どんな本?
高校生の異世界転移に巻き込まれたムコーダは、戦闘面では全くの無能だったので戦争に巻き込まれ無いように別の国へ行く。
その道中に、ムコーダの料理に魅入られた伝説の魔獣フェンリルが仲間に加わり、さらに生まれたばかりのスライムも仲間になる。
その後、中身は中年で見た目は可愛いピクシードラゴンもムコーダの作るご飯に釣られて仲間になってしまう。
アニメ化?
読んだ本のタイトル
#とんでもスキルで異世界放浪メシ 9 ホルモン焼き×暴食の祭
著者:#江口連 氏
イラスト:#雅 氏
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あらすじ・内容
彼はカレーリナの街のマイホームを従業員(奴隷)達に任せて、フェル、スイ、ドラちゃんと共にローセンダールの街を訪れる。その目的は、ドロップ品のほとんどが肉だという通称「肉ダンジョン」! 奥に行くほど上等な肉がドロップするこのダンジョンを前に、フェル達は全ての肉を狩りつくさんばかりに張り切るのだった。
とんでもスキルで異世界放浪メシ9
そんな肉ダンジョンで出会ったのは、自分達の食い扶持を稼ごうとしている孤児院の少年達。すっかりムコーダに懐いた少年達との交流はダンジョンを出てからも続き、中にはムコーダの料理に惚れ込んで師匠と慕う者も。そしてムコーダは彼らから聞いたイベント「肉ダンジョン祭り」に屋台で出店することに……!?
「小説家になろう」8億PV超のとんでも異世界冒険譚、脂の乗った第9巻!
前巻からのあらすじ
そしてフェル達とのダンジョン攻略や狩りのおかげで貯まりに貯まっていたお金を使って、お城みたいな大豪邸を購入するのだった。
とんでもスキルで異世界放浪メシ 8 石窯焼きピザ×生命の神薬
家の管理のための奴隷達も購入したし、しばらくは夢のマイホームでのんびりできるぞ……と思いきや!
伯爵様の後ろ盾を得るために用意した“ある薬”がとんでもない効果を発揮しちゃったり、奴隷達のために石窯や畑を作ったり、ギルドから急な依頼が舞い込んだりと、ムコーダは相も変わらず大忙し。
その上、ワガママ放題の罰で創造神様から謹慎処分を言い渡されていた神様達がもうすぐ自由になるらしく、また騒がしくなること間違いなしで……!?
感想
肉!肉!肉!肉だぁ!!!
使い魔3匹と孤児院の子供達の肉への欲求は果てしない。
↑イメージpv
肉ダンジョンと呼ばれるローセンダールのダンジョンに来たムコーダ一行。
いつものように商業ギルドの紹介で家を借り。
冒険者ギルドに行って、塩漬け案件を解決するため依頼を受ける。
今回は、10階層以降の肉を確保して欲しいという依頼だった。
どうもこの街の冒険者はランクが低く。
そのせいで、ダンジョンの上層部にしか行かず、屋台や一般市民が食べる肉には全く困ってないが、、
高級食材を扱うお店用の肉が枯渇しているらしい。
そのため、ムコーダは早速ダンジョンに潜るのだが、、
肉ダンジョンに潜ると1階層で狩をしている孤児院の子供達と出会う。
ハグれて単独になった魔物を囲んでボコって狩るらしい。
そんな中で、狩に失敗した子供を助けてムコーダは、スライムのスイに頼んで子供達が持っている薪を乾燥させて、形状をバットにして渡す。
そして下層に行く途中で、襲って来た魔獣を倒していると、ドロップの肉の中にモツ出て来てムコーダはモツ鍋、モツ煮が出来ると喜ぶ。
そして下層に到着して、フェル、ドラちゃん、スイはハッチャケタ。
下層の全ての魔獣を狩り尽くしてしまう。
全ての魔獣のドロップを拾うムコーダが悲鳴を上げるほど3匹は狩に狩り尽くした。
これ以上は狩れないと言って帰ってきて、、
ギルドに報告して依頼は達成される。
そして、翌日にムコーダはモッを作る。
下処理を丁寧に行い、BBQコンロでフェル達にモツ焼きを振る舞って行く。
そしたら外から、昨日出会った孤児院の孤児達が凝視していたw
それで、ムコーダはモツを食べさせるため、モツの洗浄を子供達にやってもらう。
それで、翌日も同じ仕事をしたい奴は来いと言ったら、、
倍以上の子供が来てしまった。
そんな中にはヨチヨチ歩きの子までいる始末。
そんな子には労働は無理なので、フェルに押し付けてムコーダは子供達とモツの洗浄を行う。
そんな中に、料理人志望の子供が、今度開催される「肉ダンジョン祭」にモツ料理を出店したいと言う。
それをムコーダはアッサリと了承して、自分も面白そうだから参加すると言い出す。
それに最初は戸惑っていた子供だったが、最後は覚悟を決めてモツ料理を出店することになる。
さらにムコーダはお手製のソーセージと孤児院で焼いてもらったパンでホットドッグを作って出店する。
肉ダンジョン祭り初日。
ムコーダの店がエルフの行商人がムコーダの料理を褒めると、多数のエルフがムコーダのホットドッグを買い漁る。
そのエルフ達を見て他の種族の人達も屋台に殺到。
初日だけと思って作ったホットドッグが完売してしまった。
そして、孤児院の子供達の店もムコーダほどでは無いが大盛況となっていた。
そして、祭りが終わり。
孤児院の子供達の屋台が表彰されて、孤児院の子供達が運営する屋台が出来る事になる。
そして、祭りが終わったのでムコーダはカレーリナの街へと帰って行く。
孤児院の子供達と次の肉ダンジョン祭りに行くと約束して、、
最後までお読み頂きありがとうございます。
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備忘録
第一章
ローセンダールの街に12日間の旅の末に到着した一行は、街の冒険者ギルドに報告した後、商人ギルドで宿を借りる。街は活気に満ちており、特に「肉ダンジョン」で獲れる珍しいダンジョン豚の肉を使った屋台が多い。フェルとその仲間たちは、この肉を食べたくて街の中を歩き回り、様々な料理を味わいながら楽しんでいる。屋台の裏で食事をした後、フェルたちはさらに多くの食事を楽しむ計画である。
一行はローセンダールの冒険者ギルドに到着し、ジャンニーノさんに迎えられる。ギルドマスターの部屋で話を聞いたところ、街の孤児院の子供たちがダンジョンの第一階層で訓練を行っていること、またこのダンジョンの低難易度が多くの冒険者を引き付けていることが明かされる。ジャンニーノさんは、ダンジョン豚とダンジョン牛の上位種を狙った冒険を依頼する。これらの上位種は通常のものよりも大きく、攻撃的であるが、肉質は非常に優れている。フェルたちはこの話に興奮し、すぐにでもダンジョンに向かう気満々である。
第二章
ローセンダールの肉ダンジョン1階層では、ホワイトシープとビッグラビットが主に出現する。これらの魔物は、近づかなければ攻撃的になることはないが、通常のサイズよりも大きい。1階層で活動するのは主に孤児院の子供たちであり、ドロップされる肉や毛皮を使って日々の食事や少しの収入を得ている。孤児院の子供たちは、肉が食卓に上ることを心待ちにしており、ダンジョンで得た肉で食事が改善されている。肉を集める彼らは、比較的恵まれていると感じているが、それでも日常は大変である。
2階層も草原が広がり、その階層にはワイルドチキンとホーンラビットがいたが、主な目的はダンジョン豚とダンジョン牛の上位種であるため、2階層は通過した。転移魔法陣も4か所あり、一番遠い魔法陣へ向かった。6階層に至るまでは特に注目すべき獲物がいなかったが、6階層には多くのダンジョン豚がおり、一部を狩りつつ進んだ。そして、9階層に到達すると、コカトリスの肉を多く狩り、10階層でダンジョン豚の上位種を目指した。10階層では、冒険者の姿が見えず、ダンジョン豚の上位種が目的であったが、フェルらによる狩りの結果、ダンジョン豚は一頭も残らず狩り尽くされた。
狩りが終了し、回収作業にかなりの時間がかかったことを述べている。肉塊は最終的に400近くに達し、その回収には長時間を要した。主人公は次の階層へ進む前に食事をとることを提案し、狩ったダンジョン豚のバラ肉を使って豚キムチ炒めを作り、豚キムチ丼を作成した。食事を終え、11階層へと進む。11階層には巨大なダンジョン牛の上位種がいて、フェルたちはこれを狩り尽くす。最終階層で特殊個体が登場し、これらも迅速に倒され、狩りは完了した。狩りの後、大量の肉塊を回収し、疲れ切った主人公たちは帰路についた。
ダンジョンから出た後、冒険者ギルドを訪れた。依頼されたダンジョン豚とダンジョン牛の上位種の肉は、予定の10頭分以上となり、合計で15頭分を渡した。これにより、ジャンニーノさんは満足し、金貨360枚という高価で買取ってくれた。その後、主人公は疲れていたため、計画していたモツ料理の夕食を翌日に延期し、簡単な食事で一日を終えた。
第三章
ダンジョンからの帰途、冒険者ギルドでジャンニーノさんに会い、ダンジョン豚とダンジョン牛の上位種の肉を依頼された10頭分以上、合計15頭分を渡した。そのため、金貨360枚を受け取った。疲れから当初の予定だったモツ料理を作るのは断念し、夕食を簡単に済ませ、翌日にモツを堪能することにした。
ダンジョンから帰還した後、満足気な少年少女たちが腹を満たしたことを喜ぶ。しかし、美味しい肉を食べた分、約束通りモツの下処理を手伝わせる。子どもたちは当初は不満を漏らすが、ルイス少年の説得で承諾し、作業を始める。大量のモツ処理は疲れる作業だが、子どもたちは約束を守って努力する。作業後、感謝の意を込めてダンジョン豚の肉塊を報酬として与える。子どもたちはこれを孤児院に持ち帰り、次の日も作業を手伝うことを約束する。
フェル、ドラちゃん、スイが幼児たちを庭で見守りながら遊ばせている間、年長の子どもたちは前日に引き続きモツの下処理を行った。特にレバーやハツ、ハチノスの処理には塩と酢、時には牛乳を用いて臭みを取り除いた。料理人志望の子どもたちは処理方法に興味深々で、熱心に作業に取り組んだ。作業が終わると、約束通り美味しい食事が提供され、子どもたちは喜んで庭で食べた。その間、フェルは幼児たちに懐かれており、彼の毛を引っ張るなどして遊んでいたが、結果的に疲れ果ててしまった。翌日、モツ料理のさらなる指導を子どもたちから強く望まれ、料理教室を開催することになった。
第四章
メイナードとエンゾが俗に「師匠」と呼びたがるが、主人公はその呼称を止めるよう要求している。しかし二人は納得せず、料理教室が始まる。主人公は彼らにモツの下処理の重要性を教え、焼きと煮込みの基本を指導する。モツの焼き方としては塩胡椒で味付けするシンプルな方法から、独自のタレでの焼き方まで幅広く説明し、煮込みに関してはトマト煮込みを例に説明した。メイナードとエンゾはこれらの知識を屋台での料理販売に活用する計画であることを明かす。彼らはこの街で年に一度開催される肉ダンジョン祭りに参加する予定であり、その祭りでの成功を夢見ている。二人は祭りで上位に入賞することを目指しており、そのためにはモツ料理の技術を磨くことが重要であると考えている。
明日からの肉ダンジョン祭りに向けて、主人公はメイナードとエンゾの協力を得て屋台の準備を行っている。祭りでは3日間にわたって屋台を出すことができるが、主人公は初日に限定してホットドッグを提供する予定である。特製のホットドッグは、この世界の材料で作られた手作りソーセージを使用し、ケチャップの代わりにフレッシュトマトソースを添える予定だ。また、パンは孤児院で作成されたコッペパンを使用することになっており、これには孤児院が感謝している。主人公は、屋台でのホットドッグ販売が珍しさも手伝って受けると考えている。今夜の夕食はモツ鍋であり、明日の祭りに備えて早めに休む計画だ。
閑話
花音と莉緒は新たに夫となった櫂斗と共にダンジョンを訪れている。新婚である三人は、王都の近くのダンジョンで冒険を楽しんでおり、彼らの絆は結婚によりさらに深まっている。結婚式は土の女神の教会で行われ、シンプルだが感動的なものであった。ダンジョン探索中、彼らは多くのドロップ品を回収し、秘密の部屋を発見して宝箱から金貨とエリクサーを手に入れた。エリクサーは莉緒の怪我の治療に使われることになり、三人はこれを機に王都を離れる計画を立てた。彼らは冒険を続けながら、お互いの安全と幸せを第一に考えて行動している。
第五章
肉ダンジョン祭り当日、ローセンダールの街は屋台で賑わいを見せていた。主人公の店は申し込みが遅かったため、屋台街の端に位置していた。彼が出しているホットドッグは、孤児院で作ったパンに自家製のソーセージを挟んだもので、トマトソースをかけて提供されている。店の前でホットドッグを食べるルイスとその仲間たちが美味しさに感動していると、エルフの男性が来店し、彼もまたホットドッグの美味しさに感激した。このエルフの行商人、ガブリエルは肉ダンジョン祭りに毎年来ており、彼がホットドッグを絶賛する様子が他のエルフに伝わり、多くのエルフがその店を訪れるようになった。その結果、主人公の店は忙しさのあまりルイスたちを急遽手伝いに雇うこととなり、大量のホットドッグを売り切った。結局、その日はエルフの客が大挙して押し寄せ、店は繁盛したが、フェルたちが昼食を食べるのを忘れてしまうほどだった。
肉ダンジョン祭り2日目、屋台街は再び人で溢れ、食べ歩きを楽しむフェルたちの姿があった。特に注目すべきはダンジョン牛の串焼きの屋台で、フェルは10本、ドラは5本、スイは20本を注文しようとしたが、フェルによって10本に制限された。彼らは計26本の串焼きを注文し、その場で食べ尽くした。その後も屋台を巡り続け、メイナードとエンゾの屋台も訪れた。メイナードとエンゾは内臓料理を提供しており、その店も多くの客で賑わっていた。フェルたちは、行列に並ぶことを渋ったが、最終的には列に加わった。彼らの屋台巡りは、昨日に引き続き、食欲旺盛に進んだ。
第六章
肉ダンジョン祭りが終わり、主人公はカレーリナの街に戻る準備を始めた。フェルがダンジョンに肉を取りに行くと言ったが、すでにアイテムボックスは肉で満たされていたため、それを止めることに成功した。肉はカレーリナの家で待っている家族や友人への土産となる予定である。また、来年の肉ダンジョン祭りにはみんなで参加するかもしれないと話している。
さらに、旅の準備として食事の準備に尽力しており、特に肉ダンジョン産の肉を使用して、から揚げやとんかつ、ハンバーグなどの肉料理を作った。この料理の準備には2日かかった。その後、メイナードとエンゾが訪れ、肉ダンジョン祭りで5位入賞したことへの感謝を伝えた。彼らは今後は自分たちの屋台を出すことを決め、孤児院の子たちと協力して屋台を設営する計画を立てている。彼らは自分たちで美味しいと思うものを出す喜びを語り、孤児院製のパンも注目され、注文が増えていると報告された。
主人公はカレーリナの街への帰路を計画している。明日の夕方に孤児院で注文していたパンを受け取り、その後の夕食の準備について考えながらコーヒーを飲んでいる。食後のデザートにフェルたちはプリンやケーキに興じている一方で、主人公は秋フェアで見つけたモンブランを楽しんでいる。この栗のクリームが特に美味で、コーヒーとの相性も良い。そんな中、神様ズへのお供えの準備を忘れていることに気付き、寝る前に彼らのリクエストを聞くことにする。翌日、孤児院に行く前にお供え物を用意する予定である。
主人公は神様ズに声をかけると、彼らから様々なリクエストを受け取る。食品からビール、美容製品まで多岐にわたるリクエストがあり、神様ズは特に甘いものやアルコールに興味が深いようだ。特にニンリル様は甘いものを大量にリクエストし、他の神様もそれぞれ個性的な要望を持ち寄っている。これらのリクエストを明日の夜までに用意し、神様ズに渡す計画である。
主人公は大量のソーセージを作り、アグニ様とルカ様へのホットドッグ用にはオーブンで焼いたものを用意した。また、ストック用にも多くのひき肉を用意しており、様々な料理に活用できる準備をしている。主人公が神様たちへのお供え物を作りつつ、フェル、ドラちゃん、スイが興味を示していたが、これらは神様へのお供えであるため食べることはできない。
午後は、神様たちからのリクエスト品を購入する時間に充てられ、選んだ商品は神様ごとに分けて収納された。また、ネットスーパーを利用して美容関連の商品やビールなども注文された。その後、孤児院に注文していたパンを取りに行く際に、フェルたちと一緒に屋台をはしごし、その日の夕飯は屋台での食事となり、主人公も満足する結果となった。
孤児院に到着後、院長先生に多額の金貨を寄付し、孤児院のために使用するよう依頼した。これにより、院長先生や子どもたちからの深い感謝を受け、主人公は自分の行動に満足感を感じた。また、メイナードとエンゾが屋台を始めると聞き、必要ならば財政的な支援も申し出た。最後に、フェルたちとともに再び屋台へ向かい、この街での最後の夕食を楽しんだ。
主人公は、様々な神様たちへのリクエストに応えて、多種多様な商品を用意した。ニンリル様には甘味のお菓子が、キシャール様には高価な美容製品が、アグニ様にはビールと食品が、ルカ様にはアイスクリームとケーキが、ヘファイストス様とヴァハグン様には様々な種類のウイスキーがそれぞれ提供された。それぞれの商品は主人公がネットスーパーなどで慎重に選んだものである。提供されたアイテムは、それぞれの神様たちに喜ばれ、特にニンリル様は過剰な反応を見せるほどであった。全てのリクエスト品が配られた後、神様たちは満足して去っていったが、ニンリル様だけがその場で食事を楽しんでいた。最終的に主人公はこの街を早く出発する計画を持っており、その準備に取り掛かることとなった。
主人公はローセンダールの街を離れる前に、商人ギルドと冒険者ギルドに立ち寄り、必要な手続きを済ませた。その際、冒険者ギルドマスターからは大量の肉の買取で感謝された。街の門で、孤児院の子どもたちや料理人のメイナードとエンゾを含む多くの知人が見送りに来ていた。彼らは主人公に感謝し、来年の肉ダンジョン祭りに再び訪れることを楽しみにしていた。メイナードとエンゾは、主人公のおかげで屋台がほぼ完成に近づいていることを報告し、感謝の意を示した。最終的に、主人公はフェル、ドラちゃん、スイと共に、次の冒険の地であるエルマン王国に向かうことを決意し、速い速度でカレーリナの街に向かった。
閑話
メイナードとエンゾは仕事を終えて孤児院に戻ると、そこには食べ物を待ちわびる小さい子たちが集まっていた。彼らは孤児院で成長し、そこにいる子どもたちを家族のように思っていたため、子どもたちの飢えを満たすことは、孤児院への恩返しでもあった。屋台でモツの串焼きを作り、その香ばしい香りに誘われた子どもたちが集まってきた。また、ダンジョンから戻ってきたルイスたちも加わり、メイナードとエンゾは改良した串焼きを振る舞った。これに対し、ルイスたちは味の変化を感じ取り、メイナードとエンゾの努力を評価した。二人は師匠に次に会うまでにさらに成長を見せることを誓い、お互いの努力を尊重し合っていた。
第七章
ローセンダールの街を離れた後、初めての野営で夕食を早めに済ませ、デミウルゴス様へのお供えをした。デミウルゴス様は日本酒がお好きとのことで、選びにそれほど手間はかからなかった。その際、デミウルゴス様は近くの山へ行ってみることを提案し、その山には何か特別なものがあるかもしれないと示唆した。この提案を受けて、朝食を食べながら、デミウルゴス様に言われたことを話し合い、皆はその山に向かうことを決定した。特にフェルとドラちゃんは以前その山で経験した困難を思い出しながらも、戦う意気込みを新たにしていた。そこはブラックバブーンという魔物が住む縄張りであり、過去には数の多さと狡猾さで困難を極めた場所であるが、今回は準備をして再び挑むことになった。
彼らはブラックバブーンの縄張りである森に入った瞬間、突如現れた大量のブラックバブーンに追いかけられることになった。彼らの周りを囲んで威嚇し、彼らを攻撃し始めたブラックバブーンは、フェルの爪斬撃により一部が倒され、彼らはそこから逃走を開始した。逃走中、フェルは速度を上げ、ドラちゃんとスイはブラックバブーンを減らすために攻撃を続けた。最終的に空き地でブラックバブーンを一掃する計画が立てられた。空き地に着くと、フェルは風魔法を用いて多くのブラックバブーンを倒した。この戦いは彼らの強さと冷静さを改めて証明するものであったが、残酷な光景に彼らは何の疑問も抱かなかった。彼らはその後、切り立った山に達し、頂上付近に幻術の魔法がかかっていることをフェルが感じ取った。ドラちゃんはその幻術がかかっている場所を探るために一人で飛んでいくことを決意し、不安を感じつつも彼らはドラちゃんの帰りを待つことにした。
彼らはブラックバブーンの縄張りを抜け、山を目指していた。ドラちゃんは幻術がかけられた崖を調査し、隠された洞窟を発見した。洞窟内には古い罠があり、ドラちゃんはその罠をかいくぐった。洞窟には古い死体や魔物の骨があり、これがダンジョンでなく、昔の盗賊王の隠れ場所である可能性があることが示唆された。フェルによると、この地域は以前からブラックバブーンの縄張りであり、盗賊王はここに宝物を隠した可能性がある。そのため、彼らはその宝物を探す決意を固めた。しかし、日暮れが近いため、山への登攀は翌日に延期された。
彼らは山の麓で夕食を準備していた。寒さから逃れるために鍋料理を作ることにし、トマト鍋のつゆを使用して、様々な具材とともに調理した。2種類のトマト鍋のつゆを使用し、食べ比べを楽しんだ。夕食は美味しく、チーズとトマトスープの組み合わせが特に好評だった。〆にはリゾットとスープパスタを用意し、どちらも好評を得た。食後は、寒さから守るために土魔法で作った家で早めに就寝し、翌朝、山登りの準備をしたが、急斜面の登山には苦労している様子だった。
彼らは食後、洞窟に入り、罠の多い環境を進んだ。洞窟内は罠が連続し、槍や業火、ギロチンのような刃が突如現れる危険があった。フェルは結界を施し、彼らを保護したが、罠の数と凶悪さに辟易した。スイは罠を楽しむ一方で、他のメンバーは緊張を強いられた。洞窟の奥には盗賊王が隠したとされる宝の部屋があり、彼らはそこを目指した。部屋には数多くの宝物と盗賊王の骸骨があった。彼らは宝物を回収し、その過程でドラとスイは宝に興奮していた。最終的に、彼らは宝物を回収し終え、洞窟を後にした。
番外編
彼らは冒険者ギルドからの依頼を無事にこなし、カレーリナの街へ帰る途中、気になっていた塩の街メルカダンテに寄り道した。特産の高品質岩塩を求めてメルカダンテを訪れ、まず冒険者ギルドに報告したが、高ランク依頼はすでに他の冒険者パーティーが引き受けていたため、特に依頼を受けることなく商人ギルドへ向かい、一軒家を借りた。その後、彼らは商店街で美味しいコカトリスの肉を食べ、特産品の岩塩を購入した。二つの店舗を訪れ、一つはまあまあの品質の岩塩を良心的な価格で、もう一つは少し高価だが高品質の岩塩を扱っていた。食事の後、彼らはすぐに帰宅し、ステーキを楽しんだ。この経験は彼らにとって満足のいくものであった。
彼らはエッジワース商会で購入した岩塩を追加で購入し、ドワーフの集団に再び遭遇した。この街では、彼が趣味で運営している酒店の影響でドワーフたちが注目していたことが判明した。彼は急遽、酒店を開店することを決め、翌晩の出店準備を始めた。酒店では、多様な酒が試飲できるように設けられ、特にドワーフたちが酒に強い興味を示していた。最終的に、彼らは多くの酒を購入し、満足して帰った。彼はドワーフたちが去った後、疲れを感じながら片付けを進めることにした。
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