どんな本?
小説家になろう出身の新文芸。
小説家になろうでは15章405話で完結済み。
教会本部の聖都に帰還したらルシエルが天罰を喰らって治癒能力を無くしたと噂になっていた。
本部に立ち入ったらいきなり騎士団に取り囲まれ執行部に出頭せよと言う。
それに対してルシエルは全員の目の前で治癒魔法を使い、さらに騎士団長カトリーヌと剣を交わし、彼女の剣を攻撃魔法を纏った剣で切り落としてしまう。
それでルシエルは治癒と攻撃両方出来る賢者になったと証明する。
それでも執行部はルシエルを拘束しようと、別の容疑をでっち上げて騎士達を差し向けて来る。あまりにもウザいのでルシエルは飛行魔法で聖都を脱出して地元メラトニへ逃亡する。
読んだ本のタイトル
#聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~10
著者:#ブロッコリーライオン 氏
イラスト:#sime 氏
あらすじ・内容
『俺の弟子なら、障害ぐらい乗り越えてこい』
急ぎ聖都に帰還したルシエルだったが、
聖者無双~サラリーマン、
そこで待ち受けていたのは、ルシエルの失脚を狙う執行部の闇であった。
どうやらルシエルが神罰を受けたという噂を流したのも彼らのようであった。
味方であるはずのカトリーヌも自由に動けていない状況で、
四面楚歌な状況に陥るルシエル。ひとまずは一時退却。
メラトニに活動拠点を作り、
師匠ブロド、ライオネルたちと共に状況の打開を思案するのだが――。
異世界で生き残るために歩む道~ 10
前巻からのあらすじ
ルシエルは6種の精霊の加護を得て、水龍と風龍に会う。しかし、ルシエルは白いリンゴの実を食べる決心をし、ナディアとリディアの前で食べて気絶し、聖龍と再会する。その後、炎龍、土龍、雷龍とも会話し、ルシエルは賢者になった。
そして、学園都市に住まう水龍、風龍達に会いに行き、飛行等の色々な魔法を習うがルシエルの頭が硬いと竜達に嘆かれる。
それでも努力して飛行魔法に習熟してある程度飛べるようになると水龍、風龍は自身を浄化して転生させてくれと言う。
どうやら正気を保っていると思われた双龍も邪神に身を侵されていたらしい。
そうして、水と風の双龍を浄化した後に、融資していたエリナスから、ルシエルが神罰を受けて治癒魔法が使えなくなっていると世界中に噂が流れていると聞く。
そして、聖シュシュールへと帰還しようとしていたらイニエスで奴隷になっていた貴族青年が現れ。
彼はルーブルク王国の新男爵となっており名前をマキシムと名乗った。
彼はイルマシア帝国で人体実験されたせいで魔族化しており、ルシエルに治してもらえるかもしれないとネルダールへと訪ねて来たが、ルシエルが天罰で治癒魔法が使えなくなったと勘違いしてルシエルを襲って来たが、、
ルシエルは治癒魔法を使い、彼の魔族化を浄化してしまう。
そうしてマキシムは魔族化を解かれる。
さらに、昔受けた怪我も治ってしまう。
そうして大人しくなったマキシムから事情を聞いてから、聖シュシュールへと戻る。
感想
ルシエルが天罰を喰らって治癒能力を無くしたと噂が世界中に流布された。
それを知ったルシエルは、盗聴されてると分かっていながら、教皇に空中都市国家ネルダールから聖シュルールへの帰還の報告をする。
そして空中都市国家ネルダールから聖シュルールの教会本部に転移したら、、
前転移した部屋に行き着くと思ったら、、
大訓練場に到着した。
そして、周りを囲む騎士達。。
ルシエル捕縛令
どうも歓迎ではなく敵意を持って囲んでいるようだった。
そんな中に戦乙女聖騎士隊の隊長ルミナが来て、ルシエルに事情説明を始めた。
ルシエルが禁忌を犯して治癒師ではなくなり、聖魔法を発動できなくなったと噂され。
総本山である聖シュルール教会本部に泥を塗った罰として、ルシエルを拘束すると云う。
さらに騎士団を動かしているのが、教皇ではなく執行部だと言う。
拘束されたら執行部に出頭させるとも言われる。
教皇直属のルシエルからしたら、他所の部署がいきなり武力で言うことを聞けと言って来ている。
しかも教皇はこの件に感知していないおまけ付き。
そんなあんまりな事に対して、ルシエルは騎士達の目の前で治癒魔法を使い、治癒魔法が使えなくなった容疑を否定。
それでもルシエルを執行部に連れて行こうと、前に立ち塞がった騎士団長カトリーヌと剣を交わし。
彼女の剣を攻撃魔法を纏った剣で切り落として、その辺の騎士ではルシエルを止められないとアピールもする。
ルシエルは治癒と攻撃両方出来る賢者になったと証明する。
ちなみにカトリーヌは二重スパイの容疑で、執行部に誓約で縛られており。
教皇よりも執行部の命令を優先させられていた。
その後、教皇の元へ行き挨拶をした後に執行部の所へ行こうとしたら、、
執行部はルシエルを拘束しようと、別の容疑をでっち上げて騎士達を差し向けて来た。
ルシエル本部から逃亡
あまりにもウザいのでルシエルは飛行魔法で教会本部を脱出。
その後、冒険者ギルドへ行って情報を収集。
さらに、メラトニのブロドとイニエスにいるライオネルに連絡を取って貰い。
ブロドにはメラトニへ向かうと言い。
ライオネルにはメラトニで合流しようと言う。
そうして、聖都を脱出してメラトニの途中、、
ライオネル達がドランが作ったジェット機のような飛行艇で合流して来た。
あまりにも時代を無視した飛行艇に度肝を抜かれるルシエル。
メラトニに到着
そして、メラトニへ戻ると、、
ブロドがボロボロになっていた。
手足は無くなり、目も耳も効かない状態の重傷。
冒険者を襲っていた連中と遭遇。
その連中は魔族となりブロドに討伐される前に自爆。
それに巻き込まれてブロドは重傷を負ってしまった。
それをすぐ治療して、メラトニでも流れていた治癒魔法が使えないという噂を払拭。
全快したブロドは、溜まった仕事から全力で目を逸らして、周りの冒険者を巻き込んで模擬戦を始めてしまう。
それに巻き込まれるルシエルだったが、、
1回レベルが1になったブロド。
それとライオネルと模擬戦を行った結果、、
ルシエルは気絶した。
そして、ブロドが重傷を負ったのはナディア、リディアに執着している公国ブランジュのカミヤ伯爵がルシエルの情報を集めていた。
その一派と思われる奴等がメラトニの冒険者を襲っており、それにブロドが介入して制圧したが、、
襲撃者は魔族となりブロドに負けそうになったら自爆してしまった。
まるで、イルマシア帝国で実験されて魔族化した実験体のように、、
それで魔族化を研究しているのが、イルマシア帝国と公国ブランジュの2カ国と分かった。
それを聞いたナディア、リディアが公国ブランジュへと帰国しようとしたが、それをライオネルが止めて寧ろ謀略の迷宮で修行しようと決めていたら、、
ガルバから定期連絡をしたカトリーヌから連絡が来なくて、彼女が危ないかもしれないと言って来た。
聖都シュルールへ急行
そして急ぎ飛行艇で聖シュルールへ急行してそのまま聖シュルールの教会本部へと直接乗り込む。
メンバーは、ガルバとルシエル一行。
そして、徹夜で仕事をしてルシエルと訓練していた後に爆睡していたブロドまで着いてきた。
本部に着いて突入したら、執行部の命令でカトリーヌが戦乙女聖騎士隊を捕縛しようとしてる処に出くわす。
そしてカトリーヌを無力化していたら、今度は執行部と人族至上主義のブルトゥースが率いる騎士達が出て来て魔族化を始めた。
それに戦乙女聖騎士隊のメンバーも魔族化を始めてしまった。
あまりの事態に硬直していたルミナは、ルシエルに敵意が無いと誓約してくれとメンバーに言ったら魔族化しているメンバー迷いなく誓約する。
そして、治癒魔法で魔族化を解いてしまった。
それに驚いた人族至上主義のブルトゥースにルシエルが”魔族化したら人族じゃ無くならないか?”と言う。
そしたら彼等は固まってしまった。。
アホだ、、
そんな彼等に治癒魔法を施して魔族化を除去して拘束。
そしたは今度は親玉のドンガハが出て来て、ダンジョン10階のボス部屋のボスがやっていた魔法を封じる結界を発動して、高位の魔族を召喚しルシエル達を亡き者にしようとしたら、、
ハーフドワーフのポーラが操縦していたゴーレムの操作が出来なくなって高位魔族がゴーレムの下敷きになってしまった。
ドンガハ渾身の策が成功していたのに、コントロールを失ったゴーレムの下敷きとなり。
魔族を潰したお陰で魔法が使えるようになり、ゴーレムのコントロールが復活してゴーレムが立ち上がったら魔族はピクピクしていた。
そこに、ドンガハが渾身の魔力を魔族に送ったが、、
そこにポーラのゴーレムが全体重を乗せたエルボーを魔族にカマして魔族は完全に沈黙。
お陰でドンガハの反乱は失敗してしまった。
その後、拘束されたドンガハにルシエルに呼ばれて来た教皇が採決をして一件落着かと思ったが、、
組織がここ迄腐った事に教皇が謝罪した。
聖シュルール共和国発足時から君臨していた協会本部の教皇が謝罪してこの件は一応の決着がつく。
最後までお読み頂きありがとうございます。
アニメ
2023年7月から放送。
好きな物体Xのシーン・・・
漫画版と比べるとちょい微妙・・・
個人的にはこっちの方が好き。
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