どんな本?
俺は星間国家の悪徳領主!とは、三嶋与夢氏による ライトノベルのタイトル。
イラストは高峰ナダレ氏が担当。
小説家になろうというサイトで2018年から連載されており、オーバーラップ文庫から書籍化されている。
また、コミックガルドで灘島かい氏による漫画化もされている。
この作品は、現代日本で不幸な最期を迎えた男性が、星間国家が存在する異世界に転生し、悪徳領主を目指すという物語。
しかし、彼は前世の価値観や性格のせいで、悪徳領主になりきれず、逆に領民から名君として慕われ、美女たちに惚れられたりする。
魔法あり、剣術あり、ロボットあり、宇宙艦隊あり、ギャグありのてんこ盛り。
「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」(以下モブせか)と同じ作家さんの作品。
WEBでは”モブせか”の広報用に公開していたらしいが、好評だったので書籍化が決まった作品。
あとがきで執事のブライアンと、モブせかの自称アイドル苗木ちゃんのコントが面白いと評判。
ブライアンの「辛いです」が頭から離れないw
読んだ本のタイトル
俺は星間国家の悪徳領主!⑨
著者:三嶋与夢 氏
イラスト:高峰ナダレ 氏
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あらすじ・内容
師匠をたずねて世直し旅!?
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は「一閃流」の剣士として厳しい鍛錬を重ねる中、己の成長の限界を感じつつあった。それと同時に、エレンの師匠として彼女の進む道にも悩んだ結果――
「俺は一閃流の剣士として為すべきことを為す」
妹弟子の凜鳳と風華も連れて、リアムは師匠である安士を探す旅に出ることに! しかしリアムの活躍で「一閃流」の名が広まったせいで、安士を騙る偽者が宇宙各地で悪さをしていて……!?
悪徳領主が目標なのに世直しの旅を満喫しちゃう勘違い領地経営譚、第9幕!!
感想
悪徳領主を目指しつつも、実際には勘違いから善政を敷き領民から慕われているリアム。
ロゼッタとの結婚が迫る中、安士を探す旅という名目で領地を飛び出す。
ただリアムのせいで一閃流が有名となり、多くの一閃流の偽者たちが跋扈しており。
それらをリアム達は”暴れん坊将軍”のように次々偽物達と倒していく。
特にサバ味噌定食の店の娘を連れ去った偽者を一刀両断した後にリアムは、サバ味噌定食を作る店主を自領に勧誘。
最初は娘を勧誘してると思ってた一家は父親だったと知った時の落差が面白かった。
他にも悪代官のように振る舞う偽一閃流達をバッタバッタと斬り倒す。
その行動は、リアムの云う「悪徳」とは名ばかりであることを示していた。
この矛盾した行動が物語の魅力である。
リアムの旅は単なる師匠探しではなく、彼自身の成長と仲間たちとの絆を深めるものでもあった。
6年にわたる宇宙を巡る冒険の中で、偽者の安士や悪徳貴族たちを倒して行き。
多くの実戦が、彼の弟子のエレンや妹弟子たちの成長を導こうとする姿勢は、実際は善良な師匠であることを証明していた。
だがその間に、婚約者であるロゼッタの親衛隊の艦隊が二万隻ほど増えたという描写も、リアムの不在が彼の影響力の大きさと編成を任されているユリーシアの有能さを物語っており、その重要性を再認識させる。
「一閃流」が詐欺から始まった技でありながら、案内人やグドワール等の魔物に対抗する力へと昇華したのがこの巻での大きな見所である。
リアムの旅は単なる師匠探しのはずが、次第に宇宙規模の影響を及ぼすものとなり、彼の行動が予期せぬ方向で宇宙を救ってるっぽいのが面白い。
さらに、派閥争いの艦隊戦もあるが、援軍にロゼッタの親衛隊がカチコミして来るが、バンフィールド軍との常識の差が判明して面白い。
6年間の逃避行を経て重臣たちに帰還を求められる場面では、彼の自由奔放な性格と、それでも彼を待ち続ける人々の信頼関係が浮き彫りになる。
悪徳を目指しつつも、結果的に人々を助けてしまうリアムの矛盾が面白い。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
俺は星間国家の悪徳領主! シリーズ
外伝
あたしは星間国家の英雄騎士!
同著者の作品
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です シリーズ
セブンスシリーズ
その他フィクション
アニメ
PV
備忘録
プロローグ
1. エレン・タイラーの修行と成長
• エレンは幼少期からバンフィールド家に迎え入れられ、リアムの指導を受けて剣士としての修行を積んでいた。
• 十五歳になったエレンは、毎朝木刀で素振りを行い、一閃流の技を習得するために努力を続けていた。
2. リアムの指導と忙しさ
• リアムはバンフィールド伯爵家の当主であり、多くの責務を抱えながらも弟子たちの修行を続けていた。
• 忙しい中でエレンに時間を割いて指導することは、帝国でも稀な贅沢であった。
3. 加重力ドームでの試合と挑戦
• 加重力ドーム内で、リアムは皐月凜鳳と獅子神風華という二人の弟子たちと試合を行った。
• 試合中、リアムは自らを追い込み限界を超えようとしたが、アーマーと刀が限界を迎え計画は失敗した。
4. エレンの未熟さと葛藤
• エレンは基礎を身につけているが、真剣勝負で命を奪う経験がないため、剣士として未熟とされていた。
• リアムは、エレンに殺しの覚悟を求め、そのための相手を探すことを約束した。
5. リアムの弟子たちの意見
• 凜鳳はエレンの実力に疑問を呈し、真剣勝負の経験が重要であると主張した。
• 一方、風華はエレンの成長を信じつつも、リアムと安士師匠の実力差が埋まらないことに懸念を抱いていた。
6. リアムの苦悩と決意
• リアムは自らの限界に苛立ち、師匠である安士の領域に届けない自分に不満を抱いていた。
• それでも一閃流の剣術を極め、次世代に伝えるため、さらなる努力を続ける決意を固めた。
第一話 安士の閃き
1. 安士の逃避と生活の苦境
• 安士はリアムの弟子であり、一閃流の創始者として注目され、追われる身となったため、家族と共に辺境惑星へ逃亡した。
• 家族の生活は苦しく、妻ニナがパートをしながら生計を立てていたが、重税と経済不況により困窮していた。
2. 覇王国と各国の興味
• グドワール覇王国が安士を剣術指南役として迎え入れようとし、他の星間国家や帝国貴族たちも彼を狙う状況となった。
• 安士は、この状況がリアムの活躍によるものだと不満を抱いていた。
3. 道場設立の発案
• ニナの提案により、安士は一閃流の名を利用して道場を開くことを考えた。
• 偽名での運営を計画し、道場を通じて自身の護衛を育成する意図もあった。
4. リアムの生活と執務の様子
• リアムは日常的に豪華な朝食を楽しみながら、自らの行動を「遊び」と称し、一閃流の鍛錬に専念したいと考えていた。
• 執務中に暗部のククリが現れ、安士の行方を探しているものの、多数の偽者が障害となっていた。
5. ティアとマリーの再登場
• リアムは偽者たちの一掃を決意し、ティアとマリーを呼び出して騎士としての復帰を命じた。
• ティアは国境警備を命じられ、マリーはリアムの護衛として同行することになった。
6. 旅の決意と今後の展開
• リアムは師匠である安士を探すための旅に出る決意を固め、家臣のクラウスに領地の統治を任せた。
• 師匠との再会が、リアムの一閃流修行の鍵となることを期待していた。
第二話 旅に出る前に
1. リアムの旅立ちと部下たちの対応
• リアムが旅に出ると決断し、急速に準備が進められた。クリスティアナは強制的に艦隊に送り込まれ、マリーは上機嫌で新造戦艦を受領した。
• マリーは第七兵器工場の新戦艦に満足しつつも、内装や艦隊の編成に不満を示し、ニアスとの対話で摩擦が生じた。
2. マリーとニアスの衝突
• マリーは第七兵器工場製の戦艦を受け入れたが、内装や性能への違和感を口にした。
• 一方で、ニアスは新型機導入に執着するが、ユリーシアが第三兵器工場と契約済みであることを伝え、彼女の提案を却下した。
3. エレンとシエルの会話
• エレンは修行の旅を前に、シエルと会話を交わした。シエルはリアムへの不満を滲ませ、エレンを心配するが、エレンはリアムへの信頼を強調した。
• エレンは自分がリアムの弟子として相応しいか疑問を感じながらも、その誇りを胸に抱いていた。
4. リアムとロゼッタの関係
• ロゼッタはリアムの旅立ちを支持し、結婚式の延期を受け入れた。リアムは結婚式を避ける意図を抱きつつも、旅を優先した。
5. チノの行動と犬の霊の影響
• 犬の霊がチノの体に入り込み、彼女の行動を支配した。チノの奇妙な行動に周囲は戸惑いながらも見守った。
6. リアムの旅の決意とブライアンとの対話
• リアムはブライアンとの口論を経て、旅に出る決意を再確認した。ブライアンはリアムの不在に不安を抱きつつも、クラウスへの信頼を表明した。
7. 旅立ちの準備と今後の展開
• リアムは旅立ちを前に、親衛隊設立や領地の管理についての手配を進めた。旅の目的は師匠を見つけることであり、帰還の時期は未定であった。
第三話 イメージプレイ
1. 辺境の惑星の状況
• アルグランド帝国の貴族が支配する発展途上の辺境惑星で、住民の暮らしは困窮していた。
• 男爵が支配を怠り、統治が杜撰であったため、領地内には木造建築が目立ち、インフラも未整備であった。
2. ユリの誘拐事件
• 飲食店を営むユリの両親の店に、偽者の剣神・安士が門弟を引き連れ来店した。
• 安士たちは店を荒らし、ユリを強引に連れ去った。両親は無力感に苛まれ、娘の安否を案じた。
3. リアムの登場と対処
• リアムは部下たちと共に、荒らされた店を訪れ事情を聴取した後、偽者の剣神を追跡することを決断した。
• リアムたちは男爵の居城に乗り込み、偽者の安士とその手下たちを制圧した。
4. 偽者の処罰と男爵との対立
• 偽者を倒した後、リアムは男爵に対して処罰を下し、家族の貴族の地位を剥奪し、帝国からの追放を命じた。
• 男爵の反抗も虚しく、リアムの精鋭部隊は男爵の軍を圧倒し、最終的に男爵は降伏した。
5. ユリの救出と家族の再会
• リアムは偽者を倒した後、ユリを無事に救出し、彼女を両親のもとに返した。
• 家族の再会を見届けたリアムは、彼らを自身の領地に招き、そこで新たな生活を提案した。
6. 未来への計画
• リアムは今後も一閃流を騙る偽者を追い続けると決意し、仲間たちと共に旅を続けることを宣言した。
• また、弟子たちの成長を促すため、リアムは彼らにも戦いの機会を与えることを計画していた。
第四話 大誤算
1. 安士の道場開設と予想外の展開
• 安士は妻ニナの支援で「元祖一閃流道場」を開設したが、計画は初日から迷走した。
• 道場に訪れた悪党が弟子入りを志願し、安士は彼の不穏な言動に不安を感じながらも受け入れた。
2. 案内人とグドワールの策略
• 案内人は悪党を安士の道場に導き、リアムに対抗する剣士を育成する計画を進めた。
• グドワールも協力し、道場を負の感情で満たし、悪人を引き寄せ強化することにした。
3. 凜鳳の対決と一閃流の実力
• 凜鳳はある惑星で悪名高い剣士と対決し、圧倒的な実力で勝利した。
• 彼女は戦いの中でリアムを尊敬する姿勢を見せ、相手に対し兄弟子への無礼を許さなかった。
4. マリーの艦隊指揮とリアムの海賊狩り
• マリーはリアムの指示の下、海賊艦隊を指揮し、降伏を許さず殲滅した。
• リアムは海賊との交渉を拒否し、彼らを単なる暇つぶしの対象として扱った。
5. エレンへの試練とリアムの葛藤
• エレンには剣士としての成長のため、戦いでの殺しを経験することが求められた。
• リアムはエレンに甘さを見せつつも、一閃流の道を進むよう指導を続けた。
6. リアムの内面と今後の展開
• リアムはエレンに対する思い悩む様子を見せ、一閃流に関わる問題に対し内面で葛藤していた。
• マリーはリアムの苦悩を理解し、彼を支える姿勢を保ち続けた。
第五話 ロゼッタ親衛隊
1. 新艦隊の編成とロゼッタの親衛隊
• ロゼッタとユリーシアは、親衛隊の艦隊編成を視察した。親衛隊はロゼッタの理念に基づき、実用性を重視した構成であった。
• ロゼッタは移民や困窮者を助けるための軍隊を構想していたが、ユリーシアはその規模が大きすぎることを懸念した。
2. 親衛隊の運用に関する議論
• 規模が大きいため、ロゼッタの親衛隊を独断で運用することに対し、ユリーシアとシエルは慎重な意見を述べた。
• シエルは実戦経験を積むため、宇宙海賊討伐を提案し、ロゼッタを説得した。
3. シエルの暗躍と暗部の監視
• シエルはロゼッタを利用し、リアムに反対する勢力を増やすことを企んでいたが、暗部の監視下にあった。
• 暗部はリアムの命令に従い、シエルの行動を見守りつつ干渉しなかった。
4. 艦内の食事と弟子たちの思い出
• リアムは旅の最中、弟子たちとの会話から食事の懐かしさを求め、菓子パンを夕食に選んだ。
• 凜鳳と風華は、師匠との出会いのきっかけとなった思い出のパンを再現することを喜んだ。
5. 菓子パンを巡る騒動
• リアムの指示で艦内の総料理長が菓子パンを作ることになり、高級料理人たちは戸惑いながらも命令を遂行した。
• 菓子パンが出され、弟子たちは満足し、リラックスした雰囲気を楽しんだ。
6. 親衛隊の未来とロゼッタの役割
• 親衛隊の拡大は今後の争いの火種になる可能性があるとして、縮小の必要性が議論された。
• ロゼッタはリアム不在時の補佐として親衛隊を活用し、困窮者を支援する役割を担う決意を固めた。
第六話 悪代官
1. リアムの視察と偽者への制裁
• リアムはクレオ派の子爵領を訪問し、偽の剣士を雇用した子爵に制裁を加えた。
• 子爵の一族はリアムに謝罪したが、派閥からの追放を宣告された。
• リアムは、子爵の軍が自分に武器を向けたことを理由に、今後の敵対を許さないと警告した。
2. 宰相とバンフィールド家の動向
• 宰相はバンフィールド家の内部情報を把握し、リアムが旅を続けていることに懸念を示した。
• バンフィールド家の筆頭騎士クラウスの引き抜きを検討し、帝国の直臣として取り立てる計画を進めた。
3. クラウスの苦悩とチェンシーの問題
• クラウスは帝国からの高待遇の誘いに戸惑い、自身の能力を過大評価されていると感じていた。
• チェンシーは戦闘を望み、クラウスは彼女を制御するため、海賊討伐の依頼を傭兵として処理するよう指示した。
4. 剣神安士と門弟たちの状況
• 安士は自身の道場で悪代官チェスターに剣術指南役として雇われることになった。
• 安士の門弟たちは、代官の騎士として召し抱えられることに喜びを示した。
• 安士は自分の名を知られないようにしていたが、息子の安幸により正体が暴露された。
5. リアムへの影響と未来への布石
• 安士は、自身がリアムの影響で困難な状況に陥ったことを嘆いた。
• 代官チェスターは安士の正体を知り、彼を利用しようと企んでいた。
第七話 一閃流の門弟たち
1. 日常と鍛錬の開始
• 主人公は天城の起床アシストで一日を始め、贅沢な生活を維持していた。
• エレンや他の仲間との鍛錬を重視し、艦内でも修行を継続した。
2. 艦隊運用と戦力拡充
• 艦隊の規模は三千隻規模に達し、さらなる拡充を検討していた。
• 天城から領地への帰還を促されるも、主人公は強くなるための旅を続ける決意を固めた。
3. エレンとの関係と成長の葛藤
• 主人公はエレンの成長を見守りつつ、自分が師として適切かどうか悩んでいた。
• エレンは自分の才能と師匠への思いに葛藤し、鍛錬の成果が見えないことに苦しんでいた。
4. 凜鳳と風華の修行と友情
• 修行中の怪我や対立を通じ、凜鳳と風華は互いの絆を深めた。
• 二人は過去の師匠との再会を願いながら、修行を続けることで成長を目指していた。
5. エレンの内面の葛藤と孤独
• エレンは厳しい修行に耐える覚悟を持ちながらも、殺人に対する忌避感に悩んでいた。
• 自分の未熟さに涙を流すエレンは、チノに慰められながらも成長を願っていた。
6. 師匠としての自信喪失と決断
• 主人公は自分の一閃が師匠のものとは異なることに気付き、エレンの師としての自信を失っていた。
• 天城の助言を受け、エレンの将来について悩みつつも、どのような選択でも彼女を支えることを誓った。
7. 情と葛藤の中での選択
• 主人公はエレンを剣士として育てたことを後悔しつつ、彼女に普通の人生を歩ませることも考えた。
• 天城との絆を確認し、どのような道を選んでもエレンの幸せを願う決意を固めた。
第八話 世直しの旅
1. 偽者との遭遇と撃退
• 騎士として偽者を名乗る男が、リアムの兄弟子を称していたが、主人公により斬首された。
• 男の正体は低俗な詐欺師であり、技術の欠如から見破られて処刑された。
2. 艦内での議論と一閃流の弟子問題
• 主人公と仲間たちは、一閃流の弟子の数や旅での困難について語り合った。
• 弟子エレンの成長と、将来的な弟子候補探しを考慮する必要があると判断した。
3. 一閃流の真贋に対する疑念
• 一閃流を名乗る偽者との遭遇が続き、本物の同門が存在するか不安を抱いた。
• 一閃流が本来隠れ潜む流派であった可能性を示唆し、真贋を見極める旅が進行した。
4. 領内の問題と呼び戻しの要求
• バンフィールド家の重鎮たちは、リアムに六年間の旅を終えて領地に戻るよう要請した。
• リアムは一度最後の目的地に立ち寄ることを条件に領地へ戻る決意を固めた。
5. 最後の惑星での手がかり探索
• 一閃流の手がかりを求め、最後の目的地としてファーナム伯爵家の惑星を訪れた。
• 天城と共に行動できない制約があり、旅客船での入港が行われた。
6. 代官による住民の抑圧と真相への接近
• 代官の騎士に父親を連れ去られた少年と出会い、元祖一閃流との関わりが明らかになった。
• 父親が「剣神」と呼ばれたことに疑念を抱き、調査を進める。
7. 一閃流の門弟との対決
• 凜鳳と風華が一閃流を名乗る剣士たちと遭遇し、戦闘に突入した。
• 強力な技を持つ相手に苦戦するも、撤退を余儀なくされた。
8. 次なる展開への布石
• 師匠の手がかりを見つけるため、主人公は仲間たちと共にさらに行動を進める決意を固めた。
• 真の一閃流との出会いが物語の鍵となる可能性を示唆し、探索を継続することを決定した。
第九話 囚われの安士
1. 安士とチェスターの対話と脅迫
• 安士は偽名を使って隠れていたが、チェスターに正体を見破られた。
• チェスターは安士から「一閃流」の極意を強要し、彼の家族を脅迫した。
• 安士は一閃流の極意が存在しないことに苦悩し、追い詰められた。
2. リアムの弟子たちの反応
• 凜鳳と風華は、安士の救出のため敵対する一閃流の者たちを倒す覚悟を決めた。
• 師匠である安士が捕らわれたことに怒りを覚え、彼らは助け出すことを誓った。
3. 一閃流の内部の葛藤
• 凜鳳と風華は、過去の師匠の姿との違いに戸惑いを感じていた。
• 一方、安士の息子である安幸は一時的に新たな「家族」として受け入れられた。
4. チェスターの計画と野望
• チェスターは安士を利用して一閃流を極め、リアムを倒して成り上がることを目論んだ。
• 彼はリアムを討つ計画を進め、父親に協力を求めた。
• チェスターは一閃流の技術を鍛え、短期間で腕を上げていた。
5. 対立の準備
• リアムとその弟子たちは、チェスターを含む敵対する一閃流に立ち向かう準備を始めた。
• チェスターもまたリアムに勝利し、地位を高めるための計画を進めていた。
第十話 代官屋敷
1. リアムの動きとトーマスとの会話
• リアムの護衛艦隊は衛星の裏に潜み、補給を御用商人トーマスから受け取っていた。
• リアムの活躍によって海賊が減り、商人たちは航路の安全確保に感謝していた。
2. カルヴァン派の動向とクレオの問題
• マリーは、カルヴァン派が活動を再開し、クレオが力のない貴族を集めていることに疑問を持った。
• クレオはバンフィールド家の資金を使い、影響力を広げようとしていたが、効果的でなかった。
3. ロゼッタ親衛隊の活躍
• ロゼッタの親衛隊が各地で活動し、領民たちはロゼッタとの結婚を期待していた。
• マリーは、リアムとロゼッタの結婚が領地の安定に重要だと考えていた。
4. リアムの日常と対話
• マリーはリアムとの連絡を楽しみにしていたが、リアムが皿洗いをしている姿に驚愕した。
• リアムは師匠の家族と過ごしながら、次の行動を計画していた。
5. チェスターの計画とファーナム伯爵の準備
• チェスターは父親と共に軍を編成し、リアムを倒す計画を立てた。
• ファーナム伯爵は六万の軍勢を集め、リアム包囲に向けた準備を進めた。
6. 案内人とグドワールの陰謀
• 案内人とグドワールは、チェスターを利用して一閃流を破壊し、帝国に混乱をもたらそうとしていた。
• 案内人はリアムへの復讐心を燃やし、暗黒時代の到来を計画していた。
7. 代官屋敷への襲撃準備
• リアムは一閃流の敵を討つため、凜鳳と風華、そしてエレンと共に代官屋敷に向かった。
• 師匠を救出し、敵を討つことを決意した四人は、戦いに挑む準備を整えていた。
8. 襲撃の開始
• リアムたちは代官屋敷の門を破り、師匠を取り戻すために乗り込む決意を固めていた。
第十一話 元祖一閃流
1. 屋敷への突入と敵との交戦
• リアムと仲間たちは、元祖一閃流の屋敷に突入し、無人機や用心棒を撃退した。
• 敵側も強力で、屋敷内には多くの元祖一閃流の門弟たちが待ち構えていた。
2. 仲間の戦闘と分散
• 風華と凜鳳は屋敷内でそれぞれ敵と戦い、多数の門弟を相手に激戦を繰り広げた。
• 風華は数の不利をものともせず斬り続け、凜鳳は高弟ギデオンとの一騎打ちに挑んだ。
3. リアムの戦闘と苦境
• リアムは屋敷奥でジェフ率いる19人の門弟と戦ったが、圧倒的な数に押されて苦戦した。
• 彼は逃げ回りながら攻撃を捌き、過去の修行と師匠の教えを思い出して戦いに挑んだ。
4. 戦闘の転機と一閃流の真実への気付き
• 苦境の中、リアムは師匠が示した一閃流の真髄が「刀を抜かないこと」にあると気づいた。
• 彼は新たな境地に達し、トレーニングアーマーの負荷が解除されると敵を一刀で斬り伏せた。
5. 勝利と戦いの余韻
• リアムは一閃流の真実を理解し、敵の門弟たちを圧倒した。
• 彼は自分の力と一閃流の新たな境地に思いを巡らせながら、戦いの残酷さを噛み締めた。
第十二話 リアム開眼
1. 凜鳳とギデオンの戦い
• 凜鳳は劣勢に追い込まれるも、逆転しギデオンを倒した。
• ギデオンは一閃流を独占しようと企むが、凜鳳にその浅はかさを指摘される。
2. 風華と一閃流門弟たちの戦闘
• 風華は門弟たちの攻撃を避けつつ勝利し、彼らの剣術の欠陥を見抜いた。
• 風華は戦闘を通じ、自らの成長と一閃流の奥義を再認識した。
3. リアムの覚醒と一閃の極意の発見
• リアムは剣を抜かずに敵を倒す一閃流の極意に到達した。
• 師匠の教えを理解し、自分の未熟さを悟りながらさらなる高みを目指す決意を固めた。
4. 安士の救出と弟子たちの再会
• リアムとその弟子たちが安士を救出し、感動の再会を果たした。
• リアムは冷徹な態度でチェスターを追い詰め、戦いの終わりを告げた。
5. チェスターとの対決とエレンへの訓練
• チェスターは抵抗を試みるも、リアムの圧倒的な力に圧倒される。
• リアムは弟子エレンにチェスターとの戦いを託し、彼女の成長を促した。
6. リアムを取り巻く敵対者の動向
• リアムの成長に脅威を感じた案内人とグドワールは、彼を倒すべく策略を巡らせた。
• グドワールの黒い蒸気が宇宙にまで広がり、さらなる敵の到来を予感させた。
7. 犬の霊の干渉と新たな展開の予兆
• 犬の霊がグドワールたちの企みを阻止するため遠吠えをし、その影響が次なる展開を示唆した。
第十三話 一閃流の剣士
1. 安士師匠の救出と弟子エレンの覚悟
• リアムたちは代官屋敷で囚われた安士師匠を救出した。
• 弟子のエレンは、自身の決意を固め、初めての真剣勝負に臨む決心をした。
2. チェスターとの対決とエレンの成長
• チェスターはエレンと戦うも、彼女に敗れ、首を刎ねられて命を落とした。
• エレンはこの戦いを通じて一人前の剣士となり、師匠であるリアムと安士師匠から評価を受けた。
3. 安士の恐怖と逃亡計画
• 安士はエレンの実力に恐れを抱き、自身の嘘が暴露されることを恐れて逃亡を計画した。
4. 代官屋敷への攻撃とアヴィドの登場
• 代官屋敷は警備部隊と武装集団に囲まれたが、リアムはアヴィドを呼び出し、これらの勢力を一掃した。
• リアムたちはその場から一時的に撤退を決断した。
5. タコの姿を持つ謎の敵【グドワール】の出現
• 屋敷を脱出する直前、頭部がタコ【グドワール】のような姿を持つ謎の敵が現れ、リアムたちに敵意を向けた。
• 凜鳳や風華、エレンはその異様な存在に動揺し、安士は絶望的な状況に陥った。
6. リアムの冷静な対応
• リアムだけが冷静な態度を保ち、異常な敵に対して眉をひそめていた。
第十四話 一閃流の敵
1. 巨大タコとの対峙とリアムの奮闘
• 突如現れた巨大タコがリアムたちを襲撃し、仲間たちは恐怖に陥った。
• リアムは、剣の師匠である安士から助力を頼まれ、戦いに挑んだ。
• 巨大タコを倒すため、リアムは愛刀を使い、一閃流の極意でタコを斬り倒した。
2. 案内人の暗躍と撤退
• 案内人は巨大タコを援護していたが、リアムに気付かれ、慌てて退却した。
• 案内人の介入が戦いの裏にあったが、リアムの力がそれを上回った。
3. 戦後の対応とエレンへの教示
• 戦闘後、リアムは弟子のエレンに刀を渡し、剣術の極意を見せたことを誇りに感じた。
• 安士もリアムの成長を認め、自分を超えたことを讃えた。
4. 戦況の変化とマリーの判断
• マリーが率いる艦隊は敵との戦闘を続けていたが、傭兵団の裏切りにより状況が一変した。
• チェンシーが傭兵団を率いて参戦し、リアムに協力を申し出た。
5. チェンシーとの交渉と協力
• チェンシーはリアムとの戦いを楽しみにしていたが、リアムはそれを拒絶し、指揮下に入るよう命じた。
• 傭兵団がリアム側に加わり、戦況が一時的に好転した。
6. 新たな艦隊の到来とリアムの動揺
• 突如、新しい貴族の艦隊が現れ、その数は二万隻に及んだ。
• 艦隊から通信が届き、リアムを助けに来た人物が現れ、リアムは驚愕した。
第十五話 劣勢
1. ロゼッタの親衛隊の出動
• ロゼッタの親衛隊は二万隻の艦隊を率いて移動した。
• 艦隊には親衛隊だけでなく通常の戦力も含まれていたため、予想以上に規模が大きくなった。
• ロゼッタは夫リアムの救出を決意し、親衛隊と共に出撃した。
2. リアムの困惑と戦闘準備
• リアムはロゼッタの登場に困惑しつつも、戦闘準備を整えた。
• 指揮を執るマリーは、戦況の打開策を急いで用意し、ロゼッタの親衛隊とも合流を図った。
• 艦隊間の連携が課題となり、指揮系統の違いにより混乱が生じた。
3. 戦闘の展開
• ロゼッタの指揮で親衛隊が突撃を開始したが、統率の欠如から集中砲火を浴びた。
• リアムは単機で敵艦隊に突撃し、味方を援護しつつ戦局を立て直した。
• ロゼッタの親衛隊長であるヴィヴィは、戦闘を主導しつつ奮闘したが、自身の性格に葛藤を抱えていた。
4. 戦闘後の回想と証言
• ある元パイロットは戦闘後、バンフィールド家の恐怖を振り返った。
• ファーナム家の連合軍は、バンフィールド家の軍勢に圧倒され、敗北した。
• 敗北の理由として、ファーナム家の領主がリアムの師を捕らえたことが示唆された。
5. リアムと師匠との再会
• 戦闘後、リアムは師匠と再会し、安堵の意を示した。
• 師匠は一閃流に関する秘密をリアムたちに明かす決意を示した。
• 今後の展開に向け、リアムとその仲間たちは師匠の話を聞く準備を整えた。
第十六話 一閃流の悲願
1. 安士の窮地と誤魔化し
• 安士は自身が「安二郎」であることが露見するのを恐れ、化け物に対抗する剣術として「一閃流」を捏造し、リアムたちを騙そうとした。
• エレンは一閃流の信憑性に疑問を持ったが、リアムは安士の説明を信じ込んだ。
2. 一閃流の正当化と捏造
• 安士は一閃流が全ての武術の究極形であり、化け物たちと戦うための剣術だと説明した。
• その噓をリアムは真剣に受け入れ、一閃流の真価を認めた。
3. 過去の戦闘と偽の傷跡
• 安士は過去の戦闘で受けたという偽の傷跡を見せ、戦えない理由を正当化した。
• リアムたちはエリクサーで治療を試みたが、安士は「心の傷」を理由に治療を拒否した。
4. 安幸を巡る育成の提案
• ニナは息子の安幸をリアムの本星で育てることを望み、リアムは彼を弟子にする意向を示した。
• 凜鳳と風華も安幸の育成を申し出たが、リアムが拒否した。
5. リアムの育成方針と騎士教育の提案
• リアムは安幸の教育に最適な人物を探し、マリーが立候補したが、リアムは却下した。
• 安士は息子を守るため、安幸が戦闘に巻き込まれることを恐れた。
6. ニナの決断とリアムの支援
• ニナはリアムの支援を受けることを決め、リアムも生活費や仕事を提供する約束をした。
• 安士は妻と息子の決断に逆らえず、努力が無駄になったと嘆いた。
7. まとめ
• 安士は巧みに噓を重ねて危機を乗り切ろうとしたが、最終的に家族のためにリアムの申し出を受け入れるしかなかった。
• 一閃流の噓に乗せられたリアムとその仲間たちは、安士の家族を本星で支援することを決定し、安士の望まない展開が進行していった。
第十七話 裏切りの安士
1. 一閃流の真実とリアムの誓い
• リアムは師匠との対話で、一閃流が人ならざる怪物との戦いのために作られた剣術であることを知った。
• この剣術に隠された使命を知り、リアムは自らを守るため、すべての脅威を排除する決意を固めた。
2. ロゼッタの援護と親衛隊の活躍
• ロゼッタはリアムの危機に駆けつけ、彼を助けた。
• 彼女の親衛隊は二万隻の艦隊を擁し、実戦での活躍が功を奏した。
• リアムはこの借りを返すことを心に決めたが、ロゼッタに借りを作ったことを悔やんでいた。
3. 安士の悩みと復讐心
• 剣神とされる安士は、家族のためにリアムの本星での生活を余儀なくされ、自らの運命を嘆いていた。
• 安士はリアムに小さな復讐を企てることを決意し、リアムに対する不満を抱くシエルと接触した。
4. シエルと安士の共謀
• シエルはリアムの悪行を安士に語り、婚約者ロゼッタとの結婚を避けていることを暴露した。
• 安士はリアムに結婚を強要することで、小さな復讐を実行することを決めた。
5. 応接室での対峙
• 安士はリアムと面会し、結婚を先延ばしにしていることを非難した。
• リアムは安士に気圧され、領地に戻り結婚式を準備することを約束した。
6. 周囲の反応と式の準備
• マリーはリアムの発言を記録し、ロゼッタに本星での結婚式準備を提案した。
• ロゼッタは事態の急展開に困惑しつつも、準備を始めることとなった。
7. 安士のさらなる悪戯
• 安士はリアムへのさらなる屈辱を考え、次の悪戯を思い付いた。
第十八話 それは呪いか祝福か
1. リアムの結婚への葛藤と師匠の助言
• リアムはロゼッタとの結婚を迷っていたが、師匠との対話を通じて結婚を決意した。
• 師匠の助言により、リアムは結婚の決断を「自分のために」と捉えるようになった。
2. リアムのプロポーズとロゼッタの反応
• リアムはロゼッタを寝室に呼び、緊張しながらもプロポーズを行った。
• ロゼッタは涙ながらにプロポーズを受け入れ、二人は結婚に向けた準備を始めた。
3. 安士の結婚式を巡るエピソード
• リアムは師匠安士が正式に結婚していないと知り、自らの手で結婚式を計画した。
• 安士は戸惑いながらも、周囲の後押しによりニナとの結婚を受け入れた。
4. 結婚式の当日
• 安士はリアムたちの手配で盛大な結婚式に臨むこととなり、式場で正式にニナに告白した。
• ニナの熱意に圧倒されながらも、安士はついに夫婦としての生活をスタートさせた。
5. エピローグと安士の心境
• 安士は式後、自らの人生が大きく変わったことを実感しながらも、喜びと戸惑いの狭間で揺れていた。
• エレンをはじめとする仲間たちは、この出来事を機に一層の結束を深めた。
6. 次なる課題とリアムの決意
• リアムは自らの結婚を通じて得た教訓をもとに、統治者としてさらに成長することを決意した。
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