歳の記録 ~

1. 王女リンネブルグの護衛体制と警戒

• リンネブルグ王女の護衛として、冒険者ギルドからA級冒険者のカイルを含む6名の精鋭が集まった。
• 王が遠征に出る間、王女を監視する任務を受けた一行は「才姫」として知られる彼女を警戒する。
• カイルは「5歳児の監視が過剰ではないか」と疑問を持つが、経験豊富なバルジが王女の聡明さと危険さを警告した。

2. 王女の失踪

• 夜が更け、王女が寝ているはずの寝所で異変が発生。カイルが王女の不在に気づく。
• 監視の隙をつかれたことに責任を感じたカイルは、即座に地図で探知し、王女の位置を確認した。
• 王女は王都を抜け出し、北東に向かい、「魔獣の森」を目指していた。

3. 王女の目的と脱走の理由

• 脱走の理由は「夜の魔獣の森の生態系を確かめたい」という王女の好奇心からであった。
• 彼女はこれまで何度も城を抜け出そうとしていたが、【隠聖】カルーに阻まれていた。
• 今回は監視の隙をつき、護衛の網をすり抜けることに成功した。

4. 魔獣の森での遭遇と戦闘

• 「魔獣の森」に到着した王女は、ゴブリンの群れに囲まれたが、泣きながら謝罪し続けた。
• しかし、ゴブリンたちが襲いかかる直前、王女は黄金の剣を取り出し、一瞬で群れを斬り伏せた。
• 王女はさらに魔法【火球】を使い、ゴブリンを次々に焼き払った。

5. 護衛たちの困惑

• 護衛隊は目の前の圧倒的な王女の戦闘力に唖然とし、自分たちの護衛任務の意義を疑問視した。
• 王女は泣きながら「月光花」を夢中で摘んでいたことを説明し、護衛たちに謝罪した。

6. バルジの変化と王女の影響

• 伝説的な冒険者バルジは、優しく王女に「無事ならそれで良い」と語りかけた。
• カイルはその笑顔を目にし、かつて無感情で獰猛だったバルジの変化に驚いた。

7. 王女の帰還と決意

• 翌日、遠征から戻った王の前で、王女は自らの脱走の責任を訴えた。
• その姿に心を動かされたカイルは、王宮で王女を守り抜くことを決意し、就職試験を受ける決心を固めた。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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