どんな本?
高校生の異世界転移に巻き込まれたムコーダは、戦闘面では全くの無能だったので戦争に巻き込まれ無いように別の国へ行く。
その道中に、ムコーダの料理に魅入られた伝説の魔獣フェンリルが仲間に加わり、さらに生まれたばかりのスライムも仲間になる。
読んだ本のタイトル
#とんでもスキルで異世界放浪メシ 5 ミックスフライ×海洋の魔物
著者:#江口連 氏
イラスト:#雅 氏
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あらすじ・内容
海の幸、満喫!
旅を続けるムコーダ一行は、ついに海辺の街に到着! 海鮮バーベキューやカキフライを作ったり朝市を巡ったりと、新鮮な海の幸に舌鼓。もちろんお肉も欠かせない……と思ったら、またフェルがとんでもない食材を獲ってきて――!?
とんでもスキルで異世界放浪メシ 5 ミックスフライ×海洋の魔物
前巻からのあらすじ
ドランに行ったムコーダだったが、、
ドランには迷惑なエルフがいた。
ドラゴン大好きなギルド長。
アースドラゴンを解体するのも彼以外いない。
それでもアースドラゴンを解体したら、今度は全ての品物は買えないと言う。
それを聞いたムコーダはスイにドラゴンの血と肝を与えて薬草を混ぜたら、、
スイ特製エリクサーが生成された。
そしてフェル達に引っ張られてドランのダンジョンに突入してあっという間にダンジョンを攻略。
そして、冒険者ムコーダはA級冒険者となってしまう。
さらにダンジョン産の宝石では商業ギルドと冒険者ギルドがバトルw
感想
Aランクの冒険者になったムコーダは、ネイホフのギルドからの依頼で、粘土を採取所でキュクロープス討伐をサラッとクリアしてしまい。
地元の冒険者達を助けたら焼き物屋の子供がいたのでムコーダは爆買いしまくる。
その後、ムコーダはオークの集落の討伐を請け負う。
他のチームの冒険者達との合同依頼だったが、、
普通は大変な仕事なのにフェル、スイ、ドラちゃんがあっという間に集落を制圧してしまう。
集落の中央に3匹が突貫して暴れ回り、それから逃げ出したオーク達を他の冒険者達と討伐して行くムコーダと冒険者達。
そして大量の豚肉をゲット!
討伐部位とアイテムになるモノは他の冒険者に譲り、豚肉はムコーダが全て貰う事になる。
ほとんどムコーダの3匹が討伐しているので、それに申し訳なさそうに受け取る冒険者達。
そして、豚肉を使っての料理を振る舞うムコーダ。
それに舌鼓を打つ冒険者達。
そして冒険者達は贅沢になってしまった舌に嘆く事になるw
ムコーダと関わった人達の末路は恐ろしい。
皆んな普段食べてる食事を不味く感じてしまう。。
そんな感じで依頼を完結して、次に海辺の街に行ってクラーケン討伐を請け負ったら、、
沖に行く船が無い。
それに困っていたムコーダだったがスライムのスイが大きくなって海に浮かんだら1番大きいフェル達を乗せても沖に行ける事が発覚。
そして沖に行ったらクラーケンとシーサーペントと巨大な魚が三つ巴の戦いをしていた。
それを第四勢力のフェル搭載のスイが雷でプカーーーと、、
その後はシーフードパーティー!!
後日に舌が贅沢になって困ってしまう冒険者達が気の毒と思ってしまう。
そして、最後に狩に出たフェル、スイ、ドラちゃんの3匹はレッドドラゴンを狩ってしまう。。
また、ドランに行ってギルドマスターのエルランドに頼まないと解体すらできない。
ひとまずドラゴンは死蔵して、ダンジョン攻略のためエイヴリングへ向かう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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同シリーズ
とんでもスキルで異世界放浪メシシリーズ
アニメ感想
その他フィクション
備忘録
第一章 陶器工房でお買い物
ムコーダはネイホフの街に滞在中、冒険者ギルドを訪れてキュクロープス討伐の報告を行った。ギルドマスターのヨーランに案内されて倉庫に向かい、解体担当のホレスにキュクロープスを渡した。ホレスはその傷の少なさに驚いたが、眼球に少し傷がついていたため買取価格が若干下がると告げた。フェルはそのことに不満を示したが、ムコーダは問題ないと伝えて落ち着かせた。その後、ムコーダは他の魔物の解体も依頼し、翌日再びギルドを訪れることになった。
ムコーダは、スイの新しいスキル「超巨大化」を試すために、フェルとドラちゃん、スイとともに街の外れの草原へと向かった。スイは念話で指示を受けると、5メートルの高さと10メートルの幅にまで巨大化した。スイは自由にサイズを調整できることがわかったが、普段の小さなサイズが一番落ち着くと話していた。その後、ムコーダたちは草原でバーベキューを楽しんでいたが、冒険者になりたての少年少女のパーティーが近づいてきた。彼らは疲れ果てており、ムコーダは食事を提供し元気を取り戻させた。少年少女たちはムコーダがAランクの冒険者であることに驚き、翌日に街を案内することになった。ムコーダたちはスイに乗って街へ戻り、スムーズに街に入った後、翌日の計画を立てて解散した。
ムコーダは、冒険者ギルドで報酬と買取代金を受け取り、合計で金貨895枚と銀貨4枚を手に入れた。その後、彼とフェルたちは5人の少年少女たちと合流し、街の案内を受けた。最初に訪れたのはイーダ商会で、ムコーダはフェルたちのために丈夫で安定感のある皿を購入し、さらに自分用のマグカップやカップ&ソーサーなども買った。合計金額は金貨73枚に達したが、サービスで端数を引かれた。次に、彼らはアントンの実家であるセヴェリ工房へ向かった。
ムコーダは、ネイホフの街でアントンの実家であるセヴェリ工房とブリジッタの実家であるドヴァン工房を訪問し、それぞれの焼き物を購入した。セヴェリ工房では、自動冷却機能を持つ藍色のコップや弟子が作った器を購入し、ドヴァン工房では、白を基調としたヨーロッパ風の陶磁器を購入した。両方の工房で特別な値引きを受け、良い買い物ができた。買い物後、フェルやドラちゃん、スイが空腹を訴えたため、ムコーダは案内してくれたアントンたち5人を自宅に招いて食事を振る舞うことにした。
ムコーダは、5人の若い冒険者を自宅に招いて食事を提供した。リビングに案内された5人は、豪華な家に驚いていたが、ムコーダがフェルたちの助けを得ていることを伝えると、彼らはさらに感銘を受けた。ムコーダは手早くコカトリスのハニーマスタードサンドを作り、皆に振る舞った。5人はその美味しさに感動し、特にリヴィアが早くもおかわりを求めるほどだった。
食事が終わると、5人は翌日も冒険者としての依頼を受ける計画を話し合った。彼らはランクを上げてダンジョンに挑戦する意欲を持っており、ムコーダに対しても尊敬の念を抱いていた。ムコーダは自分がドランのダンジョンを踏破したことを話すと、5人は驚きと興奮を隠せず、ムコーダに尊敬の眼差しを向けた。彼はダンジョンでの経験を語り、5人にとって貴重なアドバイスを提供した。
ムコーダは、5人の若い冒険者と話しているうちに時間が経ち、彼らが帰ることになった。5人はムコーダのダンジョンでの話を聞いてやる気を高め、ダンジョン攻略を目指す決意を新たにしていた。翌朝、ムコーダはフェルの「ダンジョンに行こう」という提案を拒もうとしたが、フェル、ドラちゃん、スイの熱意に押され、最終的にダンジョン行きを承諾した。しかし、海の街ベルレアンへの旅が優先であり、その後にダンジョンに向かうことを決定した。
その日、ムコーダは旅の準備として、料理の作り置きを大量に作り、揚げ物やハンバーグなどを準備した。彼は旅に備えるため、1日を料理に費やし、ベルレアンで海鮮と肉を大量に確保する計画を立てた。
第二章 オークの集落殲滅作戦
ムコーダは、街で最後の日を迎え、冒険者ギルドで依頼を受けることにした。フェルやドラちゃん、スイが外に出たいと言ったため、依頼を受けることになったが、掲示板には適した依頼がなかったため、ギルドマスターのヨーランから直接依頼を受けることにした。
依頼内容は、街の北側の村や街道付近にオークの集落ができており、早急に殲滅する必要があるというものだった。ムコーダはフェルたちと相談し、この依頼を引き受けることに決めた。ヨーランは、他の冒険者パーティーも手配しており、ムコーダたちはそのパーティーと協力して任務にあたることになった。
スイが巨大化してパーティー全員を運ぶことで、依頼を迅速に遂行できる準備を整えた。ヨーランに見送られながら、ムコーダたちはオークの集落へと向かった。
ムコーダとその仲間たちは、オークの集落を殲滅する依頼を受けた。集落には約200体のオークがいて、ムコーダの従魔であるフェル、ドラちゃん、スイが圧倒的な力でオークを次々に倒していった。影の戦士の冒険者たちも、逃げたオークを討伐し、集落を壊して燃やした。
影の戦士たちとの会話を通じて、ムコーダはオークやゴブリンが人々にどれほどの害を及ぼすか、そして冒険者がそれを防ぐために戦う重要性を再認識した。彼は、これからもオークやゴブリンを見かけたら積極的に狩ることを決意し、少しでも被害を減らすことに貢献しようと考えた。
ムコーダたちは、オークの集落を殲滅した後、帰路につく前に食事をとることにした。ムコーダが用意したハンバーガーは、影の戦士たちにも大好評で、彼らは満足して食べた。食事の後、影の戦士たちとダンジョン都市エイヴリングについての話題で盛り上がり、次の目的地についての情報を交換した。
その後、彼らは街に戻り、冒険者ギルドで依頼の報告とオークの買取を依頼した。影の戦士たちは、今回の任務でムコーダたちの強さに驚きつつも、無事に依頼を完了させたことに満足していた。
ムコーダたちはオークの集落を殲滅し、影の戦士たちと共に冒険者ギルドに戻った。彼らは依頼の報酬やオークの分配方法について話し合い、ムコーダは肉を優先的に受け取り、残りは影の戦士たちに分配された。影の戦士たちは自分たちの働きが少なかったことから、報酬が多すぎると感じたが、最終的に報酬を受け取った。
その後、ムコーダは豪華なキッチンを使ってブラッディホーンブルの塩釜焼きを作り、フェルたちと共に食事を楽しんだ。料理は大成功し、みんな満足して食べた。食後にはデザートを用意し、ムコーダはみんなの喜ぶ姿を見ながらリラックスした時間を過ごした。翌日にはこの街を離れ、次の目的地であるベルレアンに向かう予定であった。
ムコーダは旅の準備を整える前夜、神々からの要求を聞き入れ、供物をネットスーパーで購入して供えた。ニンリルは大きなホールケーキを求め、キシャールは美容液を選んだ。アグニは前回と同じビール、ルカは同じくホールケーキを所望した。ヘファイストスとヴァハグンは新しいウィスキーを要求し、彼らの願いを満たした。
その後、ムコーダは自身のレベルが32に上がっていることを確認した。ヘファイストスとヴァハグンからは、次のダンジョン探索に期待する声がかけられたが、ムコーダは過度な期待をしないようにと釘を刺した。
ムコーダは旅の途中、神々がテナントに期待しつつも、ベルレアンへ向かう準備を整えた。朝食を済ませ、豪邸を後にした後、ネイホフの冒険者ギルドでオークの肉を受け取り、ベルレアンに向けて出発した。
旅の途中、フェルとドラちゃんが手頃な魔物を探していたが、トロールが現れたため、ドラちゃんが素早くトロールを倒した。フェルとドラちゃんは魔物の討伐を巡って軽い口論をしたが、ムコーダが仲裁し、再び旅を続けた。
最終的に、ムコーダたちは無事にベルレアンの街に到着し、まずは冒険者ギルドに顔を出すことにした。
閑話 3人の勇者 ~マルベール王国入国 ~
カイトたちは、レイセヘル王国を逃れ、2週間の旅を経て無事にマルベール王国にたどり着いた。途中で魔物と戦いながらも、リオの魔法に助けられ、彼らのレベルは着実に上がっていた。リオの提案で、詠唱を省略した魔法の発動方法を練習し、これにより戦闘効率が大幅に向上した。3人はさらに、雷魔法や氷魔法など新たな魔法も習得し、特にリオは聖魔法やバフ・デバフ魔法を身につけ、彼らにとって重要な存在となった。
森を抜けた先でカイトたちはマルベール王国の農民に出会い、無事に国境を越えたことを確認した。その際、レイセヘル王国の紋章が入ったプレートメイルを処分し、新たな装いで冒険を続ける準備を整えた。彼らは新たな地での冒険に期待しつつも、無事に到達したことに安堵していた。
第三章 海の街ベルレアン
ムコーダはベルレアンの冒険者ギルドに到着し、ギルドマスターのマルクスと会った。マルクスは、3日前に港の沖合に現れたクラーケンの討伐をムコーダに依頼した。フェルがクラーケンを美味と聞き、討伐を快諾した。その後、ムコーダは商人ギルドで海が見える広い庭付きの9LDKの屋敷を1週間借りることを決めた。昼食後、フェルたちは昼寝をし、ムコーダはダンジョン産の品を確認するための作業に取りかかった。
ムコーダはダンジョン産のアイテムを整理している際、ミノタウロスの肉が残っていることに気付き、夕食に使用することを決めた。ハヤシライスとボロネーゼを作り、フェルやドラちゃん、スイと一緒に美味しく食べた。みんなは満足して食事を終えたが、スイとフェルはさらにデザートを要求し、ムコーダはケーキやプリンを出して彼らを喜ばせた。翌日はクラーケン討伐に向かう予定であり、ムコーダはその準備を整えていた。
ムコーダは、スイやドラちゃんと共にクラーケン討伐のために朝早く出発した。フェルは過去に崖からクラーケンを仕留めた経験があったが、今回は沖合に出なければならず、どうするか悩んだ。港で漁師に船を借りようとしたが、クラーケンを恐れて誰も協力しなかった。しかし、スイが海でプカプカ浮かんで泳いでいるのを見たムコーダは、スイが海の中で大きくなれることに気づき、スイを利用して沖合に出ることを決意した。
ムコーダたちは、スイの力を借りてクラーケンが出没する沖合まで海を進んだ。スイの協力に感謝しつつ、ムコーダたちはクラーケン討伐に臨んだが、現場にはクラーケンだけでなくシーサーペントや別の巨大魚アスピドケロンも現れた。フェル、ドラちゃん、スイがそれぞれの敵を速やかに撃破し、見事にクラーケン討伐を成功させた。討伐後、ムコーダはこれらの魔物をアイテムボックスに収め、冒険者ギルドに戻り報告を行った。ギルドマスターのマルクスは彼らの迅速な行動と成果に驚愕し、確認のため倉庫へと向かった。
ムコーダは、冒険者ギルドの倉庫でクラーケン、シーサーペント、アスピドケロンの解体を行うため、ギルドマスターのマルクスと共に解体担当の職員たちに作業を依頼した。解体が進む中、ムコーダはフェルたちに軽食を提供し、待機させた。解体された素材は、いずれも高価で貴重なものが多く、特にクラーケンの吸盤は盾の素材として人気が高かった。また、アスピドケロンの白身は「最高級の白身」とされ、料理に期待が持てるものだった。査定結果は翌日の昼過ぎに出る予定となり、ムコーダたちは冒険者ギルドを後にした。
ムコーダが家に戻ると、フェル、ドラちゃん、スイが夕食を楽しみに待っていた。ムコーダは、クラーケン、シーサーペント、アスピドケロンの身を使って夕食を準備することにした。クラーケンは焼きイカと塩炒めに、シーサーペントはから揚げに、アスピドケロンは白身魚の甘酢あんかけにした。調理を終えたムコーダは、これらの料理をフェルたちに提供し、彼らも大満足で食べた。特に焼きイカにはマヨネーズが加わり、味がさらに引き立った。みんなが喜んで食べる様子を見て、ムコーダもビールを楽しみながら料理を堪能した。翌朝の朝市での新鮮な魚介類の仕入れと屋台での朝食を楽しみに、彼らは海の幸を味わい尽くしたのである。
第四章 ムコーダ一行海の幸を食べ尽くす
ムコーダたちは港町の朝市に出かけ、多種多様な魚介類を購入した。市場ではサバに似た「サバン」、サケに似た「サーケン」、アジに似た「アジロ」などを大量に仕入れた。特に影の戦士が絶賛していた「タイラントフィッシュ」も購入したが、生で食べると寄生虫の危険があるため、しっかりと加熱することを確認した。また、エビやカニ、貝類も大量に購入し、アイテムボックスに保管した。市場での買い物を終えた後、ムコーダたちは屋台で食事を楽しむことにした。フェルたちはすぐに食べたがり、ムコーダは彼らを屋台に連れて行った。
ムコーダは、フェルたちが昼寝をしている間、忘れていた神々への捧げ物を準備することにした。神々との約束を破ったことで、捧げ物の金額を銀貨6枚から金貨1枚に引き上げるよう求められたムコーダは、やむを得ずこれを了承した。
ニンリルにはホールケーキ、キシャールには高級化粧品、アグニにはプレミアムビールと揚げ物、ルカにはニンリルと同じケーキを用意し、鍛冶神と戦神には高級ウィスキーを贈った。神々は喜び、無事に捧げ物を終えたムコーダは、フェルたちのリクエストに応じて焼き肉丼を夕飯に作り、皆で美味しく食べた。
翌日は、魚介を使った海鮮BBQを計画していた。
ムコーダは、朝食を軽く済ませた後、昼からの海鮮BBQの準備に取り掛かった。貝類やエビ、カニを処理し、サーケンのチャンチャン焼き風ホイル焼きやタイラントフィッシュのレモンバター醤油風味のホイル焼きを作り上げた。フェルたちもBBQの開始を待ちわびており、焼き上がった魚介類を楽しんだ。
イエロースカラップやビッグハードクラム、バーミリオンシュリンプ、ブロンズキングクラブなどの焼き物は、ムコーダが用意した醤油との相性も抜群で、皆が大いに満足した。特に、ムコーダが作ったカニ味噌和えはフェルとドラちゃんに好評だったが、スイには少し早かったようだ。
ホイル焼きも好評で、サーケンの甘めの味噌とタイラントフィッシュのレモンバター醤油がそれぞれの素材にぴったり合っていた。海鮮BBQは新鮮な魚介のおかげで大成功となり、ムコーダたちは存分に楽しんだ。
ムコーダは朝から冒険者ギルドを訪れ、ギルドマスターのマルクスと地竜の素材やダンジョン産の品々の買取について話し合った。商人ギルドからも連絡があり、ムコーダは商人ギルドでゲルトと会談し、ランベルト商会のアドリアンから大量の石鹼やシャンプーの注文を受けた。ムコーダは夜遅くまで作業を行い、注文品を準備してアドリアンに引き渡したが、少し寝不足になった。次に冒険者ギルドに向かう準備をしていた。
ムコーダは冒険者ギルドでマルクスから買取金額の詳細を説明され、ダンジョン産の品々と地竜の血の買取が行われた。合計で金貨1213枚と銀貨3枚を受け取った後、商人ギルドから宝石類の買取要請があり、宝石の価値に詳しいカルロッテを伴って商人ギルドへ向かった。商談ではサファイア、中粒のタンザナイトのネックレス、エメラルドの宝箱などが査定され、最終的に金貨970枚で取引が成立した。カルロッテの助言が功を奏し、ムコーダは満足のいく取引を終えた。マルクスはカルロッテに報酬を約束し、ムコーダは商談後に家へと帰った。
ムコーダは夕飯にカーキ(カキに似た貝)のフライを作ることにした。ネットスーパーで材料を調達し、タルタルソースも自作して準備を整えた。カーキの殻をむき、下処理を済ませた後、フライに仕上げた。サクサクの衣とジューシーな身が特徴のカーキフライは、フェルやスイ、ドラちゃんに大好評だった。ムコーダ自身も、特大のカーキフライを堪能しながら、魚介を使った料理の楽しさを再確認した。フェルとスイは何度もおかわりを要求し、夕飯は大満足の結果に終わった。
第五章 な、な、な、何てもん獲ってきたんだよ―――――ッ!!
第六章 トリオは無敵
ムコーダたちは街に戻り、家で昼間に作ったフライを夕飯にすることにした。エビフライやアジフライなどをタルタルソースやウスターソースで楽しみながら、みんなが満足するまで食べ続けた。食事の後、ムコーダはフェルたちに赤竜をどうやって狩ったのかを尋ねた。フェルたちは、赤竜を見つけた際に連携して攻撃し、ドラゴンを討伐した経緯を説明した。
しかし、ムコーダはドラゴンを狩るたびに解体のためにドランへ行かなければならないことや、素材の処理に困ることから、今後は無用なドラゴンは狩らないようフェルたちに頼んだ。フェルたちは不満を持ちながらも、ムコーダの依頼に従うことを了承した。その後、彼らは次の目的地であるエイヴリングのダンジョンでの冒険に思いを馳せ、期待を高めた。
番外編 誰にでも希望は必要
ムコーダたちは、木工品で有名なバリエンフェルドの街を訪れた。特に茶筒が有名で、ムコーダは紅茶を楽しむためにこの街に立ち寄った。冒険者ギルドに立ち寄った際、ムコーダは絡まれたが、現地のBランク冒険者であるマウリッツが助けてくれた。マウリッツと懇意になったムコーダは、彼の勧める店で高価な茶筒を購入し、滞在を延長した。
その夜、マウリッツがムコーダを訪ね、妻のためにグリーンゲッコーという魔物を捕獲するために臨時パーティーを組むよう依頼した。グリーンゲッコーは精力剤の材料として高価で、特にマウリッツ夫妻のような種族間の夫婦には重要だった。ムコーダはフェルたちに相談し、依頼を引き受けた。
翌日、ムコーダたちはスイの助けを借りて森へ向かい、無事に到着した。フェルはマウリッツの安全を確保するために結界を張り、探索に備えた。
ムコーダたちは鬱蒼とした森でグリーンゲッコーを探していた。高ランクの魔物が生息する危険な場所で、マウリッツと共に慎重に探索を続けた。途中、マウリッツがグリーンゲッコーを発見し、捕獲に成功したが、その後、ジャイアントドードーに襲われた。スイが見事にジャイアントドードーを倒し、ムコーダを助けた。さらに、フェルやドラちゃんも合流し、魔物たちとの戦闘を無事に乗り越えた。
翌日、マウリッツは精力剤の売上の半分を報酬としてムコーダに渡し、さらに自家製の精力剤も贈った。ムコーダはその心遣いに感謝しつつも、まだ使う機会がないと感じていた。
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