どんな本?
本書は、異世界ファンタジー小説である。
現代日本から異世界に転移したサラリーマン、ムコーダが、ネットスーパーという特殊なスキルを活用し、異世界での冒険と料理を楽しむ物語である。
第16巻では、ムコーダがリヴァイアサンの解体を依頼するため、これまで避けていたレオンハルト王国の王都を訪れる。王都での王との謁見やリヴァイアサンの解体を巡る騒動が描かれる。
主要キャラクター
• ムコーダ:現代日本から異世界に召喚されたサラリーマン。ネットスーパーのスキルを持ち、異世界での生活を楽しむ。
• フェル:伝説の魔獣フェンリル。ムコーダの従魔であり、強力な力を持つ。
• スイ:スライムの幼生体。ムコーダのペット的存在で、成長とともに能力を発揮する。
物語の特徴
本作は、異世界での冒険と現代料理の融合が魅力である。ムコーダがネットスーパーのスキルを使い、異世界の素材と組み合わせて料理を作る描写が特徴的である。
また、強力な従魔たちとの交流や、異世界の住人たちとの関わりを通じて、ユーモラスで心温まるエピソードが展開される。
第16巻では、王都での新たな出会いやリヴァイアサンの解体を巡る大規模なイベントが描かれ、物語に新たな展開が加わる。
出版情報
• 出版社:オーバーラップ
• 発売日:2024年12月25日
• ISBN-10:4824010322
• ISBN-13:978-4824010322
• ページ数:288ページ
• 形式:単行本、電子書籍
読んだ本のタイトル
とんでもスキルで異世界放浪メシ 白身魚のムニエル×海竜の葬送
著者:江口連 氏
イラスト:雅 氏
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
あらすじ・内容
「勇者召喚」に巻き込まれ、現代日本から異世界へとやってきたサラリーマン、ムコーダ。彼は「一度くらい王様に謁見しておけ」とカレーリナのギルドマスターから助言を受けたことや、何より巨大すぎる「リヴァイアサン」の解体をお願いするため、これまで避けていたレオンハルト王国の王都を訪れる。それでもなるべく大事にしたくないムコーダだけど、王都へ着いた途端に近衛師団に出迎えられて王城へ直行させられたり、王様への献上品の加減を間違えたり、フェル達が謁見中おとなしくしてるわけがなかったりと前途多難。肝心のリヴァイアサンの解体も冒険者ギルドの総力を挙げた大事業みたいになっちゃって、各地から応援を呼ぶ事態に!? 嬉しい再会からそうでもない再会、新たな出会いまでありつつ、それでもリヴァイアサンの解体は一筋縄ではいかないようで……!?
「小説家になろう」13億PV超のとんでも異世界冒険譚、今度は王都を揺るがしちゃう16巻!
感想
王都での騒動とムコーダの奮闘
ずっと関わろうとしなかった王都でムコーダは王族と謁見。
フェルやゴン爺の自由奔放な行動が周辺にいた貴族達の緊張感を生む一方、2匹の恐ろしさを熟知している王の冷静な対応が状況を和らげた。
その王都でのリヴァイアサン解体ではギルドの努力が描かれ、大袈裟になって行った。
ムコーダは解体を通じて、自らの立場と責任の重さを再確認していた。
食いしん坊カルテットの暴走と罰
フェル、ゴン爺、ドラちゃん、スイの行動は相変わらず自由で、ムコーダを困らせながら引っ張り回していた。
特に、種の絶滅という問題を引き起こした後の「食パンと水だけ」の罰は、彼らの無邪気さとムコーダの厳しさの対比を際立たせた。
普段豪華な食事を楽しむ彼らにとって、この罰は大きな教訓となったが、多分繰り返すのだろう。
食文化を通じた交流と笑い
この物語は、料理を通じて広がる交流も魅力の一つである。
リヴァイアサンのムニエルやホイル焼きといった新たな料理が登場し、キャラクターたちの反応が楽しかった。
特に、食いしん坊カルテットが罰を受けた後に「野菜料理のほうがまだマシ」と発言する場面は笑いを誘った。
16巻で登場した料理一覧
1. 屋台料理
• 屋台巡りで提供された料理(詳細不明)
2. ドラゴンステーキ
• 赤竜の肉を使ったステーキ
• ドラゴンステーキ丼
3. カツサンド
• 朝食として提供
4. デミグラスチキン
• コカトリスの肉を使用した料理
5. ホットケーキ
• 地方産ハチミツをかけて食べた
6. 唐揚げ
• フェルたちの機嫌取りのための料理
7. カツ
• 機嫌取りの一環
8. リヴァイアサンのムニエル
• バター醬油ソース、レモンバターソース、特製トマトソースの3種
9. リヴァイアサンのホイル焼き
• ポン酢醬油と味噌マヨソースで提供
10. アイスドラゴンのフィッシュアンドチップス
• タラに似た味を活かした料理
11. 食パン
• フェルたちへの罰として提供
12. 豚丼
• 朝食として提供
13. 北陸の海鮮料理
• 能登産カキ(刺身、生、鍋、焼きなど)
• 寒ブリの刺身
• 寒ブリのしゃぶしゃぶ
• ズワイガニ(カニ刺し、焼きガニ、カニしゃぶ、カニ鍋)
14. 能登牛と豚のステーキ
• 塩胡椒でシンプルに味付け
15. ダンジョン牛のステーキ
16. ダンジョン豚のトンカツ
最後までお読み頂きありがとうございます。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
アニメ
PV
料理
OP
ED
同シリーズ
とんでもスキルで異世界放浪メシシリーズ
アニメ感想
その他フィクション
備忘録
第一章 王都到着
王都到着と草原への着陸
ゴン爺の背中に乗ったムコーダ一行は、初めて王都を目にした。巨大な都市を前に興奮しつつ、ゴン爺は王都近くの草原に着陸を開始した。事前にギルドマスターから各所に通知がされていたため、問題なく着陸することができた。目を覚ましたギルドマスターと共に王都に向かう準備を進める中、門の前には長い行列ができており、王都の賑わいが伺えた。
近衛兵の迎えと王都への入場
王都に向かう途中、一行は近衛兵に囲まれることになった。ドラゴンで王都に入る旨を事前に通知していたため、王の命により迎えが派遣されたのである。ムコーダは近衛兵に囲まれながら王都の門をくぐり、人々の注目を浴びつつも王宮へ向かった。
王宮での謁見準備
王宮に到着したムコーダ一行は、王との謁見に備えた。ギルドマスターの指示を受けながら献上品の確認や作法を学び、王に無礼のないよう緊張しながら準備を進めた。フェルやゴン爺には大人しくするよう念押しをしつつも、その態度に不安を感じていた。
王との謁見と従魔たちの問題行動
謁見の間に入り、献上品が披露されると、豪華すぎる贈り物に貴族たちが驚愕した。さらにフェルとゴン爺が王に対して無遠慮な発言を繰り返し、貴族たちを恐怖に陥れた。ムコーダは従魔たちを必死に制止し、状況の収拾を図った。
王妃の対応と一行の退場
王妃が冷静に場を取り仕切り、ムコーダ一行がこの国で自由に過ごせるよう配慮を約束した。フェルとゴン爺も王妃の対応に一定の理解を示し、一行は謁見を終えて王宮を後にした。ムコーダは過度な緊張で気絶したが、フェルたちによってそのまま連れ出された。
食いしん坊従魔たちの無邪気さ
従魔たちは謁見中も念話で食事や屋台巡りの話をしており、その無邪気さがムコーダをさらに困惑させた。最後には全員で王宮を去り、次の目的地へと進んだのである。
第二章 伯爵一家
街中での目覚めと混乱
ムコーダは王宮での出来事を夢だと錯覚しながら街中で目を覚ました。自身がフェルに乗っている状況に驚きつつ、フェルとゴン爺に問いただしたところ、王妃が一行を庇い、自由に過ごす許可を得ていたことを知った。無罪が確定したことでムコーダは安堵したが、同時に食いしん坊たちの自由奔放な行動に振り回されていた。
屋台巡りの食いしん坊たち
ムコーダ一行は王都の屋台を巡り、次々と料理を堪能した。フェルやゴン爺、ドラちゃん、スイはそれぞれ好みの食事を求め、街中を活発に動き回った。ムコーダはそれに付き合いながらも、食べ物への執着が彼らの結束を強めていることを感じていた。
ギルドマスターとの再会と叱責
屋台巡りを楽しんだ後、ムコーダはギルドマスターを放置していたことを思い出した。冒険者ギルドで再会したギルドマスターは、王宮での貴族たちからの嫌味やお小言に疲弊しながら、ムコーダたちの軽率な行動を叱責した。特に献上品の内容が過剰だった点に対して強い苦言を呈した。
ラングリッジ伯爵家への訪問
ギルドマスターに同行し、一行はラングリッジ伯爵の邸宅を訪問した。伯爵一家はムコーダの美容製品やポーションに感謝しつつも、ムコーダが用意した献上品に興奮していた。特に奥様と娘の熱烈な反応にムコーダは圧倒されつつも説明を行った。
フェルとゴン爺の存在感
伯爵家の末息子バスチアンは、フェルやゴン爺に興味を示し、実際に触れることで感動していた。フェルとゴン爺も渋々ながらこれに応じ、伯爵一家との和やかな交流が進んだ。一方で、フェルたちは今夜のドラゴンステーキ丼を強く意識していた。
ドラゴンステーキへの期待と騒動
フェルたちのドラゴンステーキ発言により、伯爵一家は驚愕しつつも興味を示した。特にバスチアン坊ちゃんはその味を試したいと願い出たが、伯爵夫妻の驚きは大きく、一時場が混乱する事態となった。一方、ムコーダはこの騒動の中で、フェルたちの自由さに改めて呆れるのだった。
ドラゴンステーキの準備
ムコーダは伯爵邸の豪華なキッチンを借り、赤竜の肉でドラゴンステーキを焼き上げていた。フェルとゴン爺が「ドラゴンステーキ」と公言したため、伯爵一家とギルドマスターを招待せざるを得なくなった。大量の肉を最高の状態で仕上げるため、アイテムボックスを活用しながら慎重に調理を進めた。
伯爵一家とギルドマスターの試食
ダイニングで提供されたドラゴンステーキに、伯爵一家とギルドマスターは感嘆していた。伯爵はその美味しさに驚き、奥様や子供たちも絶賛していた。一方、フェルやゴン爺たちは自分たちの分であるドラゴンステーキ丼を堪能し、大盛りを次々と平らげていた。
ドラゴンステーキ丼への関心
伯爵はムコーダたちが食べていた「米」とステーキの組み合わせに興味を示し、家族で試食を始めた。伯爵一家はステーキ丼の美味しさにも感動し、上品に食事を楽しんでいた。その様子にムコーダは満足しつつ、彼らの食欲に驚かされた。
従魔の食文化と自然の掟
バスチアン坊ちゃんはドラゴンがドラゴンの肉を食べることについて質問し、ゴン爺が「弱肉強食」の理を説いた。ムコーダが説明を補足すると、坊ちゃんや伯爵も納得していた。また、ドラゴンの肉以外の美味な肉について尋ねられると、フェルとゴン爺がリヴァイアサンの名を出し、場をさらに驚愕させた。
無邪気な坊ちゃんと緊張の場
リヴァイアサンの話題に伯爵一家は驚きつつも、バスチアン坊ちゃんは無邪気に興味を示していた。その様子にムコーダは場の緊張を和らげる坊ちゃんの大物ぶりを感じつつ、収拾の難しい状況に頭を抱えていた。
第三章 10日後……
伯爵邸での疲労回復
ムコーダは伯爵邸の客間に案内され、疲労困憊の体をベッドに投げ出した。スイが心配そうに近づき、フェルとゴン爺はいつものように布団を要求した。ムコーダは二人に布団を敷き、やっと休む準備を整えた。その後、伯爵から尋ねられたリヴァイアサンについての経緯を話し、解放されたことで安心して眠りについた。
伯爵一家との朝食
翌朝、ムコーダは伯爵一家と朝食を共にした。奥様とセレステお嬢様は、前夜に使ったクリームの効果に感動し、興奮気味にその素晴らしさを語った。バスチアン坊ちゃんは、フェルたちが食べていたカツサンドに興味を示し、美味しそうに食べていた。最終的に一家全員がカツサンドを試し、満足した表情でムコーダを送り出した。
王都冒険者ギルドでの緊張
王都の冒険者ギルドに到着したムコーダは、この国のギルドの頂点に立つ5人と対面した。彼らはムコーダを値踏みするような目で見つめつつ、従魔たちの実力を話題に挙げた。フェルやゴン爺たちは終始リラックスした態度で、ムコーダは彼らの態度に少し呆れていた。
リヴァイアサンの解体依頼
ムコーダはフェルやゴン爺の要望を受け、リヴァイアサンの解体を依頼した。ギルドの倉庫でリヴァイアサンの巨大な頭部を披露すると、ギルドの幹部たちはその壮大さに驚愕した。しかし、彼らは挑戦を受け入れ、10日間の準備期間を経て解体に取り掛かると宣言した。
ギルドの士気と期待
ギルド幹部たちはこの解体を「歴史に名を刻む事業」と位置づけ、大いに士気を高めた。その様子を見てムコーダは少し不安を感じながらも、リヴァイアサン解体が進むことを期待していた。
豪邸での安息と食事の計画
ムコーダたちは王都の冒険者ギルドが手配した豪邸で過ごしていた。フェルやゴン爺たちはリヴァイアサンの解体に期待を寄せ、食事を楽しみにしていた。ムコーダは、豪邸のキッチンでコカトリスの肉を使ったデミグラスチキンを調理し、皆に振る舞った。濃厚な味付けが好評で、食いしん坊カルテットはおかわりを求め続けていた。
リヴァイアサン解体準備の話題
ギルドマスターはリヴァイアサンの解体準備が進んでいることを報告した。解体は王都近郊の広大な草原で行われる予定で、多くの熟練した解体職員と高ランク冒険者が招集されていた。警備のために冒険者たちが配置される一方、フェルとゴン爺が結界を張り、さらなる安全策が講じられることが決定された。
ドラゴン狂いのエルフの招集
ギルドマスターから、リヴァイアサン解体に関する専門知識を持つエルフ、エルランドが招集されたことが伝えられた。彼はドラゴンに異常な執着を持つ人物であり、ゴン爺やドラちゃんにとっては天敵とも言える存在であった。ムコーダは彼の到来に困惑しつつも、状況を受け入れるしかなかった。
次なる展開への予感
ムコーダはリヴァイアサン解体に向けた準備が加速する中、事態がさらに大きくなりつつあることを感じていた。フェルやゴン爺の協力もあり、解体の成功が期待されていたが、エルランドの登場が新たな波乱をもたらす予感を抱かせた。
第四章 ドラゴンタートルさん、ごめんよ―――っ
エルランドの到来と仲間たちの反応
エルランドが王都に到着するとの知らせに、食事を終えたフェルたちに報告がなされた。特にゴン爺とドラちゃんはエルランドの過去の行動を思い出し、大きく顔を顰めていた。フェルはリヴァイアサンの解体にはエルランドの技術が必要だと説得し、二人は渋々受け入れたが、エルランドとの接触を最小限に抑えるよう要望した。
気分転換の狩りへの誘い
エルランドへの憂鬱が日に日に募るゴン爺とドラちゃんを見かねたフェルは、狩りに出かけることを提案した。フェルの強引な誘いにムコーダと食いしん坊カルテットが応じ、街を抜け出して荒野へと向かった。フェルとゴン爺は狩りの計画を進める中で、ムコーダを説得しつつ目的地に到着した。
ドラゴンタートルの発見
到着した先は荒涼とした土地で、そこには巨大なドラゴンタートルが眠っていた。硬い甲羅を持つこの魔物はフェルとゴン爺が認めるほどの強敵であり、特に甲羅の魔法耐性が狩りを難しくしていた。ドラちゃんとスイは共闘してドラゴンタートルを倒すことを決め、狩りの準備を進めることとなった。
新たな挑戦の始まり
甲羅に隠れたドラゴンタートルを目の当たりにしたムコーダは、その巨大さと堅牢さに驚愕した。フェルたちと共に、どう倒すかを模索しつつ、次の行動を考え始めたのである。
ドラゴンタートルとの戦闘
ドラゴンタートルを前に、ドラちゃんとスイが最初に攻撃を仕掛けた。ドラちゃんの氷魔法とスイの酸弾が繰り出されたが、どちらもドラゴンタートルの硬い甲羅には大きな効果を及ぼせなかった。ドラゴンタートルの防御力の高さを前に、ドラちゃんは新たな作戦を実行した。地面を隆起させてドラゴンタートルをひっくり返し、腹部に攻撃を集中させることでダメージを与えた。最終的に、スイの水魔法が首を捉え、ドラゴンタートルを仕留めることに成功した。
フェルとゴン爺の狩り
ドラちゃんとスイの勝利の後、フェルが次のドラゴンタートルを狩る番となった。フェルは強力な雷魔法を三連続で叩きつけ、甲羅を粉砕して勝利を収めた。その後、ゴン爺も自身の力を発揮し、空高く飛び上がってドラゴンタートルを投げ落とすという大胆な手法で仕留めた。ゴン爺の狩りは非常に派手であり、その場にいた全員が圧倒された。
ギルドマスターからの叱責
狩りを終えて帰宅したムコーダたちは、待ち構えていたギルドマスターから厳しい叱責を受けた。特に、ドラゴンタートルを3体も狩り、王都冒険者ギルドに解体を依頼するつもりだったことに対し、ギルドマスターは激怒した。ギルドマスターの指示により、ドラゴンタートルはカレーリナに戻ってから解体を検討することとなった。
王都での買い物の日々
叱責を受けたムコーダたちは、その後王都での買い物を楽しんだ。特に養蜂に成功した地方産のハチミツは絶品であり、ホットケーキにかけて皆で楽しんだ。スイもこのハチミツを大いに気に入り、追加購入が必要になるほどだった。また、カレーリナの仲間へのお土産も揃え、充実した日々を過ごした。
リヴァイアサンの解体の準備
リヴァイアサンの解体の日が迫る中、フェルやゴン爺もその時を楽しみにしていた。一方で、ムコーダはエルランドが王都入りしていることに不安を抱えていた。明日の解体がどのような展開を迎えるのか、緊張が高まるばかりであった。
第五章 オホォォォォォッ
リヴァイアサン解体の準備と観覧席
リヴァイアサンの解体が始まる場所は、王都の前に広がる草原であった。現場には豪華な観覧席が設置され、大勢の冒険者ギルド関係者や貴族たちが集まっていた。さらには王様と王妃も訪れるとのことで、ムコーダはその規模の大きさに驚きを隠せなかった。ギルドマスターによると、リヴァイアサンを討伐した冒険者としてムコーダの存在も注目されており、無視できない状況だった。
エルランドと監視役の登場
その場にエルランドが姿を現し、テンション高くムコーダたちに話しかけてきた。ドラゴン愛が強すぎる彼に対し、ゴン爺とドラちゃんは冷ややかな態度を見せた。しかし、エルランドの監視役であるモイラが現れ、彼を厳しく叱責しながら連行した。この一連のやり取りにより、ムコーダたちはエルランドへの不安が和らいだ様子だった。
アイアン・ウィルとの再会
ムコーダは現場で懐かしい顔ぶれと再会した。それは、ヴェルナー率いる冒険者パーティー「アイアン・ウィル」のメンバーであった。彼らは王都で高ランク冒険者として招集されており、ムコーダの従魔であるゴン爺にも驚きを隠せなかった。特にリタとヴィンセントはムコーダの手料理を強く懐かしみ、再びその料理を食べたいと熱望していた。
再会を祝う計画とリヴァイアサン解体の開始
アイアン・ウィルのパーティーランクがBに上がったことを祝い、ムコーダはリヴァイアサンの解体後に手料理でもてなす計画を立てた。彼らとの再会を喜びながらも、リヴァイアサン解体の準備は着々と進んでおり、冒険者ギルド職員や関係者たちに招集がかかり、緊張感が漂っていた。
リヴァイアサンの召喚と混乱
冒険者ギルドのギルドマスターであるブラム氏の要請で、ムコーダはアイテムボックスからリヴァイアサンを取り出した。その巨大さに関係者たちは驚愕し、一部の者は呆然としていた。しかし、エルランド氏だけは狂喜乱舞し、リヴァイアサンに縋りつくという奇行を見せた。監視役のモイラ氏は彼を叱責し、周囲の失笑を買う場面も見られた。
解体作業の準備
エルランド氏はリヴァイアサンの解体を進めるにあたり、その全身を確認し始めた。作業には王族や貴族も見守る中で緊張感が漂っていた。彼の行動を信用しきれないブラム氏や他の関係者も付き添い、慎重に状況を見守った。だが、エルランド氏は確認作業の結果、リヴァイアサンの解体には予想以上の困難が伴うことを訴えた。
魔剣の登場と解体の可能性
エルランド氏は過去に解体されたリヴァイアサンの記録を基に、解体には魔剣が不可欠であると説明した。ここでムコーダが魔剣を複数所有していることが明らかになり、関係者の注目が彼に集中した。ムコーダはアイテムボックスから4本の魔剣を取り出し、それを用いて試験的な解体が始まった。
血抜き作業と予期せぬ事態
試験的に魔剣カラドボルグを使用してリヴァイアサンの首元を切りつけると、大量の青い血が噴出し、近くにいた者全員が血を浴びた。フェルは呆れた様子でその様子を見守っていたが、ムコーダは自分だけがこの状況に巻き込まれた理不尽さに内心で不満を漏らしていた。
血抜きと混乱
ムコーダはリヴァイアサンの血を浴び、生臭い臭いに不満を漏らした。フェルが自身にだけ結界を張ったことを恨めしそうに思ったが、スイの水シャワーとフェルの温風でなんとか血を落とし、乾燥させることに成功した。一方、リヴァイアサンの血を巡って冒険者ギルドの職員や薬師たちが大騒ぎとなり、エルランドが責任を問われ土下座をする事態となった。特に薬師たちは血の損失に激怒し、周囲の雰囲気は険悪であった。
解体作業の開始
エルランドはリヴァイアサンの解体を進め、硬い皮を魔剣で慎重に切り開いて内臓を取り出し始めた。その作業は細心の注意を要し、ミスリルナイフを用いながらも大量の内臓を切り分ける手間がかかった。内臓の巨大さに合わせ、用意された壺には一部しか収まらず、作業はさらに難航した。そんな中でもエルランドは独り言を漏らしながら楽しそうに作業を続けていた。
解体の一時中断と明日への準備
夜間の警備が難しいため、ギルドマスターの判断で解体作業は翌日に持ち越された。リヴァイアサンは再びムコーダのアイテムボックスに収められ、翌日の作業再開を待つこととなった。フェルたちも納得し、空腹を訴えたため、一行は解体現場を後にして宿へ戻った。
アイスドラゴンの晩餐
宿に戻ったムコーダは、夕食にアイスドラゴンの肉を使うことを提案した。シンプルに焼き上げた肉を味見した結果、タラに似た味わいがあると感じ、フィッシュアンドチップスを作ることに決定した。みんなはその味を絶賛し、フェルやスイ、ゴン爺たちは満足げに食事を楽しんだ。さらにギルドマスターも食事に加わり、アイスドラゴンの肉とビールを堪能していた。
王族の判断と薬師たちの殺到
ギルドマスターから、王族がリヴァイアサンの素材に対する圧力をかけることを禁じた経緯が語られた。一方で薬師や商人たちがリヴァイアサンの素材を求めて冒険者ギルドに押し寄せており、ギルドは対応に苦慮していた。ムコーダは素材の処分方法について考えを巡らせつつ、翌日の作業に備えることとした。
第六章 ついにリヴァイアサンの肉を手に入れた!
内臓の取り出しと次の工程
エルランドはリヴァイアサンの内臓を取り出し終え、満足げな笑みを浮かべていた。次の工程として頭を落とすことになり、彼は魔剣カラドボルグを使ってリヴァイアサンの頭を一刀で切り離した。その後、頭部の解体は冒険者ギルドで行うこととなり、一旦アイテムボックスに収納された。
警備と賊の存在
厳重な警備の中でも賊が現れる状況に、エルランドは冒険者たちの奮闘を評価した。ゴン爺やドラちゃんも空からの警備を続けており、不審者を捕らえる場面もあった。そんな中、エルランドは解体作業を進めるため、各地から熟練の解体職員を集め、皮剝ぎ作業を開始した。
皮剝ぎ作業と食欲の高まり
リヴァイアサンの巨体から皮が剝がされると、白い肉が現れ、フェルやスイはリヴァイアサンの肉を食べる期待で目を輝かせた。プロの手際で皮剝ぎが進み、一部の肉が露わになると、フェルたちは今すぐにでも食べたい様子を見せたが、エルランドは骨付きのままでは持ち帰れないと説得し、全員で説教を受ける事態となった。
解体作業の遅延とフェルたちの不満
皮剝ぎ作業は予定よりも遅れ、リヴァイアサンの肉を食べる機会がさらに延期された。フェルたちは不満を募らせ、代わりに唐揚げやカツで機嫌を取られることになったが、その食欲はとどまるところを知らなかった。
リヴァイアサンの肉の初調理
解体作業の4日目にしてようやくリヴァイアサンの肉が手に入り、ムコーダはムニエルを調理することに決めた。バター醬油ソースやレモンバターソースに加え、特製トマトソースを用いて多様な味付けを楽しめるようにした。リヴァイアサンの肉はアイスドラゴンに似た白身魚のような食感であり、旨味が非常に濃厚であった。
食いしん坊たちの大満足
フェル、ゴン爺、ドラちゃん、スイはリヴァイアサンのムニエルを次々と平らげ、追加を求める声が止まなかった。彼らの期待に応えるべく、ムコーダは何度も調理を続け、食いしん坊たちの食欲を満たしたが、終始忙しく追い立てられることとなった。
リヴァイアサン解体作業の進行と大量の肉
解体作業が5日目に突入し、リヴァイアサンの身から骨を外す工程が進められた。エルランドは相変わらず生き生きと作業を指揮しており、大量のリヴァイアサンの肉がムコーダの手元に戻ることが確定的であった。食いしん坊カルテットの期待は高まり、ムコーダは今晩の食卓を思い浮かべてため息をついた。
ギルドマスターの避難と周囲の反応
ギルドマスターは騒動を避けるため、冒険者ギルドで寝泊まりすることを決めていた。彼はリヴァイアサンの肉を食べたことが他国でも話題になる可能性を懸念していたが、ムコーダはその反応に半ば呆れていた。同時に、エルランドが泣きついてくる姿を想像し、再び疲労感を覚えた。
ホイル焼きの準備と大量調理
ムコーダは簡単かつ野菜も摂れるメニューとしてリヴァイアサンのホイル焼きを選んだ。ポン酢醬油と味噌マヨソースの2種類を用意し、大量の野菜をカットした後、ホイルで包んでオーブンで焼き上げた。追加で作ることなく済むように、初めから多めに準備を整えた。
ホイル焼きの味わいと食いしん坊たちの反応
ホイルを開けた瞬間に漂うバターの香りに食いしん坊カルテットは大喜びし、それぞれのソースを堪能した。フェルは野菜を邪魔者扱いしたが、他のメンバーはその旨味を楽しんでいた。ムコーダも味噌マヨソースを白飯と共に味わい、その美味しさに満足していた。
食いしん坊カルテットの暴走
おかわりのホイル焼きを用意したムコーダだったが、「たくさん用意してある」という言葉が裏目に出て、彼らの食欲をさらに刺激してしまった。さらにゴン爺がビールを、スイやドラちゃんがコーラやサイダーを要求し始め、ムコーダは大慌てで対応する羽目になった。
第七章 ぼくのかんがえたさいきょうのきょうりゅう
狩りの提案と食いしん坊たちの意向
朝食後、フェルたちが突然「狩りに行く」と言い出した。ムコーダは解体作業が途中であることを指摘したが、食いしん坊カルテットは肉さえ確保できれば十分だと主張した。さらに、リヴァイアサンの解体がまだ完全に終わっておらず、頭部の作業も残っていることを説明するも、彼らは解体の進行には興味がない様子であった。
冒険者ギルドでの解体作業とエルランドの暴走
冒険者ギルドでの解体作業が始まると、エルランドがゴン爺やドラちゃんに突進して抱きつこうとする暴走を見せた。ムコーダはこれを阻止し、カレーリナでの騒動を引き合いに出して諫めた。モイラに叱責されたエルランドは渋々引き下がり、解体作業は無事に進行した。
狩りの新たな目的地と嫌な予感
解体の頭部作業が進行する間、ムコーダたちは自由時間が与えられた。フェルたちは新たな狩場を提案し、そこが「ウラノス」と似た特殊な場所であることが明かされた。ムコーダは過去の悪夢を思い出し拒否したが、フェルの強引な行動によりゴン爺の背中に乗せられ、目的地へ向かうことになった。
天空への旅立ちとムコーダの不安
ゴン爺の背中に乗り、目的地へ向かう一行。ムコーダは「ウラノス」に似た場所が安全でないと確信し、不安を叫び続けたが、フェルたちの興奮は止まらず、彼の叫びは空に消えた。狩りは既に始まる運命にあった。
山頂の不思議な森
ムコーダたちは山頂に到着し、目の前に広がる不思議な森を見て驚愕した。この森は巨大なカルデラの中に存在し、シダ植物や太い幹を持つ木々が立ち並び、まるで恐竜時代の森のような様相を呈していた。さらに、外の寒冷な気候とは対照的に、内部は蒸し暑く異様な雰囲気に包まれていた。ムコーダは不安を感じつつも、その特殊な環境に圧倒されていた。
葉に触れるスイとドラちゃんの遊び
スイとドラちゃんは森の中でシダの葉に触れると、それが閉じるという現象を見つけた。それを面白がり、二人は夢中になって葉に触れながら遊んだ。その光景にムコーダも一瞬ほっこりしたが、すぐにここが危険な場所であることを思い出し、再び警戒を強めた。
恐竜型魔物との遭遇
森を進むうちに、ムコーダたちは小さな恐竜型の魔物に遭遇した。それらは膝丈ほどの小さな個体だったが、肉食であり、スイに襲いかかった。しかし、スイは酸の攻撃で即座に反撃し、恐竜たちを撃退した。この一幕により、ムコーダはここが単なる狩場ではなく、命の危険が伴う場所であることを再認識した。
大群との戦闘と恐竜の特異性
続いて小型恐竜の大群が現れ、ドラちゃんとスイが応戦した。恐竜たちは火を噴き、凶暴性を露わにして攻撃してきたが、二人の圧倒的な力の前に敗北した。しかし、ムコーダはこの恐竜たちが「ウラノス」同様、非常に特殊な魔物であることを感じ取り、その遺骸を資料として回収することを決めた。
強大な恐竜との激戦
さらに進むと、ムコーダたちは巨体の恐竜たちに遭遇した。フェルはギガノトサウルス、ゴン爺はティラノサウルス、ドラちゃんはカルカロドントサウルス、スイはカルノタウルスと対峙し、それぞれ激戦を繰り広げた。これらの恐竜は火や酸を吐き、強靭な身体能力を持っていたが、仲間たちの力で次々と撃破された。
ムコーダへの襲撃とデミウルゴスの言葉
戦闘中、ムコーダもヴェロキラプトルの群れに襲われた。結界に守られて直接の被害はなかったものの、恐竜たちの凶暴な姿勢に恐怖を覚えた。その際、創造神デミウルゴスが現れ、この恐竜たちは「オリジナリティを加えた」存在であると明かした。デミウルゴスの軽い態度にムコーダは憤慨したが、最終的には仲間たちの奮闘により無事にその場を切り抜けた。
恐竜の襲撃を振り返る仲間たち
フェルたち四匹は、それぞれが対峙した恐竜との戦闘について語り合い、大きな満足感を示していた。フェルは強力な顎を持つ敵を倒したと語り、ゴン爺は即死毒を持つ恐竜を相手に怯まず戦ったことを誇っていた。ドラちゃんは鋭い爪を持つ敵との素早さ勝負を楽しみ、スイは俊敏な敵を酸攻撃で圧倒したことに満足していた。一方でムコーダは恐竜の残骸を無心で回収しながら、一人で戦闘の恐怖を振り返っていた。
襲撃が絶えない森の中
森を進む一行は、次々と現れる肉食恐竜に幾度も襲われた。フェルたちは嬉々としてこれらを撃退し、ムコーダは戦闘が繰り返される中で避難することに慣れていった。頻繁な襲撃に対してムコーダは、恐竜たちの高い繁殖能力を疑い始め、彼らの多さに呆れるばかりであった。
草食恐竜の概念が崩れる出会い
森を抜けた先の草原で、一行は巨大な首長竜に遭遇した。初めは草食恐竜だと思われて安心していたが、その恐竜が小型のTレックスを捕食する光景を目撃し、ムコーダは衝撃を受けた。この首長竜は草食ではなく肉食であり、その圧倒的な力で周囲の恐竜を蹂躙していた。
仲間たちの挑戦とムコーダの困惑
首長竜を目にしたフェルたちは、これを狩るべく戦いの準備を始めた。ムコーダはその無謀さに恐れを抱いたが、仲間たちの戦意を止めることはできなかった。フェル、ゴン爺、ドラちゃん、スイは意気揚々と首長竜に向かっていき、ムコーダはただ呆然とその様子を見守るしかなかった。
デミウルゴスとの不条理な会話
ムコーダは、この異常な恐竜たちを創り出した創造神デミウルゴスに問いかけた。デミウルゴスは「カッコイイと思ったから」という軽い理由でこれらを創造したと説明し、自らの過去を「青い時代」と称して笑い飛ばした。ムコーダはその無責任さに呆れつつ、他にも似たような場所が存在していないかと質問したが、デミウルゴスの曖昧な返答にさらに不安を募らせた。最後には再び逃げるように去ったデミウルゴスに対し、ムコーダは嘆きの声を上げるばかりであった。
第八章 モソモソ
首長竜の絶滅とフェルたちへの叱責
フェル、ゴン爺、ドラちゃん、スイの四匹は、草原にいた首長竜を次々と狩り、計7頭を仕留めた。ムコーダが鑑定を行った結果、これらの恐竜がこの地の固有種であり、すでに絶滅していることが判明した。フェルたちの行動が原因で絶滅が確定したことを知り、ムコーダは強い口調で彼らを叱責した。フェルとゴン爺はしおらしく謝罪したが、やり過ぎた自覚を滲ませつつも、どこか開き直った態度を見せた。
ギルドマスターとの再会と叱責
王都へ戻った一行は、裏門で待ち構えていたギルドマスターに迎えられた。報告を怠ったことを咎められたムコーダは、謝罪とともに今回の狩り場で得た恐竜の情報を説明した。しかし、この説明が新たな問題を呼び込み、ギルドマスターやお偉いさん方を困惑させた。
恐竜の展示とエルランドの暴走
ムコーダはアイテムボックスから恐竜を取り出し、倉庫に並べた。これを見たギルドの重役たちは言葉を失い、さらにエルランドが興奮して恐竜を触り回る場面も見られた。モイラによる制止を受けた後、ギルドは恐竜の買取と解体の段取りを進めることになった。
スーパーサウルスの肉とフェルたちの要求
一行の要求に応じ、スーパーサウルスの肉を食べるために追加で解体を依頼した。ギルド側は素材の返却を条件に解体を引き受けたが、エルランドの高いテンションとギルドのカオスな状況に、ムコーダは困惑するばかりであった。
王都ギルドでの混乱と最終的な決着
最終的に恐竜の買い取りが確定し、ムコーダは解体費用を節約するために一頭を練習用として提供した。解体作業に意気込むエルランドの元気さと、それを見守る疲労困憊のギルドスタッフを後に、ムコーダたちは王都を後にした。
罰としての食パンの夕食
フェル、ゴン爺、ドラちゃん、スイは一日の狩りの後、空腹を訴えながら夕食を待っていた。ムコーダは彼らがスーパーサウルスを絶滅させた罰として、皿いっぱいの食パンのみを夕食として提供した。食事がパンだけだと知った四人は困惑と絶望を見せたが、結局は空腹に耐えられずモソモソと食べ始めた。飲み物も水だけで、普段の豪華な食事とのギャップに衝撃を受けていた。
食パンの罰の影響
翌朝、フェルたちは普段の食事を倍の量で平らげた。罰としての食パンだけの夕食がよほど堪えたらしく、朝食の豚丼をいつも以上に噛みしめながら食べていた。さらに、ムコーダに対し改めて謝罪し、今後は種の絶滅ややり過ぎた狩りを避けることを誓った。彼らにとって、食パンだけの夕食は大きな教訓となったようである。
食パンだけ夕食の効果と教訓
ムコーダは食パンの罰が予想以上に効果を発揮したことを実感した。フェルたちは「野菜たっぷりの食事の方がまだマシ」と断言し、完全にトラウマを植え付けられた様子であった。特にスイは涙目になりながら、食パンだけの夕食を思い出すたびに怯えていた。今回の出来事で、ムコーダは食パンだけの罰が強力な抑止力となることを確信した。
番外編 北陸・冬のうまいもんフェア
ネットスーパーでの北陸の味覚発見
ムコーダはネットスーパーで調味料を買おうとした際、北陸地方の特産品フェアに気付いた。思い出の能登産カキや寒ブリ、ズワイガニなど豪華な海鮮が並び、特にカニ刺しや寒ブリのしゃぶしゃぶに目を奪われた。また、魚介類だけでなく、能登牛や豚といった肉類も取り揃えられており、それらも夕食メニューに加えることを決意した。
豪勢な食卓と肉食カルテットの反応
ムコーダは北陸の魚介類とダンジョン牛や豚を使った料理を用意し、豪華な食卓を完成させた。フェル、ゴン爺、ドラちゃん、スイはこの豪華な夕食に驚き、特に山盛りのステーキとトンカツに歓喜していた。一方、ムコーダは魚介類を堪能しながら、カキや寒ブリの刺身、カニしゃぶの美味しさに感動した。しかし、肉が主体の四人は魚介類の良さを十分に理解せず、肉の方が好みだと主張していた。
魚介類への評価と追加要求
フェルたちは魚介類の味を認めつつも、腹にたまらないとし、異世界の肉の追加を要求した。しかし、ムコーダはこれを却下。フェルのすっとぼけた態度に対し、「おかわりなし」と宣言し、周囲を笑わせた。最終的にはフェルもおかわりを求めて必死に訴え、皆で豪勢な夕食を楽しんだ。
Share this content:
コメントを残す