どんな本?
俺は星間国家の悪徳領主!とは、三嶋与夢氏によるライトノベルのタイトル。
イラストは高峰ナダレ氏が担当。
小説家になろうというサイトで2018年から連載されており、オーバーラップ文庫から書籍化されている。
また、コミックガルドで灘島かい氏による漫画化もされている。
この作品は、現代日本で不幸な最期を迎えた男性が、星間国家が存在する異世界に転生し、悪徳領主を目指すという物語。
しかし、彼は前世の価値観や性格のせいで、悪徳領主になりきれず、逆に領民から名君として慕われ、美女たちに惚れられたりする。
魔法あり、剣術あり、ロボットあり、宇宙艦隊あり、ギャグありのてんこ盛り。
「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」(以下モブせか)と同じ作家さんの作品。
WEBでは”モブせか”の広報用に公開していたらしいが、好評だったので書籍化が決まった作品。
あとがきで執事のブライアンと、モブせかの自称アイドル苗木ちゃんのコントが面白いと評判。
ブライアンの「辛いです」が頭から離れないw
読んだ本のタイトル
#俺は星間国家の悪徳領主 ! 4
著者: #三嶋与夢 氏
イラスト: #高峰ナダレ 氏
あらすじ・内容
リアム、悪の帝国軍人に!?
俺は星間国家の悪徳領主!④
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は一人前の帝国貴族と認められるため、今度は軍人となるべく士官学校へ。優秀な成績を修めながら、卒業後の研修や軍務を見越した計画を立てるリアムだが――
「私が力を蓄えている間に、面白いことになっていますね」
復讐に燃える案内人の暗躍により、リアム包囲網が完成しつつあった! 海賊貴族のバークリー家はバンフィールド家を潰そうと動き出し、軍人となったユリーシアも復讐のためリアムに近付こうとしていて……!?
悪徳領主が目標なのに軍人としても大活躍しちゃう勘違い領地経営譚、第4幕!!
感想
帝国では軍に所属しなかった貴族は一人前とは認めない。
それで嫌々ながらも貴族の子弟は士官学校に行って、軍属として数年間所属しないといけなかった。
それでリアムは、普段から軍からの払い下げの艦を買い取り、軍人の天下りも受け入れていたが、、
士官学校に入る前に更なるテコ入れをアンドロイドの天城に命じていた。
そして、婚約者のロゼッタは再教育のためにバンフィールド本星へ置いて行く。
反対に元皇族のウォーレスと、2000年前の皇帝に石化され晒し者にされたマリーも再度、帝国軍人の資格を取るために嫌々ながら士官学校へ入学したのだが、、
マリーが早速、教官とトラブルを起こしてしまった。
マリーの鼻っ柱を折ろうとした教官をマリーが返り討ちにしてしまった。
それを聞いたリアムがマリーを叱って言うことを聞くようになるのだが、、
実力的なマウンティングではマリーが上になってしまい、教官たちは微妙な立場になってしまう。
そして、士官学校に入学したリアムは戦略科に入る。
士官学校では貴族である事で地位が上がる事を鼻にかけているつもりが、不正して首席でいた上級生のドルフに喧嘩を売ってしまう事になり。
模擬戦をする事になる。
ドルフはこの模擬戦でも不正にシュミレーターに細工をしており。
リアムを圧倒していたが、、
気まぐれに案内人がが細工を覆されて、ドルフは負けてしまう。
それに調子に乗ったリアムは上から目線でドルフに説教をかます。
そのせいでドルフはリアムに深い恨みを持ってしまう。
バークリーファミリーに続き、リアムに恨みを持つ者が出て来た。
そんなリアムは、周りにドルフはリアムに勝つには10年早かったと言うが、、
この世界は寿命が数百年あるので10年は結構短い期間だったりすので、周りではリアムはドルフの実力も認めてるとなってしまう。
さらに幼年学校でリアムが返り討ちにしたデリックの仇を討つために暗殺者を送りまくったバークリー家だったが、ククリ達暗部が全て暗殺者を返り討ちにしており結果が出ない。
それならと、バンフィールド家は借金を支払う能力がないと周りに吹聴して、バンフィールド家から一気に現金を引き剥がす経済戦争が勃発した。
そして、順調に士官学校を卒業して。
補給部署に研修で行くと不正に補給品、人員を寄越せと言うパトロール艦隊の貴族を伯爵の地位を活かして高圧的に叩き出す。
さらに補給物資を前線に手配したら、途中で横流されていたので「俺の仕事の邪魔をするとはどういう了見だ?」と権力を傘に摘発しまくって、補給路が整備され。
滞って物資不足で苦戦していた最前線へスムーズかつ充分な量が補給される事になり各地の戦線が有利になる。
リアム本人は仕事を邪魔された報復をしただけなのに高評価を得る。
軍への一時入隊ではエリート街道の正規艦隊からの誘いを断り、宇宙艦隊で派閥争いに負けた連中、不良軍人、使えない貴族の子弟の吹き溜まりのパトロール艦隊に配属を希望。
ただし、権力と金を駆使して自身の配属先の艦隊の装備を一新して不要になった艦は改修して貴族へ払い下げにした。
人員も派閥争いに負けた連中から選抜してたら、、
本来は10隻程度のパトロール艦隊が、士官学校を卒業したティアに手配を命じたら。
物凄く張り切り希望者も多く集まった結果。
パトロール艦隊が3万隻の大艦隊になってしまう。
一応、リアムやティアは若いので司令官は軍から派遣される事になる。
そんな事をやらかしていたら。
軍内部で海賊貴族の不正に歯噛みしていた大部分の軍人が。
真面目な貴族の方が良いと思って、密かにバンフィールド家派閥へと鞍替えして行く。
海賊貴族バークリー家と真面目な貴族(本人自覚なし)のバンフィールド家の闘争が勃発した際に。
バークリー家は海賊艦隊30万隻でバンフィールド家の領域に侵攻していたら、不良軍人達がバークリー家へ助太刀しようとバンフィールド家への航路を塞いでいたら、正規艦隊の司令官達が任務放棄の上、命令違反だと言って艦ごと撃沈されてしまう。
さらに、バンフィールド家の艦隊7万隻が要塞級艦を中心に防衛陣を敷いて迎撃に出たら。周辺宙域に配属されていた正規艦隊、パトロール艦隊達12万隻が助太刀に合流。
バークリー家30万隻vsバンフィールド家22万隻の戦いが始まるのだが、バンフィールド家は御家芸の突撃を控えて遠距離攻撃に終始したせいで、バークリー家は想定を外されて敗退してしまう。
追撃戦の末にバークリー家の本星も占領して当主を拘束して勝利を得る。
そして海賊貴族バークリー家は滅ぶのだが、、
惑星がほとんど開発されておらず、自領の惑星の開発を優先したいリアムはバークリー家の惑星の殆どを帝国に返納して宰相に分配を丸投げしてしまう。
軍にとっては不良軍人と不正を働く貴族軍人を一掃出来。
補給路も整備されて膿が一気に解消された。
宰相もバークリー家の領地を真面目に納税をする貴族に領地を分配して、宰相自身の派閥強化して帝国の財政健全化に貢献する。
コレでも本人は悪徳領主だと思ってる。
ちなみにリアクル推しのエイラは、幼年学校まで一緒だったクルトが士官学校ではなく大学に行ったせいで。
リアムの相手が常に一緒にいるウォーレスに変わってしまった事にアレは邪教だと言って歯噛みする。
それでもリアムのアッチ系の本を仕切っているらしく、ティアとマリーにバレた際に見逃すかわりにお宝画像をティアとマリーに渡すと言って2人をこちら側に引き込んで行く。
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
俺は星間国家の悪徳領主! シリーズ
外伝
あたしは星間国家の英雄騎士!
同著者の作品
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です シリーズ
セブンスシリーズ
その他フィクション
アニメ
PV
備忘録
プロローグ
1. リアムの士官学校入学準備
• リアムは士官学校に進むことを不本意に感じていたが、貴族として軍人の資格取得が求められるため仕方なく入学を決意した。
• メイドロボの天城がリアムを励まし、彼は軍への寄付金で待遇改善を図った。
• リアムの婚約者であるロゼッタが士官学校入学に同行を希望したが、彼女には別の教育が必要であるとして断られた。
2. ロゼッタの教育と苦悩
• ロゼッタは士官学校へ同行できないことに不満を抱きながらも、メイド長のセリーナから厳しい教育を受けた。
• 彼女はリアムと離れることを悲しみ、しかし自ら成長して彼の隣に立つ決意をした。
3. ウォーレスの不満と士官学校入学
• リアムの庇護下にある元皇子ウォーレスが士官学校入学を拒んだが、リアムは彼を無理やり参加させた。
• リアムはウォーレスに対し、あらかじめ軍内で手を回し安全を確保していた。
4. 士官学校でのマリーの問題行動
• リアムの家臣であるマリーは、士官学校で教官たちを叩きのめし、初日から問題を起こした。
• リアムはマリーに規則に従い髪を切るよう厳命し、マリーは彼の命令に従った。
5. バークリーファミリーの策略
• リアムの家に敵対するバークリーファミリーは、彼に対する暗殺を試みたが失敗を繰り返していた。
• バークリーファミリーは、リアムの家の財政問題を利用し、経済的圧力をかけて潰そうとする計画を立てた。
6. 展望と対立の激化
• リアムとバークリーファミリーの対立が深まり、両者の間で本格的な争いが避けられない状況となっていた。
• カシミロはリアムの成長を脅威とみなし、早期に彼を排除する必要を感じていた。
第一話 士官学校
1. アルグランド帝国士官学校での入学と環境
• リアムは惑星全体を利用した広大なアルグランド帝国士官学校に入学し、エリートが集まる戦略科に所属した。
• 帝国の制度上、貴族出身の生徒は成績に関わらず優遇され、エリートコースに入学できる不公正が存在していた。
2. リアムと仲間たちの関係
• ウォーレスやエイラと共に学校生活を過ごしていたが、ウォーレスは不本意ながら短髪にされ、エイラはリアムへの厳しい態度を続けた。
• リアムは貴族の優遇制度を批判するが、彼の挑発的な言動が周囲の反発を招く。
3. リアムとドルフの対決
• 学年首席のドルフとリアムの間で対立が生じ、二人はシミュレーターで艦隊戦を行うこととなった。
• ドルフは不正な手段で優位に立つが、案内人の干渉によりリアムが逆転勝利を収めた。
4. 案内人の介入と陰謀
• 案内人はリアムの勝利を陰で支え、彼を調子に乗らせることで将来的な転落を企んだ。
• リアムの勝利後、貴族たちは彼に取り入ろうとするが、リアム自身はマリーの過剰な賛美に辟易していた。
5. マリーとククリの暗躍
• リアムに近づく刺客をマリーとククリが捕らえ、ドルフが暗躍していた事実が発覚した。
• 刺客たちは捕らえられ、ドルフの不正行為が暴かれたが、彼は退学は免れたものの出世コースから外れることになった。
6. ドルフの孤立と復讐の誓い
• 不正が露見したドルフは学校内で孤立し、周囲から蔑まれた。
• リアムへの強い憎悪を抱いたドルフは、彼に復讐することを固く誓った。
7. 今後の展望と対立の深化
• リアムと周囲の関係は複雑化し、彼を取り巻く敵対者が増加していた。
• リアムの自信と調子に乗る姿勢が、将来的な危機を呼び込むことが示唆されていた。
第二話 バークリー家の魔の手
1. 士官学校の通信とバンフィールド家の財政問題
• 士官学校では領地を持つ貴族に通信の機会が与えられていた。リアムは天城との通信を楽しんでいたが、バンフィールド家に借金取りが押し寄せたとの報告を受ける。
• バークリー家の関与が疑われ、リアムはバークリー家の仕掛けに対抗するため、保有するレアメタルを帝国に売却して借金を返済することを決定した。
2. リアムとバークリー家の対立の激化
• バークリー家はフロント企業を利用してリアムを経済的に追い詰めようとしたが、リアムの素早い対応により失敗し、信用を失った。
• 一方、バークリー家内部では、リアムへの復讐を企むザルガンが呪星毒を入手し、彼を毒殺しようとする計画が進められていた。
3. リアムの士官学校生活と戦術教育
• リアムは士官学校での授業を軽んじていたが、艦隊戦の講義を通じて突撃重視の戦術が現代戦において通用しないことを痛感し、軍備増強を決意した。
• リアムは迅速に軍事方針の見直しを開始し、突撃重視から数の優位を生かした戦術に切り替えようとした。
4. ザルガンの死とリアムの疑惑
• 士官学校でザルガンが死亡し、リアムが容疑者として憲兵に連行された。彼は無実を主張し、取調べで准将を挑発した。
• マリーとティアがリアムのために憲兵隊と対立する中、ザルガンの部屋から呪星毒が発見され、リアムの潔白が証明された。
5. リアムの護衛と仲間たちの対立
• マリーとティアはリアムの護衛役として競い合い、士官学校内で激しい対立を続けていた。リアムは彼女たちの行動に呆れつつも、冷静に事態を収めた。
6. バークリー家の焦燥と戦いの行方
• バークリー家はリアムとの経済戦争で苦境に立たされ、カシミロはリアムを打倒するためにさらなる手段を模索していた。
• リアムとバークリー家の争いは今後も激化することが予想され、両者の対立が物語の中心となっていった。
7. 今後の展望
• リアムは悪徳領主としての自分を確立しようとする一方、増大する敵対勢力に備え、軍備と戦略の見直しを急いでいた。
• 彼の行動と決断が、士官学校やバークリー家との争いにどのような影響を及ぼすかが、今後の焦点となるであろう。
第三話 パトロール艦隊
1. 案内人の策略とリアムへの執念
• 案内人はリアムを呪い殺そうとした男の絶望を吸収し、自らの力を取り戻した。彼はリアムを地獄に落とすべく、さらなる策を講じることを決意した。
2. 帝国宰相の苦悩とバークリー家の影響力
• 宰相は呪星毒の不正使用を報告されるが、バークリー家の影響力により厳罰を避ける必要があった。バークリー家はエリクサーの供給と皇帝の寵愛を受け、数々の罪を免れてきた。
3. 軍事力の問題とパトロール艦隊の乱立
• 帝国は広大な領土を持ち、戦争が絶えないため軍事力を求められていたが、無駄に膨らんだパトロール艦隊が問題となっていた。艦隊の再編は予算や人員の制約で困難だった。
4. リアムの士官学校生活と軍への関心
• リアムは士官学校での生活を楽しみながらも、正規艦隊ではなくパトロール艦隊を希望した。彼は自らの財力を活かして艦隊の整備を計画し、完全な支配を目指した。
5. リアムの計画とティアの協力
• ティアはリアムの指示を受け、無駄なパトロール艦隊を集めて新たな艦隊を編制する準備を進めた。彼女はリアムの期待に応えるため、帝国宰相との交渉を成功させた。
6. バークリー家の焦燥と案内人の助力
• バークリー家のカシミロはリアムとの経済戦争に苦戦し、軍事的な手段で彼を打倒する決意を固めた。案内人はカシミロを支援し、リアムの敵となる者たちを集め始めた。
7. リアムへの脅威の拡大
• 案内人は、リアムを討つために悪党たちが集結しつつあると確信し、彼を打ち倒す計画を楽しんでいた。また、リアムに恨みを持つユリーシアという女性も彼への復讐に関与しようとしていた。
8. 結論と今後の展望
• リアムはさらなる脅威に直面しつつも、自らの財力と策略を駆使して困難に立ち向かおうとしていた。一方、彼に敵対する勢力が次第に力を増し、戦いの行方が注目される。
第四話 ロゼッタの修行
1. 首都星でのロゼッタの修行と試練
• ロゼッタは首都星の宮殿で行儀見習いの修行に臨み、厳しい環境と他の貴族出身のメイドたちからの嫌がらせを受けた。彼女はリアムの力を借りずに自力で対処する決意をした。
2. ブライアンの心配とセリーナの助言
• バンフィールド家の屋敷では、ロゼッタとリアムが不在の間、ブライアンが二人を心配していた。セリーナは、ロゼッタの修行が必要な試練であると諭した。
3. ティアのパトロール艦隊再編と計画
• ティアは士官学校を首席で卒業後、リアムからの指示でパトロール艦隊の再編に取り組んだ。士気が低い艦隊を立て直すために努力を重ねた。
4. リアムの意図に対するティアの推測
• ティアはリアムの計画を深読みし、バークリー家の海賊化を阻止するための戦略だと解釈した。また、リアムの影響力を帝国軍内で維持する狙いがあると信じた。
5. リアムに関する秘密の漫画
• ティアは副官から、リアムを題材にした秘密の漫画が出回っていると聞かされた。彼女は興味を持つが、実際の内容に対して期待を裏切られた。
6. 今後の展望
• ロゼッタはリアムのために自身の成長を目指し、ティアはリアムの期待に応えるべく艦隊再編を進めていた。一方、バンフィールド家はバークリー家との争いを乗り越えようとしていた。
幕間 クラウスさん頑張る
1. バンフィールド家の派閥争い
• 当主リアムの不在中、バンフィールド家ではティア派とマリー派が対立を激化させていた。両派閥は軍艦の出航や港の使用権などを巡って争い、睨み合いや挑発が日常化していた。
2. クラウスの中立的立場
• 騎士クラウス・セラ・モントは、どちらの派閥にも属さず中立の立場を保っていた。彼は派閥間の争いから距離を置き、地味な雑務を引き受けることで摩擦を避けていた。
3. クラウスの雑用係としての役割
• クラウスは派閥争いの最中、不審船の調査という厄介な任務を引き受けた。これにより両派閥の騎士たちから「雑用係」と揶揄されるが、彼自身はその役割を受け入れていた。
4. クラウスの過去と満足感
• クラウスは以前仕えていた家で手柄を奪われ、評価や給与が不当に下げられていた経験から、今の環境に満足していた。評価の低い地味な仕事でも手当がつく現状を「天国」と考え、出世欲も持たず平穏を求めていた。
5. 今後への展望
• クラウスはこれからも自らの立場を維持し、地味な任務をこなしながらバンフィールド家での生活を続けることを選んだ。派閥争いが続く中でも、彼は淡々と自身の役割を果たす覚悟であった。
第五話 研修
1. 軍の再教育と再訓練の繁忙
• 帝国各地の訓練施設はフル稼働しており、候補生たちは大規模作戦の可能性を噂していた。
2. リアムの士官学校での生活と資産管理
• リアムは士官学校で6年目を迎え、膨大な資産を管理しつつ、パトロール艦隊の編成をティアに任せていた。
3. ウォーレスとの交流と悩み
• リアムは友人ウォーレスから無心され、士官候補生の生活を共にしていたが、過去のトラウマや病気への恐怖から遊びに対して慎重であった。
4. 首都星での研修と計画
• リアムは首都星での研修を控え、ウォーレスやエイラと共に過ごす予定だったが、複雑な人間関係や婚約者ロゼッタとの再会に不安を抱いていた。
5. ウォーレスとエイラの密談
• ウォーレスはエイラと密会し、リアムとクルトの再会を画策しつつ、彼らの仲を取り持つための合コンを計画していた。
6. エイラとティア、マリーの対立
• エイラはティアとマリーに脅されるも、持っていたデータを武器に取引し、リアムの個人情報を売ることで自分の身を守った。
7. ロゼッタの成長と後輩の指導
• ロゼッタは首都星での行儀見習いを通じて成長し、後輩たちを指導する立場に立った。
8. ホテル改装とトーマスの計画
• トーマスはリアムを迎えるために高級ホテルの改装を進め、彼の滞在に備えた。
9. 兵站部署での研修と職務
• リアムは兵站部署での研修を通じて、効率的な業務を進める一方、部下たちを適切に指導していた。
10. パトロール艦隊との対立と制裁
• リアムはパトロール艦隊の無責任な要求を拒否し、彼らの指揮系統を正した。
11. ティアとマリーの任務
• ティアは裏で手を回し、マリーを過酷な最前線の任務に送り込んでいた。
12. 職場での評判
• リアムは真面目に仕事をすることで同僚たちから称賛され、兵站部署内での影響力を高めた。
第六話 帝国商人
1. 面会の場面
• 場所:高級ホテルのラウンジ
• 登場人物:リアム、エリオット(クラーベ商会)、パトリス(ニューランズ商会)、トーマス
• 目的:エリオットとパトリスは、バンフィールド家の御用商人となるため協力を申し出た。
• 交渉内容:リアムは両者の背後にある思惑を見抜きながら、力を貸すことを承諾したが、互いに利益を重視する関係を提案した。
2. 副官選び
• 候補者:軍の精鋭女性士官たち、ユリーシア
• 選考過程:ティアはリアムの副官に自領出身者を推奨した。
• 結果:リアムは元兵器工場勤務のユリーシアを副官として選んだ。ユリーシアは復讐の目的を秘めていた。
3. ニアスとのやり取り
• 登場人物:リアム、ユリーシア、ニアス
• 内容:ニアスはレアメタルや予算の提供を求め、リアムはそれを承諾。
• 条件:リアムは在庫艦の購入や追加注文を要求した。
4. 背景と問題
• 商会の対立:クラーベ商会とニューランズ商会は、それぞれ内部の権力争いや貴族との関係に問題を抱えていた。
• 軍内の葛藤:リアムは副官選びを通じて、自身の影響力を拡大する一方、敵対者との対立も進展した。
5. 結論
• リアムの姿勢:リアムは利益を最優先し、善意や義理を信用しない方針を示した。
第七話 バークリー艦隊
1. 戦略会議と艦隊準備
• バークリー家の動向:バークリー家は三十万隻を超える大艦隊を整え、バンフィールド家を滅ぼす計画を立てた。
• 中心人物:カシミロとその参謀ドルフが艦隊を指揮。
• 目的:バンフィールド家を打倒するため、帝国軍や商人、兵器工場の協力者たちを集結。
2. ドルフの戦術と決断
• ドルフの提案:バンフィールド家の突撃戦法に特化した中距離・近距離戦の編制を構築するよう進言。
• 目的と影響:突撃対策に優れたが、他の戦闘では柔軟性を欠く艦隊となる。
• 合意:バークリー家はドルフの戦略を受け入れ、莫大な予算で艦艇を整備。
3. バンフィールド家の対応
• リアムの反応:リアムは艦隊を整え、周辺領地の支援を行う一方で、パトロール艦隊を競争形式で運用。
• 内政活動:リアムは訪問した惑星の宇宙港建設やインフラ開発を行い、周辺領地の発展を促進。
4. 帝国軍の思惑
• 内部対立:帝国の辺境艦隊は、バークリー家ではなくリアムを支持。
• 理由:リアムの行動が帝国内での不満解消に貢献するため、彼を支援する方が得策と判断。
5. バークリー家との決戦
• 衝突:バークリー家の艦隊はリアムの領地に向かうが、帝国の正規艦隊が介入し、バークリー家の艦隊を攻撃。
• 結果:バークリー家の艦隊は帝国艦隊によって壊滅。
6. 結論と展望
• リアムの地位:リアムは内政と軍事の両面で評価を高め、中将に昇進。
• 今後の影響:バークリー家との対立は終わったが、リアムと彼の勢力が今後の帝国内政に大きな影響を与えることが予測される。
第八話 誤算
バンフィールド家の対応
• バークリー家の侵攻に対し、バンフィールド家は七万隻の大艦隊で迎撃することを決定した。
• 総旗艦では将軍たちが軍議を開き、戦術で意見が対立するが、総司令官はリアムの命令を重んじ、突撃を避けて睨み合いを続ける判断を下した。
バークリー家の動向
• バークリー家は三十万隻の艦隊を準備し、最新鋭の兵器を投入した。
• ドルフとジーンはバンフィールド家の動きに不安を抱くも、優勢であると信じて戦闘を指揮した。
• ドルフは士官学校での因縁から、リアムへの復讐心を抱いていた。
リアムの到着と戦局の変化
• リアムが十二万隻の援軍を率いて登場し、バンフィールド家は態勢を立て直した。
• ティアの提案で挟み撃ちの戦術が採用されるが、司令官は慎重な戦い方を主張し、リアムもこれを受け入れた。
ドルフの焦りと案内人の干渉
• ドルフの艦隊は混乱し、敵の動きを予測しきれず突撃を決行した。
• 案内人がリアムの動きを感知し、敵艦隊の行動に影響を与える。
• リアムの専用機「アヴィド」が突如として自律的に戦場へ飛び出し、リアムの窮地を救った。
最後の戦闘とリアムの覚悟
• リアムは自ら戦闘に参加し、「ラクーン」を駆り戦局を支えた。
• マリーたちも奮闘し、リアムの戦いを支援した。
• 最終的にリアムは「アヴィド」に乗り換え、バークリー家の艦隊を打倒する決意を固めた。
第九話 悪夢
1. 戦闘と勝利
• リアムとアヴィドの戦闘
• バークリー家の大型機動騎士を圧倒。リアムのアヴィドは敵艦を破壊しつつ無傷で戦い続けた。
• 敵の戦艦も破壊し、ドルフはリアムのアヴィドに驚愕した。
2. テウメッサの戦闘
• マリーの奮戦
• マリーはテウメッサを操縦し、エース級の敵を撃破。幻影と光学迷彩を駆使して戦場を支配した。
• マリーと仲間のテウメッサたちは、敵を次々と破壊し、残骸が宇宙空間を漂った。
3. バークリー家の反撃と敗北
• ドルフの混乱と敗北
• バークリー家は最後の抵抗として戦艦と機動騎士を結合させた巨大兵器を投入したが、リアムはさらに強力な戦艦「グリフィン」を展開して対抗した。
• グリフィンは敵を次々に撃破し、バークリー家の艦隊は壊滅した。
4. リアムの勝利と処刑
• バークリー家の壊滅
• バークリー家の当主カシミロは降伏を試みたが、リアムは冷徹に処刑を決定。バークリー家の関係者は全員処刑される運命となった。
• 領地の発展の重要性を痛感したリアムは、バークリー家の領地を奪い、新たな支配を宣言した。
5. 案内人の暗躍と復讐計画
• 案内人の策略
• 案内人はリアムに復讐するため、リアムの副官ユリーシアに期待を寄せ、復讐の機会を狙った。
• ユリーシアはリアムに色仕掛けを試みるも、天然な介入により失敗に終わった。
6. ユリーシアの変心
• リアムへの忠誠
• ユリーシアはリアムへの復讐心を忘れ、彼の側室になることを選んだ。リアムとの未来を見据えた決断を下した。
7. 案内人の挫折と怒り
• 案内人の失望
• ユリーシアの心変わりに失望した案内人は、リアムへの怒りを爆発させ、直接対峙することを決意した。
第十話 真実
1. 案内人の登場と告白
• 案内人の出現
• 案内人が突然姿を現し、リアムに真の敵の存在を示唆しようとした。しかし、リアムは案内人の意図を理解せず、逆に感謝を示した。
• リアムの感謝が込められた「黄金の火縄銃」が案内人に向けられ、その感謝に耐えられなくなった案内人は黒い煙と化して逃げ去った。
2. 軍での昇進と人事
• 昇進の報告
• リアムは予備役の大将となり、副官のユリーシアは大佐に、ニアスは技術少佐に昇進した。一方で、ウォーレスは期待に応えられず、大尉で予備役に留まった。
• リアムはウォーレスの昇進が叶わなかったことを残念に思いつつも、今後は帝国大学への進学を勧めた。
3. バークリー家の財産と惑星管理
• 惑星の管理と処分
• バークリー家から得た惑星の多くが荒廃しており、管理が困難であったため、リソースを有効活用しつつ一部を帝国に売却した。
• リアムは惑星開発装置を用い、要塞級の基地を建設して将来の敵に備える計画を立てた。
4. 天城の役割変更
• 管理業務の引き継ぎ
• 天城は領地の管理を引き継ぎ、人材が育ったことを理由に、今後はリアムのサポートに専念する意向を伝えた。
• リアムは天城のサポートを喜びつつも、天城が派手な出迎えを辞退したことに一抹の寂しさを覚えた。
5. 真の敵への備え
• 未来への決意
• リアムは、案内人が示唆した「真の敵」との対決に備え、さらなる力を蓄える決意を固めた。領地の発展とともに、今後の脅威に備える姿勢を強調した。
エピローグ
1. 案内人の動向と安士の指導
• 案内人の葛藤
• 案内人はユリーシアや安士に裏切られたと感じたが、安士が二人の子供に剣術を教えている姿に希望を見出した。
• 騎士たちが安士の元を訪れるが、彼は一閃流の存在を否定し、リアムに挑むため子供たちを鍛えていた。
2. リアムとマシンハートの使用
• アヴィドの強化
• リアムは案内人から受け取ったオーパーツ「マシンハート」をアヴィドに使用したことで、機体が強化されたと感じた。
• 一方で天城には使用が無効だったため、彼女は自身の感情と存在に対する複雑な思いを抱いていた。
3. 首都星での滞在とホテルの管理
• ホテルでの滞在
• リアムは首都星の高級ホテルに滞在し、ロゼッタがホテル運営を取り仕切っていた。
• 寄子たちの教育のために多くの子弟が集まり、ホテルの部屋がほぼ満室状態となった。
4. 侯爵家との対立
• 貴族間の衝突
• リアムが天城を侮辱した侯爵家の跡取りを斬り、バンフィールド家と侯爵家の対立が激化した。
• ティアは跡取りの取り巻きや騎士たちを排除し、徹底的な制裁を加えることでバンフィールド家の威圧を示した。
5. ロゼッタとの関係と侯爵家の対応
• 侯爵家からの謝罪
• 侯爵家はリアムとの和解を図るため、娘を差し出す意向を示したが、リアムは彼女を拒否した。
• ロゼッタとマリーはリアムの決断に喜びを見せ、リアムは彼女たちの反応に戸惑った。
6. 第三皇子からの訪問
• 新たな展開
• ウォーレスが突然現れ、第三皇子がリアムに面会を求めていることを伝えた。
• ロゼッタとウォーレスはその知らせに驚き、リアムは新たな面白い展開に期待を寄せた。
特別編 ロゼッタとメイドロボたち
1. バンフィールド家のメイドロボと白根の状況
• 屋敷での恐怖と信頼
• バンフィールド家では、量産型メイドロボである白根を含むロボたちは恐怖の対象であった。リアムは人間を信用せず、人工知能を信頼するため、ロボたちを侮辱する者には容赦なく対応していた。
2. ロゼッタと白根の交流
• ロゼッタの努力と白根の疑問
• ロゼッタはリアムを真似てメイドロボたちの名前を覚えようとするが、白根を塩見と間違えてしまう。白根はその間違いに納得がいかず、理由を問いただすが、統括の天城にたしなめられた。
3. メイドたちの個性とアクセサリーの使用
• アクセサリーによる個性の確立
• 塩見はアクセサリーを通じて個性を表現することを説明した。天城が組紐の使用権を得たエピソードを通じて、メイドロボたちが個性のために競争している様子が明らかになった。
4. 塩見とロゼッタの関係
• 塩見の特別な存在化
• 塩見はロゼッタと積極的に交流し、彼女に覚えられることを喜んだ。これにより、塩見はロゼッタにとって特別なメイドロボとなった。
5. メイドロボたちの内輪の争い
• チャットでの煽り合い
• 塩見はチャットルームで他のメイドロボたちを煽り、アクセサリーを賭けた勝負を持ちかけられるが、リアムからのブレスレットを理由に拒否した。
6. 天城からの警告
• 天城の介入と塩見の窮地
• 天城が塩見の虚偽を指摘し、後で説明を求めたことで、他の姉妹たちが塩見を嘲笑する結果となった。
7. 結論
• 和気あいあいとした日常
• バンフィールド家では、メイドロボたちが競い合いながらも、楽しげな日々を過ごしていた。
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