どんな本?
戦国小町苦労譚は、夾竹桃氏によるライトノベル。
農業高校で学ぶ歴史好きな女子高生が戦国の時代へとタイムスリップし、織田信長の元で仕えるという展開が特徴。
元々は「小説家になろう」での連載がスタートし、後にアース・スターノベルから書籍としても登場。
その上、コミックアース・スターでも漫画の連載されている。
このシリーズは発行部数が200万部を突破している。
この作品は、主人公の静子が現代の知識や技術を用いて戦国時代の農業や内政を改革し、信長の天下統一を助けるという物語。
静子は信長の相談役として様々な問題に対処し、信長の家臣や他のタイムスリップ者と共に信長の無茶ブリに応える。
この物語には、歴史の事実や知識が散りばめられており、読者は戦国の時代の世界観を楽しむことができる。
2016年に小説家になろうで、パクリ騒動があったらしいが、、、
利用規約違反、引用の問題だったらしい。
前巻からのあらすじ
土壌改良、暗渠、草刈機、塩、レンガ、コンクリート、木酢液等を創造し。三河の綿も入手。
織田家の中で静子の重要度が上がったので信長は静子直属の馬廻を入れた。
前田慶次、可児才蔵。そして森長可。
さらにビットマン達オオカミ達。
そんな彼等が家に住み静子の身辺を護る。
元服してない長可だけはヤンチャをして、ビットマン達から粛正され。
それにもめげずに静子の寝込みを襲ったら、静子の無意識の関節技を食らって撃沈。
それからは大人しくなった。
読んだ本のタイトル
#戦国小町苦労譚 3 上洛
著者:#夾竹桃 氏
イラスト:#平沢下戸 氏
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あらすじ・内容
タイムスリップJK、ついに戦場デビュー!?
この時代に迷い込んで早三年……生き残るため、存在価値を示すため、がむしゃらに農業改革に邁進していた静子だったが、ついに「女が軍勢にいると宜しくない、という験担ぎなどぶち壊す」という信長のお達しにより、戦場へ赴くことに!
そんな静子の支援の甲斐あってか、信長はいよいよ上洛を果たす。
一方、濃姫が新しい料理人を雇うことになるが、そこにいたのは静子もよく知った人物で−−
戦国小町苦労譚 三、上洛
感想
「女が軍勢にいると宜しくない、という験担ぎなどぶち壊す」と信長が言って、静子が従軍することになる。
周りには馬廻衆の前田慶次、可児歳三、森長可が従い。
直掩にはオオカミ(表紙)達がピッタリ寄り添って、男性しかいない軍の中で静子を護衛する。
そして順調に上洛を果たす。戦闘があったけど静子はほとんど関わっていない。
その後ルイス・フロイスとの会談も、信長の側で意見を言わされたりして、ルイス・フロイスも静子を何者だと驚いて見る。
遂に歴史にがっぷり四つに関わって来た静子。
徳川、浅井と共に六角を攻め滅ぼして上洛を果たす織田家。
上洛を果たして京に到着したら、信長から静子に5,000の兵を指揮して京の治安を良くしろと命令される。
それを手伝うのが馬廻の前田慶次、可児歳三、森可長。
森可長は京を警邏して犯罪の取り締まり。
容赦なく取り締まるので苦情もきたりするが、静子はスルー。
可児歳三は孤児、浮浪者を保護しようとするが逃げられてしまうのを悩んでいたが静子がアドバイスをしてやってみたら上手く行く。
それにより、京の治安は良くなり織田家への評価が上がる。
その裏で、前田慶次は職人の引き抜き。
そんな引き抜いた京の職人達300人達の中の料理人たち、岐阜に到着したら濃姫に引っ立てられて、濃姫は料理人の試験を開始する。
多くの料理人が濃姫の試験を拒否する中。3人の男が濃姫の試験を通過する。その3人のうち2人は、静子と同じくタイムスリップして来た足満とミツオだった。
そして、足満は元はこの時代の人だった。
しかも足利幕府の将軍だった。
13代将軍、足利義輝。塚原卜伝の直弟子の剣豪将軍。
暗殺されて重傷を負って倒れていたのを静子の家族が見付けて病院へ。
奇跡的な回復をしたが身元不明な男を静子の家族は身許引受人になって共に生活をしていた。
そんな足満を濃姫が多くの料理人の中から見出して静子と引き合わせる。
その後、信長とも会談させる。
そこまでする濃姫の慧眼って、、
そして足満の役職は神社の神主でありながら静子の守護者となる。
一緒に来たミツオも畜産関係で静子に協力する。
そしてアグー豚を求めて琉球へ向かう。
さらに静子は古代米から現代米へ尾張の米を変換。
安定的なタンパク源の供給が出来れば、子供が体格向上するかもしれない。
領民の栄養状態改善は富国強兵の基礎。
さらに、加工食品に螺旋盤で木工、竹工が盛んとなり産業革命前夜が訪れる織田領。
戦略面で領内の生産性向上は流民の受け皿にもなり国力増強になる。
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