小説【ツキミチ】「月が導く異世界道中 6巻」感想・ネタバレ

小説【ツキミチ】「月が導く異世界道中 6巻」感想・ネタバレ

学生の街、ロッツガルドでツイーゲの元トップランカーの冒険者だったライムが行方不明になる。

現場には、ド変態な上位龍の陰がチラホラと、、

どんなラノベ?

薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー! 

え?
そうだっけ?
薄幸系男子は頷けるけど、成り上がってるか?

そんな彼に惚れ込んだ人(?)達が織りなす異世界道中。

彼は穏便に事を運びたいのに、全てが大袈裟になってしまう。

そこが笑いどころ。

読んだ本のタイトル

#月が導く異世界道中  6
著者:#あずみ圭 氏
イラスト:#マツモトミツアキ  氏

gifbanner?sid=3589474&pid=889458714 小説【ツキミチ】「月が導く異世界道中 6巻」感想・ネタバレBookliveで購入gifbanner?sid=3589474&pid=889059394 小説【ツキミチ】「月が導く異世界道中 6巻」感想・ネタバレBOOK☆WALKERで購入

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1巻から6巻までの流れ

普通に生活して寝たら。
いきなり両親の都合で異世界の女神に呼び出されて、顔がブサイクだから要らないと言われて見知らぬ土地にポイ捨てされた主人公。

荒野を彷徨っていたら、オーク(♀)と出会い、彼女を生贄に求めた上位竜を覚えたての魔法で倒して従者にする。

上位竜を配下にした結果、亜空と呼ばれる異空間を手に入れた主人公。

荒野で出会ったオーク達を亜空に移住させて彼等も配下に置く。

その直後、空腹で正気を失ってる災厄の黒蜘蛛がエルダードワーフを追って襲ってきたので撃退。

その結果、黒蜘蛛が正気を取り戻して従者になる。

上位龍を巴、黒蜘蛛を澪と名付けて、亜空の住民の投票結果で主人公は【若】と呼ばれる事になる。

その後にエルダードワーフ、巴の眷属ミスティオリザード、澪の眷属アルケーが合流して街を造る。
それでも人に会いたい主人公はベースキャンプ絶野に行くが、、

魔王のような魔力が駄々洩れのせいで魔獣と間違われて総攻撃されてしまう。

1ヶ月文字と魔力を抑える術を手に入れてベースキャンプ絶野に行くが、、、
ヒューマンは色々と悪どかった。

巴と澪が悪乗りしてベースキャンプ絶野は壊滅する。(1巻)

遂に大きなヒューマンのツイーゲの街に着いた一行。

そこで、呪病に苦しむレンブランドの依頼を目にして、彼の妻、娘2人を癒す。

そして、暗躍していたライムを懲らしめて配下に加える。(2巻)

レンブランドの家族を癒した薬の原料アンブロシアを手に入れるため、群生地に行ったらアンブロシアを守護している森鬼が襲って来た。

それらをアッサリと捕獲して、森鬼の村に潜伏していたリッチを秒殺で押さえ込んで、主人公の魔力を蓄積した指輪13個を彼に装備させ、下駄を履かせて3人目の従者にして終わる。

かなりイケメンの 主人公待望の同性の従者、識が登場!(3巻)

そんな同性の従者と学園都市に行く途中で、主人公が転移魔法の使用中に突然戦場に拉致られた。

目の前には、大剣を振りかぶってる、王都攻略を目論むヒューマン最強のソフィア。

2人の勇者は連合軍を率いてステラ砦に進攻していたが、魔族の罠にハマってほぼ壊滅。

主人公、勇者達はそれぞれの戦場で何とか生き残る。(4巻)

突然戦争に巻き込まれ負傷してやっとたどり着いたのに、入学試験ではなく、臨時教員の試験だった。

3種類のボールをダメージを与えて動けなくしてから回収する試験。

その試験に主人公だけが合格して教職に就く。

週に1枠の授業を設けると、あまりのハイレベルな授業に上昇志向の強い数名しか残らなかった。

授業以外の日は店を開く準備をして、従業員を亜空から呼んで、、

来たのはアクエリアスコンビ。
波乱の予感しかないw(5巻)

あらすじ・内容

累計20万部突破!薄幸系男子の成り上がりファンタジー、第6巻!早くも累計20万部! 
薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー、待望の第6巻! 学園都市ロッツガルドで、生徒になるつもりがなぜか教師として働くことになった真。これまでの学園にはなかった実戦重視のハードな講義内容に、最初は生徒達から「鬼教師」と疎まれていた真だったが、次第に成果が表れてくると、意図せず株があがってしまう。揚げ句、熱心な生徒達から、来る学園祭のイベントに向け夏休み返上の特別訓練まで請われてしまい……。「僕、本業は商人なんですけど……」厄介事を引き寄せる残念風雲児、深澄真の学園都市生活、まだまだ波乱の予感――!

月が導く異世界道中6

感想

ライムが突然行方不明になった。

彼の消息が途絶えた場所には戦闘をした形跡もある。

そして、その場には図書館の書士であるエヴァも居たらしい。

全力で捜索していたら本人から脱出したと連絡が来た。

ライムを拉致したのは反女神のレジスタンスだったらしい。

ライムを倒したのは偶然その場にいた上位龍ルト。

そうなった原因は偶然の一言。

かつての勇者の嫁であり、冒険者ギルドのギルドマスターを1000年続けているルト。

男、女どっちでもなれる器用な上位竜。

会った時から主人公に興味津々で、主人公の貞操を狙いだす。
ちなみに今のルトは男性、、

それに戦慄する主人公。

エヴァはレジスタンスの末端の構成員だったようだ。

そして、学園都市に潜入している魔族の将軍ロナと共同で捜査した結果。

学園で主人公に親切にしてくれてた常勤講師がレジスタンスの構成員だったとわかってこの騒動は終わる。

そして、学園祭が始まるのだが。

あまりの繁盛プリに主人公達は目を回す。
その慰労のための従業員たちとの鍋料理屋での宴会はカオスと化した。

出入り禁止一歩手前、、

そして、異世界人を保護する事を国是にしている国、ローレルが葛の葉商会の名前に興味を持たれて主人公に接触してくる。

どうやら主人公を異世界人(賢人)と思って接触してきた。

裏話

魔将ロナ、ライドウを知る

ライムの受難

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備忘録 6

MBSアニメ&ドラマ

1(アニメ第二幕9話)

深澄真の指示により、ロッツガルド学園敷地内の廃虚区画を調査していたライム・ラテとの連絡が途絶える。通常、開店前の清掃に戻るはずの彼が帰らず、戦闘の痕跡まで発見された。深澄真の従者である元死霊の識が、魔族の女性であり学園に潜り込んでいるロナさんの動向を追っていたが、彼女には動きがなかった。ライムが姿を消した場所は、彼が商人ギルドへ向かう途中の通りだった。識は、ライムが連絡を取れなかった可能性として、魔族の技術が使われたと推測する。さらに、図書館の司書エヴァの魔力の痕跡が現場にあったことが判明する。深澄真と識は、ライムを探しに行くことを決め、森鬼のアクアとエリスには店に戻ってもらうことにする。二人は失踪した現場と学園の廃墟区画を調査しに向かう。
ライム
ライム・ラテは、ある青年によって倒された後、介抱しようとしたエヴァによって同じく囚われの身となる。彼らは地下の牢屋に閉じ込められており、ライムは自身とエヴァが学園の廃墟区にある何者かの拠点に捕らわれたことを把握する。ライムは自己紹介をし、エヴァがクズノハ商会と深澄真の知り合いであることから、彼女の身元を知っていたことを明かす。彼は自分の武装が解除されているが、ドワーフが作った隠し武器であるバングルを使って剣を出現させる。エヴァはライムの戦闘能力に驚き、彼が単なる店員ではないことを疑う。ライムはエヴァに協力を求め、彼女は学園内にも協力者がいる組織についての有益な情報を提供することを条件に協力を申し出る。ライムはエヴァの安全を保障し、彼女を連れて脱出を試みることにする。彼は自身の刀を取り戻すことを決意し、牢屋の金属の格子を剣で切り裂き、反撃を開始する。
深澄真とその従者である識は、事件現場とされる場所で戸惑っていた。新たに見つかった魔力の痕跡が、巴やランサーと同様の竜のものであることから、ランサーの関与を疑う。識は戦いへの期待を隠せずにいたが、突然ライムからの念話が入り、彼と学園の司書エヴァが無事であり、施設の機能停止と敵の殲滅を完了したと報告される。竜の存在は確認されず、ライムとエヴァは深澄真のもとへ向かうという。深澄真は、エヴァに見られる前に、戦闘モード全開の識を平素の状態に戻すために奔走する。ライムが戻ってくるまでに、深澄真は識を宥めることに成功し、平常の状態に戻すことができた。
ロナ
魔族の一員であるロナは、カレン・フォルスという名前でロッツガルド学園に潜入していた。彼女の主な任務は情報収集と活用であり、戦術や戦略の進言も行う。魔将の中では戦闘能力は三番手だが、その点は気にしていない。ロナは深澄真(ライドウ)との出会いにより、彼が魔族に対して嫌悪感を持っていないこと、普通のヒューマンと同様に接することに驚き、彼の中立的な姿勢を有益と考えている。しかし、情報組織を取り仕切ると思われる識が彼女にとって障害であり、識を排除してライドウに取り入ることを最上の手と考えている。
ロナは、クズノハ商会とライドウについて調査を命じており、特にライドウの戦闘能力には注目している。彼女は、ライドウが育成しようとしている戦闘スタイルが魔族にとって不利になる可能性を懸念している。同時に、ライドウが持つ情報量の多さに興味を持ち、その情報の入手経路を潰したいと思っている。
ロナは、自分の本来の目的が既に達成されているため、ライドウやクズノハ商会に対する具体的な行動計画を立てる前に、さらなる情報収集を優先している。彼女は、ライドウや魔人と同一人物である可能性についても考えているが、まだ確信に至っていない。ロナは、今後の戦闘に参加することを予想しつつ、ライドウの存在によって自分の予定が狂っていることに苛立ちを感じている。
ライムズ・リポート
ロッツガルド学園の再開発予定地区での調査中に未知の男性と遭遇したライムは、その男性に圧倒的な戦闘能力を持つと報告している。逃走を試みるも失敗し、念話を封じられた上で敗北。しかし、一撃を加えてマーキングに成功した。この遭遇後、ライムと学園司書エヴァは、廃墟区内の建築物地下で拘束された状態で目覚め、そこから脱出を図ることに決める。エヴァは貴族出身である可能性が高いと推測されている。その建築物内で、中~大規模の組織が行っていた非道な人体実験の実態を確認。被験者は拉致や人身売買によって集められた亜人が多数であったが、回復可能な状態の被験者はいなかった。ライムはこの組織を処理し、エヴァと共に脱出。学園内部に協力者が複数いることを特定し、その追跡を続けることを決定した。ライムの報告は急ぎ書かれたものであり、いくつかの点で不備があると自認している。報告書は、実験の詳細や敵対勢力についての具体的な情報を省略しており、エヴァとの共闘の経緯や動機なども含め、口頭で補完が必要であることが示唆されている。エヴァは、亡国ケリュネオンの貴族であり、ロッツガルド学園に潜入していた。彼女は、ライドウの両親がケリュネオンの貴族と神官であったことを知っており、その国は大侵攻によって滅びたことを伝える。エヴァ自身も貴族の家系であり、戦争で国を逃れたことで貴族としての地位を失い、生き残ったことに罪悪感を持っている。彼女は、失われた領地アーンスランドを取り戻すことを目指しているが、その目標は極めて困難であることが示唆されている。

2(アニメ第二幕9話)

深夜、ライドウは部屋で一人、エヴァからの話やライムからの報告、魔将ロナからの情報と依頼を思い巡らせていた。情報が複雑に絡み合い、理解を超える状況に頭を悩ませている。エヴァさんからは、自身が魔族の大侵攻で滅ぼされたヒューマンの小国ケリュネオン出身であり、ライドウの両親と同じ国の出身であること、両親が貴族と神官であったことを聞かされる。エヴァさん自身も戦時に領地を捨てて逃げた貴族の生き残りであり、無謀にも領地と家の復活を望んでいる。さらに、エヴァさんは女神に疑念を抱いた際、女神に反意を持つ秘密結社のような組織に接触され、その組織が多様な人種で構成されており、非常に強大な力を持っていることを知る。
ライムからは、廃墟区画で未知の強力な少年と遭遇し、念話を封じられて敗北したが、マーキングに成功したとの報告がある。エヴァさんと共に廃墟区から脱出し、そこで行われていた非人道的な実験の実態を確認した。
そんな中、突然、冒険者ギルドのマスターを名乗る銀髪の少年が店の前に現れ、ライムへの謝罪を言い訳にして夜遅くに訪れる。この少年はライムの報告にあった未知の強力な存在であり、ライドウ、巴、澪に新たな謎を投げかける。
複雑に絡み合った情報と新たに現れたギルドマスターの登場により、ライドウはさらに混乱することとなった。

3(アニメ第二幕9話)

深夜、自称ギルドマスターと名乗る人物がライドウの店を訪れ、ライムに対する謝罪を建前にさまざまな話を始める。彼はライムとの戦闘で軽い傷を負ったと語り、その戦いが事故的なものだったと釈明するが、彼の話は次々と変わり、周囲を自分のペースに巻き込む。不機嫌そうに反応する澪や巴の態度にも動じることなく、彼は自分がヒューマンではないことを示唆し、ライドウの筆談をやめて普通に話すよう促す。
ギルドマスターを自称する彼は、ライドウが高校生であり、異世界に来た経緯を詳しく知っていることを明かし、ライドウの動揺を誘う。ライドウはこの人物が自分のことを知りすぎていることに不安を感じ、怖さを露わにする。しかし、ギルドマスターは女神にライドウの情報が露見していないことを伝え、女神も彼の現状を把握していないことを示唆する。
突然、巴と澪が彼の真の名前を知っているような発言をし、ギルドマスターも巴の名前を呼び、互いの過去の関係をほのめかす。このやり取りから、ギルドマスターがただの人間ではなく、特別な存在であることが示唆される。彼の正体やライドウとの関係、そしてこの突然の訪問の真の目的は謎に包まれたままである。
ルトと名乗る自称ギルドマスターが実は上位竜であり、万色の竜として知られる存在であることが判明する。彼はライドウに対して、性別を変えて生きてきた経験や同性間の関係について興奮して語り、ライドウを虜にする自信があると言うが、これに対してライドウやその従者たちは強く反発し、ルトを排除しようとする。
ルトは巴や澪に対しても挑発的な態度を取るが、彼らはルトの本性を見抜き、彼がかつては規律や戒律を重んじる存在だったことを指摘する。ルトが性別を変えた理由や、男性との関係から得た充足感について語るも、その話題に関してはライドウたちから理解を得られない。
最終的に、ルトは三人からの攻撃に直面し、降参の姿勢を見せる。彼は自分の振る舞いを謝罪し、真剣に冒険者ギルドについて話し合いたいと申し出る。ライドウはルトの話を聞くことに同意し、再び会話が始まる。ルトの挑発的な行動や性別に関する話題は、ライドウやその従者たちにとって受け入れがたいものだが、彼らはルトが持つ情報には興味を持つ。

4(アニメ第二幕9話)

ルトは自身が冒険者ギルドの創設者であり、約千年前に異世界人の概念を基に女神に提案し、ギルドを作り上げたと語る。このギルドはヒューマンが強くなるためのシステムとして、女神の後押しを受けて急速に世界中に広まった。ルトはその後も歴代のギルドマスターとして姿を変えながら、ギルドを運営し続けてきた。
ルトの話によると、冒険者ギルドの創設は、ヒューマンの増加と傲慢さに対する牽制も兼ねていた。ギルドに登録することで得られるカードは、レベルやランクなどを表示し、ヒューマンの成長速度を加速させるが、同時にその過程で多くのヒューマンが間引かれることも意図されていた。ルトは、このシステムがヒューマンだけでなく、他の種族にも影響を及ぼし、意図しない展開を見せたことも明かす。
ルトの説明は、ギルドの存在が異世界から来た人々にとって自然に受け入れられる理由をも提供する。しかし、ライドウはルトの「最初の旦那」が冒険者ギルドなどの概念をどうして知っていたのか、その時代背景に矛盾を感じて疑問を投げかける。ルトはこの疑問に対し、詳細な説明を約束するが、澪は既に話についていけず寝てしまっている。
ルトの話からは、冒険者ギルドが単なる暇つぶしや趣味から始まったものではなく、深い意図と複雑な背景があることが示される。また、彼の言葉からは、ギルドがヒューマン社会に与える影響の大きさと、そのシステムが如何に巧妙に設計されているかが伺える。

5(アニメ第二幕9話)

ライドウはルトからの説明を受けたが、話の内容が高度すぎてほとんど理解できなかった。ルトによれば、異世界間の転移や時間遡行など、魔術と科学が混在する話が展開されるが、ライドウにはその詳細がほとんど理解不可能であった。ルトはライドウの元の世界への転移が「限りなく不可能に近い可能性」と述べるが、具体的な方法については「行き先の特定が難しく、ランダム性が残るため、実質的にはほぼ不可能」と結論づける。
ライドウはルトの説明から、異世界への転移や時間遡行についての科学と魔術の複雑な関係を何となく理解し、自分が元の世界に戻ることの難しさを認識する。ルトは異世界人が理解できたのはわずか二人だけだったと言い、ライドウにとってはこの話が非常に高度であることを示唆する。しかし、ルトはいつでも連絡が取れるようにしておくと言い、ライドウに対して友好的な姿勢を示す。
結局、ライドウはルトからの説明に疲れ果て、自らの意志で何をしたいのか、どう生きるべきかを改めて考え直すことになる。そして、ルトとの会話の中で、自分の異世界への転移に関する質問が完全には解決していないことに気づく。ライドウは自分の道を模索しながら、今後どう行動するかを考えることになる。

6(アニメ第二幕9話)

クズノハ商会からの帰途、ルトと巴は深夜の街を歩いていた。ルトは巴たちの主従関係について、表面上の支配契約とは異なる、家族のような関係性を指摘し、その奇妙さを楽しんでいるように語るが、その言葉には真と話していた時のような温かみはなく、冷静な観察者のような態度を取る。巴はルトの話に対し、特に反応を示さなかったが、彼女自身も何かを抱えている様子だった。
ルトには過去に多くの人間との別れを経験してきた苦悩がある一方で、巴はルトから異世界人である真の寿命が短いこと、そして魔術による延命が可能であっても長くて二百年程度であることを聞かされる。この事実に巴は深い衝撃を受け、竜にとって短いと感じる百年という時間に思いを馳せる。
ルトは巴に、人間と竜の間で子供を作る可能性があることを明かし、自らが真との間に子を望んでいることを示唆する。これに対し巴は戸惑いを隠せず、ルトの発言に深い疑問を抱く。
一方で、巴はルトから異世界人が原初の世界へ帰還することについての考えを聞かされ、二人の勇者は帰還を望んでいないことを知る。ルトは真がこの世界でどのような存在になるかについて興味深く語り、真が持つ可能性に大きな期待を寄せている。
巴と澪の間では、真への深い愛情と彼との限られた時間を大切にしたいという想いが交錯している。ルトの提案する「きっかけ」によって真が異世界間を自由に行き来する存在になる可能性について話し合うが、その選択肢をどう受け入れるかについてはまだ答えを出せていない。
最終的に巴と澪は、真と共に過ごす限られた時間を最大限に楽しむこと、そして彼を支え続けることを改めて確認し合う。二人の関係性は、互いに対する深い信頼と理解に基づいていることが明らかになる。
魔将ロナは諜報と魔術の専門家であり、彼女の能力は学園の内外を迅速に調査することで証明された。ロナの調査手法は非常に強引で、脅しや魅力を用いるなど、どんな手段も選ばないものだった。この方法は、彼女と一緒に活動した学園の他のメンバーから敵意や嫌悪感を抱かせる結果となった。ロナの効率的だが非道徳的な調査方法は、彼女が魔族の視点からの効率を最重視していることを示している。ロナは、彼女の調査によって関係者を特定し、迅速な結果を出した。しかし、その過程で彼女が独断で協力者を殺害するなど、手法の強引さが目立った。ロナの行動は、学園にいるブライト先生がクズノハ商会の地下拷問室に案内されるという予想外の展開を招いた。ロナは、諜報活動における道徳や倫理の重要性を指摘し、商会のためには非道な手段も選択肢に含めるべきだと忠告する。また、彼女は異世界人である主人公に対し、アクアとエリス(森鬼として知られる亜人)および識(リッチに憑かれていると誤解されている従者)が将来的に害を成す存在であると警告する。ロナはこの警告をもって、主人公に身内への疑念を植え付けようとする。しかし、ロナの警告は主人公にとって新たな情報ではあったが、彼はロナの言葉に惑わされることなく、自分の部下たちへの信頼を維持する。ロナは、主人公が魔族に対しても偏見なく接することを高く評価し、魔王に謁見する機会を提供することさえ提案する。また、ロナは自分の組織との連絡方法を提供し、個人的な忠告として、主人公に識と森鬼に注意するよう助言する。主人公は、ロナの忠告を受け止めつつも、自身の部下や亜空の住人との関係を大切にし、彼らを支える決意を新たにする。彼は夏休みをどう過ごすかを考えながら、商会の運営に励むことを決める。
夜、主人公は地下室で変わり果てたブライト先生と対峙していた。ブライト先生は全身に傷を負い、椅子に縛られた状態で主人公を睨んでいる。彼はかつての親しみやすさを失い、完全に敵意を露わにしていた。主人公は、自分と部下の行動を謝罪するが、ブライト先生が行ったことを考えれば、それが当然の結果であることを示唆している。
ブライト先生は自分の立場を過小評価し、主人公の迅速な対応に驚いていた。彼は、自分が所属する組織の同志が世界中におり、彼に何かをすれば報復があると警告する。しかし、主人公は、ブライト先生が見限られたと判断している。秘密主義で裏切り者を許さない組織では、彼の救出は期待できないと説明する。
ブライト先生は驚き、自分の行動を正当化しようとする。彼は女神に反発し、女神に対する不満を述べる。彼によれば、女神は気まぐれで理不尽な存在であり、人々は女神なしで生きていけると信じている。しかし、主人公はブライト先生の言葉に共感せず、彼の方法を批判する。
最終的に、主人公とクズノハ商会のメンバーはブライト先生の処遇を決定し、彼を殺害することを選択する。ライム、アクア、エリスが処置を担当し、ブライト先生はこの世から消える運命にある。主人公はブライト先生が女神に対抗する同士であったにもかかわらず、彼の言葉が自分には響かなかったことを反省するが、それは主人公自身が力を持っているからだと考える。
この出来事を経て、主人公は意味のない仮説を思い浮かべつつ、寝ることを決める。
夏休みを前にしたロッツガルド学園では、学生たちの間で休暇の計画についての話題があふれている。多くの学生が帰省する一方で、講義のない自由な時間を楽しみにする者もいる。この時期、レンブラント家の姉妹、シフとユーノは学内を落ち着いた様子で歩いていた。休学前、彼女たちは最悪な部類の学生として知られ、実家の経済力を背景にやりたい放題の行動を取っていたが、復学後は態度が一変し、学業に真摯に取り組む姿勢を見せている。
シフとユーノはライドウへの恩返しを考えており、ライドウに告白する学生たちに対して、彼と結婚する覚悟があるかどうか、厳しい言葉で忠告していた。この行動は効果的で、ライドウへの告白が急激に減少した。姉妹はこの事実をライドウには知らせていない。
姉妹はライドウの講義に関する話題で図書館に向かい、そこでジンをはじめとする他の学生たちと合流する。彼らはライドウの厳しい講義に対する対策を熱心に話し合っていた。ライドウの講義は、実際の戦闘を想定したもので、学生たちはそれに対応するためにさまざまな戦術を考案している。この会議は夕暮れまで続き、夏休みの計画についても話し合われた。

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7(アニメ第二幕10話)

学園が夏休みに入り、多くの学生が帰省する一方で、ロッツガルド学園では観光客の訪れや非常勤講師による夏季講座などで街の活気は保たれている。夏休みにもかかわらず、学生たちの間では自己研鑽の機会として、または少しでも他人に差をつけたいという意欲で夏季講座に参加する者が多い。レンブラント家の姉妹、シフとユーノも夏休みを学園で過ごしており、父親からは帰省を促されているものの、彼女たちは学園に残ることを選んでいる。

ライドウと識は図書館で過ごし、夏休みの計画を立てていた。その中で、ジンたち学生から夏休み中の特別な訓練をライドウに依頼される。ライドウは週に一度ならばと引き受けるが、シフとユーノには後半の訓練を欠席して実家に帰省するよう条件を付ける。これにはシフとユーノから不満の声が上がるが、ライドウは彼女たちの健康と家族への配慮を理由に帰省を促す。最終的にライドウは学生たちの訓練を受け入れ、夏休みの活動を計画する。彼らはこの特別な機会を通じてさらに成長し、ライドウ自身も夏休みを充実させようと考えていた。
学園の夏休み中、司書のエヴァは閉架書庫でライドウに読んでほしいと考えている論文を探していた。エヴァは元貴族の才女であり、ライドウが読んだ本の記録から彼の興味があるであろう分野を予測していた。特に魔術分野やケリュネオンに関する情報、魔力の活用についての知識をライドウが求めていると見て、関連する論文や書物を探し出そうとしている。エヴァはライドウとクズノハ商会に大きな借りを感じており、金銭ではなく知識の提供を通じてその借りを返そうと考えていた。
エヴァはクズノハ商会との関係を深め、将来的に領地の復興を目指す自身の夢につなげたいと願っている。彼女はライドウの人柄や商会の可能性を高く評価し、容姿よりも中身を重視する価値観を持っている。このような価値観は、女神への信仰を失った者たちに共通するものかもしれない。
夏休みを過ごす学園では、エヴァのように自己の目標に向けて努力する者がいる一方で、ライドウに特訓を求める学生たちもいる。穏やかな夏休みの裏で、ライドウとエヴァ、そしてクズノハ商会にとって大きな展開が待ち受けていることが示唆されている。

8(アニメ第二幕10話)

夏休み中の特訓で臨時講師ライドウに指導を受けていたジンたちは、学園祭を前にして宿敵アオトカゲ君をついに撃破する。しかし、その勝利も束の間、ライドウの助手である識は彼らにアオトカゲ君の第二段階との戦闘を命じる。この新たな挑戦は、ジンたちにとって予想外の困難をもたらす。力と速さが格段に上がったアオトカゲ君の攻撃は、ジンたちがこれまでに経験したことのないレベルで、彼らの戦術を完全に破壊する。一方、別のグループでは、ミスラ、ダエナ、シフがアオトカゲ君ツヴァイと対峙していた。このグループも、ツヴァイの予想外の攻撃力に翻弄され、最終的には全員が撃破されてしまう。特に、ツヴァイからの予測不能な攻撃は、ジンたちがこれまでの訓練で培った技術や戦術を無効化し、彼らを絶望させる。この体験は、ジンたちにとってまさに地獄のような特訓となり、彼らの限界を超える挑戦を強いられた。しかし、この厳しい訓練を通じて、ジンたちは実戦における自分たちの能力と、さらなる向上の必要性を痛感することになる。
ライドウがジンたち四名のアオトカゲ君撃破を称賛する一方で、残る三人は悔しさを隠せずにいた。ライドウはその三人に対し、突然相手が強くなったことについて謝罪し、説明を行う。彼からの明かされた真実は、アオトカゲ君たちが本来の実力の一割程度で彼らと戦っていたこと、そして彼らが竜よりも強い存在であることだった。特に、アオトカゲ君ツヴァイは女性であり、誤った紹介による怒りが強化の原因だったと告げられる。学生たちはこの事実に驚愕し、さらにライドウからの詫びとして、再戦の機会を求める。ライドウは当初の予定を変更し、学生たちの熱意に応え、ミスツヴァイとの再戦を許可する。この決断は、学生たちにとって新たな挑戦の機会となり、ライドウの夕方の予定にも影響を及ぼすことになる。
ゴテツでの食事後、ライドウと彼の講義を受ける学生たちは別れの言葉を交わし、学生たちは寮へと帰路についた。ライドウは彼らを見送った後、識と共に商会へ戻ることを決める。この間、識はジンたちにレベルアップのための迷宮探索を勧めていたことが明らかになり、ライドウはそれを承知していた。レベルに頼らず実力をつけるというライドウの方法は学園の主流とは異なるが、彼は学生たちがレベルアップを通じて自信をつけることを望んでいた。識は学生たちに適切な場所を紹介し、ライドウはエリスを保険として学生たちの後ろにつけることを提案する。彼らの交流は、学生たちの成長と共に深まっていく。
アベリア
アベリアは、ロッツガルド学園でのライドウ先生の講義を受けて以来、レベルをほとんど上げていなかったが、講義のおかげで実力は明らかに向上していた。彼女と仲間たちは森でレベルアップを目指し、以前は苦戦していた魔物たちを容易く倒すことができるようになっていた。しかし、湖畔で竜と遭遇し、咆哮によって全員が動けなくなる。そこへ、白いパーカーを着た小柄な人物が現れ、魔法で竜を倒し、去っていった。アベリアたちはその人物の正体や目的が分からないまま、この夏の出来事を決して忘れないだろうと感じていた。

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9(アニメ第二幕13話)

ロッツガルド学園の夏休みが終わり、学生たちは後期の授業を再開するが、すぐには通常講義が始まらず、学園祭の準備期間となる。学園祭は一週間に及び、研究発表や実技の大会などが行われ、リミア王国やグリトニア帝国からも多くの来場者が訪れる大規模なイベントである。この期間、主人公は講義を行わず、自身のやりたいことに時間を割く。商会関連の業務や、ルトというドラゴン様で冒険者ギルドの長でもある変わった友人との交流、新人教育の計画などに忙しい日々を送る。商会では亜人の雇用も進められ、ルトは商会の手伝いを申し出るが、主人公は忙しさを理由に断る。最終的には、学園祭の準備に向けての忙しい中、エリスという従者に注意を促し、ゴテツという店での夕食を楽しむために出かけることになる。学園祭を前にして街は活気づき、主人公はこの世界に来て一番の人出を経験することになると予感しながらも、自分自身の成長に自信を持ち始めている。

10(アニメ第二幕13話)

ロッツガルド学園都市では、一大イベントである学園祭が近づき、街が賑わいを見せている。この中で、ライドウは自身が経営するクズノハ商会に神殿の準司祭からの訪問を受ける。準司祭は、クズノハ商会が扱う薬の効能が高すぎるという噂について話し、解毒薬と傷薬の製法を神殿に明かすことを提案する。この提案には、薬の安全性を検証するという名目があったが、同時に神殿での販売も見込まれている。
ライドウは、この提案を受け入れる。彼はクズノハ商会で扱う薬の製法が普通だとしても、特定の材料の調達や調合の難易度により、神殿でも同様の薬を作ることは容易ではないと考えている。また、ライドウはこの機会を利用して神殿内の情報を得ようと考え、準司祭のシナイとの約束を受け入れ、翌日神殿を訪問することにする。
一方で、エヴァからは神殿の人間が学園祭を前に出世のために動いているという話を聞き、ライドウは学園祭に対する周囲の期待と自身への誘いについて考える。学園祭では、彼が指導してきた学生たちが自らの成長を披露する場となり、ライドウ自身も従者たちと共に祭りを楽しむ予定である。

11(アニメ第二幕13話)

ロッツガルド学園祭の日、ライドウは神殿を訪れ、神殿の準司祭シナイと対面する。彼は、自身が経営するクズノハ商会が扱う薬の効能が高いという評判を耳にし、解毒薬と傷薬の製法を明かしてほしいと求めていた。ライドウはこの提案を受け入れ、神殿での技術公開を行うことになる。神殿に到着したライドウは、女神を奉る場所にしては意外と普通の建築様式に安堵する。神殿内では、ライドウの従業員である識が薬の製法を説明し、実演を行う。一方、ライドウはシナイと世間話を交わし、その過程でツィーゲのレンブラント商会との関係や、彼が学園で臨時講師をしていることなど、自身の経歴や背景について話をする。シナイは、レンブラント氏の印象を改めるべきかもしれないと考え、信仰心の薄い守銭奴という先入観が誤解であったことを認める。この訪問では、ライドウが神殿との関係を築きながら、自身の事業や活動について詳しく説明し、神殿側の理解を深めることに成功する。また、神殿からはライドウの言葉を奪った呪病に対する協力の申し出もあった。このやり取りを通じて、ライドウは神殿との新たな関係を構築する一歩を踏み出すことになる。
ライドウと識が神殿を訪れた後、シナイと数人のヒューマン、そして司教は隣室で話をする。ライドウたちについての調査結果が報告され、識は非常に強力な魔力を持ち、ライドウに関しては魔力も思考も読み取れなかった。これにより、彼らが想像以上に強力な存在であることが明らかになる。
司教はライドウたちを単なる商人として見るのではなく、潜在的なリスクまたは利益をもたらす存在として警戒するよう指示する。また、クズノハ商会が提供した薬の製法は素晴らしく、材料費を除けば神殿でも作成可能だが、原価や成功率を考慮すると市場価格での販売は不可能であることが分かる。ライドウたちが自力で材料を調達し、低価格で高品質の薬を提供していることから、彼らの商法の独特さが浮き彫りになる。
司教は、ライドウたちを直接利用することに慎重な姿勢を示しつつも、彼らの技術や商品には一定の価値があると認め、特定の条件下ではその利用価値を探る余地があると示唆する。クズノハ商会への直接的な干渉を避け、他の派閥に情報を流さないよう指示するとともに、戦争の前線など特定の状況下での利用を検討するように言う。
この会議から、クズノハ商会とその背後にあるライドウと識の真の力が神殿内部でも注目され、その取り扱いには極めて慎重なアプローチが必要であるという共通認識が生まれる。

店の閑散とした時間帯に、ライドウと識が店内でのんびりとしていた際、店の従業員や常連客たちが楽しく会話している様子が描かれる。この時間は、ほとんどの商品が売り切れており、特に忙しくはない。ライドウたちは、従業員たちがお客様と楽しく会話していることを見て、少し驚く。特に、エリスという従業員がお客様との会話で余計な情報を話しかけそうになったところを、識が適切に対処する。その後、ライドウはアクアという従業員にバナナミルクを作ってあげる。アクアはこれを非常に喜び、ライドウと識は従業員たちに対する説教の準備をする。しかし、その前にライドウはエルドワの従業員に代わって配達をすることを申し出る。配達を終えたライドウは帰路につくが、突然複数の敵意を持った者たちに襲われる。中には以前戦ったことのある暗殺者も含まれていた。ライドウは彼らを簡単に倒し、最後に残った学生には記憶を曖昧にする魔術を使用してその場を去る。ライドウはこの日の出来事を経て、亜空に帰ることを決意する。

12(アニメ第二幕13話)

ライドウが巴と再会し、彼女が亜空での気候調査に成功し、有力な候補地を見つけたことを報告する場面から始まる。この候補地は、魔族の支配領域内にあり、近くには魔族の砦も存在するため、ライドウは安全に関して懸念を抱く。巴は、魔族の砦を「掃除する」という表現で攻撃の意志を示すが、ライドウはその危険性を懸念し、慎重な判断を求める。
また、ライドウは巴の提案に対して検討を約束するものの、即座の行動を控えるように言う。巴が持ち帰った地図に基づく気候調査の成果は、日本の四季と非常に似ていることが示され、ライドウはその情報量の多さに感心する。
その後、ライドウはモンドを訪ね、森鬼の移住計画について話し合う。モンドは、ロッツガルドでの仕事や新メニューの提案に興味を示し、ライドウは彼らの移住を前向きに検討することを示す。しかし、エリスの振る舞いについての議論では、モンドが提案する「反省の拳と戒めの蹴り」という方法に、ライドウはどう対応すべきか戸惑う。

13(アニメ第二幕13話)

主人公が学園祭の準備で忙しく、翌朝寝坊してしまう。窓から差し込む強い光を見て慌てるが、身支度を整えて店に下りると、店内はすでに多くの客で賑わっていた。識から昨夜の準備作業を褒められつつ、店が忙しい状況を伝えられる。寝坊した自己嫌悪と、識との努力を感謝される。店では亜人の従業員が働いており、外ではライムとエルドワが列の整理をしている。識は、行列が出来るほどの盛況ぶりと、商品が急速に売れていることを報告。特に傷薬が好評で、口コミによる効果を実感している。在庫管理や追加生産についても議論し、ゴルゴンが製薬に向いていることが分かる。店の成功の一方で、亜人従業員に対する差別的な発言があったことが明らかになる。識はこれをうまく処理したが、主人公は差別に対する不快感を露わにする。識は店内の売り切れ商品の対応策として、整理券や金券の配布を行っていると説明する。最後に、主人公は店の裏口でローレルという国の名を聞くが、忙しさのため深追いはせずに日の行動を開始する。このシーンは、主人公の日常と店の盛況ぶり、そして社会の差別問題に軽く触れつつ、物語の進行を示している。

14(アニメ第二幕13話)

湯豆腐や水炊きなど、和食に近い料理を楽しんでいる主人公たちの様子が描かれている。忙しい時期にも関わらず、ゴテツという場所が予約を受け入れてくれたことで、従業員と共に飲み会が開催されている。巴は和食の再現に対する情熱を熱弁し、日本酒を用意できなかったことを悔やんでいる。一方で、澪は多種多様な鍋料理に興味を示し、今後の料理作りへの意欲を見せている。
識は、クリームとマヨネーズの組み合わせについて考えており、主人公はその発想に苦笑いを浮かべる。食事を運んできたルリアは、店が大盛況であることを伝え、エヴァが厨房で手伝っていることを明かす。巴と澪は、学園祭を十分に楽しんでおり、特に澪はローレル国の魚料理に興味を持つ。
主人公は、巴と澪に学園祭を存分に楽しんでもらいたいと思っており、試合の観戦は皆で行くことを提案する。翌日はレンブラント氏と一緒に姉妹の発表を見に行く予定があり、主人公は寝坊できないと心に決めている。周りの皆が楽しみながら飲み食いしている様子が描かれ、主人公も限定メニューに挑戦することを決意する。
ステラ砦への再攻撃が迫る中、リミアの王と第二王子は、帝国の勇者と皇女リリの動向について話し合っている。帝国皇女リリの不穏な動きと無断入国の痕跡が報告され、その対処が議論されている。ロッツガルド学園祭に帝国皇女が出席する目的は、学園都市への表敬訪問と人材発掘であるが、リミア王国はこれを建前と見なし、帝国の真意を探ろうとしている。
リミア王国では、大貴族が権力を握る状況があり、改革が必要であるにもかかわらず、魔族との戦争と並行して行うには大きすぎる問題となっている。王は、帝国の動向を牽制し、本意を探るため、自らロッツガルド学園祭に出席する決断を下している。
その後、ローレル連邦の使節と会談が行われ、巫女の返還を求められるが、王は巫女が自らの意思で勇者と共にいることを強調し、ローレル連邦の要求を拒否する。会談は、両国間の理解を求める方向で終了するが、リミアの王は、帝国への牽制と内政の改革、魔族との戦争という複雑な課題に直面しており、国の未来に思いを馳せている。
従者たちと共にゴテツでの宴会を楽しんでいた主人公は、酒に酔った仲間たちが店内で騒ぎを起こしてしまう状況を目の当たりにする。特に巴や澪、識は酒に強く、普段からよく飲むが、この日に限って異常なほどに酔ってしまい、周囲に絡み始めた。店内で起こるトラブルを速やかに鎮圧した後、さらには自分たちが絡み始めるという事態に。ゴテツの店主からは、騒ぎを収束させて帰るよう促される。
主人公は、この騒ぎで恥をかかせたことを詫び、通常より多めに支払いをしようとするが、店主は次回サービスを提供することで応じる。結局、主人公は酔っ払いたちをなんとか連れ帰ることに成功し、学園祭の初日が終わる。夜風に当たりながら、翌日の目覚めに一抹の不安を感じつつ、その日の出来事を振り返る。

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15(アニメ第二幕14話)

学園祭二日目に、レンブラント氏と共に礼法などの評価会に出席した主人公は、彼の護衛兼案内役を務めていた。レンブラント氏は、商会の業務を担当しているモリス氏が不在のため、主人公に同伴してもらう形となり、この場所での振る舞い方に疎い主人公にとって、レンブラント氏のおかげで多くの商人や貴族との交流が可能となった。レンブラント氏は、奥様との再会を喜び、二人はともにパーティを楽しむ。その一方で、主人公は壁際でレンブラント姉妹とアベリアの様子を遠目に見守りつつ、自分の身長や立場について考え込む場面があった。ダンスが始まり、主人公は踊りに参加することなく、静かな場所を求めて移動を開始する。その時、異様な雰囲気に気づき、ルトである可能性に思い至るが、実際には見知らぬ女性が護衛を連れて主人公に接触してきた。女性は主人公と話をするために近づいてきたのだった。

16(アニメ第二幕14話)

主人公は学園祭の二日目、ローレル連邦からの女性、サイリツに連れ出され、彼女と話をする。サイリツは主人公の看板に使われている漢字(賢人文字)に興味を持ち、彼を賢人、すなわち異世界人ではないかと推測する。ローレル連邦では賢人文字を知る人間が限られており、その文字が主人公の店の看板に使われていることから彼女は主人公に接触した。主人公は、自身が異世界から来たことを認めず、サイリツとの間で賢人についてや漢字に関する話を交わす。

サイリツは、ローレル連邦で巫女様とカムロの世話をする立場にあり、ローレル連邦では賢人が尊敬され、民間に広くその名を借りた名前がつけられる風習があることを説明する。さらに、彼女は主人公に対し、彼が賢人ではないかという疑問を持ちつつも、勇者たちも賢人ではないかという話題を持ち出す。しかし、主人公は自分の意見を述べることを避け、彩律は会話を終える。
サイリツは、主人公の看板に記された漢字について賞賛し、彼が賢人文字に詳しいことを指摘し、再会を望む言葉を残して去る。主人公は彼女の去った後、学園祭がまだ始まったばかりであり、これから先何が起こるか予測できない不安を感じながらダンス会場へと戻る。

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EXTRAエピソード亜空移住最終面談(アニメ2期7話)

亜空、霧の都市は、深澄真のもと、荒野から移り住んだ種族によって構成されているが、総人口は千人にも満たない。真は亜空の人口増加を望み、勧誘活動を行っているが、適合する種族は少ない。ハイランドオークの女性エマは、真の秘書として亜空の管理を担い、移住希望の種族との最終面談を真に提案する。今回、エマは移住可能な三つの種族との面談を準備し、真に報告する。真はエマの案内で、翼人という種族の代表者と面談を行う。翼人の長であるカクンとその補佐ショナは、亜空への移住に興味を持っている。真は彼らに亜空への移住に関する質問をし、その後彼らからの質問を受ける予定である。面談は真と翼人代表者の間で行われ、エマはその様子を見守る。
翼人の族長カクンとその補佐ショナは、真との面談後、その砕けた態度に疑問を持ちつつも、提案された移住条件の良さに驚く。面談では、彼らの独立性を認める寛大な条件が提示され、予想外の好条件に拍子抜けするほどであった。翼人は、亜空への移住にあたり、重い負担や隷属的な扱いを覚悟していたが、実際には衣食住が保証され、交易、学習の機会、高レベルな訓練などが約束されるなど、期待以上の待遇が用意されていた。移住が合格とされ、翼人三百余名は五日後に亜空へ移住することになり、二人は亜空の実情を自分たちの目で確かめることになる。
真は、目隠しをした二人のゴルゴンと面談を行い、彼女たちの特殊な能力、瞳で見た者を石化させる力について理解を示す。ゴルゴンは自分たちの能力による不便さを説明し、特に石化能力がコントロールできないことから日常生活に多大な影響があることを話す。真は自身とエマが石化の影響を受けないことを確認し、ゴルゴンの能力に対処する方法を提案する。具体的には、石化能力を制御する眼鏡やコンタクトを作成することで、彼女たちが普通の生活を送ることができるようになると説明する。また、ゴルゴンの種族が女性のみで構成されているため、繁殖には男性が必要であるが、真はその点についても理解を示し、適切な対処を約束する。真はゴルゴンの移住を歓迎し、彼女たちが亜空での新しい生活を始めることを承認する。面談は和やかに進み、ゴルゴンの二人は亜空への移住が決定する。
ゴルゴンの二人は真との面談後、待機用の部屋で亜空への移住について歓談している。彼女たちは、真が瞳の能力に対して理解を示し、さらに普通の生活が送れるよう手を尽くすと約束したことに感動している。これまで身に纏うものが自分たちの髪で編んだ布だけであったが、亜空に移住することで普通の服を着ることができるかもしれないと期待している。また、戦闘訓練にも興味を示し、早く移住したいと願っている。しかし、彼女たちの移住にはちょっとした問題が予想される。外見で異性を選ぶ余地がなかったゴルゴンが、亜空に移住することで、他種族の男性との関係に何らかの変化が起こる可能性がある。真が自由恋愛や要交渉など曖昧な発言をしていることが曲解されなければ問題はないが、何かが起こった場合、それは真の自業自得となるだろう。ゴルゴン二百名弱が亜空に移住することが決定している。
最後の面談相手である小さな妖精、自称アルエレメラは、真とエマとの面談で、自らの能力を誇るものの、その振る舞いが非常に無邪気で落ち着きがない。彼らは自分たちをフェアリーより偉い存在と主張し、妖精と精霊の中間に位置づける。しかし、真が彼らを子供のように扱い、甘い判断を下したことで、エマの怒りを買う。
エマは、彼らの稚拙な態度に対し、真に強く反対し、アルエレメラが亜空に移住することを許容できないと主張する。彼女はアルエレメラを一つの成熟した種族として扱い、その代表がこのような無礼な振る舞いをすることに強い不満を示す。その結果、真はエマをなだめようとするが、エマは彼らに対してさらに厳しい要求を突きつけ、現在の危機を乗り越える能力を見せることを要求する。
最終的に、エマの怒りは収まらず、真はアルエレメラを森に帰すよう指示する。この珍しい光景は、エマが種族の王としての責任を果たすことを強く要求し、真が彼女を落ち着かせようとする様子を描いている。
その夜、真は従者たちとの食後の団欒を楽しんでいた。面談の結果、ゴルゴンと翼人の二種族を亜空に迎え入れることになった。識はゴルゴンに対応するため、ドワーフと協力して眼鏡とコンタクトレンズを作ることを提案し、巴は翼人の訓練メニューを考案することになった。しかし、巴からは澪が変わった種族を通したことに対する苦言が呈された。
澪は真に自ら作ったマヨネーズを使った野菜スティックを勧め、真はそれを懐かしく美味しいと絶賛する。識もマヨネーズを試し、その味わいに好感を示す一方で、巴は近々出来る味噌の方が優れていると主張するも、マヨネーズの味を認めざるを得ない状況になる。
このやり取りの中で、新たな住人の迎入れに向けての準備やそれぞれの従者の取り組みが描かれ、亜空が成長していく様子が描かれている。澪のマヨネーズに対する評価や、それを取り巻く従者たちの反応からは、亜空の日常生活が豊かになっていくことが伺える。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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