どんな本?
「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」は、佐島勤 氏によるライトノベルシリーズで、司波達也の新たな物語を描かれてる。
達也は一般社団法人『メイジアン・カンパニー』の専務理事に就任し、その組織の目的は、魔法適性はあるものの実用レベルに至らない存在、メイジアンの人権保護の実現。
達也は魔法師が兵器ではなく人間として生活できる新時代へ向け、大学生ながら、確実に歩みを進めている。
彼の影響力は世界中から注目され、魔法師の結社「FEHR」から刺客が送り込まれるなど、新たな騒動が起こる。
読んだ本のタイトル
#続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(5)
著者:佐島勤 氏
イラスト:石田可奈 氏
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あらすじ・内容
『コンパス』に導かれ、達也は伝説の都シャンバラを求めてIPUへ――!
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(5
USNAのシャスタ山から出土した『導師の石板』と『コンパス』。この二つの道具はともに、古代の高度魔法文明都市・シャンバラへの道を示すものではないかと考える達也は、光宣にコンパスを預け、観測を依頼する。
調査の結果、シャンバラの遺跡が中央アジアにあるのではと考えた達也は、メイジアン・ソサエティとFEHRの提携書署名式のためにインド・ペルシア連邦へと向かう。
一方、警察からの強制捜査を逃れたFAIRのリーダー、ロッキー・ディーンのもとにある男が訪ねてくる。その人物は大亜連合の特殊工作部隊『八仙』の一人だと名乗っており……。
前巻からのあらすじ
USNAのシャスタ山で劣等種による迫害に対して戦う者たち(FAIR)が聖遺物を発掘した。
その聖遺物は「導師の石板」と呼ばれ「バベルの塔の神罰」と呼ばれる精神干渉系の魔法で人の言語能力を奪う魔法を他人に与えるモノだった。
しかもその魔法は二次感染させる能力まで持つ。
放置しておくと一次感染者から二次感染者を増産させてしまう能力まで持つ。
それをオークランドでFAIRが無差別に発動させて63人が失語症になってしまう。
意志はハッキリしているのに言葉が出ず。
相手の言葉も理解出来なくさせる。
それを達也は雲散霧消で解決する。
感想
高度魔法文明都市・シャンバラを探索するために達也は光宣に古代のシャンバラへのコンパスと思われる聖遺物を預けて探査をしてもらったら。
ウズベキスタンのブハラを指しているようだと判る。
更なる確証を得るためにチベットのラサに行くのだが、、
その先で光宣は襲われてしまう。
かなり高位の魔法師が襲って来たので光宣は結構危ない橋を渡ってしまった。
それでも情報を持ち帰り、中央アジアにシャンバラがあるのではと判断した達也はシャンバラを探すために、メイジアン・ソサエティとFEHRの提携書署名式を隠れ蓑にしてインド・ペルシア連邦へと向かう。
USNAでもFEHRにスターズの隊員が入り。
達也と似たような意図で潜入をするが、、
その先でスターズの隊員がやらかしてしまい、大亜連合の魔法師と魔法戦が起こってしまう。
その時、日本では逃亡中のローラ・シモンが発見される。
それに対応するのが、真由美と遼介。
ローラ・シモンと対峙した2人の前に第三者がいた。
ルゥ・ドンビン。
大亜連合から派遣された魔法師工作員でUSNAの西海岸で逃亡していたローラ・シモン達を逃す手助けをしていた。
彼等を相手に真由美と遼介は善戦したが、2人に逃亡されてしまいう。
真由美は無傷だったが、遼介はドンビンに刺されて重傷。
しかも、遼介の防御膜を破っての怪我だったので達也はかなり警戒していた。
そのせいで、達也はインド・ペルシャ連邦から高千穂を経由して日本に緊急帰国してドンビンを倒しに向かう。
それがドンビンの、大亜連合の狙いだったとは、、
想定してたのね。
さすが達也だわ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
1
サンフランシスコの警察は、魔法師選民思想過激派組織FAIRに対する強制捜査を行い、多くのメンバーを逮捕し、非合法に収集された物品を押収したが、リーダーのディーンとサブリーダーのローラは逃がした。
この出土品は魔法的遺物である可能性が高いとされ、DIAはこの石板に興味を示した。
達也は、光宣と共にシャンバラの所在を示していると推測される白い石板について議論し、シャンバラを高度な魔法文明が栄えていた都市と考え、未知の魔法文明遺跡の探索を計画していた。
石板に関する実験と分析はスターズ本部の研究所で行われ、イヴリン・テイラーを中心に活発な議論が繰り返されていた。
研究チームは石板に無彩色の想子を注ぐことで地図らしき模様が浮かび上がることを発見し、シャンバラの位置を示していることを確認した。
高度約六千四百キロメートルの衛星軌道居住施設『高千穂』で、光宣が水波に迎えられた後、中央アジアの地図を用いて『コンパスの小石板』が指し示す場所を特定した。
その結果、ウズベキスタンのブハラがシャンバラの位置である可能性が高いことが判明した。
光宣はさらに精度を高めるため、チベットのラサにあるポタラ宮殿に伝わるシャンバラに通じる地下通路の調査を計画した。
チベットが大亜連合の影響下にあり、日本人の入国が認められていない中、光宣は偽造パスポートを使用し、チベット潜入の危険を承知で調査を実施することを決意した。
水波は光宣の計画に心配を示したが、光宣は無理をしないと約束しつつ、決意を固めた。
十七世紀に建てられたポタラ宮殿を訪れた光宣は、大亜連合の観光客に変装していた。
宮殿の地下に何か魔法的な力を感じ取るが、『コンパスの小石板』は反応せず、リスクが高いと判断し調査を中止した。
しかし、突然他者身体操作術式である「道術」による攻撃を受け、逃走を選択する。
二人の道士に追われるが、魔法と身体能力を駆使して追手をかわし、最終的に市街地に逃げ込むことに成功する。
その後、青海に向かう列車に潜り込むも、大亜連合の兵士による検問に遭遇し、さらなるピンチに陥る。
兵士たちが発砲し、窓から飛び降りて逃走を試みる中、再び「魔笛の道士」による魔法攻撃を受ける。
光宣はその場から瞬時に移動し、列車を降りて青海に向かう計画を実行しようとするが、道士たちの追跡は続く。
光宣は魔法師としての腕前を駆使し、逃走中に敵からの攻撃をかわしながら、自身も攻撃を試みるが、敵の魔法師は光宣の攻撃を容易く無力化し、その実力の高さを示す。
しかし、光宣は小柄な道士の演奏を一瞬だけ中断させることに成功し、その隙をついて「疑似瞬間移動」で逃走する。
結局、光宣は追手を振り切ることに成功し、安全な場所へと逃れることができたが、敵の魔法師たちの能力の高さには驚かされた。
「魔笛の道士」は光宣の追跡を断念し、大亜連合軍の少尉と共に全ての道路の封鎖と無人機による巡回を指示する。
このやり取りから、追い掛けていた光宣を魔法によって追い詰めることができなかったことが明らかになる。
韓大人と呼ばれる道士と共に光宣を追っていたのは、鉄扇を使う別の道士であった。
一方、逃走に成功した光宣は高千穂に戻り、精気不足から回復するために滋養たっぷりの玉子粥を食べる。
その後、光宣は達也に報告し、戦った相手が大亜連合の特殊工作部隊「八仙」である可能性が示唆される。
達也は「八仙」について詳細を知らないが、その存在を認識しており、IPUの軍関係者なら詳しいことを知っているかもしれないと述べる。
話はそこで終わり、二人は将来再び「八仙」と関わることになるとは考えていなかった。
2
達也は深雪と共に四葉本家を訪れ、真夜にシャンバラ探索のためのIPU訪問許可を求めた。
真夜は達也の仮説と提案に興味を示し、達也の計画を支持する。
達也は出国の名目としてメイジアン・ソサエティとFEHRの提携署名式をスリランカで行うと説明。
翌日、達也はチャンドラセカールに電話し、署名式の場所変更とその本当の目的について話し合い、了承を得る。署名式の日程は八月二日に決定する。
一方、レナはUSNA連邦軍士官イヴリン・テイラー少尉からシャンバラの遺跡探索に関する説明とFEHRへの参加要請を受ける。
レナはこの提案を受け入れ、イヴリンがFEHRに参加することとなる。
達也は三日連続で町田の事務所に出社し、独立魔装連隊の真田少佐から会って話をしたいという依頼を受ける。
真田は、スリランカ訪問後にIPUでラース・シン将軍に口頭での伝言を依頼するよう達也に頼む。
一方、FAIRの首領ディーンとサブリーダーのローラは、警察の追及から逃れリッチモンド市の隠れ家に潜むが、テロリストとして全国指名手配される。
ディーンたちを訪れたルゥ・ドンビン(呂洞賓)は、自らを「現代の八仙」の一員と称し、大亜連合軍からの支援を申し出る。
ルゥ・ドンビンはディーンが同胞であることを理由に支援を提案し、信頼を得るために警察に奪われた石板を取り戻すことを提案する。
後に、その石板が警察から盗まれる事件が発生するが、犯人の姿を捉えた監視カメラの映像はなかった。
3
達也はプライベートジェットでスリランカに到着し、メイジアン・ソサエティの事務員に迎えられる。同行者は深雪、リーナ、花菱兵庫で、目的地は中央アジア。
兵庫の傭兵ネットワークが、非戦闘時のトラブル対処に役立つ可能性があるため、達也は兵庫を随行させることに決定した。スリランカのホテルに到着後、達也たちはレナとその随員を見掛ける。
翌日、メイジアン・ソサエティとFEHRの署名式が行われ、イヴリン・テイラーと名乗るレナの随員がサマルカンドへの観光を提案し、チャンドラセカールによって許可される。
その後、達也たちはチャンドラセカールの屋敷に招かれ、アイラ・クリシュナ・シャーストリーと再会する。
達也はチャンドラセカールとの会談で、シャンバラへの地図とその遺跡の探索について話し合い、チャンドラセカールが支援を約束する。
彼らは屋敷で数日を過ごし、リーナは独自に情報収集を試みる。達也と兵庫は、今後の探索に備えて計画を立てる。
イヴリン・テイラーが達也の部屋へ近づいた際、リーナに声をかけられる。
イヴリンは動揺しながらも、リーナとの会話の中で彼女がスターズの隊員であることを認め、自身もスターズの見習いであることが明かされる。
目的については詳しく語られず、リーナの誘いで彼女の部屋で話すことになる。
その後、レナと彼女の随員は部屋に戻り、サロンは達也たちだけになる。
リーナはイヴリンからIPUに来た目的やサマルカンド行きの真意を聞き出せなかったことを報告する。
達也と深雪は、イヴリンたちがシャンバラの遺跡を目指している可能性を考え、その情報をチャンドラセカールに伝えるかどうか検討する。
達也は予定通り行動し、イヴリンたちの動向を見守ることにする。
4
達也たちがハイダラーバードに滞在中、彼らがチャンドラセカールの屋敷にいることがIPU政府の情報機関に知られる。
達也は屋敷の外から監視されていることに気づき、チャンドラセカールにそのことを伝える。
チャンドラセカールは監視の存在を知らず、不快感を露わにする。
翌日、達也たちはハイダラーバード大学を見学するが、そこでラース・シン中将から会いたいとの申し出がある。
ラース・シン中将との面談で、達也は明山からの伝言を伝える。
達也はチャンドラセカールの屋敷に戻ると、ウズベキスタンとカザフスタンの国境で緊張状態が生じており、ウズベキスタンへの行動を待つように言われる。
この緊張状態はサマルカンド訪問に影響があるかもしれないとチャンドラセカールは述べる。
ハイダラーバードでの達也たちとレナ一行は、雨が降る静かな日を過ごしていた。
達也と深雪はリーナが持ってきたインドの甘い菓子を楽しんでいる間に、兵庫がカザフスタンとウズベキスタンの国境についての情報を持ち帰ってきた。
この情報によると、カザフスタン軍に動員がかかっており、ウズベキスタンからの銃撃が原因であるが、犯人はまだ不明であることがわかった。
リーナはこれが大亜連合の工作であると即座に推測し、兵庫はカザフスタン軍も同様の疑いを持っていることを伝えた。
達也はこの緊張状態が、チベットでの魔法的遺物の発掘活動に影響を与える可能性を考慮していた。
その後、達也はチャンドラセカールにラサに大量の魔法的遺物が埋蔵されている可能性について話し、ラース・シン中将との話し合いで、ウズベキスタンとカザフスタンの間の緊張を緩和することが決定された。
イヴリンはスターズ本部に連絡し、ラサのレリックについて報告し、ウズベキスタンへの入国の代わりにチベットのレリックに焦点を当てるべきだと提案したが、カノープスからはカザフスタンが軍事行動を起こさないという返答を受け、現在の任務に集中するよう指示された。
夕食後、達也は一人で寛ぎながら読書とコーヒーを楽しんでいた時、精神干渉系魔法の感覚に気づき、サロンに向かう。
そこで待っていたのはレナで、彼女は達也に重要なことを打ち明けることに決めていた。
レナは達也に、同行者のイヴリンが現役の連邦軍士官であり、サマルカンド行きが任務であること、そしてシャスタ山で出土した白い石板がシャンバラの地図であることを明かす。
達也はレナの告白に対し、お互い利用しあっていると受け止め、自身もウズベキスタン訪問の用事があったことをほのめかすが、詳細は話せないと述べる。
翌日、チャンドラセカールからウズベキスタンのカルシ・ハナバード空軍基地経由でブハラへの秘密裏の移動計画を提案され、達也は深雪とリーナも伴ってこの計画に同意する。
この移動はチベットのレリックについてラース・シン将軍に説明する名目で行われ、達也はチャンドラセカールの協力に感謝を示す。
5
八月七日の朝食時、チャンドラセカールは、カザフスタンとの国境近くに行かなければ問題がないと発表した。
これはイヴリンへの配慮であるように思われ、イヴリンはサマルカンドへの旅行が可能かどうかをただちに尋ねた。
アイラがガイドとして同行することになり、イヴリンはこれにやや警戒しつつも、すぐに翌日の便で行くことに決めた。
翌日、アイラはレナの部屋を訪れ、自己紹介を交わした後、イヴリンの任務と関連した深刻な話題には触れられなかった。
一方、達也一行はレナたちとは別にウズベキスタンのカルシ・ハナバード空軍基地へと向かい、高級ホテルに案内された。
夕食ではラース・シン将軍との歓談の中で、主に国内情勢や旧イラン軍閥に関する話題が中心だった。
イヴリンはサマルカンドへ到着後、すぐにレナとは別行動を開始し、彼女のストレスが溜まっている様子が描写された。
レナはイヴリンの行方が気になる中、アイラとのやりとりで内心の動揺を抑えつつも、イヴリンの安全を祈るのみだった。
USNA東メキシコ州では、密航者であるFAIRのサブリーダー、ローラ・シモンが大亜連合軍の魔法師工作部隊「八仙」の一人の手引きで、リッチモンドから南下してきていた。
彼女はテワンテペク運河を通り、カリブ海沿岸のマイケティア空港へ向かい、そこからシンガポール経由で日本に入国する計画であった。
八月九日、達也と兵庫はラース・シン将軍に再び会うためカルシ・ハナバード空軍基地を訪れた。
達也はラサに埋蔵されたレリックについて説明し、シン将軍はそれが信頼できる情報であるかを問うた。達也は情報の信頼性を確信しており、ラース・シンは大亜連合よりも自国がレリックを手に入れる方がよいと考えた。
その後、達也たちはホテルを抜け出し、カガンに到着した。達也は特殊な魔法陣を用いて、疑似瞬間移動の魔法を使い水波を呼び寄せた。
水波は重要な荷物を達也たちに届け、その場を後にした。達也たちは次の行動を計画していた。
達也は水波からスキンタイトタイプの宇宙服を受け取った。この宇宙服は、身体に密着し、宇宙の真空環境での身体の膨張を防ぐ機能を持つ。
達也はこの宇宙服を高千穂を利用するミッションで使用する予定であることを明かしたが、兵庫は地上に残り、達也と深雪、リーナの三人が宇宙服を着用することになった。
一方、サマルカンドに潜入したイヴリンは、目的地であるシャンバラの遺跡を探し出すことが不可能であることを理解していた。
彼女はUSNAの情報員と接触し、遺跡探索よりも経験を積むことが主たる目的のミッションに従事していた。
しかし、サマルカンドでの情報員との作業中、彼女は未知の敵に襲われ、追い詰められる状況にあった。
イヴリンは敵を追尾しようとしたが、その試みは敵の高速な移動によって妨げられた。
この事態を受けて、ラース・シン将軍はサマルカンドで魔法戦闘を行っている不明な勢力を鎮圧するために、IPU連邦軍魔法師特殊部隊「サプタ・リシ」の二人を派遣した。この対応は、市民への被害を最小限に抑えるための迅速な行動であった。
サマルカンドで起きた魔法師同士の小競り合いについての情報が、アイラとレナにも伝わった。
アイラは予備役魔法師として、この騒動に関わるなとの警告を受けていたが、レナはアイラと共にイヴリンの救出に乗り出すことを決意する。
二人は小型車で魔法戦闘が発生している場所へ向かい、イヴリンを発見し救出を試みた。
レナは精神干渉系魔法を使用してイヴリンを襲っていた敵の魔法を無効化した。
同時に、達也一行はブハラで活動を開始し、自転車で市街地を探索していたが、監視から解放される。
原因はサマルカンドでの魔法師同士の戦闘にあった。彼らはこの騒動を利用して調査を進めることにした。
兵庫は衛星通信端末を用いて、サマルカンドでイヴリンが大亜連合の工作員に追われていることを確認した。
カルシ・ハナバード空軍基地から『サプタ・リシ』の二人がサマルカンドへ派遣されたが、彼らが到着した時には騒動は既に終息しており、当事者の正体は不明のままだった。
アリオトとフェクダは市街戦の再発を防ぐため、しばらくの間サマルカンドに留まることになった。
ブハラでの一日目の調査は、大まかな地理把握に終わった。
達也たちは翌日からの本格的な調査を予定している。夕食後、達也は日本からの緊急連絡を受ける。
FAIRのローラ・シモンが日本に密入国した可能性が高いとのこと。彼女ともう一人のFAIRメンバーはUSNAで指名手配されているが、国際的な指名手配はされていない。
藤林は、FLAT開発第三課のラボが狙われている可能性があるとし、達也は警備を強化するよう指示する。
また、達也はメイジアン・カンパニー本部の整備も指示され、真由美と遼介はその準備に取り掛かる。
遼介はローラ・シモンについて真由美に説明し、彼女が「魔女」と呼ばれる古式魔法師であること、そして手強い相手であることを伝える。
真由美は遼介の反応から彼がローラと直接対峙したことがあるのではないかと疑うが、遼介はそれを否定し、バンクーバーの魔法師コミュニティで彼女の名が知られていたと説明する。
FLTのラボが襲われた際、遼介と真由美は警戒を強めていた。真由美は近くのホテルに、遼介はカンパニー本部の仮眠室で待機していた。
襲撃者は警備室を落とさず、防犯シャッターに足止めされていた。
遼介は警備員を装った襲撃者に対峙し、真由美は雹の弾幕でローラ・シモンを攻撃するが、ローラによる反撃に苦しめられる。
遼介は呂洞賓との戦いで[リアクティブ・アーマー]が外部から解除される危機に陥り、最終的にナイフで脇腹を突かれる。
真由美は広域無差別魔法を用いて襲撃者たちを撃退しようとするも、ローラからの反撃で痛みを感じる。
ローラは逃走するが、真由美は彼女を捕捉できず、遼介も呂洞賓に傷つけられた後、彼の追跡を諦めざるを得なかった。
遼介と真由美は、襲撃者たちに対する苦戦を強いられる。
6
ウズベキスタン現地時間8月11日の夜、達也は藤林からFLTラボ襲撃の第一報を受けた。
遼介が脇腹を刺され重傷を負い、警備員5名が言語機能を喪失する事件が発生していた。
達也は、警備員の症状が先史文明の魔法「バベル」によるものと推測し、対処法を提供する。
襲撃事件の翌日、遼介のお見舞いに来た藤林と真由美は、遼介から襲撃者との戦闘詳細を聞き出す。
遼介は魔法装甲が特殊な術式によって強制解除されたことを説明し、相手が「ルゥ・ドンビン」と名乗ったことを伝えた。
藤林はこれを聞き、何かを悟るが、遼介にはその深い意味を明かさなかった。
遼介と真由美の間には、少しの間、気まずい雰囲気が流れるが、それはやがて解消された。
ウズベキスタンのブハラで、達也は藤林からの報告を受け、遼介が受けた攻撃が逆位相の想子波による中和である可能性に同意した。
話題は敵の正体に及び、呂洞賓と名乗る人物が「八仙」の一員であることが示唆された。
大亜連合軍とFAIRの関連についても言及され、今回の事件が先史文明の魔法「バベル」に関連している可能性が議論された。
その後、達也は文弥に連絡し、襲撃事件の後始末への協力を依頼した。文弥はその依頼を受け、犯人捜索の準備に入った。
一方、サマルカンドのホテルでレナはイヴリンから帰還命令を受けたことを知らされ、二人は帰国の準備をすることになった。
達也は亜夜子から呂洞賓の潜伏先が旧埼玉県南部の西川口であるという報告を受けた。
この情報を基に、達也は調査を中断し帰国することを決意する。
達也、深雪、リーナは翌日、高千穂から宇宙を経由して巳焼島に降りる計画を立てた。
その後、達也と光宣は、呂洞賓の魔法無効化術式について議論し、「呪詛返し」を応用した中和であるという仮説に至る。
彼らはこの技術の詳細を探り、対策を講じる準備を始めた。
八月十四日午前、達也、深雪、リーナ、水波が巳焼島に降り、亜夜子に迎えられる。
達也と亜夜子は午後、文弥に案内され呂洞賓の潜伏先へ向かう。達也はアパートで呂洞賓と対峙し、交戦するが、呂洞賓は逃走する。
達也は河川敷で呂洞賓を追い詰め、彼が四葉と争う意思がないと主張するも、達也は呂洞賓が放った「血釘穿」を無効化し、最終的に彼を撃破する。
呂洞賓の真の目的は達也自身にあったが、達也は彼の計画を阻止し、致命的な一撃で呂洞賓を倒す。
達也は自分で呂洞賓の遺体を運ぶため、自走車に乗り、文弥とともに戻る。
車内で、文弥が達也に呂洞賓との会話内容を尋ね、達也は呂洞賓が大亜連合の魔法師工作部隊「八仙」のメンバーであったことを確認し、彼らの目的が達也暗殺であったことを明かす。
この情報に文弥は驚き、亜夜子は納得する。
達也は文弥と亜夜子に、呂洞賓を始末したことと、大亜連合が自分を狙っていることを冷静に受け止めている。
巳焼島に戻った達也たちは、深雪、リーナ、水波と再会し、達也は「八仙」の魔法無効化術式を見破ったと述べ、自身が彼らの敵ではないと自信を持って言う。
その後、達也たちは情報を共有し、夜に高千穂へ上がる。
7
達也はブハラから約30キロ東にあるチューダクール湖の西岸でシャンバラ探索を再開し、遺跡らしきものは見つからなかったが、想子の流れが乱れていることに気づく。
深雪とリーナも異変を感じ取り、達也はこれに似た現象が日本の飛驒高山で観察されることを思い出す。
一方、サマルカンド空港で、レナはアイラとルイとともに渡米を待ち、イヴリンは帰国命令による失敗を噛み締める。
ローラ・シモンは十六夜調によって軟禁され、呂洞賓の死を知らされる。
彼女は調のもてなしには満足しているものの、彼を信用できず、軟禁状態に不満を抱えていた。
八月十五日の夜、真由美は高層ホテルの三つ星レストランで十文字克人と再会した。克人は十文字家当主であり、真由美とは旧知の間柄である。
この夜の目的は、克人の異母妹アリサからの相談について真由美の意見を求めるためだった。
アリサは遠上遼介と親友であり、遼介が入院していることを知り、彼の家族に伝えるべきか迷っていた。
真由美はこの相談に対して、遠上遼介本人に話を聞くと答えた。
一方で、達也はチューダクール湖の湖底から石の円盤を発掘し、これがレーリヒ条約のシンボルマークを持つことを深雪とリーナに示した。
円盤は『コンパス』と同様に、シャンバラに関する重要な手がかりである可能性があった。
円盤に想子を注ぐと、これが特定の方向に向かって飛び始める現象が発生し、達也はこれを「一歩前進」と評価した。
アニメ
PV
OP
ASCA 『Howling』(TVアニメ「魔法科高校の劣等生 来訪者編」OPテーマ)八木海莉「Ripe Aster」(アニメ「魔法科高校の劣等生 追憶編」主題歌)ED
佐藤ミキ 「名もない花」「魔法科高校の劣等生」ED同シリーズ
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー
新魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち
魔法科高校の劣等生
漫画版
四葉継承編
師族会議編
エスケープ編
その他フィクション
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