どんなラノベ?
薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー!
え?
そうだっけ?
薄幸系男子は頷けるけど、成り上がってるか?
そんな彼に惚れ込んだ人(?)達が織りなす異世界道中。
彼は穏便に事を運びたいのに、全てが大袈裟になってしまう。
そこが笑いどころ。
読んだ本のタイトル
#月が導く異世界道中 3
著者:#あずみ圭 氏
イラスト:#マツモトミツアキ 氏
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1巻から3巻までの流れ
普通に生活して寝たら。
いきなり両親の都合で異世界の女神に呼び出されて、顔がブサイクだから要らないと言われて見知らぬ土地にポイ捨てされた主人公。
荒野を彷徨っていたら、オーク(♀)と出会い、彼女を生贄に求めた上位竜を覚えたての魔法で倒して従者にする。
上位竜を配下にした結果、亜空と呼ばれる異空間を手に入れた主人公。
荒野で出会ったオーク達を亜空に移住させて彼等も配下に置く。
その直後、空腹で正気を失ってる災厄の黒蜘蛛がエルダードワーフを追って襲ってきたので撃退。
その結果、黒蜘蛛が正気を取り戻して従者になる。
上位龍を巴、黒蜘蛛を澪と名付けて、亜空の住民の投票結果で主人公は【若】と呼ばれる事になる。
その後にエルダードワーフ、巴の眷属ミスティオリザード、澪の眷属アルケーが合流して街を造る。
それでも人に会いたい主人公はベースキャンプ絶野に行くが、、
魔王のような魔力が駄々洩れのせいで魔獣と間違われて総攻撃されてしまう。
1ヶ月文字と魔力を抑える術を手に入れてベースキャンプ絶野に行くが、、、
ヒューマンは色々と悪どかった。
巴と澪が悪乗りしてベースキャンプ絶野は壊滅する。(1巻)
遂に大きなヒューマンのツイーゲの街に着いた一行。
そこで、呪病に苦しむレンブランドの依頼を目にして、彼の妻、娘2人を癒す。
そして、暗躍していたライムを懲らしめて配下に加える。(2巻)
あらすじ・内容
早くも10万部!薄幸系男子の異世界ファンタジー第3巻!早くも累計10万部! 薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー、待望の第3巻! 突然召喚された異世界で、元竜と元蜘蛛の人外従者と共に旅を続ける平凡高校生・真。 旅の途中に滞在しているツィーゲの街からほど近い森で、「森鬼」と呼ばれる亜人と遭遇したのが災厄の始まりだった――。 厄介事を引き寄せる残念風雲児、深澄真の受難、ここに極まれり! 商会を立ち上げた真のために頑張ります!――ツィーゲで一番の大商人、レンブラントの奮闘を描いた特別書き下ろしも収録!
月が導く異世界道中3
感想(ネタバレ含む)
貴重なギャグ要員、森鬼のエリス登場!
電波のような神託を受ける特殊体質で地球の文化をよく理解してる言動がチラホラするところが素晴らしいw
そのネタ元は地球の神達だったりする。
異世界の女神とは相性が悪く、神託を受けれないが他の神々とは高確率で受けれる特異体質w
そんな彼女を見出したのは、女神アテネだったりする。
そのエリスの村に潜伏していたリッチを秒殺で押さえ込んで、主人公の魔力を蓄積した指輪13個を彼に装備させ、下駄を履かせて3人目の従者にして終わる。
かなりイケメンの 主人公待望の同性の従者!
その後、彼と一緒に学園都市に行く事が決まるのだが、、
先輩従者2人巴、澪の嫉妬でボロボロにされてしまう。
従者の中でのカーストは最下位ってのが気の毒。
でも、主人公の秘書役なのは彼なのはこの時から決まっていたか。
外伝はレイブランドが主人公を陰ながら援護してる話。
家族を助けてくれた主人公を徹底的に擁護する。
でも、主人公はそれを知らない。
裏話
別視点
備忘録
プロローグ(アニメ8話)
辺境の街ツィーゲにある商人ギルドで、深澄真(偽名ライドウ)は従者二人を構成職員とするクズノハ商会の登録を完了させた。彼は商会の代表として、果物や薬をメインに扱う計画を立てているが、具体的な商売の方針はまだ漠然としている。商会特有の特徴や方針については、活動を開始してから決める予定である。また、彼はツィーゲの大商人レンブラントに相談することを考えている。店舗の確保と名刺の作成に向けて動き出すが、ツィーゲがアイオン王国に属しており、商人ギルドからは商人たちに諜報活動の参加を求める可能性があることを知る。これに対し、彼は純粋に商売をしたいと考え、諜報活動と無縁な場所がないか尋ねる。答えとして、どの国にも属していない学園都市ロッツガルドが提案される。
深澄真(偽名ライドウ)は従者の巴と澪と共に、商人ギルドでクズノハ商会の登録を完了させた後、彼らと合流し、昼食を取る。その後、彼は以前共に行動していた冒険者のトアさん一行に連絡し、冒険者ギルドへ向かうことを伝える。トアさんたちは、ツィーゲにある彼らのベース「絶野」から来た冒険者であり、深澄真たちは以前、レンブラントさんの家族を救ったことがある。その際、ツィーゲのトップランカーであるライムラテを痛めつけたが、その件で冒険者ギルドから特に問題視されることはなかった。
深澄真は冒険者ギルドで以前のクエストの報酬を受け取り、巴と澪の冒険者登録を行う。巴は「蜃」という上位竜で、澪は大蜘蛛の化物であり、二人とも人間の姿をしているが、非常に高いレベルを持っている。巴のレベルは1340、澪のレベルは1500で、二人の登録によりギルド内は騒然となる。
その後、深澄真は商人ギルドでの活動についてトアさんたちに説明し、巴と澪には商会の準備作業を手伝わせる予定であることを話す。トアさんたちは、巴と澪が冒険者として活動するのではなく、商会の準備に従事することに驚くが、深澄真は冒険者としての知名度は現時点では不要であると説明する。
最後に、深澄真はリノンに絵を描いてもらうことを頼む。彼はクズノハ商会のロゴを考え、異世界の人々に健康な生活を提供する計画を進めることに興奮している。
1
深澄真(偽名ライドウ)は冒険者ギルドから宿に戻り、その日の出来事を振り返る中で、商人ギルドで得た情報、特に学園都市について考えていた。彼はクズノハ商会の第一号店をツィーゲで開店することに懸念を抱き、スパイ活動に熱心なアイオン王国所属になることを避けたいと考えている。そこで、中立都市である学園都市への移動を検討している。巴との会話の中で、彼はツィーゲでの店舗開設に向けて土地を見てきてもらうこと、そして自身はレンブラント商会へ相談に行く計画を立てる。
深澄真はまた、「何でも屋」という業態についても考えを巡らせていた。何でも屋として登録することにより、様々な商品を扱うことができるが、新人商人には利点が少ないと商人ギルドから忠告されている。しかし、巴の指摘により、亜空の産物を主力にするクズノハ商会には、他の商人が対抗できない特殊な仕入れルートがあり、何でも屋としての登録が得策であると再確認する。
さらに、深澄真は世界地図とアイオン王国の地図の取得を巴に依頼するが、間諜活動に熱心な国で詳細な地図を探すことの危険性を考慮して、一般的な地図の取得にとどめることを決める。彼は巴に亜空での報告を依頼し、明日からは夜は亜空で休むことを決める。
最後に、深澄真は巴に冒険者としても活動を始めるよう促し、トアさんたちに同行してほしいと頼む。巴は素材の価値や採集方法の学習のために、この提案に同意する。深澄真はこの決定に満足し、これから始まる忙しい日々を前向きに捉えながら、その日は眠りにつく。
数日間、深澄真は商人ギルドでクズノハ商会を「何でも屋」として登録し、トアさんたちと巴の同行を調整し、忙しく過ごした。巴はトアさんたちとの依頼遂行の傍ら、クズノハ商会の店舗用土地を探索し、適当な場所を見つけた。一方、深澄真はレンブラント商会との間借り契約を成功させ、学園都市に関する情報を集めた。亜空ではアンブロシアの株を植え、アルケーに管理を任せた。
深澄真はトアさんたちの成長を望みつつ、彼女たちに肩入れする自分の気持ちと葛藤している。トアさんが自分の知り合いに似ていることから、彼女たちのことを特別に思ってしまうが、その関係性について慎重に考えている。また、ドワーフたちにツィーゲの店舗での店番を提案し、彼らからは亜空が楽園であるとの見解を聞かされる。さらに、外の世界の武具に興味があるというドワーフの話に触れ、彼らにツィーゲでの活動を勧める。
亜空での宴会を通して、深澄真は異種族間の友情と文化の重要性を感じ取り、彼らの幸せを願っている。しかし、亜空の支配者としての役割に対しては複雑な感情を抱き、放任主義を望んでいる。最後に、弓の練習をするために宴会からこっそり抜け出すことを決める。
2(アニメ9話)
宴会から抜け出し、森の一角で深澄真は弓の修練を行った。障害物を交えた百五十メートルの距離から的を狙い、自身と弓、的、障害物を一体化させる集中力を発揮している。この修練を通じて、彼は弓道にかける人生の大部分を振り返り、家族との関係や自己の成長を思い出す。
修練を見た巴と澪は、深澄真の集中力が死に近い状態に見えたため心配し、彼の安否を確認する。深澄真の魔力量が女神クラスに達していること、そして亜空が拡大していることが判明する。これらの現象は彼の独特な集中法が原因であると巴は推測し、これまでの謎が解けたと説明する。
深澄真が創造したとされる亜空は、彼の知る地球に似た世界であり、その存在を女神に知られれば、彼の排除に動く可能性が高い。このため、深澄真と巴は情報を隠し、対策を講じることを決める。深澄真は弓道を休止し、レンブラントから紹介された薬剤関係者とともに学園都市へ向かうことを考え、新たな生活を始めることに前向きになる。
巴
亜空のはずれにある森で、巴は澪と共に主、深澄真を見つける。彼は着座し、意識が希薄な状態で弓を構えていた。死に近いように見えるが、巴は深澄真から死の匂いを感じず、彼が落ち着いていると感じる。深澄真が弓を構えて射る一連の動作を通じて、亜空が拡大していることが明らかになる。深澄真の魔力がこの瞬間に跳ね上がり、彼の意識の拡散と再構成が亜空の拡大と直接関係していることに巴は気づく。
巴は深澄真が無意識に創り上げた世界である可能性を考える。この仮説が正しい場合、深澄真は女神よりも高いランクの行為を行っていることになり、彼は創造神ほどの魔力を持つ存在になり得る。しかし、深澄真の成長と魔力の増大は、彼が女神と対立する可能性をも意味する。巴は深澄真のために何でもしようと決意し、この素晴らしくも危うい主のサポートを惜しまない。
とある女冒険者
最近、ツィーゲの景気が良く、その理由は新しく現れた冒険者、特に巴という名前の冒険者が活躍しているからである。巴は信じがたいほど高いレベルを持ち、多くの依頼をこなしているが、彼女のレベルは高いもののランクが低いため、冒険者ギルドの上位リストには名前がない。彼女の周りでは、彼女と行動を共にするライドウと澪も注目されており、特に澪は非常に高いレベルを持つ。この物語の語り手は、巴や澪と友好関係を築き、彼らを利用してレベルアップを図ろうと計画しているが、その試みはうまくいかず、ライドウや澪に近づくことができないでいる。語り手は、彼らが荒野に出たときを狙って尾行し、澪が狩った魔物のおこぼれに預かろうと考えている。また、語り手はライドウが不在の時に彼と澪が荒野に入っている可能性に気づき、その機会を利用しようとしているが、ライドウには特別な警戒心があり、尾行を簡単に撒かれてしまう。このため、語り手は自分のパーティメンバーと協力してライドウを監視し、彼らが荒野に入るチャンスを探ることに決める。
翌日、澪に連れられて亜空の畑を訪れた主人公は、澪が荒野で発見し亜空で育てていたアンブロシアの花を確認する。澪はアンブロシアに直接許可を得たと語り、植物との意思疎通が可能であることを示唆する。澪と主人公は、アンブロシアを荒野から持ち帰る際に、守っているとされる妖精種に何も告げずに来てしまったため、その妖精種に挨拶をする必要があると話す。主人公は妖精種との会話を楽しみにしているが、自身の恋愛事情や、巴や澪との複雑な関係についても考える。最終的には、妖精種に会い、問題を解決するために一緒に行動することを決める。
3(アニメ10話)
主人公は、澪を抱え、未知のヒューマンのパーティを守りながら、森鬼と呼ばれる妖精種と交渉中である。森鬼は、紅蓮華を摘んだとして主人公たちに制裁を加えようとしている。森鬼は弓と魔法で攻撃してくるが、主人公はこれを回避し、澪の協力を得て対抗する。主人公は、後ろからついてきたヒューマンのパーティが、彼らとは無関係であると説明しようとするも、森鬼たちはそれを信じない。その中で、一方の森鬼が現代用語を使い、意外な一面を見せる。
混乱する中、主人公は巴からの念話を受け取り、巴がヒューマンのパーティを亜空へ誘導する計画を知る。主人公は森鬼たちを無力化し、話し合いの場を設けようとする。澪の特殊能力を利用し、森鬼たちの武器を破壊することに成功する。ついに主人公は森鬼たちとの交渉を始める準備が整う。
主人公と澪は、森鬼と名乗る二人、アクアとエリスを無力化し、彼らの案内で森鬼の村を訪れる。森鬼たちは、希少な植物アンブロシアを保護する使命感から行動しており、彼らの村はツィーゲからそれほど遠くないが、結界により隠されていた。アクアとエリスは、結界が弱まり冒険者との衝突が増えていること、力を使って解決してきたことを明かす。村への案内中、主人公は結界の探知が得意な冒険者もいることを知り、森鬼と冒険者の間で武力衝突があったことを理解する。村に到着後、アクアとエリスは主人公たちを村の代表者たちのいる館へと案内し、そこでの話し合いを促す。村の様子や住人たちの反応から、主人公は森鬼たちの社会や文化に興味を抱く。
主人公は、森鬼と呼ばれる種族の村を訪れ、彼らの長老たちと対話を持つ。森鬼たちは、森を守り、管理し、恵みを受けて広げる「森守」とも呼ばれる存在で、エルフやダークエルフとは異なる独自の種族であることを説明する。彼らは精霊との関係なく独立して森を守っており、ダークエルフが精霊の加護を捨て魔術の探求に走った一族であることを澪が解説する。
主人公は、森鬼たちに自分が上位竜種の蜃から彼らの存在を知ったことを明かし、長老たちは蜃に感謝の意を表しつつも、ヒューマンである主人公が蜃に会うことの難しさを指摘する。しかし、主人公は巴との出会いや、オークとの交流、モンスター大発生による「絶野」の崩壊などの経緯を語り、彼らに自分の異世界からの来訪者であることを説明する。
長老たちは、主人公の話に興味を示し、彼らとの会話は時間を要するものの、お互いに理解を深め合う機会となる。主人公は、この先、ヒューマンでも信頼できる人物に出会えることを期待しつつ、現時点では人外の存在との方が事情を共有することが多いと感じている。
巴
巴は、主人公(若)に記憶の閲覧を禁じられていたが、努力の結果、限定的に許可を得ることができた。しかし、許可されたのは「テレビ、動画」という項目に限られており、刀や稲作の歴史や技術については理解することが難しかった。亜空での思案中に、主人公と澪が人間に尾行されながら荒野へ出かけるのを目撃し、巴は自身の能力を使って状況を観察する。混沌とした展開の中で、森鬼と呼ばれる種族について思い出す。
森鬼は、精霊と決別し、森を管理し恵みを受けて広げる古代種である。彼らは自ら植物との対話能力を捨て、完全に森と同化する道を選ばなかった。巴は、森鬼の忘れられた能力の覚醒を考え、これが女神や精霊にとって意外な展開になると予想する。
一方で、巴は亜空での稲作や刀鍛冶の研究を進めている。特に稲に関しては、主人公の世界からの知識をもとに、ハイランドオークたちが品種改良や収穫周期短縮の実験を行っている。これらの取り組みは、魔術と科学(カガク)の両立に関する主人公の見解を反映しており、巴はその可能性と危険性について理解を深めている。
さらに、巴は亜空に誤って引き込まれた人間たちの扱いについても考えており、彼らをどのように接待するかを検討している。この状況は、主人公の周囲で起こっている慌ただしい変化と関連しており、巴はこの変化に積極的に関わり、楽しみながら対応することを決意している。
森鬼の長老たちとの会話を終えた主人公と澪は、客人として宿泊する部屋を与えられ、夜には宴会が開かれることになった。しかし、案内してくれた森鬼のアクアとエリスが部屋から出て行かず、主人公を疲れさせる存在として感じられるようになる。この二人は、攻撃的でありながらも、何となく主人公たちに関心を持っている様子だったが、主人公は彼らとの関係をこの村限りにしたいと考えていた。特に、主人公の魔力肥大化の問題もあって、容易に新たな契約相手を見つけることは難しい状況だった。
その後、アクアとエリスの師匠と名乗るアドノウが現れるが、彼の出現は主人公と澪にとって不快なものとなる。アドノウは森鬼の長老の息子であり、主人公たちに宴会までの時間を楽しむよう勧めるが、彼の振る舞いには何か引っかかるものがあった。さらに、アドノウに続いて師匠と名乗る別の森鬼が部屋を破壊して現れ、主人公に対して異様な興味を示す。この師匠は、主人公との握手を求めるが、その行動は変態的であり、主人公を困惑させる。
澪が師匠を「天誅」と呼び、彼を吹き飛ばしてしまう。アクアとエリスは師匠の後を追って部屋を去り、主人公と澪はようやく二人きりになる。しかし、この一連の出来事は主人公にとって精神的な疲労をもたらし、宴会までの間、休息を取ることに決める。この出来事は、主人公と澪にとって予想外の展開であり、森鬼たちとの関わりが予期せぬ方向へ進むことを示していた。
?
ある存在が、森鬼の村で仮面の少年と黒い女という二人のヒューマンに出会い、彼らがただのヒューマンではないと感じた。この存在は、二人に強い興味を持ち、実験材料として欲しいと考えている。森鬼の能力について学んだ後、もはや森鬼の村に用はなく、仮面の少年と黒い女を手に入れることを最優先とし、宴の後に行動を起こすことを決意している。この存在は、二人に遭遇したことを不運と感じさせるほどの謎に満ちた計画を持っている。
澪
若様と二人きりで森での逢瀬を楽しむはずが、ヒューマンや森鬼といった予期せぬ邪魔が入り、澪は非常に不満を感じている。特に若様の血液にありつけたことは幸運だったが、その後の出来事はすべて面白くないと思っている。森鬼の村での長老たちとの面倒なやり取り、案内人の雑魚二人の師匠との遭遇、そしてその師匠が若様と長く接触したことに対して強い嫉妬心を抱いている。澪は若様からのお役目を受けて、森鬼の村を調査し、変態と呼ばれる人物が何かに憑依されていること、またある森鬼が魔族と連絡を取っていることを突き止めた。澪はこれらの情報を若様に報告し、巴を呼び出すために亜空に戻ることになった。若様の力を信じており、森鬼の村にいるどの存在も若様の脅威にはならないと確信している。
森鬼たちが催した宴での出来事を述べている。幻想的な光の中で舞が披露されるなど楽しい時間を過ごしていたが、アクアとエリスの師匠が突如倒れ、死神のような姿をした骸骨が現れる。この骸骨はリッチと名乗り、アドノウを狙っていた。主人公はリッチと対峙し、その強大な魔法に直面する。しかし、主人公は魔法への耐性が高く、リッチの攻撃を容易く防ぐ。結果として、主人公はリッチから魔力を奪い、彼を弱体化させる。リッチは最終的に魔力を完全に喰らわれ、ただの骸骨となってしまう。主人公はリッチを殺さずに止め、その場を収めた。
巴
若がアンデッドを制した後の場面で、蜃が若を迎えに現れる。場には沈黙が流れ、森鬼たちが緊張している様子が描かれる。蜃は森鬼たちと交流があり、彼らに結界を作ってやった過去がある。森鬼たちは、若が派手にアンデッドを仕置きしたことに引いており、その力を恐れている。蜃は、森鬼たちが若に何かしようとしていたのではないかと推察し、彼らの害意や敵意を問いただす。森鬼たちは、若が森に無断で入り込み希少な植物の存在を知ったため、極刑に処すつもりであったことを明かす。蜃は森鬼たちに、自分が若を迎えに来たこと、そして自分が若の下僕であることを告げる。この発言に、森鬼たちは驚愕し、ニルギストリは気絶してしまう。
師匠
師匠はリッチに体を乗っ取られていたことに気づかず、最近の奇妙な疲労や力の増強を樹刑の能力の副作用と思っていたが、実際はリッチの影響だった。リッチは蜃によって消滅させられた。師匠はアクアとエリスの助けを借りながら翌日の刑場にも同行したが、リッチの存在についての記憶はない。リッチが彼の体から出ていく様子を仮面の男、ライドウが撃退し、蜃が最終的にトドメを刺した。師匠はライドウに樹刑を仕掛けたが効かず、その理由に困惑している。森鬼とライドウたちとの会談があり、師匠は自分たちの処遇を懸念しているが、ライドウとの直接対決に自信を持っている。
森鬼の一族との会談で、巴は森鬼たちを亜空へ誘う提案をしたが、仮面の男(ライドウ)は樹刑の能力の持つ潜在的危険性からその考えに同意しなかった。結局、森鬼たちは亜空との交易や出稼ぎには参加するが、村全体の移住は行わないことになった。巴は森鬼の戦闘力や知識を高く評価し、彼らを亜空の住人に加えたがっていたが、ライドウの反対により森鬼たちの移住計画は見送られた。代わりに、村には新たな結界が張られ、安全が確保されることになった。また、樹刑を使える師匠には能力の使用を控えるよう命じられた。ライドウは樹刑に対する恐怖を感じており、その能力が彼らに移行することを危惧していた。森鬼たちとの交流は継続されるが、ライドウは彼らとの距離を保とうと考えている。また、リッチに関する話題も出てきて、ライドウはリッチとの対話を控えめにすることになった。
とある冒険者たち
亜空に迷い込んだヒューマンの冒険者三人組は、魔物や亜人から歓待され、立派な部屋を与えられていた。しかし、彼らはその歓待を屈辱と感じており、ヒューマンとしての優越感から亜人を見下していた。彼らの目的は、略奪や徴収であり、武具や食糧を持てるだけ持って去ることだった。このような考えは、この世界でヒューマンが至高とされ、亜人が下位とされることに由来する。彼らは、亜空での武具やアンブロシアを略奪し、名誉と大金を手に入れる機会と考えていた。この三人組は、亜空のオークを下等な存在と見なし、自分たちには勝てると過信していたが、その傲慢な悪意を軽く見ていた真と巴は、彼らが最悪の部類の冒険者であることをまだ知らない。
4(アニメ11話)
魔力を回復させたリッチは、深澄真(マコトミスミ)からいくつかの質問を受ける。リッチは自分が森鬼の村にいた理由や、魔王軍との関わりについて話す。また、リッチが森鬼の一人を殺害した背景には、その森鬼が外部勢力に買収されていたことが明らかにされる。その外部勢力とは、魔族の将である女が率いる魔王軍であり、彼女は森鬼の戦力を確保しようとしていた。リッチは魔王軍に協力を求められたが、興味がないため断ったと語る。
マコトはリッチから魔術書を譲ってもらうことを提案し、リッチはマコトの異常な魔法の効率に驚きながらも、マコトからの提案を受け入れる。そして、マコトがリッチに放った魔法の性質について尋ねると、リッチはその非効率性に驚愕し、笑い出す。しかし、巴と澪はリッチの態度に対して怒り、リッチを威嚇する。
最後に、巴がリッチから全ての魔術書を譲り受けることを提案し、リッチを含めた取引を持ちかける。マコトは巴に全権を委ねることに同意し、巴はマコトに対する忠誠を誓う。
巴はリッチに対し、グラントの存在についての知識を共有する。彼女は、グラントが女神や上位精霊の眷属となって転生した者、または異世界を渡り新たな存在として生きる者であると説明する。リッチは、異世界を渡ることに強い関心を示すが、巴はグラントが世界を自在に渡れる能力者ではないと否定する。さらに、リッチが異界への興味からグラントになりたかったことが語られ、巴はリッチをマコトの従者になることを提案する。この提案には、リッチが驚愕し、巴の真意や彼女が持つ知識の深さに改めて気づかされる展開である。
リッチがマコトの従者として加わる過程で、巴と澪はリッチに対して特殊な契約を結ぶための試みを行います。通常、マコトとの契約ではリッチのような存在は存在が吸収され消滅してしまうリスクがありました。しかし、巴のアイデアにより、マコトが自身の魔力を使って弱体化させることで、通常とは異なる方法で契約を試みることに。最終的には、マコトの使用済みの指環を使った特殊な手法で、リッチはマコトの従者として赤い契約を結びます。これは通常の隷属契約よりも一段上の「支配の契約」であり、リッチは肉体を得て、マコトの命に従うことを誓います。その過程でリッチは自身の名前を求められ、新たな始まりとなることを示唆しています。契約成功後、何らかのトラブルの兆しに巴が気づき、その直後に強い光が部屋に差し込む場面で終わります。
突如として亜空に届いた微弱な魔力は、マコト自身の魔力であった。この事態に巴は負傷し、謝罪する。巴を見たマコトは急ぎ、リッチと共に原因を探しに向かう。リッチは癒しの術を使い、負傷者の治療を行う。マコトは現場に到着し、爆発が起きた場所で重傷を負ったアルケーを発見する。マコトは治癒の界を展開し、リッチの助けを借りてアルケーを救う。その後、マコトは周囲の状況を把握しようとするが、自身の魔力が邪魔になっていた。彼は探索と探索を重ねることで、事件の詳細を探り出す。三人のヒューマンが関与していることが明らかになり、一人が霧の門を通じてどこかに消えたことが判明する。マコトは異変の原因を突き止めるため、リッチに現場の責任を任せ、門を通って追跡を開始する。
5
マコトが霧の門を通り、ツィーゲの路地裏で意識を取り戻した女性を見つける。彼女はマコトたちを追っていた三人組の一人であり、重傷を負っていた。マコトは彼女の記憶と感情を不本意ながら知ることになり、彼女の歪んだ価値観や行動に強い嫌悪感と怒りを覚える。彼女がツィーゲに戻れたと安堵するも、マコトは彼女を救う意志を失い、逆に彼女を霧の中に引きずりこむ。二人の間に交わされる言葉は互いに理解しあえないもので、最終的にマコトは彼女を殺害する。この行為を経て、マコトは深い悲しみと孤独感に苛まれ、涙を流す。
主人公は、以前の行動の誤りを認め、亜空とツィーゲの未来を考え、関係者を集めて謝罪と今後の対策について話し合います。オーク一人と巴の分体が亡くなったことを悼み、その原因が自身にあったと認めています。その後、亜空の安全と文化交流のため、冒険者向けの専用区画を設ける提案や、街の警邏としてのリザードの活用、そしてアルケーに対する新たな役割分担を話し合います。主人公は、自分の行動が亜空の多種族にどのような影響を及ぼしているのか、そして自身と従者間の関係がどう影響しているのかを深く考え、この会議を通じて未来に向けた新たな一歩を踏み出そうとします。また、主人公は自分が従者から特殊能力を借りることができることを理解し、これが彼らとの絆によるものであることを知ります。さらに、ツィーゲに戻った後、学園都市への旅を計画し、その準備について話し合います。この過程で、主人公は自身の役割や責任、そして従者との関係について深く反省し、新たな決意を固めます。
主人公は学園都市ロッツガルドへの旅立ちを決意します。この決断は、殺した女性の記憶からこの世界に対する知識欲が湧いたこと、そして両親についての手がかりを得るかもしれないという希望から生まれました。レンブラント商人からは驚きながらも支持と推薦状を受け、彼らに深く感謝しています。亜空やツィーゲでは未解決の事柄が残る中、識を伴って新たな地に向かう準備を整えます。巴と澪には識から旅立ちの事実が伝えられ、当初は荒れたものの、主人公の説明を聞き納得します。さらに、主人公は二人に過去の知識からヒントを提供し、彼らが自身の技術を磨くための助言を行います。主人公は、自分が家族のように思う巴、澪、識にミスミというファミリーネームを名乗ってもらいたいと望んでいるが、その想いを伝えることができませんでした。最後に、一人で亜空の丘に立ち、両親とかつての仲間への想いを馳せながら、知識を求めての旅立ちを改めて決意します。
EXTRAエピソード
レンブラント奔走す
クズノハ商会が抱える問題を解決するため、レンブラント商会代表のパトリック・レンブラントが執事のモリスからの報告を受け、支援を決定したことから話は始まる。レンブラントはクズノハ商会、特にその代表であるライドウに深い恩義を感じているため、無条件での支援を惜しまない。報告書を通じてクズノハ商会が直面している数々の問題を知ったレンブラントは、ライドウが学園に行くことも含めて手助けすることを決める。執事モリスは、レンブラントのこの行動を見て、クズノハ商会がツィーゲで成功することを確信する。レンブラントは、ライドウとクズノハ商会に対して特別な感情を抱いていることを匂わせながらも、具体的な理由は明かさない。この救援活動がクズノハ商会をツィーゲでいかに特殊な存在にするかは、まだ誰にもわかっていない。
その 1 土地
クズノハ商会が土地購入のため、商人ギルドを通じて迅速に取引を行ったことから始まる。レンブラントはクズノハ商会の困難を知り、ギルドを訪れて情報を収集する。レンブラント商会はツィーゲにおいて大きな影響力を持ち、その発言力は他の商人とは比較にならない。レンブラントはギルドからクズノハ商会の土地取引に関する情報を得た後、エレオール商会を訪れる。エレオール商会がクズノハ商会との土地取引において不正を行っていることをレンブラントは指摘し、問題を解決するよう迫る。エレオール商会の代表はレンブラントの圧倒的な情報力と影響力に屈し、クズノハ商会との問題を解決することを約束する。レンブラントはその後、クズノハ商会に関わる問題を解決するためにさらに動くことを示唆する。この一連の出来事は、レンブラントのクズノハ商会に対する深い関心と、彼が持つ圧倒的な力を示すものである。
その 2 仕入れ
パトリック・レンブラントの執事モリスは、ミリオノ商会を訪問し、その代表ハウと面会した。ミリオノ商会は商人を対象にした商売を行う問屋であり、レンブラント商会からの来訪者に対しては特別な待遇を示した。会話の中で、レンブラント商会がクズノハ商会を全面的に支援する旨が伝えられ、ハウはその提案に賛同した。モリスは、クズノハ商会が引き起こした荒野の素材流通の増加が市場に与える影響について言及し、ミリオノ商会がこの状況を利用して利益を得ることを提案する。ハウはこの提案を受け入れ、ミリオノ商会のさらなる発展とツィーゲの問屋業界におけるその中心的な役割を目指すことになる。この会話を通じて、レンブラント商会の影響力の大きさと、クズノハ商会を巡る経済的な動きが描かれている。
その 3 従業員
レンブラントとモリスは、クズノハ商会を支援し、様々な困難を事前に解決してきた。この過程で、レンブラントによって潰された商会が八つあり、尻尾を丸めた商会が十あった。ほとんどの主要な商会が、クズノハ商会の後ろ盾がレンブラントであることを知らされ、クズノハ商会はツィーゲで特別な存在となりつつあった。しかし、ライドウ自身はこれらの事実を知らされていなかった。ある日、レンブラントとモリスはクズノハ商会の将来について話し合った。ライドウは従業員を募集しておらず、自分たちだけで運営するつもりだったが、レンブラントは彼らに信頼できる従業員を提供することを考えていた。レンブラントは、ライドウが商売を学びながら成長することを期待し、彼の成功を見守ることを決めていた。
その 4 開店
数ヶ月後、レンブラント商会の店舗内で間借りする形で営業を開始したクズノハ商会は、想定外の盛況を見せていた。店舗で働くのは亜人の従業員であり、これはレンブラントの予想を大きく超えるものだった。特に、クズノハ商会が亜人を雇用し、それが客寄せに成功している点にレンブラントは驚いていた。果物や蜃気楼の街からの珍しい商品が大きな魅力となり、女性客を中心に多くの人が店を訪れていた。レンブラントは、これらの商品がクズノハ商会の成功の鍵であると見ていた。
この成功は、ライドウが蜃気楼の街との独自の連絡手段を持っているか、そこに行く方法を知っていることを示唆していた。その結果、クズノハ商会は独自の商品供給源を確保し、他では手に入らない品を提供することで大きな利益を上げていた。
レンブラントは、クズノハ商会がツィーゲにとって大きな影響を与える「劇薬」となるだろうと考え、彼らの勢いを支えることを決意していた。また、クズノハ商会の成功がツィーゲの発展に大きく貢献することを楽しみにしていた。レンブラントとモリスは、クズノハ商会との良好な関係を維持し、街をさらに豊かにするために協力することを誓った。
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