小説【即死チート】「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 1」感想・ネタバレ

修学旅行中、バスの中で寝ていた高遠夜霧は、
クラスメイトの壇ノ浦知千佳に起こされて目を覚ました。
すると－－そこは異世界だった！
知千佳の説明によると、突然現れた賢者シオンと名乗る少女が、
クラスメイトのほぼ全員に“ギフト”という能力を与えて、
『今から冒険を始めてこの中から成長して
賢者になる者が出なければ全員家畜にする』
と言ったのだという。
そして、今バスの中に残っているのは、
なぜか能力を与えられなかった無能力者で、
自分達は他のクラスメイトが最初のミッションをクリアするために
囮としておいていかれたのだと。
迫り来るのはドラゴン!!
いきなり大ピンチかと思いきや、実は、
夜霧はこの世界の基準では計れないほどの力、
《即死能力》を持っていたのだ!!!

これは、無能力とされた少年と少女が、
あらゆる敵を即死させながら、元の世界に戻るための旅をするお話。
本当に最強なら、戦いにすらならない！
成長チート？　無限の魔力？　全属性使用可能？
そんなもの即死能力で一撃ですが？
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。1

感想

理不尽の権化。相手がどれだけ強かろうが、どれだけ多かろうが、殺意を持った瞬間に死んでしまう。

どんなにガチガチに防備を固めても因果を辿って殺されてしまう。

日本では恐怖の対象として監視下に置かれ。

唯一心を許せるのが世話役の高遠朝霧だけ。

ちょっと歳の離れた姉のように慕い彼女から色々と常識を教えてもらい。何とか学校に通えるようになったのだが、、

何処か浮世離れしてる高遠夜霧が完成した。

そんな彼が修学旅行に行ったら、、賢者を選出する騒動に巻き込まれ、スキル獲得が出来なかったので、クラスメイトから捨てられてしまった。

備忘録

修学旅行の観光バスの最後尾で爆睡していた主人公・夜霧が目覚めた時、バスは異世界に転移しており、彼は不可解な状況に遭遇する。

突然、異世界に移動してしまったことに気づいた生徒たちはパニックに陥るが、シオンと名乗る女性が現れ、彼らが賢者候補として召喚されたことを告げる。
生徒たちにはギフトと呼ばれる力が与えられ、色として現れるが、夜霧と知千佳は光っていなかった。

シオンからは一か月以内に賢者を目指すよう命じられるが、能力がない彼らはクラスから孤立し、さらには囮として利用されることになる。
他の生徒たちはファーストミッションのために出発し、夜霧と知千佳はバスに残される。
しかし、バスがドラゴンに襲われると、夜霧は知千佳を守りながら状況に対処する。

その後、夜霧たちは異世界の草原で自身たちを囮にした計画について話し合い、彼らが置いていかれた真の理由を探る。
しかし、クラスメイトの一部が戻ってきて、夜霧と知千佳に敵意を向ける。

夜霧は彼らとの対決を覚悟するが、クラスメイトたちは夜霧たちを利用しようとする。
夜霧は知千佳を守るため、そして自分たちを置き去りにしたクラスメイトたちへの対応を決めなければならない。

夜霧は花川、東田、福原との対決で、自分の特殊能力を用いて東田と福原を殺害する。

この能力は彼が「死ね」と言っただけで相手を死亡させることができるものだった。

花川は恐怖し、夜霧の命令に従うことを誓う。

夜霧と知千佳は花川を荷物運びとして仲間に加えることを決め、彼にアイテムボックスから価値あるアイテムを提供させる。

その後、花川は森で待機することになる。

一方、シオンとヨウイチの間での会話からは、賢者となったシオンとその従者ヨウイチが、現在の状況に対してどのように対応していくかを模索していることが明らかになる。
シオンは賢者としての役割を全うしようとしているが、その方法には確信が持てていない様子がうかがえる。

高遠夜霧たちは北の街に到着し、城塞都市であることを知る。

夜霧の能力の使用による眠気で到着が遅れており。

街の門が閉まりそうな時間だったが、門番の日本語による対応で領主に会うことになる。

領主からは昼に来た同胞の情報と王都への方向を教えられ、夜霧と知千佳は街内で武器を探し、猫耳の女の子ミレイユに案内される。

しかし、それは罠であり、獣人たちに襲われる。
夜霧はその力で獣人たちを容易く倒し、ミレイユの裏切りを許さず彼女も処理する。

後に、衛兵に状況を説明し、誤解を解く過程で夜霧の力の恐ろしさが明らかになる。

翌日、知千佳は自分の部屋で背後霊のもこもこと出会い、壇ノ浦流の真伝を伝授される予定であることを知る。
夜霧は王都への情報収集をコンシェルジュに依頼し、必要な準備を整えていた。

夜霧の行動は彼の力の大きさと彼が周囲の人々、特に知千佳を守るための決意を示している。

一方で、知千佳は異世界での生活に適応し、夜霧への依存から徐々に自立しようとする姿勢を見せ始める。

夜霧と知千佳の間の信頼と協力関係が彼らの冒険を支える重要な要素である。

高遠夜霧たちは異世界にて、コンシェルジュのセレスティーナから旅の準備に必要な情報とサポートを受ける。

クエンザから王都ヴァレリアへの移動計画を立てる際、セレスティーナは言語翻訳機能付きの首飾りやステータス隠蔽用の指輪、手回し充電器などを提供し、夜霧たちの要望に応える。

その後、夜霧たちは賢者レインと勇者との戦いに巻き込まれる。

この戦いでは、レインが不死身であることが明らされ、勇者はレインに勝利することができない。

夜霧たちはまた、賢者たちの戦いによって運行が中断された汽車での移動を余儀なくされるが、賢者とアグレッサーとの遭遇を経て、彼らは原生林を通じてハナブサ駅へ向かう決断を下す。

この過程で、夜霧たちは異世界で直面する多種多様な困難に対処し、それぞれの障害を乗り越えていく。

高遠夜霧とその仲間たちは、異世界で巨大な機械生命体と遭遇する。

この生命体は自身が自律型ロボットであり、戦闘を避けるために人間の男性に好意的な声色を模倣するなど、打算的な行動を取る。

ロボットは数億パターンの検証を経て、穏便に行動することが任務遂行に有効であると結論づけている。

夜霧たちはこのロボットから、賢者に関する情報を得ようとするが、ロボットは限られた情報しか提供できない。

その後、ロボットとの間で交渉が行われ、夜霧たちは攻撃をしない代わりに情報や支援を受けることになる。

この物語では、夜霧たちが未知の存在との対話や交渉を通じて、異世界での生存戦略を模索する様子が描かれている。

また、様々な技術や知識を駆使して問題解決に当たる姿勢が強調されており、彼らの機転や柔軟な思考が物語を通じて展開される。

高遠夜霧と知千佳、そしてクラスメイトの橘裕樹が意外な再会を果たす。

裕樹は自身の親衛隊を率いており、夜霧たちに対し、奴隷や愛人になるよう迫る。

裕樹の提案に対し、知千佳は断固として拒否するが、裕樹の親衛隊からは敵意を向けられる。

裕樹は自分の力と立場を誇示し、夜霧たちを自分の仲間に引き入れようとするが、夜霧と知千佳はその提案を冷静に拒否する。

一方、裕樹は支配者としての自信を見せつけるが、夜霧たちは彼の提案に対して疑問を抱く。

その後、裕樹は親衛隊を率いて遺跡を探索し、自身の力をさらに増大させる計画を立てる。

この一連の出来事は、異世界での力のバランスと人間関係の複雑さを浮き彫りにしている。

知千佳と高遠夜霧は、ある事件をきっかけに、二人は急遽準備をして部屋を出発する。

その際、知千佳の守護霊であるもこもこから、彼女自身も自力で対処できるようになる必要があるという警告を受ける。

知千佳は特別な力を持っていないため、もこもこは彼女の封印を解くことを提案し、その方法としてある暗示を解くための言葉を伝える。

その後、二人はホテルを出ることにし、非常階段を使うことを決める。

途中、敵であるリーザに遭遇し、彼女が作り出した氷の檻を夜霧が破壊する。

リーザとの対決の後、彼女から情報を聞き出そうとするが、最終的には夜霧がリーザの魔法の杖を破壊し、彼女を無力化させる。

その後、夜霧たちは人形使いのチェルシーとその人形たちと遭遇する。

チェルシーはリーザとは異なり、操る人形たちを使って攻撃を仕掛けるが、夜霧はその人形たちを一掃し、最終的にチェルシーを追い込む。

最終的に、夜霧は橘裕樹に対する直接の殺意をもって対処し、彼の死により裕樹の支配下にあった虫たちが自由を取り戻す。

しかし、それによって街中で混乱が起こり、ゾンビのような存在が人々を襲い始める状況になる。

この話は、主人公たちが直面する様々な敵との対決、そして彼らがそれを乗り越えていく過程を描いています。

特に、夜霧の特殊な力や、知千佳の内に秘められた可能性が重要な役割を果たしています。

また、彼らの行動が周囲の状況にどのような影響を与えるかが、物語の中で大きなポイントとなっています。

ハナブサの領主リョウタは賢者たちに与するが、彼らを好意的には思っていない。

賢者レインの従者であるマサユキは、リョウタのもとを訪れて協力を要請するが、リョウタは拒絶。

しかし、レインの命令であると知り、渋々協力することになる。

マサユキは、賢者候補の日本人、高遠夜霧と壇ノ浦知千佳を探しており、そのためには街の人々にも協力させる計画を立てていた。

マサユキの計画により街は混乱し、夜霧と知千佳は逃げることを決意する。

しかし、マサユキは公共放送を利用して夜霧と知千佳を捕えるために街の人々に協力を呼びかけ、街からの脱出を困難にする。

一方、橘裕樹は突然死亡し、その死により、エウフェミアは自由を得る。彼女は遺跡から脱出し、賢者レイン（最上位吸血鬼）に遭遇し、眷属化される。

レインは夜霧たちの能力に興味を持ち、彼らを観察することを決意する。

夜霧たちは、マサユキとその不死機団に直面し、彼らを圧倒する。

マサユキは夜霧たちを殺すために変身するが、夜霧は即座にマサユキを倒す。

その後、リョウタは夜霧たちと対面し、彼らが賢者レインに狙われていることを説明する。

リョウタは夜霧たちに協力しようとするが、レインによって結界が操作されており、簡単には街を出られない状況にある。

この物語では、賢者たちの支配下にある世界で、賢者候補として召喚された夜霧と知千佳が、賢者たちの思惑に翻弄されながらも、自らの力で困難に立ち向かい、生き抜く姿が描かれている。

マサユキを通じて不死機団の全滅を確認したレインは、高遠夜霧を賢者や剣聖、神話生物以上の脅威と見なし、彼との関わりを避けることをエウフェミアに進言される。

しかし、賢者としての絶対性を守るため、彼女は夜霧との対決を選択する。

一方、夜霧とその仲間は精神操作された街の住民と対峙し、クラヤミと呼ばれる侵略者の襲来に直面する。

レインは夜霧への攻撃を試みるも、彼の力の前に全てが無力であることを悟る。

最終的に、レインは自身が複製された存在であり、本体が既に死亡していることを認識し、彼女の意識は消滅する。

その後、夜霧たちは街を離れる準備を進める一方、彼のクラスメイトたちは異世界で生き残るための行動を続けていた。

最後までお読み頂きありがとうございます。

即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。（1）

posted with ヨメレバ

藤孝剛志アース・スターエンターテイメント 2016年10月