どんな本?
『サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり』は、依空まつり 氏によるライトノベルシリーズ『サイレント・ウィッチ』のスピンオフ作品。
このシリーズは1800年代の近代ヨーロッパを思わせるファンタジー要素が特徴的な世界観を持ち、魔術などの要素が取り入れられている。
本編はモニカ・エヴァレットという超人見知りの主人公の成長ドラマで、ミステリーや派閥争いといった側面もストーリーに深みを与えている。
『サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり』では、七賢人の1人で「結界の魔術師」として知られるルイス・ミラーが主人公のストーリー。
彼はモニカの同期であり、上品な態度を持ちつつも強い癖を持つキャラクターだが。
本書では・・・
シリーズは2023年8月時点で電子版を含めた累計40万部を突破し、『このライトノベルがすごい!2022』では総合新作部門7位、単行本・ノベルズ部門2位を獲得。
続く『このライトノベルがすごい!2023』では単行本・ノベルズ部門で4位にランクイン。
『このライトノベルがすごい!2024』では単行本・ノベルズ部門で11位となっている。
読んだ本のタイトル
サイレント・ウィッチ-another- 結界の魔術師の成り上がり〈上〉
著者:依空まつり 氏
イラスト:藤実なんな 氏
あらすじ・内容
貴族の子供が通う魔術師養成機関の新たな特待生は、貧しい寒村育ちの少年ルイスだった。乱暴な性格と裏腹に、全ての初級魔術や短縮詠唱も使いこなす彼は、その実力で数々の功績と悪行の記録を学園史に刻むことに!?
サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり〈上〉
備忘録
貧しい寒村育ちの少年ルイスが、貴族の子供が通う魔術師養成機関の特待生として入学し、数々の功績と悪行を学園史に刻んでいく物語。
ルイスは乱暴な性格だが、全ての初級魔術や短縮詠唱も使いこなす才能を持っていた。
彼は娼館で生まれ、そこで育てられた過去を持ち、紫煙の魔術師ラザフォードに見出されて魔術師養成機関の特待生として迎え入れられた。
物語の中で、平民出身で粗暴なルイスは学園で悪童として有名になるが、彼が変貌する原因、後々に妻となるロザリーとの出会いもある。
七賢者の一人の娘だったが、魔力量が生まれ付き少なかったロザリーは医学の道を目指して学園を退学する。
その時にお互いの心を打ち明ける。
そんな2人の間を取り持ったのは第一王子のライオネルで。
ルイスはその後、武闘派の結界の魔術師として知られるようになり、結界を鈍器として使う柔軟な発想で際立つ存在となる。
ルイスは彼女のために紳士の振る舞いを身に付ける努力をし、自らの生きる目標を見い出します。彼は学園で様々な挑戦に直面し、成長していきます。また、ロザリーやライオネル、尊敬すべき師たちとの出会いが彼の人生に大きな影響を与えます。
感想
この物語は、ルイスの生まれ育ちから学園入学、魔法兵団に入るまでの道のりを描いていた。
本編での紳士さを知る身としてはさ、幼少期の彼の粗暴さに驚いた。
このままじゃ、何処かで身体を壊して死んでしまう。
そんな彼を、、
自身の未来を想像できないルイスを引っ張り上げたのが紫煙の魔術師ラザフォードだった。
ラザフォードはルイスの成長を見守ってたが、、
悪童ルイスのトラブルに頭を痛めているのにはシンパシーを感じていた。
彼の成長を通じて、弟子を取らなかったラザフォードにも変化が感じられ。
後に七賢人になるルイスの行動や選択は、彼の個性と能力の成長に焦点を当てており、彼は他人を助けることに喜びを感じる一方で、自分の未熟さを自覚し、改善する姿勢を見せて行く。
そうか、、
あの気性で、これだけ努力したのに、ポッと出で引っ込み思案な歳下の少女モニカと同期。。
彼がモニカを呼ぶ「同期殿」が別の言葉に思えてくる。
全体的に、この物語はルイスの人としての成長、友情、信頼、そして未来に向けての前進を中心に展開されていった。
彼の人間性、周りの人々との関わり、そして彼の成長や責任感が物語の中で描かれていた。
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
サイレント・ウィッチ シリーズ
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その他フィクション
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